東京で外食ヴィーガン2023夏
今回の滞在ではあんまり外出するチャンスがなさそうなので、外食を楽しむという余裕もなく、ヴィーガンの店がなければ蕎麦屋で塩でそば食べればよいわよ、なんならコンビニで梅のおにぎりでよいよ、という具合にあまり期待せずに挑みました。
泊まったホテルが銀座の端っこ(正確には町の名前は銀座にあらず)だったため、徒歩10分くらいでいろんな美味しいお店にいけそうな環境にあり、ちょっと調べて見つけたお店に食べにいくことができました。
銀座だし、ワールドカップのゲームを見たあとはラーメン食べに九州じゃんがらラーメンにでも行こうかしら、なんて思っていたんですが、なんとなく気が向いて選んだのはこっち↓
2 foods という、プラントベースですがジャンクフードというかファーストフードの店。
多分昼間がメインなんでしょうけれど、夕飯食べに行きました。
銀座のロフトの一階にあるお店は、テーブルが凄く小さくて、テーブルとテーブルの感覚も狭いし、これはきっちきちかな、という雰囲気ですが、夕飯時に食べにくる人の数自体が少なめだったせいもあり、お店の方がテーブルを二つくっつけてくださったのもあり、この時はゆったりと快適。
お店に来るのは8割がた若い女性かな、という感じで、量は足りるかしらとちょっと心配でしたがちゃんと食べ応えあり。
この日はメニューでバーガー、オムライス、カレーの三種類の半分サイズをセットにしたサンプラーメニューがおすすめされてまして、夫がそれを注文しました。
三種類の中でそれぞれにチョイスがあり、好みにあってそうなものをちょっとずつ食べられて楽しそう。
でも私は美味しいと思ったらちゃんときっちり一食分食べたい食いしん坊ですので、お試しハーフサイズではちょっと不満が残りそうだと思い、普通にバーガー一品と、チキンナゲッツを注文しました。
ナゲッツがほかの何よりも先に出てきて、おなかがすいていた我々、がっついて食べてしまいましたが、鶏肉というよりはフィッシュケーキの食感に似ていて、(魚臭さは無し)ディッピングソースのレモン風味の(青いやつ)が美味しかったです。
プラントベースのチーズソースはなんともない味わいで印象に残らず、毒々しいこの青いソースが一番おいしいと夫と合意。
夫が頼んだお試しサイズの種類盛りに入っていたオムライスとカレーは、まあまあ。
オムライスにはコーンが入っていて、それが卵っぽいふわふわのモノのふわっとした食感を邪魔する感じで私は好みではありませんでしたし、ヴィーガン・カレー(日本のいわゆるカレーライスのカレー)もまあ、そんなもんでしょ、という感じで「普通」で、お店が近くにあったら来ても良いけど、あえてここがおすすめですとか、そういう感じでもないよね、といった感じ。
まあでも特に期待しなければ安定の洋食味ですから、こういう店がもっとたくさんできてくれたらヴィーガンには嬉しいですが、値段的にはどうなんでしょうかね。
北米は外食の値段は割と高めの値段設定になってるので、ここの店のお会計も特に驚くほどではありませんでしたが、日本って全般的に外食の値段が20年~30年来あんまり変わってなくて偉い安いですから、こういうお店の値段が高いと、気取ってる、、って思われる恐れもありますよね。
あと注文はQRコードをスキャンしてオンラインでせよ、とか、ちょっと面倒くさかった。
若い子たちにはそんなに面倒じゃないんだろうけれど、なんでお客の私がいちいち注文内容を確認して次の画面へ進んで、、なんてやらなきゃいけないんだ、口頭で注文を聞いてそっちでやってくれ、という気分になりましたね。
こういうスタイルの店が増えているのでしょうか。
嫌だな~。
日本のお店というかファーストフード店だけかもしれませんが、他者との交流をしたくないという希望をかなえてあげましょう、という感じで個別に仕切りがしてあるお店などがちょこちょこあって、それが若干異様に感じます。
外食とか飲み屋へ行く楽しみの一つは店の人やほかのお客さんとちょっと話したりすることでもあるんだけどなあ。
でも一人で静かにしていたいときにうるさく声をかけられるのは嫌だとか、女性一人だと安心できないとか、そういうこともあるのかな。
日が沈んだあとの町をのんびり散歩
食事のあとは町をそぞろ歩きしました。
気温が下がっていたので安心してだらだらと余計なほうまで足を延ばせてうれしかった。
ふと気が付くと外国人観光客も昼間よりもうんと増えていましたから、彼らはひょっとしたら昼間は室内でエンターテイメントを楽しみ、夜まで待っていたのかも。
美術館、映画館、歌舞伎座、お買い物、などなど室内でも色々できますもんね。
今回は行く予定はありませんけど、出し物は何かしらとチェックしにいった歌舞伎座。
涼みがてら一幕だけ見に行こうかな。
夜もブラブラ歩いて楽しめるような都会に滞在したら猛暑でも楽しめるのか、と気づいたひと時でした。