京都議定書に変わる地球温暖化対策の新たな国際合意を目指す国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)
のパリでの開催に向けて、本日、11月29日(日曜日)世界中約1700か所で行われた「100%環境マーチ(意訳です。英語ではThe 100% Possible climate march)」
カナダの首都オタワでも開催されたので、行ってきました。日本でも東京あたりで開催されたのでしょうか。
このマーチの目標は、2050年までに、エネルギー源を100%再生可能エネルギーに切り替える方針を各国政府がとるように働きかけるもの。
パリでは先日のテロ事件の影響から、デモ行進など一切禁止されていたため、市民は行進に参加する代わりに広場に靴を置いて意思表示をしたそうです。
オタワでは、行進の到着地の国会議事堂前に集まった人々が100%の一文字を作った後、パリへ向けてメッセージというか、声援を送りましたよ。マーチが始まる前にはカナダの環境保全運動のアイコンでもある、デイヴィッド鈴木氏が登場して短いながらスピーチをなさいました。
オタワのマーチについての報道はこちらでどうぞ。
主催者による発表では、オタワでは25000人が参加したそうです。
今朝家を出る時はマイナス5度くらいだったので、多分日中には少し暖まるだろうし、歩くんだし、と油断して行ったのですが、ずーっと寒かったです。
たまにちらほら雪が降ったので、多分気温としてはマイナス5度をくだらない程度だったと思うのですが、冬の初めはそんな気温でも寒いと感じますね。
地球温暖化のせいで、毎年のように冬が冬らしくない、異常に暖かい、と言っているカナダ人ですが。
うちの町からオタワまでは高速で2時間〜3時間くらい。朝出発して、マーチが終わってから戻ってきたのですが、冷えたせいか、ちょっと疲れました。
また風邪をひいてもいけないので、写真だけちょっと掲載して早々に休みます。
石油タンカーやパイプが破損してオイルを垂れ流すと大変な環境汚染ですが、「太陽エネルギーが大量にあふれた場合、それは単に「お天気の良い日」です。パイプライン(雇用増加が数少ないポジティブの一つ)ではなく環境に良い仕事を、パイプラインはいらない」という垂れ幕。
こういった小道具(大きいですが)を持参してきた人々も結構たくさん見かけました。この人たちは風力エネルギーを推していて、石油エネルギーは終わったと言っています。
ヴィーガニズムが環境保全のための有効な解決策であることを唱えている人々も結構いましたよ。
緑の党。他にも、グリーンピース、オックスファム、などなどいろんな団体が参加していました。
環境保全、平和、それ以外でもいろんなことを訴えてデモ行進が行われますが、だいたいが参加者がみんなとても明るくフレンドリーで、楽しげです。カメラを向けるとにっこりしてポーズを取ってくれる人も多いです。
こんなに冷えた今日ですが、小さな子供連れや犬を連れた人、車椅子での参加者などもいました。いろんな形での政治への参加が幅広く普及しているんだと感じます。
運河と川です。
オタワといえば、リドーカナルでスケートですね。