食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

厚揚げステーキ・灼熱の夏まつり見物

夫と母はサーモンのムニエル、私は厚揚げステーキをショウガ醤油で。

母が好きなので春キャベツを千切りに、あとはいただきもののトマト(めちゃうま)ご馳走様でした。

 

 

土曜日から二泊、オサンドンからお暇をいただいて東京見物してきました。

この猛暑なので、本当はどこにも出かけたくない~~というのが正直な気持ちだったんですが、わざわざついてきてくれた(警告はしましたけれど)夫がずっとたいした観光もせずに母の家にくすぶってるのも気の毒だし。

 

どうせなら、夏しか経験できないなにかないかしら、と調べてみつけた下町のお祭りを見にいってきましたよ。

 

出掛けた先は住吉神社の例祭というやつ。

例祭ともうひとつ別の名前のお祭りも同時開催で、そっちは四年に一度の催しなんだとか。

とはいえ神社のサイトをよく読んでも、なんのことだかピンとこなかったんですが、とにかくこの週末をはさんで四日くらいの間地元の皆さんでなにかしら伝統的な行事をなさるということだけ理解しました。

 

祭りマニアでもないし神社について深い知識があるわけでもないし、このお祭りをやる町とはなんのつながりもない身の上ですし、まあ見に行ってたまたま見学出来たらそれでよし、(サイトを見ても、ググってもでてくる情報がかなり限られていた)ということで、見に行って何もなかったらそのままその辺を見て回ってあとは風の向くまま気の向くままでよいよね、という態勢で挑みました。

 

ちょうど前夜の金曜日には女子サッカーの日本代表とノルウェー代表との試合があったので、新橋のパブで飲みながら観戦して大喜び。

 

翌朝は二日酔い(するほど飲んでない)じゃないにしてもなんだかだるくて(飲むと翌日ちょっと疲れが残ってる、、は年齢ならではなのか、、)のんびり起きてのんびり準備して、10時過ぎたころにホテルを出て暑いなか日陰を選んで歩き進んで佃島まで。

 

川を渡るころには祭拍子って言うんでしょうか、ぴーひょろぴーひょろ、てんててんてん、と軽快な音が響いてきました。

 

神社までいけば何かしら情報があるかしらーなんて思っていましたが、神社に至る前にそこここに歩いてたり立ち話してたりたたずんでたりする地元の人々や見物人の人々の動きにつられ、あれよあれよというまにお神輿を担ぐお兄さんたちを追っかけ、水をかけたり飲み水のカップを手渡すサポートの人たちと行きかい、でっかいレンズを搭載したカメラを掲げてそこらへんを練り歩く写真家のおじさん方、子連れのカップル、年季の入ったご隠居さん、などなどがそれぞれに歩き回る世界の端っこに入れてもらって楽しませていただきました。

 

何しろ猛暑ですからね、日向を歩き回るだけでも危険なくらい暑いのに、重いお神輿(彼らは八角と呼んでいらっしゃった)を皆でかついで練り歩くのはかなりの重労働だし、暑いでしょう。

 

道端からはホースで放水する地元の応援団?みたいなおじさんたちや、紙コップに注いだ冷たい飲み物を見物人や担いでる人々に提供するお姉さんたちがいて、皆で盛り上げてるお祭りなんだなあ、と別の意味での熱さを感じましたよ。

 

私は祖父母の代から仕事であちこち引っ越して移動しつづけた家に育ったので、どこかの町の神社の氏子、というかそういうつながりが一切ない、大げさに言えば根無し草なので、お祭りを見るとなんとなくうらやましい気持ちがします。

お爺ちゃんやおばあちゃんも若いころは参加していたんだよ、なんていうお祭りに自分も法被を着て参加する、なんて楽しそうですよね。

 

 

住吉神社の外にも赤い鳥居が建っていて、その隣には大きな幟がはためいていましたが、この幟がはためく様子は安藤広重の浮世絵にも登場しています。

この幟を立ててる支柱はお祭りが終わると川底に沈めて保存されるとかで、これを引っ張り上げたり、獅子の頭を収納してあるところから出してきて展示(祀り?)したりするのもこの例祭の一連のイベントなようで、現地でもらったお祭りの日程表にはいろいろ書いてありました(が、用語すべてに明るくないので読んでもチンプンカンプンでしたけれど。)

 

担ぎ手の皆さんが一斉に両腕を伸ばして神輿を高く掲げる動きをします。腕がつらそう。

 

このお祭り(住吉神社の例祭)、夫に色々詳細について質問されて、面倒くさかった上自分でも良く調べがついてなかったので「自分でググってみて」と言ってみたらば、「明日東京で開催される夏祭は三つあるらしいけど、、、その神社の話は載ってないよ?」と。

英語で旅行者向けに公開されていた情報サイトには載っていませんでした。

日本語でググっても神社のサイトとユーチューブに過去の様子を写したものがいくつかある程度(でもそれも1時間くらい延々と移し続けてるだけで解説などは見られませんでした。)

我々が参上したのは土曜日の朝から午後早くまでの間だけでしたけど、確かに外国人観光客っぽい人たちは見かけませんでした。

しかも、ものすごい見物人の山かと思ったら、確かに人出はあるものの、そんなにぎゅうぎゅうになるほどでもなくて、どちらかというと地元の人や知り合い程度?な中規模?な人出だったかも。

 

路地は狭いし島だからあんまり大勢おしかけられても手に負えないかもしれないし、これくらいがちょうどよいのかもしれません。

ひょっとしたらこのあと夕方とか翌日とかにもっと盛大に見物人がこぞって見に来るイベントがあったかもしれませんけれど。

 

何しろ暑くてたまらなかったので、昼くらいにはもう月島の商店街のアーケードの日陰になってるほうに移動して、お祭り見物はそれだけでおしまいにしましたけれど、大変楽しいひと時を過ごすことができました。

 

 

住吉神社というのは国内のあちこち存在する、水の神様を祀る神社だそうで、住吉神社に祈祷の申し込みなどする際は「福岡の」「佃島の」など確認してください、とのこと。


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