ご無沙汰いたしました。
ネパールでぶらぶらしておりました。
電力不安定な地域から戻り、都市部?に滞在しておりましたが、そうは言っても停電がちょこちょこあり(ケベック州もしょっちゅう停電があって怒っていましたがその比ではない)それより何よりバケーションだしぃ、とのんびりブラブラ。
でもそろそろ飽きてきました。
先日カフェで後ろに座ってた若いアメリカ人二人連れが、お互いのノマド歴について語り合っていたんですけども、旅先から旅先へ、ふらふらと自由に生きるのが性に合ってるという女性が、その生き方以外のライフスタイルを、学校行って、卒業して、仕事して、結婚して子供作って、、ああ退屈私にゃあできない、と語ってましたが、ノマド以外の生活にもいろんなパターンあるし、自分の今の生き方以外全否定ってのは若いってことか、想像力の欠如か。
旅ってまあ色々な面で日常を離れられて、刺激をもらえるし、好きですけれども。
旅に出られない日常か、日常に戻れないノマドかでは、どちらが辛かろうか。
まだこれ書いてる時点でネパールにおりますが、初訪問のネパール日記始めてみようと思います。
ネパール最初の食事はモモ。
Mo:Moと表記されることがあるのですが、何故?
見た通り餃子みたいな、でも具とソースの構成が中華じゃないダンプリング。
メニューには大概ヴェジモモ、チーズモモ、ポテトモモ、チキンモモ、バフモモ(バッファローの肉)とあり、蒸したのと焼いたのと選べて、焼く方が若干高めの値段設定。
一皿10個にソースが付いてきます。
入国直後の印象
暑い暑いスリランカから来たので、気温が20度くらいで爽やか!
カトマンズにはトゥクトゥクのタクシーが存在しないので、歩いていても誰にも声をかけられずにまっすぐ進むことができて快適!(この後観光客が集中するタメル地区で、タクシードライバー、力車ドライバー、よく分からない物売り、などなどに声かけられまくってこの印象は覆されましたが。)
気温が低めなせいもあるでしょうが、道端でゴミや汚水の臭いがウワーッと漂って来ることもなくて、良いんじゃないここ?
で、ホテルに荷物を置いて近所を散策しようと表に出て五分くらい歩いて気がつきましたよ。
ゴミや汚水の匂いはしないけど、排気ガス臭はスリランカ同様だし、未舗装の道や工事現場がやたら多いので、土埃がものすごい。
道端に点在する小さな何でも屋さん?でマスク買いました。
スリランカでは、カトマンズの空気汚染の方が酷いらしいとは聞いていましたが、どんなもんやら想像がつかなかったんです。
そうか、排気ガスと土埃かー。
スリランカでは土埃のかわりに人々がそこら辺でゴミを燃やしたり焚き火して調理したりで煙が上がって、それもかなり空気汚染に貢献してましたが、カトマンズに関しては、街中では煙は匂って来ませんでした。
車に乗ると人が変わると言うけれど
スリランカでは自分たちもトゥクトゥクを運転するので道の掟というか、様子を見つつ、こう動けば相手はこう出てくる、、みたいな感覚を掴みましたが、道を渡る際にスリランカのノリで動いて見ても、車もバイクも反応が違っていて、一瞬にして、このジャングルには別の掟があることを学ぶ。
スリランカもカトマンズも信号機のないジャングルなのは同じなんですが、押しの強い車両のその押し方のルールと言うか、無言の法則が若干違う感じです。
カトマンズに二泊した後、ジープで田舎方面へ向かったのですが、信号機とか停止サインとか一切見かけず。
スリランカもですが、英国の影響のせいか、大きな道が交わる所にはラウンドアバウトがあったりしますが、信号で止まることがないから、十時間運転するとしたら十時間ノンストップです。
途中で事故現場付近の渋滞で止まったり、トイレ休憩や食事休憩をしますけど、それ以外はノンストップ。
私は運転しっぱなしよりたまに信号で止まって、その間にお尻の位置を正して見たり地図確認したり窓の外を見たり、そう言う時間も欲しいんですが、夫は普段の運転では信号を避けて目的地まで行くルートを探したりします。
そう言う好みって個人差ありでしょうけど、何時間も信号なしって私は疲れそうで嫌だなあ。
とにかく、ネパールの人々もスリランカ同様とても優しい人が多いのですが、ハンドルを握ると押しが強くてグイグイ来る感じです。
反対車線にはみ出したり斜めに逆行して行ってUターンしたりなんて当たり前。
交通ルールってものがあるのか、どこかでそんな事を習う人っているのか、警察官は何か基準があって何かしているのか、
食べ物、ドンキー・トレイン
インドの南のスリランカと北のネパール、どちらもご飯たっぷりにおかずニ〜三種類を添えた定食が日常食。
スリランカでライスアンドカリーだったものがネパールではダルバートと呼ばれていて、ダルはレンティルなど豆類のスープ、バートはご飯の意。
ネパールのダルバートはダールの濃度がスリランカのよりも水っぽく、塩がきつめ、辛くない。
スパイスにはクミンに似たジーラというのと、山間部ではニンニクみたいな風味のハーブというか植物を入れて風味つけているようでした。
ヴィーガンですので、貴重なタンパク源のダールはお代わりをして積極的にいただいてましたが、味的に美味しいからもっと欲しい、と思ったのは苦味の効いた青菜(多分マスタードグリーンと思われる)と、炭水化物追加してどうする、と思いつつもジャガイモのスパイス炒めみたいなの。
ジャガイモはどこのお母さんのも美味しかったです。
ヴィーガンだから食べ物に気を使うだろうか、と思って挑んだネパールですが、山合いの村には冷蔵施設がないため、地元のバクテリアに馴染みのない外国人は肉を避けるべしと言われてて、ヴェジメニューもちゃんとありました。
私の場合はミルク、チーズ、卵、バターを避ければ済むのですが、ギーやバターは高価なので調理にはまず使われず、チーズも卵も肉同様にメニューに明記されていたので避けるのは簡単でした。
ネパールには鉄道は無く、道路もかなり悪いので、直線距離でいくら近くても移動は大変、しかも山間部の村への物資の運搬は、ヘリコプター(一般庶民の手が出る手段ではない)か人力若しくはロバの背中に頼る事になります。
何度もそんなロバのキャラバンと行き交いました。
米、プロパンガスのタンク、小麦粉、ありとあらゆる物資がロバの背中に括り付けられていました。
それにしても、ロバの様子を見ていると気の毒で、厳密に言えば米だってロバを搾取して運搬してるんだから、山間部でヴィーガンって言うのはありえないよなあなんて。
食べ物は1日の楽しみでありエネルギー源ですが、質素でした。