食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

Isa Chandraさんのブラックビーン・バーガー

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こういう、料理人がどーんと表紙に出てる系のクックブックって見てる方が照れるというか、私はなんとなく避ける傾向にあるんですけれど、友達の家に置いてあって、娘さんがヴィーガンだから色々な本を参考に色々面白いものを作ってくれるっていう話を聞きながらパラパラめくらせていただきました。

 

やっぱりね、毎日帰宅後ちゃちゃっと作るものってだんだんマンネリしてきますし、たまにはこういうのを参考にしてみようと。笑

 

IsaさんはViganomiconの共著者でもあり、いくつか気に入ってるレシピを発表してくださってる方ですので、ご本人の写真が出てるからって避けることはあるまい。笑

 

 

この日試したのはIsland Black Bean Burgers with Nectarine Salsa というもの。 Nectarine Salsa抜きで。笑

本に載ってた写真はこちらです。

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この、サルサ部分は抜きで、いつも通りに玉ねぎとトマトとピクルスを挟んで食べました。 

 

私が作ったのはこちら。

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出来上がりは食べてしまったので写真なし。笑

これは調理前の状態ですが、妙に黄色いのはターメリックを入れたせい。

レシピでは「ジャマイカン・カリーパウダー」とあったのですが、カレー粉は持っていないので、、カレー粉によく入っているスパイス類を適当に調合し、ジャマイカンな雰囲気のを出すためにジャマイカン・オールスパイスを入れて見ました。

 

レシピにはコリアンダーの葉っぱを使うとあったのですが、買い出しに行った先でコリアンダーの良いのがなかったため買わず、代わりにパセリを刻んで入れ、コリアンダーシードをフライパンで炒って粉砕したものをたっぷり入れて見ました。

 

という次第で、レシピを見ながら作ったと言いつつ、私が作るものは毎回ちょっとオリジナルに忠実ではないため、本当のところはわかりません。笑

写真では茶色っぽいバーガーですけど、ご覧のように私のは黄色っぽくて、これ、焼いたからって色が茶色くなりはしませんからね。

 

ジャマイカン・カリーパウダーがやっぱり味噌なのか。

 

作る前に調べずに今調べても遅いんですが、レシピを発見しましたのでこちらに貼っておきましょう。

www.africanbites.com

オールスパイスは正解でしたが、クローブとかフェヌグリークシードとか入れてませんでした。

 

私の作ったのも十分美味しかったですけどね。

 

この本にはフライパンで片面何分、、と書いてありましたが、うちはバーガーはBBQで焼きますので、まとまりの悪いパティだとグリルの上でボロボロっと崩れてしまったり、ひっくり返す時に壊れてしまったりするのですが、このレシピはまとまりも良く、ひっくり返しても丸いパティの形状が崩れず、優秀でした。

 

 次回はジャマイカン・カリーパウダーのレシピに忠実にやって見たいと思います。


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カリカリ豆腐グレイビーご飯とOka散歩

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アジア系グローサリーがうちの近所から撤退して以来、日本風の柔らかい豆腐はとんとご無沙汰なのですが、トーフは今や一般的な北米スーパーには大概どこにでもおいてありますので、たまに夕飯に登場します。

この日のカリカリ豆腐グレービーご飯は、角切りにしたfirm豆腐をごま油でカリカリっと表面をこんがりさせておき、好みの野菜、トマト、などなどと炒め合わせてココナッツミルクを入れ、ブロッコリのふさとカリフラワーのフサを後から加えて火を通したものです。

ここに入れた野菜は全てこの日の冷蔵庫に残ってて、そろそろ使い切らなきゃなー、というもの。

豆腐を炒めた後、野菜を入れる前にスパイスの粒状(こなじゃないもの)を炒めてはぜておくと香りが立って美味しいです。

 

 

Okaの町と州立公園をご紹介 

北米には、日本語話者にとって耳なじみの良い地名があちこちにあります。

カナダにも Toronto とかOttawa とか Kanesatake とか。

母音で終わるパターンが多いかと。

そしてわが町の近所にも、Oka というところがあります。

そう、「おか」です。

 

こういう地名は元々ネイティブの人々、いわゆる地元原住民の人々が使っていた地名をアルファベット表記にしたもの。(カナダの英語ではインディアンという表現は差別用語なので使用しません。フランス語では何気に使われてますけど。笑 あと、アメリカではどうなのかは存じません。)

 

というわけで、我が家からだと車で小一時間、自転車だと2時間ほどの小さな町、Okaに遊びに行って来ました。

 

 

町だけだと徒歩5分で終わってしまうので、Parc National d’Okaにある小さな山(いやむしろ丘か、、あ、ダジャレのつもりは毛頭ございません、本当です)でハイキング。

 

ルートの正面から入って頂上まで行くと、健康な人の足なら1時間ちょっと、裏側から入って長い道を選ぶと2時間くらい、という、どちらにしても小規模で家族向けのトレイルです。

 

道路を隔てて湖側へ行くと、湿地帯や平らな森林の中を行くトレイルもありますがそちらはもっと短くてしかも湿地帯で蚊をはじめとする虫に襲われるので私はあまり好きではありません。

虫が大量発生する五月6月頃は避けるのがベストかと。

年によって春のくるのが遅かったり雨が多かったり少なかったりで虫の多い時期も若干ずれますので行く前に御調査ください。

 

写真は「頂上」からの眺めですが、山頂から望んだ風景には見えません、、、だって、山っていうほど高くないし、、、。

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この景色を見ながら汗を拭いていると、後ろから登ってきた家族連れのお母さんが大げさにはっと息を飲んで「おおお、美しい!」と。笑。

息をのむほど美しいとは思えないですけどね。笑

 

 

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本来山頂といえば一番標高が高いところですが、この公園内のハイキングマップで表示される「山頂」は、麓から山頂まで続くメインの経路沿いに建っている、カソリックの寺院によくあるあのキリスト誕生からの物語を12枚の絵で綴る、あれが祀られている小屋の最後の一軒が設置されている場所。

 

こんな感じの絵が一枚ずつ祀ってある小屋が12軒。

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ヨーロッパとか、北米でも普通に真面目な大聖堂とかで見るものはもっとクラッシックな油絵とかステンドグラスですが、ここのは、なんというか、現代的というか、人々がまるっちくて漫画っぽいように思えるんですが。

 

ケベックは最初に入植したのがフランスからの移民。

そのためカソリックの勢力も強く、原住民たちに親切に助けてもらっていたのにヨーロッパから持ち込んだ伝染病を移してしまい原住民の集落が全滅になったり、residential school問題があったり、と、大変迷惑な歴史がありますが、このOkaの土地はケベックがカソリックと決別した60年代以降までは大きな修道院があり、修道士たちが作るOkaチーズは今でも地元の美味しいチーズとして知られています。

 

Okaのすぐ隣にはネイティブの集落があり、カナダ連邦政府の政策により税金や狩猟の権利などに関する待遇が若干異なるネイティブたちが非・ネイティブの喫煙者にタバコを安く売りこむ売店がずらずら並ぶ悲しい街道があります。

 

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この日、この小屋の周辺はロープで囲われて立ち入り禁止になっていました。

ミツバチを保護するためのようです。

 

州立公園なのに、この公園はParc National d'Oka なんです。

カナダの他の州でナショナル(国立)パークといったら連邦政府が管轄している公園ですが、ケベックでは独立運動の名残もあり、州の管轄の公園もナショナル・パークです。

それはいいんですが、このナショナル・パーク、ケベック州内に何箇所もあって、景色の良い素晴らしい自然の中でキャンプしたりハイキングしたり、冬はクロスカントリー・スキーができたりしてとても良いのですけれど、いつの間にやらSépaqという民間企業に運営が任されたようで、管理のやり方が、、、酷い、、、。

入園料、施設利用料、駐車料金、などなど、峠の山賊に身包み奪われるのかと思いますよ毎回。

 

しばらくSépaqを避けていたので、ついうっかり忘れてこの日はOkaに行ってしまいましたが、、、まあ、夏場のハイキングの料金はそこまで高くないみたいでしたけど、、それでもあの規模であの値段、あれはやっぱり酷い、、。

 

気を取り直して丘の散歩の後は入場料のかからない普通の町へ散策へ。

 

町って言っても大したものではないのですが、教会と、コミュニティーセンターの敷地内でマーケットが開かれていたり、対岸へのフェリー乗り場や湖を望むテラスのあるレストランがあったり。

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対岸から到着したフェリーから降りてくる車。車が降りた後はモーターサイクル軍団が、そして次に自転車の人たちが降りてきます。

 

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空っぽになったフェリーには、今度はここにずずいっと待ち構えている車、モーターサイクル、自転車、が順番に乗り込み、対岸の町へ向けて出航するのです。

 

 

国際的に知られた観光地でもなんでもないので、大したことはないんですけれども、私も夫もこのフェリー乗り場で車が乗り込む所や降りてくるところを眺めたり、水上を走るボートを見たり、そういう平和な時間を過ごすのが結構好きで、日本から遊びにきた家族や友人を連れて行くのですが、皆さん割と喜んでくれます。

 

乗り物ではボートが一番好きです、、って小学生かっ。


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久々のヴィーガン・スクランブルエッグと今年もリス対策

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久々に日曜の朝ごはんにトーフ・スクランブルを作りましたよ。ブラック・ソルトを入れて卵っぽさ満点。

 

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私は欧米式の朝食のおかず同士がくっつくのが嫌いなのですが、夫は無頓着。ベークドビーンズの甘塩っぱさとトーフ・スクランブルの味と、混ざると嫌ですよね。

 

 ブラック・ソルト入りのトーフ・スクランブルのレシピはこちら。

casse-pied.hatenablog.com

 

 

畑のリス対策

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猫とアライグマよけの柵と、リスよけのネットで完全防備体制になった我が家の畑其の二です。もう一方の畑はリスが好むものはないのでネットなし。後方の白いピケット・フェンスは畑の柵ではなくて、お隣との境界です。笑

 

 

 

八月になって、やっと庭のトマトに実がついてきました。

りんごの木にも今年は去年より多くの実がついていまして、まだまだ小さくて青いんですが、早速リスが一個とって味見して「酸っぱすぎる!」と吐き出して散らかしたものが庭のテーブルに散乱してました。

 

トマトもリスの好物。

奴らに食べられてなるものか。。。。。

 

いえね、沢山なってたら一個くらいあげてもいいんですけれど、彼らはちょっとかじったら残りをぽいっとその辺に捨てて、また次の日に別の実を一口かじってポイっと、、、分けてあげたくない食べ方をするんですよ。

 

というわけで、毎年トマトなどリスの好物には網をかけ、奪われないように工夫しております。

 

トマトなど畑のものは比較的楽なんです。

ネットを被せればいいので。

強いて言えば、かぶせたネット、私が実をもぎに行くときや雑草を取りに行く時には邪魔にならないようによけるわけですが、その作業がいちいち面倒だったり網が破れてしまったり私が転んでしまったりしないように、かぶせ方にも毎年工夫が加わって行くのです。

だからやっぱりちょっと面倒ですね。

リスさえいなければこんな面倒なことしなくて済むのに、、、。

 

 

そして、りんごの木、これはもう私や夫の身長より高くなってしまった木にネットをかけるといってもなかなか大変で、しかもネットをかけてあるのになぜかりんごを奪われることはやっぱりあって、もうね、攻防戦、負け気味です。

 

この週末には畑のネットの支度をやりましたが、りんごに関してはちょっとやる気が出なくって、今の所無防備なまま。

 

友人の畑にはウサギが来るらしいんですが、リスはこないようで、柵だけ作ってれば大丈夫らしく、とても羨ましい。

街中の住宅街に住んでいる友人宅には、リスが来ることもあるらしいんですが、うちの界隈のリスほど図々しくないみたいで、気にならないようす、これも羨ましい。

いや、もっと言えば、すぐお隣の、白いピケット・フェンスの向こう側のご近所さんは、リスの害がないんですって。

すぐ隣なのに、、、そんなのありですか?

 

 

ちなみに、ケールも狙われるんですよね。

以前、若い葉っぱをごっそり食べられたことがありますので、今年も柵の中で作ってますが、先日葉っぱが数枚柵の外に散乱してまして、(網で張り巡らす作業する前の)柵の中に取りに入れたってことは、リスの仕業か、と。

 

週末には柵の上をぐるっとネットで覆いましたので、今後はリスも入り込めないはず!

 

うちのリスはネットを食い破って、、はまだやったことありませんが、友人宅の周辺のリスギャングはネットも食いちぎって入ってきてトマトとか食い散らかしていくそうです、、、恐ろしや。 


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食器洗い洗剤に求めるもの

衣類を洗うときの洗剤は自分で作っています。

と、前回のブログに書いた通りですが、では他の洗剤類はどうしているのか。

 

チルルさんが「この洗剤は食器にも使えますか」と質問をくださったのがきっかけで、洗剤について考えて見ました。

 

 

環境への負担が比較的軽い洗剤とは

 

我が家では、現在の家に引っ越してきた2006年から、洗剤各種、コーヒー豆、オイル、ヴィネガー、その他諸々は、地域のエコロジー関連事務所のÉco Quartierで買っています。

市がバックアップしている、環境に良い活動を促進する窓口、て言う感じのところで、コンポストやリサイクルの容器とか春秋の落ち葉やなんかの回収用の巨大紙袋とか、そう言うのを市民に届けてくれる事務所でもあり、そこへ行くと、上記の商品の「エコでフェアトレードなもしくはローカルなもの」を販売しているのです。

 

 

 

ケベック州に住んで、オンタリオの田舎の湖で夏を過ごすようになって以来、湖の水質汚染にも敏感になっていました。

洗剤に含まれる成分が湖の中に流れていき、、、、藻が異常発生したり、水が汚くなるのを目の前で目撃して、こんな水で泳ぎたくない、、、と強く感じたのです。

 

そう言う次第で、「環境保護のために害の少なめなものを扱う地域の団体」をサポートしつつ、自分も害の少なめのものを使う生活が徐々に始まりました。

 

洗剤の買い足しは、店先の大きなタンクについてる蛇口からグイーッとゆっくり液体が出てくるのを持参した空き瓶に補充して、時間がかかっていちいち面倒くさい作業でしたけど、こう言うものを提供してくれている地域の団体をサポートしたいと言う気持ちで続けていました。

 

でもね、バルク洗剤って、自分はゴミを出すことにならなくてすみますが、こう言った液体洗剤類を扱う店頭にある巨大なボトルというか樽、これもプラスティック製。

これが空っぽになった時、空の樽は「リサイクル」という扱いで捨てて、新たに中身の入った樽が補充されるのではないかと思うのです。

てことはやっぱりプラスティックゴミは排出されるわけです。

 

だからやっぱりできれば、洗濯だけでなくて、あらゆる洗剤類は自分で作った方がプラスティックゴミは減らせるのではないかな、、、。

液体洗剤の場合、ですけれど。

 

液体洗剤、うちにあるのは、洗濯用と食器洗い用のみ。

 

市販の洗剤類が登場する前は人々はどんなもので洗っていたのか

今回のチルルさんのご質問で、はてさて、皿洗いを体用の石鹸や洗濯用の洗剤でやって何がいけないのか、、と考えました。

 

ちょっとググってみたところ、市販の洗剤はやはり強烈な添加物や衣類を白くする蛍光剤などが入っているようで、こう言ったものが万が一濯ぎ残しがあった時に人の口に入ってしまうと危険だと言うことで、皿洗いに利用するべきではない、と言う記述をちらほら見かけました。

自分で作る洗濯洗剤にはBorax が入っていまして、これも口に入れるのは良くない薬品なので、Boraxを入れた洗濯洗剤は食器を洗う時には使うべきではないと言うことですよね。

濯ぎ残しって、そんなにあるのかなあ、、とも思いますが、人間の作業ですからないとは言い切れないですしね。

 

では、皿洗い用の洗剤、自作するとしたらどんなのがあるのかな、と調べたところ見つけたのがこのようなブログたち。

 

Low Waste Dishwashing and Laundry Soap – The Rubbish Trip

こちらのブログでは、固形のカスティーユ・ソープをお湯で溶かして皿洗いに使っていました。

カスティーユ・ソープとは、オリーブオイルと水酸化ナトリウムで作った昔ながらの石鹸です。

いろんなブランド名がついたものが出回ってますけれど、ブランド名に惑わされて不当に高い石鹸を買う必要はないですよ。

要するに、口に入るかもしれない洗剤だから、「保湿成分配合」とかそういう添加物満載の石鹸じゃなくて、シンプルなものを使えってことかなと思います。

 

 

洗剤がどの家の台所にも鎮座する現在とは違い、過去の台所にはどのような道具が存在したのか、、、といえば、、

 

justplainmarie.ca

 

重曹と、お酢、それに熱湯だそうですよ。

石鹸は口に入れたくないものだから、皿洗いには使わないものだったそうです。

 

こびりついた汚れなどを落とすときには、砂、これも使われていた様子。

そういえば昔、キャンプで使った食器や鍋には砂をかけてゴシゴシこすって、それから水をかけて洗ったことがありました。

 

食器の表面を砂でこすって汚れを落としたあと、重曹を溶かしたお湯を張った桶に入れてきれいに洗い、それを濯ぐのに別の桶に熱湯にお酢を溶かしたのを用意して、そこに食器を入れてすすぐ、、、と言う順序だそうです。

 

砂も、重曹も、酢も、口に入っても危険じゃありませんもんね。

砂って意外かもしれませんが、WHOも年間に小さじ一杯くらいの土を口に入れてしまうのは健康には問題ない、と言っているのですよ。

野菜にくっついてたりして、ちょっとした土や砂が口に入ることってありえますからね。

食器洗いで使った砂がすすぎきれずに残っていて、それが次の食事の料理にくっついて口に入るくらい、洗剤や石鹸が口に入るよりもマシ、、、と言うこと。

なるほど。笑

 

そう考えると、食器洗い洗剤を常備していなきゃいけないってことはありませんね。

砂を皿洗い用に常備する気にはなりませんが、重曹とお酢、活用してみてもいいかも。

うちは基本的に動物性食品を食べないので 、脂汚れもそれほどないし。

 

食器洗いを常にお湯で、となると肌がガサガサになりますから、手袋をつける必要が出てきますね。

うう、プラスティック製の手袋は使いたくないなあ。

お湯で食器洗いはそういう理由で避けていたんですけどね、トングか何かでつまみ出すかな。ちょっと工夫して見ましょう。

 

ついでに見つけたディッシュ・ウォッシャー用洗剤レシピ

我が家にはディッシュ・ウォッシャーはありませんが、職場では使っています。

職場のディッシュ・ウォッシャーに使う洗剤は、忌まわしき「ポッド」状の洗剤で、一回分ずつそのまま放り込めば良いのですが、これが一箱90個入りで30ドルくらいするんですよ。

これなんとかならないかな、と思ってたんですが、今回色々とグーグル活動をした折、ディッシュ・ウォッシャー用の自作洗剤のレシピも見つけてしまいまして、早速職場でも試してみました。

 

これ、良いですよ。

材料はどこの家庭の台所にもあるものばっかりです。

 

 

ディッシュ・ウォッシャー洗剤レシピ

 

材料

  • 重曹
  • 食器洗い用の洗剤(食洗機用ではなく普通の)

 

手順

レシピではディッシュ・ウォッシャーの洗剤用スロットの三分の一ほどを塩、残りを重曹で満たしたら、皿洗い用洗剤を三滴垂らして、あとは洗浄開始するだけ、と。

 

我が職場のディッシュ・ウォッシャーには洗剤用スロットはなくて、ただ洗うものを受けているラックの下に洗剤を投入しているだけなので、スロットのサイズを基準にしたこのレシピは使えないなあ、と思い、家庭用ディッシュ・ウォッシャーの洗剤スロットの標準サイズっていかほどか、、っと調べたのですがよくわからず、とりあえず調理用の計量カップの三分の一カップもしくは四分の一カップを使って、塩、重曹を入れ、洗剤を垂らして試しましたが、どちらのカップでも同じようにピカピカな食器が出てきました。

ディッシュ・ウォッシャーって高熱のお湯でガガーっと洗う部分がミソというか、それで殺菌もできてますし、洗剤が登場する前の昔の台所の皿洗いと似たような感覚で、十分にきれいになるって言う、そう言うことみたいですね。

 

 

 市販の洗剤にはゴチャゴチャと意味不明なものが入りすぎですよ、ほんと。


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今年も手作り、洗濯石鹸2018

プラスティック・フリーとまではいかなくても、なるべく無駄にするプラスティックを減らしたい、、、、

という発想ではなくて、市販されてる洗剤の香料のきつさについていけず、香料が添加されていない商品を探し出せなかったことから始まった私の自作洗濯石鹸。

 

結果的に洗剤が切れるたびにプラスティックのごっついボトルに入った液体洗剤を買う必要がなくなったので、プラスティックの使い捨ても減り、洗剤って結構な値段しますから、その出費もなくなり、臭い香料が服に染み付いて嫌な気持ちになることもなく、win win situation とはまさにこのこと。

 

作るたびに喜んでブログに書いているところから推測すると、私はどうやらだいたい一年に一度作ってれば足りてる様子です。

 

うちは二人暮らしで、洗濯は基本的に毎週、洋服関連で二回、タオルなどで一回、シーツなどで一回、という感じです。

それで一年持ちます。

 

こちらが去年の、、、あれ、2016年の記事ですね、てことは去年は書いてないのかな。

2年持つってことは流石にないから、去年は書かなかったのでしょう。

casse-pied.hatenablog.com

 

今年も基本的には同じレシピですが、大雑把なので、去年とはまた若干濃度とかそれぞれの材料のバランスが違っていることでしょう、、、でもそんなに変わりませんから大丈夫。

 

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材料と道具を並べてみました、、あ、鍋が入ってないし、スケールは使ってないですけど。笑 左の白っぽいボトルは大昔買った洗剤ボトル、右の白い角バケツは食品用の保存バケツで15リッター入るもの。

 

手作り液体洗濯石鹸

材料

  • 石鹸 125グラムほど
  • Borax ホウ砂 Na2[B4O5(OH)4]·8H2O 1USカップ
  • washing soda 炭酸ナトリウム Na2CO3 1USカップ
  • 水道水のお湯 10から15リッターほど

 

道具

  • 二リットルくらい入れて余裕のある鍋(火にかけて削った石鹸を溶かします)
  • 取っ手の長めなスプーン (かき混ぜる)
  • ハンドミキサーもしくはエマージョンブレンダーのようなものがあると尚良い
  • 15リッターくらい入る大きめなバケツ
  • チーズグレーター
  • 計量カップ 

 

手順

  1. 大きめの鍋に水道水を二リットル注いでおく
  2. チーズグレーターで石鹸を125グラムほど細かく下ろす
  3. 下ろした石鹸を鍋に入れ、火にかけてゆっくり溶かす
  4. とかしている間に大きなバケツにBorax と Washing soda を各一カップ入れ、水道の蛇口から出てくるお湯を7リットルくらい注ぎ、かき混ぜて溶かしてやる
  5. 鍋の石鹸が溶け切ったらバケツに注いで両方をかき回して混ぜる
  6. 合計15リッターくらいになるようにお湯を注いでやる

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石鹸を下ろすのが強いて言えば一番面倒な作業、、、あとはただただ混ぜるだけなので、大変簡単に出来上がります。

 

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緑の着色料が入った石鹸を使っているせいで、洗剤も緑っぽくなります。これは石鹸液とバケツに溶かしたBorax + Washing Soda が合わさったところ。

 

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このボトルは最後に使った市販の洗剤の空き容器ですが、ほら、オレンジの香り付きですね。青リンゴとかオレンジとかレモンとか、、、余計なもの入れる理由がわからない。笑

 

 

大量のお湯を鍋からバケツに、バケツから保存容器に、と注ぐのは結構大変なので、合計が15リッターにならなくても適当なところでやめておいても大丈夫ですが、あんまり濃いと保存するうちにジェルのようになってしまうようなので、ある程度薄めておく方が良いのかな、とも思います。

でもジェルっぽくなってもそのまま洗濯に使えます。

洗濯機の洗剤投入口の設計次第ではジェルっぽい洗剤を入れたら溶けきれないこともあり得ますので、そういう場合は洗剤をまた撹拌して液状に戻してやれば良いだけのこと。

透き通った液体とジェルっぽい部分に分離したこともあります。

以前はこういう状態の変化は溶かす時の温度のせいかな、とか色々考えましたが、実際には使用に問題はないし、市販品のように「安定剤」とかそういうものを入れてあるわけではないのでしょうがないものなんだと思うようになりました。

 

市販の化学薬品バリバリの強力な洗剤ではないので、油シミとかすごい汚れを落としたい場合はこの洗剤だけではなくて、シミ抜き効果のある別のものも利用する必要があると思います。

 

 

香料の入っていない洗剤に慣れると、知人友人のおうちのバスルームやホテルのシーツなどの香料の匂いに敏感になります。人工香料の匂い=臭い、と感じてしまうんですよね。


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