食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

一時帰国期間中の携帯&ネット通信

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久々の和食の夕食は、具沢山の粕汁ときゅうりとわかめの酢の物、メインは何にしようか思いつかなくって苦肉の策で豆腐と白菜の炒め物、、、笑

エンゾーさんから塩を取る第二弾をやりまして、洗ったワカメを使い切る、、、酢の物!という具合に献立を立て始めたこの日の夕飯です。

粕汁にはお味噌もちょっといれました。里芋、人参、椎茸、こんにゃくなどなどで冬の汁物!という感じで。なので、メインは汁物と酢の物です。

あったまりましたよ。

 

 

 

 

さて、急に決まった帰省の準備で奔走しております。

 

過去最短の「帰省する?」から「チケット購入!この日に本当に日本に行くよ!」までの記録は思い立って数日後、、、でしたので、急に、とは言えまだ三週間以上先なので、なんとなく落ち着いてはいるのですが、、、、でも年末年始なのでね、予定を立てにくい部分もあり。

 

日本に帰る時に忘れてはならないものは、大柄で日本では気軽に靴や洋服を買えないきゃすぴえにとっては、

 

下着

心地よくて余所目にも恥ずかしくない(日本的だなあ、、とじんと来ますが)ジャケットとズボン

 

これらを日本で急遽取りそろえようとすると、、、、、、急遽は無理なんです。商店の所在地とか知らないし。

 

でもね、外国の人はみんなちょっと違うのよね、もさっとしてるよね、と大目に見てもらえる人たちのグループに混ざるので、何か忘れてもあんまり気にはしませんけど。

 

「あなた日本語上手ねええ〜、すごい、ペラペラやねええ〜!」と神戸の南京町でおばちゃんにべた褒めされたこともありますし。笑

 

外国訪問に当たって必要な準備ー滞在中の通信手段確保 

夏にアイルランドに行った時には、月20ユーロでデータ通信無制限のSIMカード(電話番号ももらえる)を提供する会社(3、threeです)を見つけてホクホクでした。

実際滞在期間は短くて、一ヶ月なんて勿体無い、と思うくらいでしたが、20ユーロですからね、余った分誰かにあげたい気分でしたが、まあそこは贅沢に放置しておきました。

 

 

では日本はどうかしらとググりましたら、どうやら日本ではそこまで大盤振る舞いなサービスはどこの会社も提供していない模様。

 

いや、むしろ、SIMなのに、データ通信のみで音声通話なし、しかも、データ通信ならばどんなサイトを訪問しようとこっちの勝手だと思うのですが、 SNSは使えないとか、なんか制限付き。なぜ?

 

正直で率直な感想をここに一言述べましょう。

「日本の通信会社、ケチくさいですね。」

 

アイルランドの3を経験してなかったらそう思わなかったのかもしれませんが、、、

 

いや、いやいや、そうじゃないでしょ、携帯電話で SIMを取得したいと思ってる人相手に「音声通信はダメー」じゃあデータ通信でスカイプ利用であとはネットで繋がれば良いかしら、と譲歩してる人に向かって「でもSMSはダメー」って、意地悪?笑

 

まあね、私が東京の大学にいた大昔は、当時単独独占市場だった元国営電話通信会社の電話番号を取得するのに、「電話の権利」だかなんだか言って7万円くらいかかるご時世でしたからね。

そんなことがあったなんて知らない人が今や大人になってるでしょうけれども、、、笑

 

そういうことを考えたら、まあ、日本の通信サービス、、、、、少しはマシになってると思えなくもない、、、かな、、、、かな?

 

まあ通信会社にも色々と事情はおありなんでしょうけどね、単なる素人が何を偉そうに批判してるんディ、と気分を害されたらすみません、、、けどやっぱり素人はそういう印象で話しますからね。

海外から旅行者がドッと押し寄せてて大変なんだ、と日本の家族や知り合いはよく言うのですけれど、ドッと押し寄せて来てくれてる間にお客が離れていかないように工夫して商売繁盛を維持していっていただきたいもの。

外貨獲得手段ですからね、観光業。 

 

www.yohey-hey.com

 

今回日本のSIM状況を調べるに当たって、他の日本に一時帰国する方々が比較検討、分析なさってくださってるのを参考にさせていただきました。

 

上の記事によると、LINEモバイルというのでSIM五百円からというのがあるとありますが、初期費用として各種手数料が入るし、なんだかんだ面倒臭そう。

こういうのを比較検討するの、「万が一の時の連絡手段として念のために」持っておきたいだけの私には面倒臭くてしょうがないのです。

(よっぽどこんなもなぁ無くっても平気さ、と言いたいところなんですが、そういった時に限って新幹線が遅れたとか、とんでもない事情で予定通りに待ち合わせにいけないとか、急遽連絡をつけたいと思っても駅に公衆電話が全然ない、とか、焦る状況に陥りがちです。)

 

それにしてもこういう情報、古いものだと変わってるだろうし、最新のもの、って気をつけて探すんですが、わかりやすく解説してくださっている方がいて、とてもありがたいです。

ご商売でもなんでもなくて、一「外国に住んでて日本に一時帰国するに当たってどうかなと思って調べてみた日本人」の方が、こうやって情報を分かち合ってくださるのは助かります。

だって企業の広告ばかりとか、日本に住んでる人たち(は日本のデフォルトが当然なので外国にいてそれをよくわかってない人がよくわからないことをよくわかっていらっしゃらないですから、笑)の解説よりもやっぱり日本の外にいる物同士の情報交換って有意義なもんだな、と思います。

 

私も出来るだけ日本で見聞きしたヴィーガン情報をこの場でみなさんと共有して行こうと思いましたよ。

携帯およびネット通信関連の情報に関しては、専門外でよくわからないので私が書くことがどこまで他人様のお役に立つのか、、、と疑問ですから、レポートらしいものは書けないでしょうけども。

 

その昔、外国だろうと地元だろうと、その土地のコインを持っていれば公衆電話から電話ができて、事前に打ち合わせた待合場所で落ち合うまではお互いの行動が不明でも安心していられた時代がありましたが、、、、、、遠い昔、、、。

 
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鍋の残りでヴィーガン・ラーメン

ちょっと前にインターネット上で発見した和食の基本的な手ほどきサイトと言う感じの白ごはん.コム。

ご存知の方も多いのでは。

 

久しぶりに作る和食の材料を思い出せない時なんかにとても重宝するのです。

 

自分流で作れるおかずの場合、レシピをきちんと読んでそれに従うのは、家電の取説をろくに読まずに使い始めるタイプの私にはできない相談なんですけれど、、、。

それでもやっぱり忘れていた和食の組み合わせとか、「ああ、そうか、この野菜を入れるんだった」っていうのを確認させていただけるので助かります。

 

 

このサイトを見つけたキッカケは、ずーっとずっと前、ヴィーガンになるずっと前に、鰹節で出汁をとるときに、1リットルの水に対しどれくらい鰹節を入れるのが適正なのか、と疑問に思ったこと。

 

削り節の袋は100グラム入りだったのに50グラム入れよと書いてあり、日本から大事に持ってきたのに一回出汁をとるだけで半分使い切るなんてそんな勿体無い、と思ったため従う気になれなかったのです。

一方和食の大御所の料理家の料理本(には40グラムとありました)もなかなか豪快な分量を推薦しているし、あれれ、本当にそんなにたっぷり使わないと美味しいものはできないのかな、と思ってググったところ、白ご飯.コムを書いてらっしゃる著者様が「料亭などでは大量に使いますが、家庭では10グラムで」と、庶民の味方発言をされていて、それで「ああ、このサイト好きだ」と思ってブックマークしたんでした。笑

 

そんなわけで、一般家庭で日常の食事をご飯と一緒に美味しく食べる、この路線でレシピを公開してくださっているこのサイトをたまに見に行くうちに発見した豆乳鍋。

 

www.sirogohan.com

 

最初に食べた時に、数年前に試して美味しかったヴィーガンラーメンのお汁に似てるなあと思ったのでした。

 

そこで、今回は鍋の残りにうどんとかご飯とかではなくて、ここにさらにだし汁(リークの出汁ですが、鍋にも合うのでラーメンにも合うはず)と若干ごま油と豆乳を追加し、ラーメンを茹でて、残り物鍋ラーメンといたしました。

 

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鍋の残りで作ったため、具はかなり減ってます。麺も見えませんけれど、ラーメンです。

 

長い前置きでしたね。(そう、前置きだったんです。ふふふ)

 

ラーメンの麺は、ラーメン、と書いてある乾麺で、これを茹でるにあたり、ずいぶん前にヴィーガンラーメンのレシピをくださったSilkenTofuさんがおっしゃってたように、パスタもラーメンにしちゃう「重曹を入れた茹でかた」を採用して茹でました。

 

これを土曜のランチに出したところ、和食の様々なカテゴリーにいまいち詳しくない我が夫、「ラーメンって、蕎麦とかうどんと何がどう違うのか」と質問し始め。笑

 

今まで鍋の時はうどんばっかりでしたし、蕎麦は個人的な好みのため、家で作るのはいつもざる蕎麦ばっかりで、竹製の四角いざる蕎麦容器に盛り付けてノリを刻んでふわっとかけたのしか出してなかったせいで、彼のなかで

「うどんとは鍋の中に入っている太い小麦粉の麺」

「蕎麦とは、スープじゃなくて四角い容器に乗っかって海苔の刻んだのがかかってるあれ」

と言う定義が出来上がっていた模様で、そこに鍋の残りを使ったラーメンを出したために彼の中で混乱が起きたようです。笑

 

蕎麦だって汁そばはスープのなかにあるんだよ、うどんだって焼うどんみたいにスープには入ってないものもあるし。と言うと、「じゃあラーメンはいつもスープに入ってるってことか」と。

 

ラーメンと同じような麺を野菜と炒めてウスターソースで味付けしたのが焼きそばですよね、そしてその名前には「ソバ」が入ってますけれど、そば粉で作る側ではなくてラーメン系の麺。

 

麺類の分類って結構わかりにくいですかね。夫よ、大丈夫か。

 

説明を聞いている途中でどうでもよくなったようで、焼きそばなのに蕎麦じゃないのはおかしい、とかそう言う子供がいいそうなことは言われずにすみましたけれど。

 

 

ちなみにうちでは水炊きのことを「ナベ」おでんはおでん、と呼んでるのですが、彼の中ではおでん、と鍋の区別もはっきりしていない模様です。

 

すき焼きとか湯豆腐とかしゃぶしゃぶとかが登場したらもっと混乱しますねえ。

湯豆腐に至っては、きゃすぴえ実家では昆布を敷いた鍋にお湯を張って豆腐を並べ、真ん中に醤油が入ったボウルを設置しただけで、野菜類などは入ってない、「豆腐が湯に入ってる」ものだったんですが、お店やらよその御宅で出てくる「湯豆腐」には野菜が入っていたりして「それって水炊きとか、ちり鍋とか、鍋とか、、、それとは違うんですか?」と日本出身の私も混乱してますので、彼に見せたらもっと混乱します。

 

 

 

実は近々(と行っても暮れですが)日本に帰省することになりまして、日本でヴィーガン対応の店を探すという苦行と、夫に美味しい日本のものを食べさせてあげたいという希望とが交錯していて、どうなるんだろう、、、と途方に暮れています。

 

麺類や鍋類などもヴィーガンの店で伝統的ではないけど美味しいものも食べつつ、伝統的な店にも行って「こういうのがデフォルトなんだよ」と見せてあげたい、、、、。 

伝統的なヴィーガン食な精進料理のお店にも行きたいと思っていますが、なんだかなかなかパッとネットで見つけられないでおります。なぜでしょう。キーワードがいけないのか、、、、精進料理、、?

 

 

そして、宿坊に泊まったら当然精進料理が出てくるだろうから、宿坊泊まり歩きをしたらその期間は食べ物屋で悩まなくていいかも、、、なんて思ってたら、宿坊なのに焼き魚定食がメニューに載ってて「アレルギーや菜食主義の方への対応はご遠慮しております」なんていうメッセージが書かれていたりして(完璧に対応できないだろうから、そうするとご迷惑をおかけするといけませんので、、、云々書いてありましたが、、、、呆)

 

日本でのヴィーガン外食、まだまだ道は険しそうだな、、、、と思い知る2018年暮れでございます。

 

 

日本は外国からの観光客がどんと増えてて商売繁盛見たいですが、ヴィーガン対応、前向きにお願いしますよ〜

 
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塩蔵ワカメから美味しい塩を取る

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ついに入手しました、塩蔵ワカメ。先日コリアン・ジャパニーズ・ストアの前を通ったので。

 

塩蔵、エンゾー?

ずいぶん前にも一度買ったことがあったのですが、「生わかめかな?」と思ったらものすごく強烈に塩がしてあって、塩抜き作業が面倒だったのと、生わかめは懐かしかったものの、こんなに一気に食べられないし、、、と、二度と手を出すことなく何年も過ごしていたのです、、、、あの時までは、、、、、。

 

そう、ぽこ33さんのブログで、塩蔵ワカメ(という名前なんだということも知らなかったのです)から塩をとったら、それがとっても美味しい、、、という記事を拝見するまでは、、、。

 

gominaikurashi.blog.fc2.com

 

ケチで無駄の嫌いな自分、というアイデンティティを持っているきゃすぴえですが、ぽこさんの最初の塩蔵ワカメ記事を拝見した時は、「はっ、あの大量の塩を前に、勿体無いって一切感じなかったとは!」と恥ずかしく感じましたよ。

だって、食品についてる塩ですもんね、ゴミじゃないんだから、流してしまうなんて勿体無いってなんで思わなかったんでしょうね。

 

多分、塩がアホほど安い北米に住んでるせいでしょうねきっと、、、、食品が安いって、良いようで悪いとも思います。

だって無料だと人ってだんだん「そんなものいつでもどこでも手に入る」と無駄にしますし、安いと「これっぽっちなんてことない」って感じ始めますよ。

まあ言い訳というかごたくというか。

 

ということで、海藻の旨味が染み込んだ塩、私も真似させていただきましたよ!

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プラスティック容器から取り出すと、さらにもう一息、プラスティック・バッグに入れられたエンゾーさん。

 

前に買った時はここまで過剰包装じゃなかったような気がしますが、北米も日本に似てきたようで、先日はバナナがこう、5本くらいごとにプラスティック・バッグにすでに包装された状態で積み上げてあったので、どうせ買わないとはいえ、その場でショックを隠せませんでした。

 

バナナごとき、なぜ袋に入れて売るのだ?

 

いえ、今日の話題はエンゾーさんです。

 

ぽこさんが購入なさった塩蔵ワカメには、内容の詳細が表記されていたようで、「重量の三割が塩」だったそうです。

私が買ったワカメのパッケージには、そんな詳細はおろか賞味期限すら載ってませんでしたので、塩分の割合がどこまで日本の生活クラブで販売されている塩蔵ワカメと似てるものやら判別しかねます。

ひょっとしたら、私が買ったエンゾーは塩がケチられてるかもしれないから、思ったほど塩が取れなくてもがっかりしないように、、、、と思いつつ作業を始めましたよ。

 

韓国語がお分かりの方は、冒頭の写真のパッケージに手書きで書かれているハングル文字が何を言わんとしてるのか判別できますか?

私は韓国語はわかりませんが、このマーカーで手書きしてあるメッセージが気になって仕方ありません。

英語とフランス語で「ワカメ」(もしくは海藻)と書いてあるこのパッケージ、手書きの部分は「見切り品」とか書いてあるのでしょうか。笑

 

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塩まみれの生わかめに水をかけ、容器に溜めた水でちょっと揺すって表面の塩を水に流し、、、

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ワカメを取り出した後の容器の底の水。塩が底辺に塊になってますが、白い容器なのでかなり見難いです。

これを鍋に入れて、ワカメをもう一度先ほどよりも少なめの水で2度目のすすぎをし、その水も鍋に。塩を無駄にするまいと。笑

 

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ステンレスの鍋で強火で沸騰させ始め。

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火を少し弱めてグツグツと煮詰めるというか水分を飛ばすというか、、、

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かなり水分が飛んで、かなり塩分が塊になってる、、

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ここまで煮詰めたら火を止めて、鍋のヘリについてる塩をヘラでこそげ落とし、底に溜まってる塩をかき混ぜて、容器に移しました。

まだ水分が若干残っていて、サラサラとは程遠い塩ですが、換気扇のない台所で、あんまり蒸気を室内に噴出したくないと感じたものですから。

冷蔵庫で保存すれば平気でしょう、、、塩分の塊だし。

 

最初の写真の容器の半分くらいを処理しましたが、取れた塩はだいたい4分の1カップくらいでしょうか、、、水分をもう少し飛ばすと量も減ると思いますが。

 

で、この塩は、まだ味見していません。笑

塩の味を一番感じるのはどんな使い方だろう、、、と考えてしまって、下手に少量を大量な煮物とかにパラパラっと使ってしまいたくない、、、とか思ってしまったんですよね。愚かですねえ〜。

 

 

ワカメはざく切りにして、鍋に入れました。

もうちょっと茎っぽくて歯ごたえのある部分があったら鍋には最高でしたが、このワカメ、多分生わかめっぽい酢の物とかそういう使い方なんでしょうね。とても柔らかくて繊細な葉っぱって感じでした。

でも鍋に入れて食べるのも美味しいです。

 

残りのワカメも、同じように塩をとって、ワカメの部分はさっさと消費してしまいたいのですが、そうするとワカメ多めなラーメンとか、酢の物とかかな。

ぽこさんは乾燥わかめを作っていらっしゃいましたが、乾燥わかめは比較的楽に手に入るので、貴重な生ワカメ(エンゾーですが)を乾燥させるのはちょっと勿体無い、と感じてしまうのです。

 

今思いついたんですが、白菜の漬物に使ったら旨味が味わえるかもしれませんね。

おおお、週末に白菜買いに行ってやってみようっと。

 

ぽこさん、美味しい塩のアイデア、ありがとうございました。

塩水を煮詰めて塩を取るの、水蒸気はすごいですが、実際の手間はそれほどでもなく、時間もかからず、ハードル低いです。おすすめですよ〜。

 

 

友人が最近プラスティック問題に目覚めたようで「シーソルトにもマイクロ・プラスティックが混入してるって!」と教えてくださいました。もうね、マイクロプラスティック、きっと私の血液にも入ってるんだと思ってます。私はいいけれど、小さなお子さんとか赤ちゃんの体には入っていって欲しくないですよね。


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冬の楽しみ・クリスマスまで一月切りました

お題「冬支度」

 

今年の冬は急に、ちょっと早めにきたような感じです。

先週は雪が積もり、週末に気温が上がって溶け始めるまで、「あれれ、もう秋はおしまいね、冬になったんだね」と言う感じで。

デッキに置いてあった外履きのサンダル二足は雪に埋もれて凍りつき、庭に置いてあるピクニックテーブルも芝生に凍り付いて雪に埋もれていたので今更撤去することも叶わず、このまま冬になって雪の下で半年過ごして、春先に雪が溶けたら腐ってボロボロになった木製のピクニックテーブルと、零下で氷の中で過ごしてボロボロになったプラスティックサンダルを捨てることになるのかなー、と思っていたのですが、ラッキーなことに気温がちょっと上がったので、サンダルは物置、ピクニックテーブルは大きなもみの木の根元、とそれぞれ避難させました。

 

例年は冬の訪れと言うか、根雪の訪れがもう一息ゆっくりですので、これらの撤去作業、うっかりしていましたね。

 

それ以外に冬支度といえば、庭の水やり用の水道を根元で止めること、ホースの撤収、畑の撤収(リスよけの柵をよけたり、トマトの支えなどを抜いて、緑色のものも含め、トマトを全部収穫する、などなど)そして落ち葉を綺麗に取り除いて回収してもらうこと、、、、。

 

冬の間は、野外は真っ白で零下の世界になりますので、外に置いてあるものは撤収しておかないとね、忘れてしまうと劣化がめっちゃ早いんですよ。

 

そんなこんなで、先週は毎日雪を踏みしめてメトロまで歩きました。

 

自転車だったら通勤時間は20分くらいなんですが、メトロだと、駅まで徒歩10分、駅でちょっと待ったらメトロにのって3駅、向こうの駅からは徒歩3分。

合計で30分は見てますが、実際は30分かかってないですね。

 

決して文句を言えるような通勤時間ではありません。

 

でもねー、メトロの中って人の匂いでいっぱいで、たまりませんわー。  

来年の4月いっぱいまではこれが私の朝晩の日常です。

 

 

それとは別に、冬は冬で楽しみがあります。

それは、雪!

 

今日はなんだかんだ言って気温が0度をちょっと超えたので、雨が降っていましたが、冬の間は(異常気象なので最近は例外もありますが)雨がなくて、降水量が高い場合は雪となって降りてきてくれますので、うっとおしさが激減。

 

秋や春の気温が緩んでる時期は、寒くて体にピシッとムチが当たってるみたいな冬よりは楽かな、と言う気持ちもしますが、実際は空から落ちてくる水分が全て雨になるので、服が濡れ、足元が濡れ、顔も濡れ、いやーな感じです。

 

冬はその点、雪ですから、傘も不要、室内に入った時点でささっと雪を払ってしまえば服も濡れず、足元も濡れず、快適なのです。

 

もう一つの冬の楽しみというかほんのちょっとした喜びなんですが、天気が良くて気温が低くて空気がパリッとしている朝などにメトロまで歩いていると、雪を踏みしめる足元で、キュッキュッという音がするんです。

音だけでなく、この感触、これ、毎年雪を踏みしめてますけれど、今でもやっぱり嬉しい気持ちになるんですよね。

とはいえコレも、二月くらいになると「もういい、早く地面の上を歩きたい」と思うようになりますが。笑

なにせ冬、長いですからね。笑

 

冬支度というか、冬を楽しむ食べ物といえば鍋。

今年は白ご飯.comのおかげで見つけた、豆乳ゴマ味噌鍋(白ご飯のサイトでは名称は若干違ってますかね。)コレ本当に美味しいです。

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豆乳とごま油、味噌、タヒニで味を整えた鍋にリークと白菜、豆腐とエノキ、そして生ワカメ、しめじ、ああ贅沢。

 

 

クリスマスまで一月切りました

 

実はクリスマス、、、好きなんじゃないんです、嫌いな祝日ナンバーワンです。

毎年このブログでも書いてたかもしれませんが。笑

 

世間が物欲に乗っ取られる時期。

商店がクリスマスソングをガンガン鳴らし、いらないチラシがポストに入っていたり、普通の買い物に行ってもクリスマス商品がそこらじゅうを占めていたり、押し付けられてる、という感覚なのです。

子供がいるわけではないので、可愛い子供の夢を演出してあげよう、とかそう言う発想がないからかも。

 

クリスマス直前はお店に足を踏み入れないようにしますが、最近は直前じゃなくてもかなりの期間にわたってお店が混雑しているような。

お店って言っても我が家がよく行くのは食材店、薬局、州営の酒屋、ハードウェア・ストア、、、くらいなんですけれども。

贈り物を探す人が押し寄せる店じゃないところばっかりですが、デコレーションに必要なものを求める人や、パーティーの準備で買い出しに行く人たちがやっぱりどどっと押し寄せるのでしょうか。

 

クリスマスのギフト、本気で欲しくない、くれないでくれ、と思っている人もいます

それは私。

特に私のことをよく知らない方から渡される贈り物(義理なんとか、て日本語では言いそうですが)は本当に嫌なのです。

あなたのことを考えて、コレをあげようと思ったのよ、っていう気持ちは嬉しいですが、ものをあげたら誰もが喜ぶ、っていう発想、迷惑です。

具体的には職場の創始者の奥さんが毎年、、、、いらない、と丁寧に、でもはっきり伝えているのですが、贈り物が好きなのでしょうね。

 

数年前には趣味でもなんでもない写真集、他の年には私には埃っぽい枯れた花に香料が振りまかれただけにしか思えないポプリとそれを飾るカゴ、両方とも、そういうのを好きな方が受け取ったら素敵な贈り物なのはわかりますが、私は私、いらんものはいらん、と思うのです。

 

直属の上司とは毎年、贈り物って押し付けられる感じで困るよね、家族や近い友人同士でお互いを知ってて思いやれてちょうど良いものを贈れるならまだしも、難しいよね、無理に贈り合わなくて良いよね、という話をしているので、彼女も私にモノを持ってきたりはしません。

今年は研修生が変に気を使わないようにそろそろ釘を打っておかなければ。

 

贈り物してくれる人の気持ちを汲み取って、喜んでありがたがってれば良いじゃない、へそ曲がりめ、とお思いの向きもおありでしょうけれど、人それぞれですからね、贈り物しなきゃ気が済まない人もいるんでしょうが、そういう人は贈り物を受け取ったら嬉しいと思える人を狙って贈り物してれば良いのです。

嫌がる人には何もあげないのが親切なのです。

 

商品券でも嫌ですよ、だって、その商品券を使える店で買い物する人かどうか、わからないじゃないですか。

 

私、自慢じゃないですが、いただいたけど使うに使えない(その店で売られてる品々を欲しいと思えないというか、そういうものを買うのって環境に悪いのでは、と思ってしまうから人にも譲れない)商品券、まだ持ってます。

 

 

相手への気持ちは言葉や普段の態度で示せばそれで十分だと本気で思ってる人もいるんです。モノはいらないんです。

 
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ジャガイモ一つとっても、、&人種のモザイク

今年の冬は例年よりも早足でやってきまして、現在雪に埋もれたモントリオールです。

でも週末にちょっと気温が上がって、この雪、溶けてなくなるかな〜、どうかな〜、と言うところ。

雪が降るとみんな「ああ〜、冬が来る〜ああ〜」と嫌がりますが、気温が上がってビチョビチョになって溶けて消えてしまうのでなく、そのまま残ってくれてスキーできるんだったら私はその方が嬉しいです。

 

デッキにはしまい忘れたサンダルが雪の下に埋もれて凍りついてるので、ひょっとして気温が上がって溶け始めたらさっさとしまわねば。

(ここまでは三日ほど前に書いたのですが、週末の現在、雪は溶けきりませんでしたが凍り付いていたサンダルは無事救助しました。笑)

 

 

週末は買い出しです。

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写真はジャガイモです。ここに積んであるのは、一袋10パウンド入りのもの。

右側の赤っぽい袋のものはケベック産の皮が赤いジャガイモで、左側には二種類の袋が混ざってますが、PEI産だったかな。

 

ケベックのを買って地元を応援しなきゃと思ったら、何気に50セント割高。

でもまあ、10パウンドで50セントの違いなら大差ないですけどね。

 

でもいつも思うのですよ、ケベックで生産してるジャガイモを芋の種類だけにせよいろいろ取り揃えたら、よその州、ましてやよその国のジャガイモなんか並べる場所はありえないのでは?

でも必ずありますよ、PEIとかアイダホから輸送されてきた芋。

で、PEIのスーパーでも見たことあるんですよね、アイダホの芋。ケベックのは知りませんけど。

 

どうして産地なのによその産地のものを仕入れるのでしょうか。

それってキリスト教ミッショナリーが布教しにバチカンに乗り込むようなものでは?

 

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こちらにも数種類が混在してますが。

だいたいの値段は似たようなものなので、あんまり気にしてないんでしょうね。

10パウンドの袋のコーナーのすぐ横にはバラ売りやもうちょっとお上品な容量の袋詰めも並んでいます。

 

 

カナダは人種のモザイク

人種のるつぼ、と言う言葉がありますが、正直、私はこの「るつぼ」ってなんなのかよくわかっておりません。

でも英語でいうと、melting potですから、なんとなく、大きな鍋にいろいろ入っててそれが溶け合っている、と言うそう言うことなのね、とぼんやり理解しております。

 

melting potなのはアメリカですが、カナダはモザイクなんです。

どう言うことかといえば、人種がたくさん集まっていて、社会に多様性がある状態を維持し、多様な人種と文化を「カナダ文化」に同化することを目指していない、多様なものは多様なままで、まさにモザイクのようにいろんな色や形をそのまま残して共存しましょう、と言うのがカナダの多人種・多民族国家のポリシーなのです。

 

とはいえこう言う多民族主義政策がはっきり確立したのは現首相ジャスティンの父親だったピエール・エリオット・トゥルードウが首相だった1968年から84年までの間のこと。

それ以前、夫の両親がオランダから移民してきた頃はやっぱり「カナダにきたらカナダ人に溶け込まなきゃ」と言う風潮だったようで、夫の兄弟姉妹たちはみんな、オランダ語を教わることもなく、カナダ人として育ったそうです。

 

今とは大違いですね。

 

日本の子供達が外国で「補習校」に通って土曜日だけ日本の教科書で勉強するのと同様、中国の子供達もあちこちの学校や大学の校舎で週末だけの中国の学校に通っていますし、イタリア系の知人に聞いたらイタリア系もそういう学校があったとか、もしくは、週末じゃなくて平日に現地のカリキュラムと出身国のを両立したような学校もあるようです。

どの国の人たちも、自分たちと母国との繋がりを保ちたい、カナダ人だけど、**人であることも子供達に忘れないでいてほしい、と言う気持ちを大事にしています。

 

 

私の個人的な感想ですけれども、同国人を見つけると「おお、君も**人だね!ぼくもさ!」と盛り上がる人にはイタリア系とギリシア系、そして中国系が多いかなと。

 

私自身はこの土地で日本人のかたと遭遇することって、まずありませんが、何度中国の方に「あなた中国人?」と聞かれてガッカリされた事か。(私が中国人的だと言うよりは、中国人が多いから、君もそうでしょ、と思われるんだと思います。)

 

 

中国人じゃない方に「君中国人でしょ」的勘違いをされて、それを正すとものすごく恐縮されたり、「僕は普段かなりの高確率でアジア人の出身国を当てるんだけどなあ、君は日本人だとは思わなかったなあ」と言われたりします。

 

私はアジア人がどこの国の人かとか、一切推測しません。

なぜそれを推測しなきゃいけないんでしょうか、って言います。

 

私はヨーロッパ人を見て、例えばドイツ人、オランダ人、もしくはデンマーク人でしょ、とか、一切分かりませんけれど、わからなきゃいけないとも思っていません。(ドイツとかオランダに住んでて、自分は見分けられるよ、っていう方もおいででしょうが、それはどうでもいいんですこの場合。笑)

 

大げさな反応かなとも思いますが、「あの人は**人だよきっと」などと言ってその人の出自を推測するのって、ナチスドイツの頃のユダヤ人狩りに通じるものがあるような気がして、気持ち悪いのです。

 

 

日常生活をする上では、街行く人たちは個人的な差はあるにせよ、みんな自分とは別の国や文化の出身者やその子供達と共存していることを受け入れていると言うか、「外国人」って言う表現を聞くことはほぼありません。

 

国境の南の45代目大統領が就任して以来、それでもやっぱり田舎(都市に比べて住民の文化背景の多様性にかけるから)に住む人たちや保守的な人たちの間で、排他的な発言が増えているような印象はあります。

それでもカナダにいると、異文化や個人の価値観をお互いに受け入れて尊重し合うコミュニティを作りましょう、って言う 意志を感じるような気がします。

 

寒くて暗い冬以外は本当に良いところなんですよ〜。笑 や、冬もスキーなど楽しめば良いので、そんなに悪くないですし。


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