食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

軽量・冷蔵不要・簡単美味で栄養十分なヴィーガン食

乾燥食材で作ったレンティル・カリーとライス

 

casse-pied.hatenablog.com

先日作った乾燥マッシュルームを使った一品を試してみました。

実はキャンプに行くので、調理条件もキャンプ場で使うキャンピング用ストーブ2台のみを利用し、庭で行いました。



日本のキャンプブーム?とカヌーキャンピング向け食事

オンラインで最近、あちこちで、日本のキャンプブームはもう終わった、、とか見かけますが、本当ですか?

 

いつからブームだったのかもまるで知らないんですけど、もう終わっちゃったんですか?

 

ブームは去っても好きな人は好きな時にキャンプしにいけばいいだけの話ですし、実際はそういうふうなんだと思うんですけどね。

ブームだと、要するにキャンプ場が混むとかそういうことですよね。

 

北米ではブームも何も、ヨーロッパから人々がやってきた頃から、いや実際はヨーロピアンが侵入してくる前から長いこと住んでいた先住民の先祖の時代から、山や森や湖のあるところへ分け入って行ってテントを張って火を起こしてキャンプするというのは延々と多くの人々が家族や友達同士や一人やカップルや学校行事やサマーキャンプやらで行ってきている、ある種の伝統文化です。

伝統文化って書くとやっぱり歌舞伎とかオペラとか文化系な印象だからちょっと違うかな。

 

今年も友人たちと共にキャンプに行く予定です。

カヌーで荷物を運びながら湖から湖へ、間の島はカヌーを担いで(ポータージュと言います)進み、夜はそこら辺の島にテントを張ってキャンプする、カヌーキャンピングです。

 

カヌーで荷物を運ぶので、というか湖から湖へ移動する場合のポータージュがあるから、荷物の重量は極力抑える必要があります。

 

てことはあれです、ご飯の素材も限られてくるのです。

 

ヴィーガンで、栄養足りてて、美味しくて、軽量で冷蔵不要(荷物の中にグイグイ押し込まれてて、日中カヌーの中や我々の背中の上で日光を浴びます)な材料で、一日ずっとカヌーを漕いでクタクタになった状態で調理開始しても簡単にできるようなもの。

 

さあ何を作ろうかしら。

条件を入れてググって出てくるサイトをパパッと見渡してみました。

大体こんな感じ↓

www.myfiveacres.com

でもね、一泊程度ならこれでいいかもしれないけど、フルーツとか野菜とか、水分の多くて重いものはダメですよ。

潰れちゃうしカビるか腐るかしちゃうし。

重いし。

 

このサイトの人たちは四泊のシーカヤッキングだったそうですから、食料を運びながら調理したと思うんですけど、豆腐とか野菜(じゃがいもやにんじんなんて重すぎる!)とかフルーツとか持ち運んだんですかね、すごいですね。

 

スイカなんかもお勧めアイテムに載ってるんですけど、まじか。

 

シーカヤッキングはきっとカヤックを担いで陸地を移動することはないんでしょうね。

海岸線を転々とするんですもんね。

 

 

乾物を作る

先日ディハイドレーターで乾燥させた食品。

 

乾かした後で蓋を取ると、ムワッと香る乾燥した食べ物の匂いで、カップヌードルなどに入っている乾燥ネギなどの匂いを思い出しました。

そうか、あれは添加物満載の体に悪い匂いかと思ってたけど、乾燥したネギの匂いだったのか。

 

乾かしていたのはセロリだったので、ネギであろうとセロリであろうとそういう匂いになるっていうことなのかもしれません。

 

マッシュルームはものすごく美味しい出汁が出そうな匂いでした。

 

これを使って実験調理をしたのが冒頭の写真です。

 

5人用の夕ご飯になる予定で、持っていく鍋のサイズは大きめなのが3.2リットル、小さめなのが2リットルほど。

 

ご飯を2リットルの鍋で炊いて、カリーっぽいものを3.2リットルの方で調理しましょうかね。

5人用のご飯、2リットル鍋で足りるかどうか、ご飯の国出身の身としてはちょっと心配なんですが、北米人はご飯少なめおかずたっぷりめと、ご飯の基準がちょっとご飯文化圏の人たちとは違うので、私以外誰一人として心配していません。

大きな大食いな人たちが複数いるのに。

 

とりあえず炊飯は良いとして、カリーソースっぽいもののレシピの覚え書きをば。

 

キャンプストーブで作るレンティル・マッシュルーム・ココナツミルクカリーソース

材料

  • 乾燥マッシュルーム68グラム
  • 乾燥ココナツミルク50グラム
  • レンティル400グラム
  • ベジタブルオイル大さじ2ほど
  • 塩小さじ1ほど
  • スパイス(シード系)大さじ3ほど
  • スパイス(粉末系)大さじ2ほど

 

手順

  1. 鍋に油を敷き、シード系スパイスを入れてパチパチさせ、乾燥マッシュルームを投入しささっと混ぜたら粉末系スパイスも入れてさささっと混ぜ、焦げないようにマッシュルームがヒタヒタになるくらいの水を入れてさらにかき混ぜてやる。
  2. レンティル(すすいで水につけておいたもの)を投入し水をさらに追加(レンティルを入れてあった容器にくっついてるレンティルを濯ぎながらその水を入れる感じで)(でもレンティルの一部はかなりしつこく容器にくっついてるので指でグイグイと鍋に落としてやる)ヒタヒタになってさらに1センチくらい余裕がある程度に水が入ったら蓋をして火を弱めて加熱。
  3. 途中でたまに底をかき混ぜつつ、水がもっと必要になったら随時追加し、底を擦るようにかき混ぜる(くっつきがち)
  4. あと10分くらいでレンティルもいけそうかなというところでココナツミルクパウダーをそのまま入れ、水もちょっとたし、粉を溶かす感じで混ぜ続ける。
  5. レンティルが柔らかくなっていたら出来上がり

 

反省点
  1. キャンプ用の鍋は薄手なので、レンティルがくっつきがち。これは予想済みでしたが、使う油の量をもうちょっと増やし、レンティルの分量をもうちょっと減らして調整してみようかと。
  2. くっつきがちなレンティルを鍋底をかき混ぜつつ調理するので、ココナツパウダーを鍋で直接溶かす作業をしている間に焦げが進行するので、ココナツパウダーは先に少量の水で溶かしてから追加すべし。
  3. 試作だったため、十分なさそうだと判断した乾燥玉ねぎと乾燥セロリを今回は入れなかったが、これが入るとさらにボリュームが出ることが予測されるので、全体量を少々減らすべし。
  4. レンティルの量は1割くらい減らすべし。
  5. 水は貴重なのですすいだりしないで調理に挑むことになるかもしれないので、それを想定して試作すべきだった(そう思いつつ、ついすすいじゃった。)
  6. キングマッシュルームの歯応えが結構強く残っていたので、先に水で戻しておいてから調理してもう少し柔らかくしたほうが一般うけしそう。

スパイスの組み合わせはなんでも良いですが、今回は玉ねぎとかニンニクとかを入れないので、オニオンパウダー、ガーリックパウダーあたりを小さじ2杯ずつくらい入れてみました。

あとはいつも通りにクミン、コリアンダーシード、ターメリック、マスタードシードあたりを。

グループに一人辛いものが全くダメな繊細な人がいるので、辛いものは一切使用しませんが、辛くしても良さそう。

 

 

結構美味しくできましたよ〜 


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