食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

川越だけじゃない、小江戸・佐原へ行ってきた

建物だけじゃなく道や橋や川までも江戸時代っぽい
佐原も小江戸でした

関東圏小旅行シリーズ、最後の訪問先は千葉県の佐原です。

正確に言うと、千葉県銚子市に二泊の小旅行に行った帰りに寄ったんですけどね。

銚子の話は後回し(なぜか)にして佐原の話を。

 

佐原には数年前にも一度行ったことがありましたが、も一度。

 

前に行った時には全国を測量して歩いてかなり正確な日本地図を書き起こした伊能忠敬の仕事にまつわる博物館と生前の家、地酒の酒蔵、地元で有名らしき黒い蕎麦が出てくるというお蕎麦やさん、山車の博物館、などなど巡りましたが、博物館関係は英語表記がかなり限られているので今回は入り口を眺めて「前に来たね〜」というに止めておきましたし、蕎麦屋は休んでて入れず、酒蔵もまあいいや、前に見たし、というわけで、じゃあ何を見たのか、と聞かれると答えに困るほど、まあブラブラしてみただけです。

 

や、でもね、お土産屋さんというか、手拭いなど布ものを扱ってるお店、和風の雑貨屋さん、お茶屋さん、などといった日本情緒のある小さなお店で結構世間話が広がったり、あとは無料の休憩所が数箇所あったりして、小さな保存地区全体がのんびりゆったり過ごしやすい感じでしたよ。

川沿いや橋の上にはベンチもあちこちにありましたし。

 

ベンチって重要ですよね。

 

お金を払って入るお店でしか座れない街より、そこここに川の様子を眺めながらとか、ちょっと疲れた時とか、座れる場所を提供してくれてる街の方が居心地は良いです。

 

川越では買い食いする店が軒を連ねていましたが、佐原はソフトクリームを売ってる小屋みたいなのが一つありましたが、あとは気が付かなかっただけかもしれませんが、それほど買い食いを推奨してる街という感じではありませんでした。

ゴミ箱もなかったですけど。

 

川越との大きな違いは、佐原は東京からだと若干行きにくい立地なせいか、訪問者の姿はそれほどではなく、いや、どちらかというともっとお客さんがいないとまずいのではないかと思うくらいのんびり静かだった点でしょうか。

 

混雑する時もあるんでしょうけれど、のんびりゆったりと過ごすのにはよかったです。

 

あと、ここも小江戸って言ってるんだと気がついたのは、川越で売られていたのと同じ小江戸ビールが販売されてるようで、とあるお店の店先にその登りがあったんですよ。

 

えー、小江戸ビールって川越の地元のビールというふうに販促されてた気がするけど?

川越のビールを佐原でも売ってるのか、佐原のを川越で売ってたのか、はたまたどこか別の小江戸で作ってるのを売ってるのか、はたまたひょっとしたら単に大手のAとかKとかSとかが作って小江戸と称してる小さな街に売り込んでるだけだったのか、どうなんでしょう。

 

日本ではクラフトビールが流行ってしばらく経ちますけど、クラフトっていう前はしばらく地ビールって言われてましたし、コンセプトは地元で小さな工房で作ってるビール、ってことだと思ってたんですけども、違うんでしょうか?

 

そういえば大手のKがやってるらしき「クラフト」ビールが飲める店なんてところもあったんですよね。

 

大手がやってるクラフトビアって、ちょっとシラける感じがするのは私だけ?

 

 

佐原ではコエドビールはいただきませんでした。

訪問した日はちょっと花冷えというか涼し目の日でビールという気分じゃなかったですしね。

 

もうすぐ端午の節句。ここは古い街並みをちょっと出た場所の商店

佐原は町の規模としては川越よりもこじんまりした感じはあるのに、川もそこにかかってる橋も江戸っぽく、川沿いの道に沿って建っている建物のいくつかは商店だけれどいくつかは普通の民家っぽかったり、小さいながらも見渡せる範囲内に江戸の小宇宙が広がってるという感じ。

 

JR成田線で、成田から5駅だったかな。

乗ってるのは30分ちょっとだったように思います。

 

普通に人が住んでるお家のよう

金柑ってこの時期実がなるもんなんですね。

 

佐原界隈でヴィーガン、日本でヴィーガン

グーグルでもHappy Cowでも佐原の古い街並み界隈でヴィーガンやヴェジの食べ物屋さんはヒットしません。

 

以前行った時にはお蕎麦屋さんでざるそばをいただいた記憶がありますが、大体のお蕎麦屋さんは鰹出汁を使ってるので、つゆにそばをつけて食べるとヴィーガンではありません。

そういう場合はお塩で食べるのもありですが、最近は精進つゆじゃなくても使っています。 

 

味自体は鰹が入ってない方が美味しい(鰹出汁を久しぶりに口にすると、なんともいえないエグ味というか酸っぱさみたいなものすら感じます)から、残念なんですけども、私に出されたツユ、次のお客さんに使いまわせるわけでもなし。

日本にいる間はこれはもう諦めてます。

精進そばを出す店とそうでない店があったら絶対に精進そばの店に足を向けますけれどね。

 

英語圏の方のヴィーガン旅行ブログで、日本では醤油を持ち歩いてて蕎麦つゆの代わりに醤油で食べるんだ、と書いてる方がいらっしゃるんですけど、醤油は塩っ辛すぎるでしょうに。

それくらいならいっそ自分で昆布だし蕎麦つゆを作って携帯しても、とも思いますが、お店で作ってるのじゃなくてこっちを使わせてくれ、っていうのはやっぱり無理でしょう。

 

無料の休憩所が数箇所あるので、家からお弁当を作って持ってくるなどすれば余裕で美味しくヴィーガンの食事ができます。

今回の日本滞在では結構コンビニでおにぎりを買ってそれを食べてお昼にするとか、お豆腐とか枝豆を買ってホテルで食べてから居酒屋へ赴き、あまり栄養のことを考えずにししとうやアスパラガス、椎茸などの焼き物をつまみに飲む、とか、そういうこともしました。

 

お店で夕飯として完結する方が楽ですけど、日本のコンビニは日本に行った時にしか行けない非日常空間なので、それはそれで楽しみました。

 

 

買えない惣菜が多いですが、見てるだけでも面白かった


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