食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

ネパール初体験 その1: 印象と言うかなんと言うか

ご無沙汰いたしました。

ネパールでぶらぶらしておりました。

 

電力不安定な地域から戻り、都市部?に滞在しておりましたが、そうは言っても停電がちょこちょこあり(ケベック州もしょっちゅう停電があって怒っていましたがその比ではない)それより何よりバケーションだしぃ、とのんびりブラブラ。

 

でもそろそろ飽きてきました。

 

先日カフェで後ろに座ってた若いアメリカ人二人連れが、お互いのノマド歴について語り合っていたんですけども、旅先から旅先へ、ふらふらと自由に生きるのが性に合ってるという女性が、その生き方以外のライフスタイルを、学校行って、卒業して、仕事して、結婚して子供作って、、ああ退屈私にゃあできない、と語ってましたが、ノマド以外の生活にもいろんなパターンあるし、自分の今の生き方以外全否定ってのは若いってことか、想像力の欠如か。

 

旅ってまあ色々な面で日常を離れられて、刺激をもらえるし、好きですけれども。

旅に出られない日常か、日常に戻れないノマドかでは、どちらが辛かろうか。

 

まだこれ書いてる時点でネパールにおりますが、初訪問のネパール日記始めてみようと思います。


ネパール最初の食事はモモ。

Mo:Moと表記されることがあるのですが、何故?

見た通り餃子みたいな、でも具とソースの構成が中華じゃないダンプリング。

メニューには大概ヴェジモモ、チーズモモ、ポテトモモ、チキンモモ、バフモモ(バッファローの肉)とあり、蒸したのと焼いたのと選べて、焼く方が若干高めの値段設定。

一皿10個にソースが付いてきます。

 

 

入国直後の印象

暑い暑いスリランカから来たので、気温が20度くらいで爽やか!

 

カトマンズにはトゥクトゥクのタクシーが存在しないので、歩いていても誰にも声をかけられずにまっすぐ進むことができて快適!(この後観光客が集中するタメル地区で、タクシードライバー、力車ドライバー、よく分からない物売り、などなどに声かけられまくってこの印象は覆されましたが。)

 

気温が低めなせいもあるでしょうが、道端でゴミや汚水の臭いがウワーッと漂って来ることもなくて、良いんじゃないここ?

 

で、ホテルに荷物を置いて近所を散策しようと表に出て五分くらい歩いて気がつきましたよ。

ゴミや汚水の匂いはしないけど、排気ガス臭はスリランカ同様だし、未舗装の道や工事現場がやたら多いので、土埃がものすごい。

道端に点在する小さな何でも屋さん?でマスク買いました。

 

スリランカでは、カトマンズの空気汚染の方が酷いらしいとは聞いていましたが、どんなもんやら想像がつかなかったんです。

そうか、排気ガスと土埃かー。

 

スリランカでは土埃のかわりに人々がそこら辺でゴミを燃やしたり焚き火して調理したりで煙が上がって、それもかなり空気汚染に貢献してましたが、カトマンズに関しては、街中では煙は匂って来ませんでした。

 

車に乗ると人が変わると言うけれど

スリランカでは自分たちもトゥクトゥクを運転するので道の掟というか、様子を見つつ、こう動けば相手はこう出てくる、、みたいな感覚を掴みましたが、道を渡る際にスリランカのノリで動いて見ても、車もバイクも反応が違っていて、一瞬にして、このジャングルには別の掟があることを学ぶ。

 

スリランカもカトマンズも信号機のないジャングルなのは同じなんですが、押しの強い車両のその押し方のルールと言うか、無言の法則が若干違う感じです。

 

カトマンズに二泊した後、ジープで田舎方面へ向かったのですが、信号機とか停止サインとか一切見かけず。

 

スリランカもですが、英国の影響のせいか、大きな道が交わる所にはラウンドアバウトがあったりしますが、信号で止まることがないから、十時間運転するとしたら十時間ノンストップです。

途中で事故現場付近の渋滞で止まったり、トイレ休憩や食事休憩をしますけど、それ以外はノンストップ。

私は運転しっぱなしよりたまに信号で止まって、その間にお尻の位置を正して見たり地図確認したり窓の外を見たり、そう言う時間も欲しいんですが、夫は普段の運転では信号を避けて目的地まで行くルートを探したりします。

そう言う好みって個人差ありでしょうけど、何時間も信号なしって私は疲れそうで嫌だなあ。

 

とにかく、ネパールの人々もスリランカ同様とても優しい人が多いのですが、ハンドルを握ると押しが強くてグイグイ来る感じです。

反対車線にはみ出したり斜めに逆行して行ってUターンしたりなんて当たり前。

交通ルールってものがあるのか、どこかでそんな事を習う人っているのか、警察官は何か基準があって何かしているのか、

 

食べ物、ドンキー・トレイン

インドの南のスリランカと北のネパール、どちらもご飯たっぷりにおかずニ〜三種類を添えた定食が日常食。

スリランカでライスアンドカリーだったものがネパールではダルバートと呼ばれていて、ダルはレンティルなど豆類のスープ、バートはご飯の意。

 

ネパールのダルバートはダールの濃度がスリランカのよりも水っぽく、塩がきつめ、辛くない。

スパイスにはクミンに似たジーラというのと、山間部ではニンニクみたいな風味のハーブというか植物を入れて風味つけているようでした。

 

ヴィーガンですので、貴重なタンパク源のダールはお代わりをして積極的にいただいてましたが、味的に美味しいからもっと欲しい、と思ったのは苦味の効いた青菜(多分マスタードグリーンと思われる)と、炭水化物追加してどうする、と思いつつもジャガイモのスパイス炒めみたいなの。

ジャガイモはどこのお母さんのも美味しかったです。

 

ヴィーガンだから食べ物に気を使うだろうか、と思って挑んだネパールですが、山合いの村には冷蔵施設がないため、地元のバクテリアに馴染みのない外国人は肉を避けるべしと言われてて、ヴェジメニューもちゃんとありました。

 

私の場合はミルク、チーズ、卵、バターを避ければ済むのですが、ギーやバターは高価なので調理にはまず使われず、チーズも卵も肉同様にメニューに明記されていたので避けるのは簡単でした。

 

ネパールには鉄道は無く、道路もかなり悪いので、直線距離でいくら近くても移動は大変、しかも山間部の村への物資の運搬は、ヘリコプター(一般庶民の手が出る手段ではない)か人力若しくはロバの背中に頼る事になります。

 

何度もそんなロバのキャラバンと行き交いました。

米、プロパンガスのタンク、小麦粉、ありとあらゆる物資がロバの背中に括り付けられていました。

 

それにしても、ロバの様子を見ていると気の毒で、厳密に言えば米だってロバを搾取して運搬してるんだから、山間部でヴィーガンって言うのはありえないよなあなんて。

 

食べ物は1日の楽しみでありエネルギー源ですが、質素でした。


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ネパールに来ました。ちょっとお休みします。

写真のリサイズが上手くできなくて、無意味に大きな写真ですが、飛行機の車窓から。
飛行機の窓は機窓でしょうか?

 

スリランカで暑い二月を過ごしたら、次は一気に涼しげなネパールにやって来ました。

スリランカも貧しい国でしたが、ネパールよりは比較的羽振りが良い国らしく、じゃあネパールはどんなんや、とちょっとドキドキですが、初ネパール、どうなることやら。

 

スリランカではあっつい日中、冷房の効いているホテルの部屋でブログを書いたりしましたが、ネパールでは電力の不安定な地域へ行く予定なので、ちょっとブログはお休みします。

桜が咲く頃には再開の心づもりです。

 

美味しいものをいろいろ食べて来ますねー。


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さよなら、スリランカ



二月初旬にやって来て、トゥクトゥクの運転を習得して、ワイルドでケオスなスリランカのロードトリップを続けて来ましたが、レンタル期間を若干延長したものの、そろそろ出国が近づいて来たので名残惜しいけど返却しまして、スリランカともお別れの時間となりました。

 

あー、暑かった。

 

山岳部に移動して過ごした10日ほどは、日中は暑い(とはいえ平野部のクソ暑さの比ではなかった)とはいえ夜間は毛布がほしかったり、あったかいシャワーが浴びたくなったりしましたが、それ以外は、スリランカ、南国、年中この暑さはさぞつらかろう。

 

あと、蚊がすごくって。

宿にエアコンがない場合、窓開けて扇風機でも良いんですけども、窓に網戸が入ってないんですよ、ほぼどこの宿も。

そしてベッドの上にモスキートネットがあって、寝る時は蚊が入ってこないようにはできる。。。けど、部屋にいて、起きていて、何かゴソゴソしてる時間だってあるんですよ。

 

またはモスキートネットが破れてたりして、意味ないじゃん、とかね。

 

訪問というか宿泊したのは、

Negombo

Puttalam

Anuradhapura 

Sigiriya

Kandy

Nuwara Eliya 

Haputale

Embilipitiya

Tangalle

Galle

Negombo

 

小さな島国で、各都市(村も)間の距離はさほどではありませんが、道路事情や交通事情に加え、トゥクトゥクの制限時速が40キロということもあり、これだけ回ってお腹いっぱい胸一杯。

 

トゥクトゥク・ロードトリップ

レンタルできるらしいと知ってから、あれこれネットで検索してみたら、4〜5年前あたりから盛んになってるビジネスみたいで、YouTubeやブログで詳しく体験記を披露している若いカップルの多いこと多いこと。

気持ちは十分若いワタクシ、ええじゃない楽しそうじゃない、しかも長距離バスや列車を降りた途端にトゥクトゥクドライバーたちに囲まれて値段交渉でグッタリする必要もないし、沿線の有名都市しか行けないということもないし、自由じゃない、やって見ようよ、と。

 

自分らは若くない、という部分以外はもう本当に予想通りで楽しうございました。

欧米の若者の心理と行動パターンをよく理解してるチームが運営してるレンタル会社みたいで、契約成立したら速攻で国中のオススメなアクティビティや訪問先、ゲストハウス、ペトロールステーション、ガレージ、などなどが網羅されてるGoogleマップとワッツアップ・グループのリンクが届きました。

 

ワッツアップなんてしてないから知らんわ、と思ってましたが、スリランカ旅行でやり取りした宿の人たちみーんな、連絡先はワッツアップなんですよ。

しょうがないので私も使い始めましたよ。

通話は無料だしね。

 

最初に訪問したPuttalamとAnuradhapuraでは外国人観光客を見かけませんでしたが、やはりユネスコ世界遺産のあるSigiriyaでは観光客を多く見かけ、しかも同じレンタル会社でトゥクトゥクを借りてるカップルと遭遇。

世間話してたら、ワッツアップグループで色々とオススメの店とか宿、ルートの情報がやり取りされてるので、使わない手は無いよ、と。

 

そんなわけでワッツアップグループにも入れてもらい、トゥクトゥクレンタルのコミュニティーでヤイヤイ活発にやり取りする若者の会話も片目で見ながら。

 

やー、若いって良いですねえ、と思う反面、そんなことくらい人に聞かんと自分でその辺の人に聞いてみたら?とか、まあ若い人でもそう思って見てる人もいるかも知れませんが。

 

トゥクトゥクは三輪の、オートバイみたいなサイズの小型車両で、最高時速は時速40キロまで。下り坂とか、コンディションの良い道路で調子の良い時はうっかりすると50キロ近く出ちゃったりもしますが、基本はゆっくり。

とはいえタクシーやってるトゥクトゥクはエンジン改造してるのか、ものすごい速さで我々を追い抜いていきますけども。

 

四輪の自動車よりも安価なので、貧しい人の乗り物という位置付けらしく、それに外国人が乗ってると、見かけた現地の人々は往々にして驚くというか、面白がります。

ダウンタウンのよそ者には運転しにくそうな部分へ行く時には市バスで乗り込んで帰りだけトゥクトゥクをハイヤーして戻ったことが2度ほどありますが、さすがプロだね、上手だねえ、何年やってるんですか、なんて話しながら、信号のない大通りでのUターンや右折のコツとか見習ったりして。

 

スリランカには、大きな都市ですらあまり信号がなく、歩道がないところも多いです。

信号の少なさは、最初の10日間くらい、連日平均100キロくらいは移動しているのに、信号機は二つか三つしか遭遇しなかったくらい、見当たりません。(たまたま通った道路になかっただけですが、それにしても信号は少ない)

 

大きな交差点でもですよ。

 

人間も含め、誰もが車の流れを見つつ、よっしゃ、自分が渡る番だ(他の車、バイク、トラック、バス、人間は待ちたまえ、もしくは、私の後ろをぐるっと回って進みたまえ)という感じ。

 

交通量が川の流れなら、自分は流れに乗ってる場合もあれば、流れを分ける岩になることもあり、岩が動き出せば流れはそれに沿って動きを変えていくものだから、それで良いのだ、、という感じ。

 

周囲も、この車(人、バイク、トゥクトゥク)はこっちにいきたいようだぞ、と予測がつけば、その動きを想定して向こうへ回り込む若しくは「いや待て、俺が先に通り抜けるぜ」と警告(ブッブー♫)鳴らして牽制して追い抜くか。

だから路上は騒々しいし、動きも激しい。

 

ある程度は慣れますが、道を渡るくらい気軽に信号に守られてノホホンとやりたいじゃないですか。

車が全然通らないなら信号は邪魔ですけど、結構な細い道でも交通量結構すごいんです。

 

またいつの間にか愚痴みたいになりましたが、、、。

観光地らしい所にも行きましたが、名所旧跡だけではなく、人々の暮らしぶりが垣間見えて大変濃いい滞在でした。

 

島の中央部あたりは山岳地帯というんでしょうか、急な坂、ウネウネカーブの続く道、ヘアピンカーブが繰り返しで緊張する道、トゥクトゥクが登れないほどの急勾配もありました。

 

山岳部はお茶のプランテーションがあちこちにあり、壮大な景色も。

プランテーションが広がる山々を通る、The Pekoe Trail と言うのがありまして、そのいくつかの区間をハイクしましたが、茶摘みをする女性たちとも幾度かすれ違いました。

この広大な茶畑を彼女たちが手で採集するのか!と思うと物凄い重労働な事に若干ショックを受けます。

お茶の木が植ってる斜面は、かなり急なんですよ。

 

紅茶はミルク入れないで、と言ってもうっかり入れちゃったりされがち。ブラックで!と言っても、紅茶=black teaなので、ミルク入りでもblack teaなのです。Plain teaで、と言うと伝わりやすいです。

 
優しい人々の国

貧困とか空気汚染とか政治の腐敗とか、問題は山積みの国ですが、人々が本当に優しいんですよ。

道端ですれ違う時に目が合うと、微笑みが!

たまには無表情とか怖い顔の人もいましたが、10人と目があって笑顔が見られなかったのは本当に2人くらいじゃないでしょうか。

 

トゥクトゥクで困ってたら必ず数人は手を貸しに来てくれましたし、電車で移動する時にそこにいた人に質問したら、鉄道員さんに聞きに行って来てくれ、周囲も一緒にアレコレ助けてくれたり。

皆こんなに人が良いから腹黒い政治家や強欲な富豪が腐敗政治を続けてても我慢して受け入れてるんじゃないのか、なんて余計なお世話でしょうけれど。

 

それにしても暑かった


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スリランカで、美味しかったライスアンドカリー

夫が気に入って夕ご飯食べに何度か通ったAjmeer Hotel

スリランカで定番の食事、ライスアンドカリーとかコットゥロティ、フライドライス、などなどを食べたいもしくはかって帰りたい場合、このような、レストランぽくは無いけどペプシとかコークの看板っぽいデザインに*#*#ホテル、と書いてある、そこのその店を覗いてみるべし。

 

この店は入り口脇の棚が大きくて中が見えませんけれど、他はもうちょっと覗き込みやすい作りだったように記憶してます。

店先に陳列してあるものも、ここは食パンとか洋物ですが、多くの店ではショート・イーツと呼ばれるサモサ、ロール、ロティ類(どれも中身は同じようなもので、芋メインに他の野菜もちょっと混ざってて、卵や肉や魚入りならそれらしきものがまざっているそうな)が並んでいます。

 

初めて入った時、店頭にわんさかいた人たちに何が欲しいんだと聞かれて、ライスアンドカリー、と言うと、皆総出で "Sit" "Sit" と店の奥へ誘ってくれました。

座れ座れと言っていた人々の中でそこの店員は1人だけだった上、英語を話せる人はレジにいた若者1人だけでしたけれど、ちゃんと希望通りのものが出て来て、おかわりの欲しいおかずはおかわりできて、値段も最初に英語のできる若者に聞いた通りでした。

こんなに安くて良いのか?と思うほど安くて、観光客向けの店の四分の1くらいの価格です、が、紙ナプキンではなくて藁半紙、食器には薄いプラスティックシートが被せてあり(何故なのかは分かりませんが、残ったものを包んで持ち帰れるから?)スプーン(は地元のお客さんには出てない)は安物のペラペラのもの、何しろ高級店舗じゃ無いのは明らか。

それぞれの品の説明なんてなし。

言葉が通じれば何か言ってくれるのかもしれませんけど。

あ、でも初めて入った時、英語が話せない店員さんが、一皿指さして「スパイシー」と繰り返し、心配そうな顔だったので夫と2人でウィーライクスパイシー、ノープロブレム、と。

食べてる時にも心配そうに見に来て「スパイシー、グッド?」と聞いてくれました。

これを自分のライスの皿にとっていただきます。

辛いんですけど、美味しかったです。

 

べつの店でいただいたヴィーガン・ライスアンドカリーは、明らかにプレゼンテーションに配慮した、ちょっとハイソな雰囲気。

この店のは値段は460ルピーくらいと、街の地元民が出入りする店と同じような値段設定でしたが、環境問題とか世界平和とかアートとか、メッセージがあちこち書かれてて、地元民向けと言うよりは観光客向けっぽいかなあと言う店構え。

 

でも食べてたらお代わりを聞いてくれたり、食後に手を洗えるシンクがダイニングルームのすみっこにあったりで、スリランカ式な雰囲気も。



動物性タンパク質食品

夫は肉も魚も食べたい時は食べますが、旅行中に動物性蛋白質を食べたのは数えるほど。

 

私がライスアンドカリーで、ベジタリアンで、と注文するたび、自分も同じのを、という注文の仕方をします。

食べたければ魚介類とか肉とか食べれば?

と言いましたら、いや、色々見たらちょっと食べたいと思えなくなった、と。

 

スリランカは島国で、昔から漁業が盛んだったよう。

沿岸部の集落に行くと魚を売ってる店というか掘立て小屋というか、色々な所に小規模で展開されてます。

 

中には路面に魚を並べて売ってる人たちも。

 

アスファルトやコンクリートと魚の間には何かしらのシートみたいなものはあったでしょうけれど、ちょっとビックリする光景です。

兎に角暑い国ですから、とって来たばかりの鮮魚だったとしても、冷蔵せずに路面や陳列台の上に直接バーンと並べた状態では、ヤバイのでは?

 

歩道の片隅で魚を捌いてる人もたまにいて、血が出るから水で流したりしてて、それが排水施設などない所で行われれば、魚の血や内臓混じりの水がそこら辺に流れていきますから、結構強烈。

 

トゥクトゥクで移動した二週間半の間、集落を通るたびに魚の匂いがムワッと来るところがあちこちあって、かなりきつかったんですよ。

生の魚もですが、干した魚も陳列されてたり、あるいは生の魚を並べて干してる現場もありまして、結構キッツイです。

あちこちの街にあるマーケットに足を踏み入れても、野菜や雑貨のエリアを眺めて歩いてるといきなり魚売り場が出現するんですが、マーケット自体の喧騒と熱気、そこに強い魚臭が加わってちょっと居た堪れなくなります。

 

日本でも漁港を訪問すれば同じような頻度で鮮魚屋、干し魚屋、魚を下ろしてたり干してる現場などみかけますが、こんなにきつい匂いは覚えてません。

夏の盛りに漁港に行ったことがないからか、ヴィーガンになる前は魚の匂いは気にならなかったのか、受け取る側の条件の違いというのもあるとは思います。が、そうは言ってもやっぱりこれはキツい。

 

匂いの強烈さでは魚には及ばないものの、陸上動物の商売も似たような感じです。

鶏の羽根をむしった状態のものをドドンと並べてあるケース(冷蔵なし)皮を剥いでぶら下がってる小動物や切り分けられた肉を売ってる肉屋(冷蔵なし)など、ううむ、こりゃあちょっとワイルドだね、と。

 

冷蔵庫が普及していない地域や時代には当たり前だったんでしょうけれど、我々は所詮は先進国でぬくぬく生きて来た現代人。

夫は敢えて肉や魚を口に入れたいと思わないと。

 

そういえば卵も冷蔵なしで積み上がってますけどね。

殻を洗浄して無いなら卵は常温保存できるとは言いますが、スリランカで流通する卵はどうなんでしょうか。

 

現代的なスーパーマーケットチェーン店は国中のどこの街にも存在して、パッケージされた食品も欧米ブランドの加工食品も見かけます。

欧米や日本などからの経済支援や技術支援を受けているようですから、欧米式の基準やシステムもかなり入って来ているようです。

 

でもそうじゃない部分の方が大半なのか、お金のない人々には回ってこないのか。

 

オーガニックブームなどで、昔式のやり方の方が良いのだ、というロマンティシズムのようなものがありますが、ある面では伝統的なアプローチの方が良いこともありますが、雑菌の繁殖や病気の発生を予防できなければどうしようも無い。

不衛生に見える状況でも、食中毒大発生などという報道は聞かれないので、地元に生まれ育っていれば体に耐性ができているということはあるんでしょうけれど。

 

全体的には美味しい


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スリランカ・お腹が空いたらレストラン、ホテル?

滞在二日目、観光客相手のレストラン。

ヴィーガン対応可能か聞いたら、もちろーん、とまずお勧めされたのが中華野菜炒め。

スリランカで中華な気分じゃない、普通にライスアンドカリーで良いと言ったら無いと言われ、でもインド料理なら出来ると。

モントリオールでよく食べてたスリランカ料理、ドーサは、実は南インド料理もしくは北スリランカのジャフナに多く住むヒンドゥ系(インドとの繋がり?)の食べ物であって、スリランカではインド料理とされてる模様。

そう言えばモントリオールのあの店の主人もジャフナ出身。

 

レストランをさがして

ここスリランカでも、観光客が多く訪れる所には、北米でも日本でもオーストラリアでも見かけそうな、ちょっとリュスティック系だったりミニマリストっぽいデザインだったりするカフェとかレストランとかが存在します。

 

が、観光地ばっかり行くわけじゃないので、いわゆる普通の地元民がちょっと外食するような、そんな店をさがすじゃないですか。

 

スリランカ滞在当初はちょっと手こずったんです。

 

レストラン、と言う形態の、メニュー見てアレこれ注文して食べられる店をなかなか見つけられなくて。

 

観光客が来るようなところにはありますけれど、スリランカ入国直後に滞在していた地域がたまたま観光客バキューム地帯だったのか。

 

 

看板にレストランとなくっても、メニューが出てたり食べ物の写真が貼ってあったり、食品が直に陳列してあればわかりやすいんですが、掘立て小屋で開いてるのか廃屋なのか判別しにくい所やら人が沢山入り口を塞いでいて見にくいところやら。

 

 

そうそう、スリランカのある程度の街の大通りってすごいカオスです。

 

そして立ち止まってちょっと観察してたりすると、親切な人たちが声をかけてくる。

 

親切な人たちのみならず、トゥクトゥクのドライバーとか何かのガイドとか物乞いとか、いろんな人たちが寄ってくる。

通りすがりにハロー、ハワユー?どこから来たの?と声をかけてくる人たちも登場する。

何探してるんだ、どこへ行きたいんだ、何がしたいんだ、と聞いてくる。

 

ビール買いたくてワインストアを探してる、とか答えちゃうと、ついて来い!こっちだこっちだ!とどこかへ誘おうとするので、店があっちにあるのか?と聞けば、俺ンチにいい酒があるんだ、、とかね。(こちとら良い大人ですからもちろんついて行きませんよ。)

 

何かと声をかけて来て商売のチャンスを伺ってる雰囲気のおっちゃんとか、うざったくなることも。

とは言えトゥクトゥクのドライバーや何かのガイドとか物乞いとかハローハワユーの人たちでも、たとえばこちらが困っていたら手を貸してくれる、優しい人たちです。

 

 

実は移動手段としてトゥクトゥクをレンタルしまして。

これがまたオートバイとかスクーターを運転する方は慣れたもんでしょうが、慣れないので横断する歩行者や無理やり逆走してくるバイクを避けようと減速したりするたびにクラッチを握る手が緩んで、ストンとエンストしてしまったり、ギアがニュートラルになかなか入らなかったり。

そうすると、軽く3〜4人はなんだ何だ、手助け必要か、と助けにやって来てくれます。

 

トゥクトゥクのニュートラル、ファーストとセカンドギアの間にあるんですよ。

 

連日ストンすとんやって、Uターンの最中にもやって、交差点の真ん中でも平気になりました。

平気になってくると落ち着いて操作するからエンストする事もなくなりましたけど。

 

そうそう、夫(でっかい白人)や私(外国人の女)がトゥクトゥクを運転してると、面白いものを見つけたとでも言わんばかりの喜びようで、皆さん手を振ってくれたり声をかけてくれたりします。

必死に運転してる時は返事とか片手離して手を振るとか、そんな余裕はありませんけどね。

 
お洒落そうな店か、庶民の味方な店か

外食先を探す話でしたね。

先日はスリランカ南部のビーチタウンに行きました。

 

ビーチ沿いはもう、外国人観光客専門と言わんばかりのビーチっぽいバー、カフェ、レストランが軒並みで、どこもいかにも外国人観光客が好みそうなメニューやキーワードが書き連ねられた看板が。

スリランカ定番のアイテムはもちろんのこと、ビーチに来たら飲みたいカクテルやビール、皆大好きコーヒー、カプチーノ、ラテ、マキアート、途上国で衛生管理が怪しいからこそボトル入りの水、などなど、何でもあるけど値段も高い。

 

それは良いんですけどね、なんとなく外国人向けにお膳立てされた品揃えと演出に抵抗を感じてか、食指が動かず。

 

一度だけGalleという街で、ダッチ・フォートという観光地(植民地時代に造られたfort要塞というか、古い街並みが残っていて、ホテル、レストラン、土産物屋などが軒を連ねる)にある、欧米観光客の若い衆の間で割と高評価を得ているヴィーガンフレンドリーなカフェ/レストランでご飯を食べて見ましたが、地元の人々は中に入って来て店の人の説明を聞き、ぐるりと見回すとすぐに出て行ってしまう(ライスアンドカリーが2300ルピーだからか?)その店のご飯は、一口目は美味しいと思ったんですが味が濃くて塩分も強すぎて、いつもの私ならご飯もおかずもちょっとお代わりするのに、そこの店のは無理でした。

 

ジンジャービアー(800ルピー)はめっちゃ美味しかった。

800ルピーって、観光客相手じゃない飯屋でライスアンドカリー2食分、下手すると3食分くらいのねだんです。(3-4キロ程度のバスの乗車賃が40ルピー、現時点で一番安値だったライスアンドカリーは250ルピー、値段は明記してあったので、私が値切ったわけではありません)

金回りが良くて、800ルピーってたった2ドル50セント(カナダドルなら3ドル50セント)でしょ、って思える経済力のある人じゃないと気軽に飲めないですよね。

 

自分の財布を気にするというよりは、やはり経済格差差別を感じるというか、コロニアリズムの名残に便乗してる感覚が嫌というか。

 

普通に地元の人々が出入りするような外食できる店といえば、店先にスナック類を作って陳列しているガラスで仕切られたブースがあり、もう一方にレジとか販売系のブースがあり、奥に作り置きのカリー各種が並んでるブースがあり、間を通り抜けるとテーブルと椅子が並んでいる、、と言うようなレイアウトの店があります。

こう言う形式の店の看板にはHotelって書いてあることが多く、レストランじゃないのか?よくわかりませんが、お腹が空いてる時はホテルを探すべし、と学習しました。

 

こう言ったホテルに入って食べていると、店の人たちがご飯を大きな皿にたっぷり盛った上にカリー各種を次々乗っけて行き、最後に皿の上に敷いてあった薄いプラスチックシートをグイグイっと引っ張り、皿の中身(ライスアンドカリー)を包みあげ、さらに藁半紙みたいな紙で包み、一食分ずつそうやってパッケージしたものを積み上げ始めたりします。

しばらくすると注文主らしき御仁が登場して沢山の包みが入ったプラスチック袋を受け取って行く。

店内はお客さんがほぼ居ないけど、テイクアウトで儲かってるのかな。

 

夕方、道端で似たような藁半紙包みを台の上に積み上げて売ってる人も見かけます。

仕事帰りでごった返すバスターミナルの脇なんかで売ってるので、レストランで外食するよりも、包みを買って家路に着きたい、ということなのかも。

 

私たちも別にレストランで食べなくても良いので、一度買って見たいなとも思うのですが、夕方の道端で見かけるそれらは、いつもまだまだ熱を帯びた夕日がギラギラと照りつけている所に鎮座してるんです。

いつからそこに置いてあるのやら。

 

お腹が空いた後、巡り合うライスアンドカリーは基本的に美味しく、お代わりし放題でお腹一杯


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