食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

懐かしい日本の味と、過保護な品物

懐かしい日本の、、、

この度の帰省では、実家の母が私と兄が小学生の頃に使っていたホットサンドイッチメーカーを譲り受けて持ってまいりました。もう使わないから、邪魔だと母が申しますので。

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今回は納豆サンドイッチにしてみました。自分で納豆を作っているので、こう言う贅沢な使い方もできますね。納豆はよく混ぜてから置いた方が良かったのか、、、美味しかったのでいいんですけどね。

 

日本への帰省は、年に一度くらいできれば最高ですが、私は今まで、5年に一度とか、ちょっと間隔が狭まって3年とか、そういう感じであんまり頻繁には帰省していませんでした。

 

だって、お金も時間も限られてますから。(よくある話ですが、時間のたっぷりある学生時代はお金が全然なかったり。)

 

毎年日本に帰省してたら有給が足りなくて別の旅行ができなくなります。

年に二週間しか休めないので。(日本以外の国の人たちは沢山有給もらってて遊び放題だという勘違いをされている方もいるようですが、有給がたっぷりの人もそりゃいるでしょうけど私は二週間、仕事が休める週末以外の祝日も年に8日です。厳しいでしょ。しかもこの祝日が土日に被ったって、振替休日なんか保証されてない州に住んでるので、私の職場では振替休日なんかもらえません。)

 

そう言ったわけで、ごくたまに日本に帰る身としては、せっかく日本に帰ったら、日本でしか買えないものや手に入らないようなものを手にいれて、持って帰りたい!

 

という気持ちが昔は結構強かったと思います。(今でも若干ありますが。)

日本の味と、便利さが懐かしいと思っていました。

 

重要だった日本アイテム

そうやって日本からせっせと持ち帰ったものに、

 

三徳包丁(切れる包丁は貴重です)

砥石(切れを保つために研ぎ方も習得しました)

鰹節削り器(もう使いませんけど)

靴下とか下着などと言った小物の洗濯物を干すアレ(正式名称はなんでしょう、うちの母は、蛸の足、って言いますけど。洗濯バサミがたくさんぶら下がったアレです。)

ブラシの部分が小さめの歯ブラシ(こちらで普通に売られてる歯ブラシは巨大なので奥歯の裏側なんかどうやって磨いてるんでしょう皆さん、、、)

折りたたみ傘(それくらい北米でも買えますけど、こっちで買うものは一度使うと骨が折れたり、何かしらすぐ壊れるのです)

日本の食材(海藻類、乾物類、七味とか山椒など乾燥した日本スパイス類。)

 

などなど。

 

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今日はちょっと焦げ目が薄かった。

 

でも、なんだかもう日本で売ってるものを持って帰ってこなくてもいいかな、と今回思ったのです。

あ、食材は別ですけど。(この場合、乾物メインです。生鮮食品は持って帰ることができませんから)

 

便利さはそれほど必要と感じなくなった

例えば折りたたみ傘なんかも、なんか面倒くさてここ数年使っていません。

雨の日に傘置き用のもの(なんていう名称なのでしょう)が入口脇に備えついてる日本と違って、どこかへ足を踏み込んで、傘をたたんだ後、置いておく場所がないし、雨で濡れた傘をカバンや上着と一緒に椅子なんかにおくのもなんだし。

濡れた上着なら椅子にかけておけばうまく乾きますが、傘は広げておきでもしない限り全体に乾くことはないし。

だいたい、日本で買った折り畳み傘の方が質は若干いいかもしれませんけど、どっちみち強風に一度当たるとやっぱりどこか壊れます。

いや、5年ほど前に日本で買った折りたたみ傘、買った時にすぐにさしましたが、その場で強風に煽られ、ホネがメキッと曲がりました。安物だったんでしょうね、1500円くらい払いましたけど。

それくらいの安物ならこちらにだって売ってますので、その傘は日本で捨てて来ました。地産地消ですね。

 

日本の文房具など小物系は「痒い所に手が届く」ものが多く、品質も良く、素晴らしいものが結構多いですが、そういうのがなかなか手に入らないところに身を置くと「なくても済むもの」がいかに多いのかもわかります。

 

どうしてもやっぱり懐かしいから買って帰りたいもの

こちらでも最近は海苔とか、ワカメとか、買えるようになりましたけれど、干し椎茸が、中国産ばっかりなんですよ。(パッケージに日本語が印字してあっても中国産)

 

日本に帰省したら、軽い乾物は持って帰ってこない手はないなと。 

でも今回の帰省では買い物する暇がなくて、干し椎茸のことをすっかり忘れて戻って来てしまいました。うっかりしてました。

 
懐かしい味だけど持って帰らない(帰れない)ものも

日本に滞在中に味わえる日本の旬の味や鮮度の良い野菜類なんかも、こればっかりは持って帰れませんから、いる間だけでも存分に味わって楽しみ尽くそう、と思います。

 

持って帰れないもの、って多いんですよね。

本当に懐かしいものはそういうものだったりもします。

旬の限られた野菜とか山菜とか果物とか山椒とかわさびとか。。。

 

そう考えると、持ってかえることができるものでも、本当に必要なものなのか?と考え始めると、そうでもないものが結構多い。

 

過剰包装、痒いところに過剰に手を届けようとしてる?

 

日本に帰ると、何かと「カナダでこんなの探してもないでしょ」と言われます。

例えば、サランラップは、日本のがきっちりできていて使いやすいのだけど、カナダにあるものは薄くて切りにくくて扱いにくい、など。

 

でもね、久々に日本でサランラップを使ってみて思いましたけど、使い捨てのプラスティックなのにあんなに厚手でどうするんでしょう?無駄ですよ?使い終わったの、捨てるだけなのに、あんなに厚いんですからね、ゴミを減らそうっていう発想はないのか、と驚きました。

 

お土産に、と美味しいであろう(乳製品と卵入り洋菓子)箱入りのお菓子をいただきましたが、これも個別包装がしっかりしてあって、それをまたガッチリした上等な箱に入れて、それを包装紙で包んで、リボンがかかっていて、その上上等な紙袋に入っているのをいただいたんです。

 

過剰包装はやめようよ、っていう運動、日本で以前ありませんでしたっけ?

 

過剰包装、辞めるのやめたのかな?

 

日本で手にするモノの多くは品質が良くてよく考えられている製品だと感じますが、そこまで微に入り細に入り暮らしを便利にしなくても、そんなに困りゃしない、ここまでの親切は過保護な感じがする、とも感じました。

 

忙しい日本で生活していると、それくらい便利なものに囲まれてないといちいち作業が進まないから、やってられないのよ、ってことなのかもしれませんけどね。

 

私はこちらで売られているあまりピシッときれないラップをハサミで切ってみたり、自宅では、面倒臭いからボウルに何か入れたらその上に皿を置いて蓋にしてラップを使わなくなったり、そうやって対処しています。

そんなことしてても大して時間のロスとか動作の無駄などを感じないで済むのんびりいい加減な生活態度で居られるってことかもしれません。

 

でも本当に、本当に懐かしいものが持って帰ってこれないとなると、本当に、他のものはもういいや〜、っていう気持ちになったりしますよね。

 

子供の頃育った家にあったような、 山椒の木とかミカンやイチヂクの木を庭に植えたいんですけど、それは叶わない。。。

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久々にジャックフルーツでプルドポークもどき

春めいてきたし、久々にプルドポークもどきを

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もうちょっとほぐすと本当にプルドポークみたいに見えます。

 

日本から帰国して以来、毎日ではありませんが、結構しょっちゅうカノウユミコさんのレシピ本から夕飯に一品、二品と作る日々が続きました。

 

いくつかは何度もリピートしてたりします。

春菊ものが結構気に入ったので、中華食材店で毎週末春菊の大袋を買ってきたり。

 

でも、あんまり続くと飽きます。夫が。

飽きるとしばらくは本当に食べたがらないというか、嫌がります。

そうなると作りにくくなりますので、休憩が必要です。

 

なので今日は、久々のアメリカンな感じのヴィーガンメニューで。

 

しかもかんたん。

 

ジャックフルーツでプルドポークといきました。レシピは以前の記事に書いた通り。

 

casse-pied.hatenablog.com

 

今回は、ココナッツシュガーとか糖分は加えませんでした。

バーベキューソースで十分甘いですからね。

 

この記事を書いた後も何度か作りましたが、やっぱりなんとなく夏っぽいメニューなので、ここしばらくは作っていませんでした。

 

こういう久々メニューはレシピを引っ張り出して、あれれ、どうだったっけ、とやらなきゃいけないのでちょっと面倒臭い気がするのですが、作ってみるとやっぱり大変簡単。

これからの季節、また再登場する日が増えるでしょう。

 

味そのものは、プルドポーク(というか豚肉)には似ても似つかないですけどね、気持ちというか、見た目がプルドポークなんです。

 

サンドイッチにして食べるので、やはり北米出身者である夫には落ち着くメニューなようです。

不思議ですよね、私は丼もんとか、麺類とか、炒め物だとやっぱりたとえ日本のものじゃなくても落ち着きますけれど、彼はサンドイッチ系とか芋系だと落ち着くんですね。

 

 

これがポルトガルのパンで挟んだプルドポークもどきの図です。 

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横から見たところ。うちはバーガーの時もプルドポーク・サンドイッチの時も、ポルトガルスタイルのふわふわカサカサ(というと美味しそうに聞こえませんが)のパンを買ってきます。ビファナ・サンドイッチなどに使われてるああいうやつです。付け合わせは紫キャベツのザワークラウト。

 

余談ですが

今でもやっぱり日本の方は「日本人の主食はご飯だが西洋人の主食はパンだ」とあちこちでささやいていらっしゃいますが、違いますよ、西洋人の主食は肉です。

パンとかジャガイモとかは、付け合わせです。

日本のおかずや副菜の立場なんですよ。

 

日本では炭水化物(ごはん)が舞台の上で脚光を浴びているけれど、西洋人は肉(もしくは動物性食品)があくまでもメインで、炭水化物が添え物なのです。

 

イタリアの方のパスタは知りませんけどね。

イタリア人の知り合いはいませんが、イタリア系カナダ人のみなさん、日本のサラリーマンの昼食みたいな感じで、パスタとガーリックブレッドとか、炭水化物ガンガン食べていますからね。(でもやっぱり主食はなんだと言われたら肉っていうんじゃないかな。山盛りのパスタの後でメインコースの肉の塊を食べたりしてますしね。)

 

そんな余談はさておき、、、

 

春だ春だと言ってるうちに夏だ夏だっていう季節がすぐきますので、また今からバーベキュー対策(ヴェジ・バーガー対策)を開始しなければ!

 

四季があるっていいですよねやっぱり。 


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夫の部屋の掃除と整理

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うちは夫婦二人で生活しています。

二人の寝室、各自のオフィス(という名の自分の城)、ダイニングルーム兼台所、リヴィングルーム、そしてトイレとシャワーです。

あ、あと、地下室も。

 

以前は街中のアパートに住んでいまして、今の床面積の約半分以下のところに暮らしていました。

当時は地下室もなく、持ち物はものすごく吟味して、収納もものすごく工夫していましたね。

 

それが、ちょっと収納が増えた(地下室は土地の上に乗っかってる家の1フロア分の面積ですので、1フロアの部屋数分プラス壁の部分の面積も。)上、庭にも大きめの物置小屋を建てましたので、「これどうする??ああ、ここにほりこんどけ」という、いけない習慣が身についています。

 

とは言え、そのアパートだけではなく、東京でも六畳一間に住んでたことがありますし、あんまりものを溜め込みたくないという気持ちはいつも感じています。

私はね。

 

でも、夫は、、、夫は、、、、何というか、壊れたプラスチックの破片みたいなものですら「これには思い出が、、、」とか「これの片割れを見つけたら使えるし」とか言って捨てたくないタイプなのです。

 

もう着ない洋服、友人に押し付けられた古本、自分で買ったであろう古本、書類、破片類、、、がかなりあちこちに。

 

あとね、これは多分日本人にはない習慣だと思うのですけど、小銭を支払いの時に使わないのでお釣りばっかりもらって帰って、小銭をため込んだガラス瓶がいくつもあるんですよね。

数年前にカナダでは1セントコインが廃止されたんですが、1セントコインの瓶が出てくる出てくる。

一応お金ですからね、捨てたい!と思いましたけど、捨てることもできず。

私に輪をかけて面倒臭がりの夫がこの瓶をどうにかするとも思えず。

当時ちょっとした手術を受けて数週間休職していた時期があったので、その休養期間を利用してコツコツとチューブにまとめまして。

1セントだけではなくいろいろ混ざってましたが、700ドルくらいの小銭を銀行に持ち込みましたよ!3日くらいかかりました。

で、そのあとに発見された1セントコインはとりあえず小ぶりな瓶に入れておいて、何かの支払いの時に銀行に持って行こうと思ってます。

 

話が逸れましたが。

 

なぜこうなるまで放置していたのか

彼が、ではなくて私が。

 

これは彼の問題なのですが、ある時中国出身の友人が遊びに来た時に彼のオフィスのぐちゃぐちゃぶりを見て「うわ!なんてこと!私なら***(彼女のボーイフレンドの名前)に部屋をこんなにさせないわ!きゃすぴえはなんで彼がこんなにするのを許してるの?」

と言ったんですよ。

許してるも何も、私には他人の行動をコントロールする力はないからね、、というと、彼女は彼のボーイフレンドの行動もコントロールすると断言。

えええ?ちょっと怖いな。

まあ気持ちはわかりますけどね。

 

私だってこんなグッチャグチャの部屋は見ていて嫌になりますしね。

 

でも、自分のものをたとえ妻であろうとも、他人に捨てられちゃったり、勝手に自分の部屋に置いてあるものをあちこち片付けられたら絶対嫌ですからね。

私だって自分がそういう風に扱われたら絶対に嫌です。

 

私が口出しをしない彼のスペースでもあるわけですしね。

昔、天才バカボンという漫画がありましたが、あの中で、よくできる弟のはじめちゃんが、バカボンのグッチャグチャな部屋やかばんなどをきっちり綺麗に整理整頓してくれちゃったんだけど、バカボンはそういう綺麗なところにいると落ち着かなくて、ぐちゃぐちゃじゃないとうまく機能しないタイプなので、却ってはじめちゃんの「親切」があだになった、というエピソードがありましたよね?

あれバカボンじゃありませんでしたっけ?

 

 

協力してあげるという形で内政干渉をしようと思う

 

しかし、しかし、先ほども書きましたが、彼のケオスが二人の共有スペースにまで持ち込まれたり、財布紛失(未満)事件に発展したり、やっぱりこれはある程度干渉させていただく必要があると判断しました。

 

でも、彼のことをコントロールするのではありませんよ、彼が部屋をもうちょっとマシにして健やかな暮らしを送るお手伝いをするのです。

 

基本は彼のテリトリーですからね、彼がとっておきたいというものはとっておけばいい。

 

私の役目は、「これは別にとっておきたいからとってあるんじゃなくて、忘れてただけでしょ?」と、ゴミをいちいち指摘してゴミ箱とリサイクリング容器へほりこむのを手伝うこと。(はじめちゃんの過ちは繰り返してはなりませぬ。)

 

一気に、、というのはすごく大変なので、何度かに分けて実施しますよ。

埃もすごいですしね。

 

 

あとは、またこうならないように、なるべくいい感じの、彼の性格に適した整理整頓システムを見つけたいもの。

収納というのも大事でしょうけど、収納家具をいくら揃えたってそれだけではダメですし。

 

どうしたら治るんでしょうねえ、こういう習慣って。

 

 


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財布をなくしたら。。。

今日は全く食べ物やヴィーガンとは関係ない話題です。

 

三日くらい前に夫が「財布が見つからないんだけど、、ひょっとしてきゃすぴえの部屋に置いてない?」と。

「何で私の部屋にあると思うの?」

と聞いたら、家中ひっくり返して必死に探したけれど見つからないから、きっと私の部屋に来て、一緒にパソコンの画面でオンラインで何か一緒に見たときにでも、お尻のポケットに入っている財布がうっとおしくなって取り出してポンとその辺に置いたんだろうと。

 

夫ね、ものすごーく散らかすんですよ、何でも。

整理整頓ができない。

頼むよ、片付けてよ、と口を酸っぱくしてもなかなかまるでできない。

二人とも自分専用のオフィスがあるんですけれど、それは相手の持ち物でごちゃごちゃにされたくない私と、相手にいちいち片付けろだの掃除しろだの言われたくない夫との二人のエゴのせいもあります。

本当なら一部屋を二人でシェアして使って、もう一部屋を客間にするとかダイニングルームにするとか壁をぶち抜いて大きなリビングにするとか、、そういうこともできるんですけどね。

 

そんなわけなので、この家に入居して以来10年間、夫の部屋がどんなにしっちゃかめっちゃかに散らかっていようと、文句は言わないで来ました。

でもね、文句は言わないんですけど、夫が自分の部屋で仕事ができない(散らかっててパソコンや書類を広げるスペースもないから)からと、キッチンテーブルやリビングルームのテーブルなどに進出して来たらすかさず言います、

 

「自分の部屋で仕事できないからと共有スペースを自分のオフィスにするのはルール違反でしょ。自分が持ってるスペースをきちんと使えないならちゃんと掃除しないと、共有スペースを君のオフィスみたいなゴッチャゴチャのスペースにされるなら、君のオフィスのケオスは君の問題じゃない、二人の問題だ、だから私も干渉するしかないんだよ」

 

すると、渋々ちょっと掃除してちょっと片付けて、仕事くらいならできるようにしてくれます。あちらも干渉されないスペースを確保したいですからね。

 

もうね、彼の習慣って、今流行ってる断捨離の正反対ですよ。

何でもかんでもとってあります。

いや、とっておこうと思ってとってあるんじゃなくて、面倒臭いからぽいっとその辺にほっぽり出して忘れてる。

 

そのぐちゃぐちゃの上に新たに職場から持ち帰った書類がどーんと置かれたり、それを広げてあっちこっちに持ち歩いたり。

よくもこれでものをなくさないもんだ、、と思いましたら、、、

 

ついに無くしちゃったってことですよ。

書類じゃなくて、財布を!

 

財布って大事なものだから、私はいつもカバンの同じポケットに入れてあります。

週末に買い物に行く時など、財布を取り出しても、週明けには仕事に持って行くカバンのそのポケットに戻します。

財布だけで服のポケットに入れることはまずありません。

 

彼は、財布はお尻のポケットに入れてあるので、帰宅すると座るときにゴワゴワするし、家では必要じゃないので、とりあえずポケットから出して、その辺にポンと起きます。

 

その辺というのがまた、本当にその辺で。

 

ダイニングテーブルの上、キッチンカウンターの上、玄関脇のラジエーターの上、玄関(入ってすぐに階段が3段ある)の階段の上、二階へ上がる階段の手すりの土台(っていうんでしょうかね、ちょっと幅のある、カウンター状態なんです)カウチの手すりの上、カウチのクッションの上、床の上、棚の上、冷蔵庫の中に入っていたこともありますよ!笑

 

冷蔵庫の中は今まで一度だけでしたけどね。

多分、ビールを取り出そうとしつつお尻のポケットから財布を取り出して、ビール瓶を抜いたところにポンと置いたのでは。。。。

 

冷蔵庫の扉を開けて、財布が目の前に鎮座してるのを見つけたときには笑うしかありませんでしたけどね。

 

そんなわけですので、財布をなくした、、、あああ、来たるべくして来たと、思いましたよ。

 

でもね、財布とか鍵とか、そういう日常に携帯する重要なアイテム(無くしやすいアイテム)ってなくすと、本当に落ち込みますよ。

 

私もにたような経験があるので、「なんて馬鹿な!無くすなんて!」と責める気持ちにはならず、「ありゃ〜、本当に?いや、それは大変だ、それはさぞお気落としのことでしょう、、、わー、そんなに落ち込まないで〜、誰でも(本当か?)一度はそういう経験してるんだし、自分を責めても何も解決しないんだから」と。

 

そう言われたってすぐにパッと忘れて気分を切り替えることはできませんよね〜。

 

それはそれは、落ち込んだ夫。

 

実は、ぐちゃぐちゃな部屋のどこかに紛れ込んでいるのではないか、、という気もしていたんですけど、一生懸命あちこち探したり、「あ!ここは探してたっけ?」と言ってまたゴソゴソ探しに行く様子を見ていると、あんまり適当なこと言ってもかわいそうだなと。

 

財布のありかがわからなくなってから約二日後に、「きっと買い物したときに落としたんだと思う」という結論にたどり着き、、銀行に電話してデビットカードとクレジットカードをキャンセルし、運転免許証の紛失を警察に届け、、、。

(結論にたどり着くのに時間がかかったので、ひょっとしたら誰かに悪用され始めてるんじゃないかという気持ちもちょっとあり、さらに暗い気持ちに。。。)

 

こういう手続きも、これまた時間と気持ちを消耗するんですよね。

 

クレジットカードを紛失した、と伝えたいから電話してるのに「クレジットカード番号をナンバーパッドで入力してください」とか。笑

 

たまたま家にカードの請求書があったので、そこに印刷されている番号を伝えましたが。

 

その後、信販情報を管理する会社に、万が一誰かの手に渡った免許証や保険カードの情報からアイデンティティセフトにあった場合のためにレポートをしようと電話したら、

カード紛失の届け出というオプションを進んでいたのに(全て録音メッセージでオートマティックなやりとりだったらしい)今さっきクレジットカードをキャンセルしたばかりなのに、手続きの手数料のチャージをするためにあなたのクレジットカード番号を入力してくださいというメッセージが流れて「なんじゃこりゃ!」となったり。笑

 

無くしたものの重要さ(免許証やクレジットカード、保険カードなど)と無くしたというダメージで弱っている心が、こういう手続きを経るとかなりネガティブになりますよね。

 

この様子を見ていて、今後は自分が持ち歩いている重要なカード類の情報は、別の紙またはパソコンにでも、番号やら有効期限、消失の連絡先、などなどをきっちり書いておこう、と思いました。(やってる人はもうやってることでしょうけどね)

 

それにしてもカード紛失したんやって言ってるのにクレカの情報を入力しろ、ってのはひどいですよねえ。

 

ちなみに、夫ですが、今日帰宅して見たら、無くしたと思って落ち込んでいた財布が、棚の奥から出て来たそうです。(ものすごくホッとしたし嬉しかったと。ええわかりますともその気持ち。私もカバンのいつものポケットではないところに財布を入れちゃって無くしたかと思って青くなったけど気を取り直して探しなおして見たら出て来た、という経験があります。青くなってたのは正味2時間くらいでしたけど。)

 

なぜそんなところに!?と思うような場所ですが、そうやってぐちゃぐちゃの部屋にしてると、大事なものも隠れてしまうんでしょう。(紛失したんだろうという結論に至るまでに2日くらいかかってますから、本当だったらかなりひどいことになった可能性もありますよね。)

 

これをいいレッスンだと思って、もうちょっと部屋を整理整頓するように心を入れ替えてくれるといいのですけれど。。。

 

やあ、何が嬉しいって、彼の免許証も紛失してませんから、週末の買い出し、私がイヤイヤ運転する必要がなくなったこと、、でもあります。

 

お騒がせされました。笑

 


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Earth Dayへ向けて心の準備

春が来た!らゴミも出て来る!

春が近づいて、暖かい日々が続くと、去年の冬の初めからしっかりと固く凍っていた道端の雪が溶け始め、徐々に黄色っぽくなった芝生などが見え始めます。

すると、出てくる出てくる、人々がポイ捨てしたゴミやタバコの吸い殻、小動物のフンなどが。。。

 

気温が上がってくると、雪解け水でじっとりとしたゴミや、ビニール袋の切れ端みたいなものが蒸れたりして、いやーな匂いもしてきたり。

 

春のおとづれは、草花を見て喜ぶひと時もありますが、雪の下から現れるゴミを見たり匂いを感じたりして、ちょっとげんなりするひと時もあるのが私の地元です。

 

教育、啓蒙、知ってもらう必要

ゴミのポイ捨て、やらないで!

というポスターなんかは日本の街角にもたまに見かけますが、こちらではそういうのは見かけませんね、、、多分ポスターなんかは効果がないんでしょう。

ゴミをポイ捨てするかどうかは、やめてくれ、っていうポスターが貼ってあるかどうかじゃなくて、やっぱり子供の頃からの教育、日本でいうなら、躾の問題でしょうからね。

 

そういうわけで、うちの職場に来るユーザーの皆さんにも、なるべく自分たちが住んでいる地域や環境のことを考えてもらい、ゴミのポイ捨て、タバコの吸い殻の投げ捨てなどをやるのは良くないんだよ、、と知ってもらい、なおかつ、地球環境のために自分たちができることって一体何?と興味を持ってもらい、願わくばそれを実行に移してもらおう、、、という試みを、毎年Earth Dayのある一週間に行います。

 

Earth Day は4月22日。

この日には世界中でいろんな環境保護イヴェントが繰り広げられるのですが、うちの職場は1日では足らないので一週間、「Earth Week」をやります。

 

説教くさくなくわかりやすい情報を多くの人々に

説教臭い話は誰も聞きたくありませんよね。

わかりにくい話も。

しかも自分がもともと興味のない話題なんかだったら、聞く耳ありません。

まあちょっと聞いてやってもいいかな、、、と思っても、何だか日常的にものすごく面倒臭いことをやらなきゃいけないんだ、とか言われたら、ああ無理無理、と。

 

 

環境問題、ゴミ問題、限られた資源の話、などなどは、説教臭くなったりわかりにくくなったりするのは簡単です。

 

うちの職場に来る人々は、基本的にはメンタル・ヘルスにおいて何らかの病状がある人々です。

つまらない話に無理して付き合う能力なんかはもう、はっきり言って皆無です。

 

 

躁鬱だろうとスキッツォフレニアだろうと、それ自体はその方の理解能力を制限するものではないので、頭脳明晰で物知りな方や経験豊富なすごいキャリアの持ち主だった方なんかもいらっしゃいます。

人柄だってその人次第ですから、この病気だからこういう感じ、というふうには一概に言えないのはもちろんのこと、一人一人の方の豊かな人柄に接することができるスタッフの私は本当に恵まれているなと感じることが多いのです。

 

でもね、ゴミを出すこと、使い捨てのものを使うことに関して、食べ物を無駄にすることに関して、不要な紙を使って森林資源を無駄にすること、リサイクルに回せばいいものをゴミにすること、綺麗に洗ってリサイクル容器に入れたらいいものを汚れたまま放り込んで他のものを汚してしまうこと、水をジャージャー流しっぱなしにすること、、などを何とも思っていない人が結構多いのですよ。

 

これはユーザーじゃなくて、出資者の一人なんですけれども、冬場、私の職場に来ては「ああ、なんて暑いんだ(暖房はビルディングの管理者が一括して入れているので暑いと感じる気温になることもある)ここにはクーラーも設置してあるんだから、何で冷房を入れて温度調整しないの?」と言っては暖房をかけてる一方でクーラーもオンにするという、、、、そういう無駄なことってちょっと我慢できないと個人的には感じるんですが、実際に体感温度的にはほぼ9割以上の人たちが「暑い」と感じる気温になってしまう大雑把な暖房設備なので、私一人が「じゃあTシャツ一枚になって耐えるべき!」と言ったところで誰も聞きません。(また、Tシャツ一枚になったとて暑いと感じるカナダ人肌の人たちには何も言えないんですよね。)

 

そういう具合に、環境問題に関しては、職場での状況はなかなかチャレンジングなわけですよ。

 

多分、普通の会社に勤めている人たちでも、会社ではコピー用紙を不要にバンバン使ってしまいがちだったり、備品はいくらでもあるから無駄にしがちだったり、ゴミ箱がいっぱいじゃなくてもゴミ袋を引っ張り出してゴミ捨てしたり、他にもいろんな無駄をしていることに心を痛めている人たちがいらっしゃることと思います。

 

Earth Day まであとひと月を切りましたので、今年こそは、ターゲットを絞り、分かりやすいプレゼンテーションを考え、幅広く職場に来る人々に理解してもらえて、実行に移してもらえるように、と意欲満々です。

 

どこから手をつけるべきかな、、、

ゴミ問題かな、、、

水を無駄にしない問題かな、、、

リサイクリングかな、、、

 

どれも重要なんですけどね、作戦を練って見たいと思います。

 


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