食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

急な来客は有りか無しか

東京で一人暮らし当時、休みの日などに急に前触れなく友人が遊びに来ることはなかった。(まだ携帯電話がそんなに普及していない頃、、歳がバレますが。笑)

都心に住んでいたので、終電を逃した友達が泊めてー、と急にやってきたことはある。

でも基本的には前もってこの日にここにいきましょ、これをしましょ、と友人たちと予定を立てていたものだった。

 

現在も基本的には友人が急に訪ねてくることはなく、前もって何曜日の何時にどこかで会いましょうとか、食事を作るのでこの時間にうちへ来てちょうだいとか、事前の打ち合わせがあったうえで行動に移る。

急に予定が出来る場合でも、たいがい当日の終業時間前に「急だけど、今夜誰それのうちでディナーしないか、っていう話が出てるんだけど、どうする?」という打診の電話が来たりする。笑

いいねえいいねえ、行きましょう、という気分ならそう言って進めればいいし、今日は疲れてるから家に帰ってゆっくりしたいんだよね~と思えば、そうすることもできる。だから、急な話が持ち上がっても別に問題ではない。

 

事前に予定されてたり、当日でも事前に電話で話が持ち上がれば、心の準備ができるし、その予定のために別のことを調整して無理のないようにすることができる。

だから、いま現在の友人、知人との間でのこう言う習慣を変えたいという気持ちは特にない。

 

一方、カリブ海の島出身の知人との会話でのこと。

 

カナダに来てから、友達になった人のアパートを訪問したら、戸惑った顔をされて、事前に電話してくれなきゃ困ると言われ、えええ?友達同士なのに予約入れなきゃ会えないの?とこっちこそビックリした、というエピソード。

 

彼の出身地では、皆リラックスしていて友人や家族がお互いにオープンマインドだから、電話しなきゃいけないなんて誰も言わない。

夕方ご飯どきに近所の人が来たり、友達が来たりすることはよくあるし、自分も友達の家に行って食事時になれば一緒に食べたりすると。

先進国の都市の暮らしはやはりストレスフルで、人々はアップタイト。自分にとっては自然なノリで、友達だと思ってる人の家を訪ねるたびに、自分のやりかただといけないんだと反応されることで、ちょっと疲れちゃうんだよねと。

なるほどねえ、彼の視点から見たら、それはそうだよね、予約しなきゃあえない友達って変だよね。

 

で、自分のことに置き換えてみると、、、

 

イキナリ友人が遊びに来ることって、あるかなあ、、と考えてみると、それほどないような気がする。

でも、全くないわけではない。

近所の人が道具類を借りに来たり、何かをお裾分けしに来てくれることもある。

すごく取り込んでる時に来られたら困るかな、とは思うけど、今の所、困った経験はない。

どちらかと言うと、予定外の来客はちょっと楽しく嬉しい。

 

出先で偶然知人に遭遇したりすると嬉しいのと似ているかも。

まあ、偶然遭遇して嬉しくない人というのもありえるけれど。

 

ただ、夕食どきに人が急にきたら、相手によってはそれはちょっと困るかなあ。

私の場合、大切にとっておいた日本から持ち帰った美味しい乾物とか、ちょっと遠くのお店まで行かなきゃ買えない和の食材を使ったものとか、一口食べて「うわー、これ食べられない」と言われて無駄にしたくないわ、とか、そういうセコイ根性もあったりするし。

そういう意味で私はアップタイトなのか。

 

仲のいい友人だったら夕食どきに急にというのはたまにあって、仲がいいだけに私の大事な和食のおかずも、喜んで食べてくれたりする。

やっぱり食卓を共に囲みたいと思う人だったら急の来客でも気にならないということかな。

 

これを書いていて思い出したけれど、夏場というか、雪が溶けて自転車で移動がしやすい季節になると、急な来客が結構増えるような。

やはり、暖かくなって気楽になって、ヒョイっと誰かの顔を見たくなるものなのか。

そう考えると、カリブ海の島の友人の故郷で人々がお互いにひょいひょいと事前に予定など立てずに訪問し合うというのも納得がいくような。

 

 

 

 


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