食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

アップル・ローフ・ケーキ

先日田舎で仕入れてきた大量のりんごが、そろそろスカスカし始めました。

いや、正直な話、りんごってこんなにすぐにスカスカし始めるの?と毎年思っています。

だってもいで一週間もすれば、カリカリシャキシャキの歯応えは思い出のように、二週間もすれば、歯がなくても食べられるのでは?と思えるくらいに。

 

冷蔵庫や地下室で涼しく保管すれば少しはマシとは言うものの、やっぱりリンゴは新鮮なうちにさっさと食べてしまうのが一番です。

 

スカスカし始めたりんごは、悲しく生で齧るのではなく、焼いてしまいますよ。

おフランスのタルトもいいですが、ちょっと違うレシピを探して今回はこれ↓

www.onegreenplanet.org

 

レシピにはアップルソースかアップルバターを使うとあるので、一番スカスカの進行度が早かったCortney(しかも日本のリンゴを彷彿とさせる大きさ)を剥いて切ってアップルソースも作りました。

次にスカスカ進行が早かったSpartanはサイコロに切ってローフの中にいれる方に使いました。

 

ケーキのレシピは上のリンクを見ていただくとして、アップルソースの作り方メモを書きます。

レシピというほどのものではないのです。簡単。

 

アップルソースの作り方

材料

  • りんご数個(大きさ次第)
  • レモン汁(一個分くらい)
  • シナモンやナツメグ少々
  • 好みで砂糖(私は入れません)

煮込みに適した厚手の鍋に皮を剥いてサイコロ(適当に)切ったリンゴを入れ、レモン汁でさっとあえて鍋に入れ、水を加えて中火で沸騰するまで火にかけ、フツフツしてきたら火を弱めて(でも少し表面が動く程度に)30〜40分ほど加熱します。

最後に好みのスパイスを入れてよく混ぜて出来上がり。

 

ジャムとどう違うのか、という話ですが、、、ジャムは水は入れないかな。

砂糖を入れないので甘さがジャムとは違いますね。

あと、ソースですので途中でかき混ぜて形を崩してやります。

水の量は、私は3リットル鍋の7割くらいをリンゴで占める感じの量にカップ1杯の水を入れました。

最終的には水分を飛ばす感じで蓋をとって煮込むので、最初に入れる水をたっぷりにしない方が効率は良いのかもしれません。

 

肉を食べる方は、このソースとソーセージとか豚肉を合わせて食べると美味しいです。

ベーキングではバターの代わりにアップルソースを入れるとカロリーや脂肪分をグッと抑えられるというのはよく知られていますね。

 

 

 

今年初めて食べて気に入ったLibertyは、今でも冷蔵庫の中で、シャキシャキは若干落ちましたけれど、後二三日中に食べきるつもりでおります。

Gala と Liberty が私の中では割と好みかなー。

Liberty を食べた後では毎年気に入っていたGalaがちょっと単調に甘すぎるように思いましたけれど、スカスカ進行度は比較的おそめなようです。

 

りんごって年中手に入りますけれど、新鮮なのを食べるようになって以来、九月からせいぜい十一月くらいまでしかリンゴを食べなくなった私


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夏時間終了と、Air bnbで注意すること

Spring Forward, Fall Back

夏時間が終了しました。

日曜の朝はおかげで1時間のんびり寝坊して、余裕な気分でスタート。

春は逆に1時間損した気分になりますし、この1時間の時差のせいで調子が狂うんだと言う人たちがかなり大勢出没します。

不思議なことに、秋にこれを言う人にあったことはありません。

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サマーセービングタイムのon/offは左上のポッチを長押しすべし

携帯もiPadもコンピューターも、勝手に時計を調整してくれるので良いのですが、旧式の時計や電子レンジの時計などは自分できちんと変えてあげなきゃ行けないのです。

私の腕時計は勝手に時差の調整をしてくれるタイプなはずなのですがなぜかこの機能が作動しないので、毎回手動で。

タイムキーピング・モードにして、左上のポッチを長押しするのですよ、、、と半年後の自分へのメモです。

 

 

Air bnbをめぐる考察

旅先での宿泊先に、Air bnbを利用したことのある人は結構多いと思います。

わたしもご多分に漏れず。

 

でもここ数年ちょっと変化を感じ始めていたのです。

 

詐欺にあった経験はありませんし、今まで利用した所は全て、宿泊後にサイトから「評価をしてください」というメッセージがきたらすぐに「はいはい、最高最高、文句なし、清潔、また泊まりたい」という評価をしてきました、、一箇所以外は。

 

その一箇所とは、何と東京で泊まったアパートでした。

 

部屋が汚かったとか貸主が失礼だったとか、そういうことではありません。

 

それは、サイトの登録には個人名(男女カップルの名前風)だったのに、泊まってみたら有限会社**という会社経営のビジネスで、しかもアパートを出入りするときに別の部屋にチェックインする観光客グループを見かけたり。

このアパート(全部で3ユニットくらいの小さなアパート)はひょっとしたら全部 Air bnb ?その経営者はこの有限会社**? 

 

Air bnbは元々は自分が住んでいる家やアパートを、自分が留守にする間、自分が住む街を訪問する予定の人に貸しますよ、ホテルでも何でもないから、宿泊費はとても安いですよ、という発想でスタートしたもの。

 

わたしが初めて利用したのは2010年でしたが、始めて利用したパリのアパートは狭いけれどちゃんとキッチン、リビングエリア、ベッドルーム、バスルームのあるアパートで、カナダドルにして一泊60ドル、メトロからは歩いて三分少々でした。

 

チェックインの時にはその部屋に住んでいる青年が迎えてくれて、自分はこれからガールフレンドのところに身を寄せるから、と。

貸す方はアパートの家賃やら家のローンの返済やらの足しになるし、借りる方は旅先でその土地に住む人の暮らしの中へ飛び込んでいける楽しみがある。

 

楽しくて経済的にも多いに助かるAir bnbですから、どんどん利用者が増えて、日本にも広がって、これはいいこっちゃ、と思っていたら、ちらほらとAir bnbがらみの問題も耳に入るようになりました。

 

自分が住んでいるアパートの隣のユニットは常に知らない人たちが入れ替わり立ち替わり出入りしていて、何だろうとけげんに思っていたら、部屋の持ち主(借主)がAir bnbで短期滞在者に部屋を貸していたと言う話はよく聞きます。

住民にしてみたら「自分たちはご近所同士迷惑のないように、暮らしやすいようにしているのに、まるで知らない人間が旅行気分で大騒ぎしたり夜遅く帰ってきたりするのは心外だ」という話になるのは当然といえば当然です。

 

街の素敵で歴史的な一角がAir bnbになってるアパートに占領されて、その街の住民が住みにくくなってしまって、街の人々がが観光客なんか来ないでくれ、と思うようになってしまったという話もあります。

 

私たちが泊まったことのあるAir bnbの貸主さんたちはだいたいが、「当然のことですが、ご近所さんたちとは良い関係を続けていきたいので、夜遅く帰宅する時などは常識的な行動を心がけてくださいね」などとチェックインの際に遠慮がちに一言添えていました。

こちらも「もちろんです、ご心配なく」

そして、遅くに帰宅した際には自宅よりもさらに気を遣って静かにドアを開け閉めしてみたり。

 

そういう気遣いも、チェックインの時に出会ってお話ししながら「この人のお宅を借りるんだ」という思いがあるからこそだと思っています。

 

一方、アイルランドでアラン諸島に一泊した時には、Air bnbのサイトで見つけた普通のB&Bに泊まりました。

その宿は当然商売でやっていて、それまでの個人宅に泊まる感覚はありませんでした。

 

その時に初めて「Air bnbはもはや個人宅を安く提供して助け合うシャア・エコノミーのサイトではなくて、個人宅が混ざっている宿泊リスティング・サイトなのだ」と感じました。

別に個人宅に泊まらなくても比較的安価に自分の旅の目的にそうような宿泊先が確保できればそれはそれで嬉しいのです。

 

 

なぜ東京で泊まった宿泊先が個人宅ではなくて有限会社だったことに戸惑いを感じたのか

 

それはやっぱり「太郎と花子」という架空の人物を装っていた会社、という、そこだと思います。(名前は仮名です)

個人名にした方がAir bnb的には受け入れられやすいからなのか、ひょっとしたら太郎と花子という人たちは本当に存在して、その会社の経営者なのかもしれませんが、会社の名前で広告を打つよりAir bnbに個人名で出す方が効果的、と判断したのかもしれません。

 

被害にあったとか詐欺にあったわけではないのですが、何しろ気持ちがスッキリしなかった。

 

ちなみにスッキリしなかった他の点は、チェックインもチェックアウトも全て無人で、連絡はAir bnbのサイト上のやりとりと、非常時の電話番号(留守電は個人による『太郎と花子です、発信音の後にメッセージを残してください』などというメッセージではなくジェネリックのもの)だった点と、宿泊者のパスポート情報を写真を撮って部屋に置いてあるアイパッドのアプリケーションを使って貸主に送信しろという指示があったこと。

 

個人的なやりとりが一切ないのにパスポートなどという個人情報を送信しろって、怪しいんじゃないの?としか思えませんでした。

 

 

ただ、東京都か区の条例なのか、宿泊業者の営業許可証みたいなものが部屋に置いてあって、そこに有限会社の名前や営業者番号のようなものが載っていたので、一応それを写真に撮って、何かあった時のひかえにしようと。

でもその紙切れが本当に行政による営業許可を証明するものなのかどうなのかは確認しないとわかりません。

 

結果的にはお金を騙されたとか宿泊先が写真とは全く違っていたとか、そういうことはなかったので苦情も返金要求も必要なかったのですが。

 

でも、チェックアウトするかどうかという時間に、「太郎と花子」アカウントからのメッセージで「ご宿泊ありがとうございます」云々のプロフェッショナルなメッセージが届き、そこには「あなたへの評価を100%ポジティブにしますので、あなたも私たちの評価を100%ポジティブにしてください」と。

 

何じゃそりゃー、と思いましたよ。

 

貸主からそんなメッセージを受け取ったのは初めてでした。

これってプロだから?日本ではそういうネット上の礼儀っていうのがあるのか?

など一瞬迷いましたが、苦情を書く理由もない代わりにポジティブな評価を敢えて残す義理もないと判断して「太郎と花子」のアパートへの評価は残しませんでした。

 

Air bnbは宿泊者が宿の評価を残せると同時に宿側も宿泊者の評価を残せるので、例えばトリップアドバイザーなどに比べると全体的に宿の評価は高いのだそうです。

 

なぜなら、客側が「この宿ひどかった!」と言う評価を残したら、宿側も仕返しに「この客こそひどかった!」と言う評価を残せるからです。

 

お互いに、前回の評価がネガティブなせいで次に利用する時に不利になるのを避けたいため、慎重な評価を残す傾向にあるようです。

 

 

 

Air bnbの顧客への本当の対応、返金されない仕組み、詐欺がのさばる構図

この記事を読んでいて、自分は今までラッキーなだけだったんだ、と気がついたので、こちらにリンクを貼りますね。

 

Air bnbのシステムを利用した詐欺の手口です。

 

 

東京で宿泊したアパートと似ているのは「カップルの名前で部屋を貸し出しているが実際はそんなカップルは多分存在しない」と言う点のみですが、詐欺にあった人々は、チェックインの直前になって電話でトイレが詰まってアパートが大変なことになっているので急遽別の物件に案内することになる、と口頭でキャンセルではなく別の場所に泊まると言う選択肢を押し付けられ(当日になってホテルを探すと出費が大きいですよね)他人に貸すような状態ではない小汚いアパートの住所を知らされ(無人のチェックインです)こんな所に泊まりたくはないとは思っても、荷物を持って知らない土地で、しかも夕方になって別の宿泊先を探す気力はないし「貸主が問題を解決して最初に借りた物件に移動できるまで」などと妥協したり。

楽しみにしていたバケーションが台無しになった挙句、Air bnbに返金を要求したり苦情を入れても「最初に契約した部屋と違うから泊まらない」と言って代替物件を拒絶していなければ返金はほんの一部分で、手数料などを含めた大半は戻ってこないようです。

 

アメリカの数都市に手を広げたその詐欺師グループ(もしくは一個人)について、記事に詳しくその手口や被害者の話が載っています。

 

自分が今まさに借りようとしているその物件の貸主が本当に存在する人で、本当にこの人が書いている内容通りの部屋に泊まれるのかどうか、確認する手段はないので、この記事に載っている手口のようなことがないか、リビューを書いている人たちのページも見るなど、疑ってかかる必要がありますね。

 

 

Air bnbという会社は本気で利用者を詐欺から守ろうと言う努力をしていないと言うことは明らかなようです。

 

www.vice.com

 

 

記事はアメリカの話ですけれど、同じことが別の都市で起こらないと言う保証はありません。要注意


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この秋初のヴィーガン鍋と空港のカルセル

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Big City (カナダ国内比)の片隅


秋ですね〜。

私の周囲では秋といえばみなさん南瓜関係で盛り上がります。

職場の同僚ももう何度スクアッシュ・スープを作ったことか。

 

私は甘いものへの情熱がないので、秋といえばやはりリークです。

リーク・ポテトスープはもちろんですが、リークといえばやはり鍋でしょう、鍋。

 

日本にいるとリークじゃなくて長ネギで美味しいのを使えば良いのですが、日本の太いネギ、最近でこそアジア系グローサリーストアで見かけるようになりましたが、やっぱり割高な上、しょぼいものが多いので私はまだこちらで日本のネギ(多分アメリカ産か中国産だと思いますが)を買ったことはありません。

 

なのでリーク。

 

リーク・ポテトスープを作る時にはリークを2、3本使って鍋いっぱいに作りますが、夫にじゃがいもを剥いてもらうと、芋の比率が多すぎると思うほど芋をむいてくれてリークより主役はじゃがいも?

でも鍋にするとリークを3本使ってもたらないほど、リーク大好きなのです。

 

カタカナで表記する時、つい「リーク」と書いてしまいますが、Leek、最後のkの音は「ク」でもないんですけれど、たまに日本語のサイトで「リーキ」とあるのを見ると、いやいやいや、キはちょっと無理無理、と感じます。

水とかガスが漏れてる、、などと言う時に使うLeakと同じ発音ですが、この言葉をカタカナにしたら多分「リーク」なんじゃないかと思うんですよね。

ウィキ・リークス、とか。

ウィキ・リーキス、って言わないですよね?

 

フランス語ではポワロですから、「ポロ葱」と書いている方も。

そっちの方が原語にも近いし、ひょっとして日本語でも馴染みがあるのかな。

 

いや、そんな話はどうでも良いですが、今夜は鍋にしました。

久しぶりに鍋の材料を買いに行ったのでリークを買わずに帰宅して「おお、だめじゃん」と気がついて買いに戻りましたよ。

流石にリークのない鍋はうちのヴィーガン鍋ではあり得ません。

 

次の時のために買い物メモを

 

  • リーク
  • 白菜
  • 豆腐
  • 糸こんにゃく
  • えのき
  • しめじ(は売り切れてたのですが家に在庫あり)
  • 椎茸(たまたま安かったし)
  • ヒラヒラのアジア系のきのこ(名前失念)(多分日本のものと思われる)
  • 台湾製のロースト・グルテン(要するに麩)
  • 緑豆春雨(はなかったので韓国の冷麺にする芋のデンプンの麺を使用)

 

夫が「鍋用に使えるインポッシブル・ミートみたいなのはまだないの?」と。

私はそこまで肉の味が欲しいとは思わないですけれど、夫が希望ならインポッシブル・バーガーをつみれみたいに小さくまとめて入れてもいいですけれどね、、でもなんとなく気が向かないので今回は見送ります。

 

 

 

空港のカルセルの謎

ノルウェイから戻ってはや一月近く経ちます。

早いなー。

ノルウェイの話をまたする気なのではありませんが、ちょっと思い出したことがあるのでもう一つだけ旅行関連の話題を。

 

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どこへ飛んでいくのか、、行ってらっしゃ〜い。


 

空の旅、好きなこと嫌いなこと

好きなのは、やっぱり遠くへ行くと言う高揚感。

こんな短時間(長い時は長いですけれど)でこんなに遠くへ行けてしまうのって凄いなあと思います。

嫌なのは、長時間体を動かせないせいで足腰が痺れる感覚。

通路を歩き回ったりストレッチしたりしてかなり改善できますけれども、狭い座席で眠ることもままならず、やっぱり疲れますね。

 

一番嫌なのは、公共の空間であるだけに、周囲の人たちの素行次第で旅の快適さが左右されやすい点。

 

ほら、隣に座ってる人が足をガニ股に広げて座るタイプの人だったり、肘掛を独占してグイグイっと肘を広げてくる人だったりしたら、まずそこで心地よさが半減します。

ひどい人の場合はちょっと言いますけれど、そう言うタイプの人は言われた時には気をつけてくれてもすぐに忘れてグイグイっと来がちです。

あとは着陸後、シートベルトのサインが消えてさあさあ頭上の荷物をとって外に出る準備を、、と言う頃合いになると、窓側に座っている人たちまで通路側にグイグイ押し出てこようとしたりして、まだ誰も動いてないんだから押さないで、、、などと言う状況になったり。

 

どうせエコノミークラスの私たちはそんなにすぐには動けないので、立ち上がって荷物を持ってさあさあ、と言う姿勢になるのはかなりあとでいいと思うんですけれどね。

 

 

カルセルのエリアには人を自己中にする魔力があるのか

でも一番呆れる場面はやっぱり預けた荷物をピックアップするためにカルセルのエリアで待ってる時でしょうか。

 

今回、レイキャビクの空港で全てのフライトがキャンセルになったので、小さな空港(カルセルは3つしかなかった)とはいえ、その空港に居合わせた人たち全員が荷物をピックアップするために押し寄せたので、物凄かったのです。

 

そうじゃなくても長いフライトを終えて荷物のピックアップにやってくると、我先に荷物を受け取りたい一心で、他人が立っている目の前を「すみません」などと言う言葉もなくぶつかりそうな勢いで通り抜けたり、人が立っているそのすぐ後ろにカートをグイグイっと押し込んできたり、コンベヤーベルトの前に立っている人たちをかき分けんばかりに自分の体を押し込んできたり。

 

他の場面ではきっと絶対やらないであろう失礼な行動を繰り広げるそんな人々の行為を見るのは、大概このあたりです。

 

何が彼らをそう言う人でなしにするんでしょう。

 

全員がそうじゃないですけれども、でも全体的にやっぱり皆、比較的焦りが入ってて自己中気味になってるように見えます。

荷物をピックアップしてから乗り継ぎに走らなければいけない、、、とか、そう言う事情の人もいるのかもしれませんけれど、押しの強い(他人の立ってる前にグイグイっと乗り込んでくる系)人たちが皆そうだとは思えない。

 

いつもちょっと不思議だなと感じていたんですけれど、今回は人数も多かったし、キャンセルという非常事態でスイッチが入ったスーパー人でなしモードの人たちが多くて、逆に可笑しかった程です。

 

 

荷物をピックアップしたら皆のんびり良い人に戻る?

荷物をピックアップしたあと、今度は何時間もの間大勢の人たちが長い行列を作って航空会社のチェックイン・カウンターに並んだのですが、この時は長い時間同じ境遇で待っている間に世間話をしたり仲良くなったりする人たちがあちこちで出現し、助け合っている男女がカップルかと思ったら「今この行列で知り合っただけ」とか。

 

私と同行者も列の後ろにいたそんな人たちと親しくなって、同じホテルへ輸送されたこともあり、その晩はその人たちと夕飯とビールを同席しました。

 

 

カルセル周辺で袖すり合わせた人たちとは絶対に食事を共にしたりビールを飲みながら世間話したいとは思いませんでしたけれども。

 

 

いつか手ぶらで飛行機乗って旅行してみたいもんですけれど


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Montreal市のゼロ・ウェイスト計画

モントリオール市、2030年までにゼロ・ウェイストは可能か

現在のモントリオール市長、ヴァレリー・プラント氏は環境問題への取り組みに積極的な Projet Montréal (プロジェ・モンレアル)と言う政党から鳴り物入りで当選したフレッシュな市長。

 

その市長がモントリオール市は2030年までにゼロ・ウェイストを目指します、と発表したのはちょっと前のこと。

 

2018年一月からのプラスティックのレジ袋禁止計画にワクワクし、実施後ガッカリした記憶がまだ新しいので、その報道を聞いたときは「それ、本当ならすごいけど、どうせまた詰めが甘いんじゃないの?」と思わないではいられませんでした。

 

 

どうするつもりなんだろう、と思っているのは私だけではないわけで、こんな記事を見つけました。

www.cbc.ca

 

誰がどう関わることになるのか

市は市民から政治家、企業、全てのプレイヤーにゼロ・ウェイストへの参加を求めることになりそう。

まあそりゃそうですが。

 

使い捨てのミネラル・ウォーターのボトルを例にすると、

個人=そういったボトル入りの水を買うのを辞め、ゴミを減らすように

生産者=使い捨てプラスティックの使用を禁止、使い捨ての代替品を使うように

政府=市町村のレベルでのリサイクリングに要するコストは現在のシステムでは全てが考慮されていないので、それをきっちりと計上して州の環境庁に報告し、市町村のリサイクリングがきちんと補助されるようにする

 

短期的な目標としては、使い捨てプラスティックのボトル入り水を市の管轄する建物や公共のイヴェントなどで使用することを辞めることを目指しているとか。

 

目指すんじゃなくて、今すぐやめてくださいと言いたいですけれどね。

買い込んだストックがまだあるってことなんでしょうかね?

 

 

禁止にされるアイテムは?

市民を招いて公聴会のようなものを開催し、何が禁止されるべきかを考慮していく方針の様子。

最初に禁止するものはやはり使い捨てプラスティック各種なようで、来年を目標に、規制するものを取り決めていく予定だそうです。

 

  • プラスティックの使い捨てストロー
  • テイクアウトの容器
  • プラスティックバッグにチラシを入れて家々のドアに配達される「Publi Sac」の見直し(お断り、のスティッカーをポストに貼っている家も)

などが具体的にリストされている模様

あとは、テキスタイル産業が売れ残りの商品や素材を廃棄することも禁止したい意向とか。

 

もう一つ有意義なのは、調理の際に出る食品のクズ、生ゴミなどをゴミとして捨てるのを禁止し、コンポストのプログラムをより徹底する方針だという点。

 

我が家はコンポストを初めてもう10年以上ですが、コンポストをすることで自然にゴミが減りますし、出るゴミからの異臭もなくなりました。

それは要するにゴミを埋めるランドフィルから出る有毒な温室ガスそのものが減るということ。

プラスティック使用をゼロに、と言っても色々と難しい部分がありますが、生ゴミをコンポストにするのはその何倍も簡単で大量にゴミが減ります。

 

それを知りつつも、私の職場のある地域は市のコンポストプログラムの対象外であるため、職場で毎日でる生ゴミは普通のゴミに混ざって異臭を放ち、毎週金曜日の回収日を待つだけです。

これがコンポストになったらどんなに良いか。

 

市がコンポストに本気になるというならば、うちの職場の生ゴミだってコンポストに回収してくれるはずですから、これは嬉しいことです。

 

市によると、コンポストプログラムを開始して以来、ゴミそのものの量は8%減ったとか。

うちは70%くらい減りましたからね、たった8%っていうのは要するに、我が職場の地域のように、回収プログラムがカバーしてくれない地域がまだまだあるということと、回収してる地域でもアパートメント・ビルディングなどでテナント数が一定数(確か8か9ユニット以上)のビルからは回収してくれないなど、何かと例外が多いっていうことが原因だと思います。

 

リサイクリングプログラムでもコンポストでも、不特定多数の人たちに協力を求めるこう言ったプログラムはなかなか難しいのはわかります。

 

今日も職場でゴミとリサイクリングを回収していたボランティア氏が、リサイクリングビンの中に入っていたプラスティックや紙のアイテムをご丁寧にゴミ袋に入れてゴミに出すのを目撃したところです。

彼には、リサイクリングはリサイクリングのビンに入れ、それを外に置いてある大きなリサイクリング容器にそのまま入れて、ゴミに混ぜないで、と説明しましたけれども、きちんと理解できていない人は彼だけではないはず。

そんなことくらい簡単に理解できるはず、とは思いますけれど、色々と聞くとやっぱり混乱している人や勘違いしている人は結構いますし、そこらへんもきちんとわかりやすく製品のパッケージのマークなどをキッチリ徹底し、パブリック・エデュケーションを徹底させる必要もあると思います。

 

全てのプレーヤーが地球環境をきちんと考慮して、市もきちんとディーテイルを詰めて、みんなでゴミを減らして行けたら、と思います。

 

 

道のりは長い


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ヴィーガンTarte Tatin とりんごの味

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北米によくあるcovered bridge、別名 kissing bridge

 

先週、風邪をこじらせることになった紅葉見物でしたが、田舎の空気を楽しみつつ、そろそろ時期も終わり頃なアップル・ピッキングにも行きました。

その日がユーピック最終日だと言うオーチャードに。

 

ところが車を出て農家の建物へ歩いていくと、そこにはすでに収穫されて綺麗にカゴに盛り付けられてディスプレイされたりんご各種が。

 

風邪でだるかったこともあり、自分で収穫せず籠のりんごを買うことにしましたよ。

 

何種類かのりんごから、Gala, Spartan, Cortlandと三種類選び、もう一種類何にしようかな、と迷っていたら、農家のおばちゃんが「Libertyがおすすめですよ」と。

初めて聞いた名前だわー、と言ったら小さなのを味見にくれまして、齧ったら酸味と甘味のバランスが好みだったので思わず「うわー、美味しい〜!じゃあそれも一籠いただきます」と声を上げましたらば、おばちゃんも喜んでくれて「でしょ、美味しいでしょ、私のお気に入りなんですよ」といいながら、オマケのりんごをカゴに一つ二つ入れてくれました。

 

一籠5キロ入りくらいを四つですから、のんびりしていると最後の方は鮮度が落ちますから、毎日日替わりでいろんな種類を食べているのですが、それぞれの味がかなり違うことに驚きます。

今までは種類を混ぜてもせいぜい二種類くらい、大概は「まあおんなじようなもんよね」とその時に一番盛りな種類をとってくることが多かったので、こんなに味が違うとは、今更ながら驚いた次第です。

そしてやっぱり、Libertyが一番好みですね。

甘いだけじゃなくて、酸味がちょっと強くて、でも酸っぱいわけじゃなくて、とても美味しいのです。

 

りんごといえばマッキントッシュが好き、という人が多いのですが、私はそれほど好みではなくて、しかもマッキントッシュはりんごの種類の中では熟すのが一番早い時期らしく、私たちが「そういえばそろそろりんごの季節だね」と気がついてオーチャードにいく頃にはとっくに終わっているため、うちではあまり食べません。

 

あ、そうは言っても庭のリンゴはマッキントッシュなんですけれどね。

でも毎年リスにかなりやられますし、今年はなんと、収穫はゼロなんです。

たくさん取れる当たり年と、そうでない年が順番に巡ってくるという感じでしょうか。

 

そんなわけで、大きめなりんごを選んで今日はタルト・タタンを作りました。

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皮付き、やっぱり剥けばよかったか

皮を剥くのがしんどそうだったので(まだ風邪ひいてます)そのままやってみたんですが、やはり剥いた方が食べやすいでしょうね。

次回はもうちょっと手間かけて皮むきましょう。

 

レシピはいつも使ってるのですが、これ、フランス語でメモってありますので、元レシピはきっとこちらのブログから、、、だと思われます。

www.cleacuisine.fr

でも今この方のサイトのレシピのリストを見る限り、タルト・タタンの普通のレシピは載ってなくて、クインス(ボケの実です)で作るものしか載っていません。

あんまりに普通なレシピだから削除してしまったんでしょうかね。

タルト・タタンのレシピは多分ググれば色々と出てくると思いますし、他人様のレシピをここで公開はしませんけれども、ヴィーガンでないレシピをヴィーガナイズする方法だけメモしますね。

 

タルト・タタン、メモ
  • りんごの部分は今回は大きめのリンゴ6つ
  • バターの代わりにココナッツオイルを105ぐラム
  • 砂糖をテーブルスプーンで6杯
  • りんごにはレモン汁とシナモンとナツメグをほんのひとつまみ 

皮部分はVeganomiconのタルト生地を参考に、砂糖をこさじ2杯入れ、塩はこさじ半分に押さえ、コーンミールは入れず 

 

 

タルト・タタンのレシピを見ると、「大きなりんごを4つ」などとあったりするのですが、カナダのリンゴは日本のりんごよりもかなり小ぶりなんですけれど、フランスのレシピでも4つ5つと書いてあるところを見ると、フランスのりんごもカナダのよりも大きいんでしょうか。

 

ちなみに今まではユーピックをやってるところで自分たちでりんごをもいで袋に入れて買う、というのをやってましたけれど、今回すでにカゴに入ったのを買ってみて気がついたのは、ユーピックよりカゴで買う方が安かったということ。

まあね、ユーピックはりんご代じゃなくて遊ばせてもらってるお代を支払って、その上りんご代も、っていうことなんでしょうね。つまみ食いもするし。

 

モントリオールから車で行けるオーガニックのオーチャードでユーピックをしているところが尽くユーピックをやめてしまったのも、商売的にはユーピックをするのは効率が悪いということなのかな?とも思います。

実際のところは不明ですが。

 

 

毎日りんごをせっせと食べてます


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