食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

ネパール初体験、その4:トレッキング2

チベット系仏教徒の多く住むランタン谷で、地震の被害者の魂を祀る石のオブジェ。必ず左側を通ります。
ランタン谷

ランタン村は2015年にネパールを襲った大地震で、大規模な土砂崩れの下敷きになり村が埋もれてしまうという悲劇を経験しました。

 

トレッキングルートのまだまだ標高が低い地域でも、土砂崩れの起きがちな地形があちこちあり、実際に行きには通れていたトレイルが、帰りには土砂崩れのために通行不能になったあと、再構築されている最中だった部分もありました。

 

ランタン村に到着するちょっと前に、大きな石や岩がゴロゴロしている広い谷を通るのですが、以前村の家々が建っていたそこに大きな岩や石が崩れてきたとのこと。

泊めていただいたティーハウスのご夫婦も家族や友人を土砂崩れで亡くし、自分たちも大怪我を負ってカトマンズの病院で手術をうけ、体も一部不自由になってしまったという事でした。

 

村の再建はさぞ大変だったでしょう。

標高のこんなに高い村ですから、大工さんや建築、インフラ工事の専門家たちがホイホイやってきて仕事をすることは不可能です。

何しろ、こんなところまで人がやって来るのも何日かがかりだし、酸素の少ない環境にまず慣れなければ作業はできないし、再建の費用はかなり限られていたでしょうし、再建作業は村人たちが行ったと言う話でした。

 

それでもランタン村とその先にあるキャンジン村は、地震の後で復興した新しい建物ばかりなので、ティーハウスの設備も新しくモダンで、宿泊したティーハウスはどれも部屋にバスルームが付いていて、比較的快適でした。

 

バスルームにはシャワーと洋式の水洗トイレがついていて、日中天気の良い日ならしばらく水を出していれば熱いシャワーも可能です。

 

が、ソーラー発電とソーラー給湯のため、お湯も電力も使用量が多ければすぐに無くなるし天気や時間帯に影響されるので、いつでも蛇口をひねれば熱いシャワーが浴びられるというわけではありません。

私たちが滞在したのは3月初旬で、冬の寒い時期は過ぎていましたが、それでも断熱材を使っていない建物で、シャワーをあびてもお湯を止めた瞬間から急激に湯冷めが始まり、タオルで拭いた後も寒くてたまらず、せっかくのシャワーですけれど、私たちは一度浴びたっきりでした。

新しい設備のないティーハウスでは、トイレ(水洗でない)の脇にあるコンクリート床にホストの方がお湯を沸かしてバケツに入れたのを置いてくださり、それを使って身体を洗えます。

これも一度試しましたが、ボットン便所の脇で、お世辞にも綺麗とは言えないコンクリート床で、冷たい空気の中ぬるま湯を浴びるのはかなり不快で寒くてダメでした。

 

ドライヤーも無いですから、濡れた頭髪で寒い中過ごせば風邪を引きかねませんし、トレッキング期間中は汚いままで良い、というつもりで赴きましたので、2度の試みに敗れてもそれほど残念という感じもしませんでした。

窓からの眺めは素敵です。

トレッキングで滞在した村ではラマ・ホテル、リムチーなどでは設備も古く、夜中真っ暗だったり、電気はあれど隣室との間の壁が文字通り板一枚の継ぎ合わせなので、声は筒抜けだし隣の人が夜中にトイレに起きて電気をつけたらこちらにも光が差してくる、とか、でも夜中に表に一歩出たら星空が物凄く綺麗、とか。

 

ランタン村では電力は比較的安定していましたが、携帯やカメラの電池の充電、Wi-Fiなどは有料でした。

2〜3ドル程度ですので、必要なら宿主への寄付という気持ちも込めて支払ってあげればと思います。

 

ハイシーズンのトレイルは

我々の最終地点はKyanjan Ri でしたが、上から見たKyanjan村の建物はどれも結構大きめで三階から四階建て。

それまで小さな村や途中のトレイルなどで何度も顔を見かけた幾つかのグループの人たちとまた会うかなと思っていたのに、一切見かけないので、この村には幾つ宿があって何人程泊まれるのか、と聞きましたら、1200人は泊まれるとか。

 

えー、それ凄い、と言いましたら宿のご主人曰く、ハイシーズンにはKyanjinRiを登る人々の行列ができるんだよ、、って。

 

ええー、随分前に読んだエベレスト山頂登山の話で、エベレスト登山も最近ではお金と酸素ボンベがあれば割と一般人でも挑戦できるようになったから、頂上付近の狭いトレイルには渋滞が起きて危険なんだとあったのを思い出しました。

en.wikipedia.org

 

エベレスト登山ほどではありませんけど、やはり酸素の薄いところの登山ですから、個人の体力や体調に合わせてゆっくり本人のリズムで行くのは大事ですから、渋滞とか行列って怖いなあ。

日本人のトレッキング客のガイドをしていたという方に聞いた話では、日本人客は宿などが汚いと大問題になるんだとか。

そりゃそうでしょう、前のお客さんが使ったあとの部屋、掃除してないなんて普通ありえないですもんね。

でもティーハウスによってはこれ、掃除はしてなさそう、洗濯もしてなさそう、と言うことは結構あったし、みんなで使うトイレというかボットん便所などは、現地の方は紙ではなくて水で洗うので、常に床がぬれているし、洋式便器のシートがべちょべちょなこともあるし、匂いなどもきついところはキツイ。

こう言うところはそう言うもんなのだ、と開き直れないとちょっとキツイかも。

一日中歩いて疲れ切ってたり、寒かったりするので、あんまり細かいことは気にならなくなりますけどね。

 

だから着替えを持っていく必要はなかったのです(個人差あり)


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ネパール初体験、その3: トレッキング

Kyanjin village を、Kyanjin Ri(村のすぐそこにある小さめの山ですが、頂上は標高4770メートルくらいー情報源により数字はまちまち)の中腹から望む

ヴェジ・フライドライスは、細切れのキャベツ、人参、、後は何かあったかな、、栄養価低め炭水化物豊富
 
ネパールでトレッキング

人生で初めてのトレッキングをしました。

歩くのは好きだし、いつの日かスペインや四国で巡礼の旅をしてみたいし、スルー・ハイクなんかもやってみたい、と言いつつこんな歳になっちゃいましたので、年齢的に無理なんてことになる前にと慌てて計画し始めたのが去年あたり。

 

高山病という、普段のエクササイズとは別物の不安材料もあるし、山間部の無医村で外国人が病気になればヘリコプターでレスキューなど、エライことになりかねませんので、保険会社とかワクチンとか、調べて問い合わせて手配して。

 

経験豊富じゃなくても挑めそうなトレイルを探して、Langtang Valley(ランタン谷)に行こうと決定。

 

後は、ガイドを雇うかどうするか。

 

YouTube でネパールのトレッキングの様子を詳細に見せてくれているユーチューバーさんが結構いらっしゃいまして、多くが独自で歩いてらっしゃる様で、色々と参考になるんですけれど、我々はガイドを雇って面倒なことはプロに任せることにしました。

 

 今年4月よりネパール政府は外国人トレッカーはガイドを雇わなければいけないと定めました。

外貨を得られる産業のほぼないネパールで、ヒマラヤ登山やトレッキングは観光収入の重要な位置を占めるのでしょう。

 

トレッキングをするには写真とパスポート情報を提出してトレッキングルートを登録し、登録証明書を得なければいけませんし、Langtang valleyの場合はルートがナショナルパークの中にあるので、ナショナルパークのエントリーも登録しておかねばいけません。

この両方に手数料と登録料金がかかり、自力でやってる人も結構いるので難しくはないと思いますが、ガイドを雇えばペーパーワークも、トレッキング開始の村、サプルベーシへの道のりで何度も通り抜けるチェックポイントの通過手続きもお任せできて楽ちんでした。

 

ちなみにこのチェックポイント、山間部の村を一つ越えるたびにあるんじゃないのかと思うほど何度もあって、いまさっき通過したばかりなのに今度は何でまた?という頻繁さ。

ガイド氏に聞くと、さっきのはネパール軍、今度のはネパール警察、次はネパール軍警察、、と三つの国家機関がそれぞれに同じような地域でそれぞれにチェックポイントを設けていて、そう言ったポイントを何度か通過するので、またですか?ということに。

 

で、彼らは何を探していて誰の侵入を止めようとしているのか?

あんまり現実的な意味はなさそうなチェックポイントのようでした。

 

 

ガイドとポーター、with or without them?

 

10日足らずのトレッキング期間中、ガイド無しで自分たちで勝手に歩いてるよ、という外国人トレッカーの方々とも沢山お会いしました。

 

みなさんある程度は経験もあるか、ヒマラヤの経験はなくてもスルー・ハイクなどの経験があるとか、若いとか、とにかく楽しんで冒険してる感じ。

ガイドと一緒の人たちも同じくらいいらっしゃって、それぞれにその方達なりの判断で決めたことで、ガイドがいないから無謀とかガイドを雇ってるから他人任せとかそういうジャッジメントなく、個々に自分に合ったトレッキングをしていると言うことだと思いました。

政府のお達しに従っていないガイド無しのトレッカーがトレッキング中にチェックされて罰金、、とかそう言うことも、我々が歩いていた期間中には一切ありませんでした。

 

ガイドよりも私たちはポーターを雇うことにむしろ抵抗がありました。

だって、自分の持ち物を金に任せて他人に運ばせるんですよ。

コロニアニズムのアコギな権力者階級の嫌な奴がやりそうなことじゃないですか。

 

結果的にはポーターを1人雇って夫と私の荷物、合計14キロを運んで頂いたわけですが、いやあ、本当に有り難かったし、自分で運ぶことができたかどうかは知る由もありませんが、重い荷物のせいで苦しむという経験をせずに済んで、息が苦しい時もお腹を壊してきつい時も風邪をひき始めてだるい時もありましたけれど、そこに荷物というもう一つの負荷がかかってなかったのは幸いでした。

 

高山病になってたら洒落にもなりませんし、ポーターは自分の体力温存と健康、安全のための保険でもあると思います。

 

お金でそのサービスを買うと言うのは抵抗がありますが、トレイルで行き交った、物資の運搬をする人々を見た限りでは、トレッキングのお客の荷物を運んでる方がうんとマシだし、たぶん収入も良い方だと思います。

 

私たちが契約したガイドは1日あたり35米ドル、ポーターは27米ドルお支払いしましたが、ポーターさんには最後にもう1日分の27ドルをチップに渡しました。

レストランじゃないからチップの相場がよくわかりませんでしたが、合計8日のうち1日半は歩かない日でしたから、6日半荷物を運んで9日分の収入ならまあ悪くはあるまい、、、どうかな?

ポーターのSさん。ものすごーくお世話になりました。青いダッフルバッグがウチら夫婦の、黒いのが彼の荷物。おでこに帯を引っ掛けてこれを運びます。凄い体力。

 

ガイドとポーターを雇う際は、初めて会う他人と一緒に一週間以上ずっと一緒に行動するので、どこの誰を選ぶのか、選ぶ基準とか、色々と考えましたが、ぶっちゃけなるようにしかならないですよね。

 

一度雇って気に入ったガイドだと、また今度行きたい時や、知り合いが行きたいといった場合などに、この人良いよー、とお勧めしたり、口コミとかオンラインのレヴューも大事かもしれませんけど、ホテルもそうですが、その人との相性は、会ってみるまでわかりません。


安全性とか万が一の時の対処とか、保険のこととか、事前にしつこいほど問い合わせと確認をしまして、まあこれ以上は調べようもないかなと思うに至り、ガイドさん決定。ポーターさんはガイドさんが手配。

 

とんでもない詐欺師だったらどうしよう、という疑いも薄ら抱きながら。

 

蓋を開けたら、彼らは基本的に善良な方々でした。

 

ポーターのSさんなんてもう、本当に凄く有り難かった。

荷物を運ぶだけではなく、石ころのゴロゴロしてる場所や木の枝が飛び出てるところなどはささっと除去できる障害物は道のはじに避けてくれたり、滑りやすい場所などでは足の置き場所など示してくれたり、猿や鳥などがいるあたりでは教えてくれたり。

英語があまり話せない様で、細かい説明などは出来ないのですが、こちらが言うことは結構理解してくれてるようだったし、本当に良く面倒を見て下さいましたよ。

 

ガイド氏はその反面、ちょっと自己中な面が鼻につくというか、他のガイドさんたちの悪口とか、自分のビジネスの自慢とか、毎晩自分の話ばかりしたがるので別のトレッカーやガイドさんがいる場合はなるべくそちらに逃げ、他に宿泊客がいないような宿の場合は宿主一家がご飯作ってる台所に行ったりしてなるべく彼以外の人の比率を上げるようにしてみたり。

 

悪い人じゃないと思うんですけどね、自分のビジネスのためにvログを作るんだと言って始終ビデオ撮ってましたけど、トレイルでヤックが何頭もいるところに遭遇して、わたしが「わーい、ヤックだ。写真撮ろう!」と声に出しながらカメラを取り出していたら、いきなり私の目の前に進んできて、私の視界を遮断してビデオを撮り始めたんですよ。

しかも、ヤックたちに歩み寄りながら喋りながら撮るからヤックは彼が撮り終わる頃にはあっちの方に行ってしまって、私のシャッターチャンスは、、、。

 

あんまりのことにビックリして言葉が出てきませんでしたよ。

 

お客が良い写真撮るのを積極的に助けろとは言わないけど、お客を遮って自分のビデオを撮るガイド、それが私たちが雇った1日35米ドルのガイドでした。

 

ヤックは標高の高い所でのんびり草を食んで生きていける凄い奴

同じ宿で出会った別のガイドさんたちにも色々な人たちが居ましたが、自分の顧客かどうかに関わらず楽しい世間話で場を盛り上げる人もいればスペイン語の顧客相手にスペイン語でガイドしてる人あり、空港で出会ったガイドをしている方はフランス語が流暢なのでフランス語圏のグループをガイドしているとか。

我がガイド氏曰く、ネパール語で他のガイドやポーターたちに自分の顧客の悪口ばかり言ってるガイドもいたとか。でもね、そんなこと言い出したらうちらのことだって何言われてるかわからないよねー。

 

ネパールには五千以上のトレッキングのガイドを提供する会社があるとかで、それぞれがどうにかしてお客さんを取り込もうと必死ですから、事前にガイドを雇わずとも現地でもいくらでも見つけられるようではあります。

 

我がガイド氏曰く、評判の良いガイドは何ヶ月も前からブックされてしまっているから、現地入りしてから見つけることができるガイドはクオリティが低いとのことですけどね。

実態はわかりません。

 

人の相性もありますが、書類の手配、トレッキング中に休憩や宿泊するティーハウスを選んだり、多くのトレッカーが同じ村へ向かっていて今夜は部屋を押さえておかないと自分たちが到着する頃にはこの村の2軒のティーハウスはどちらも満室になっちゃうかもと思えば電話して部屋を確保してくれたり、道中の安全やその日に準備しておくべき装備のことを相談するなど、経験や知識の豊富で信頼できる人が見つかって、安全で楽しい時間を過ごしたいですからね。

 

宿泊先のティーハウスで会ったガイドさんや宿主さんたちには、日本人最近来ないよー、前は沢山来てたのにー、どうしたの?と。

いや、日本は30年来の経済スランプが、、って知ってるでしょ?

と言いましたが、それにしたって最近は本当に減ったんですと。

 

 

ネパール以外のトレッキング先が流行ってるのかも?


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ネパール初体験、その2: ご飯

餃子大好きだから、モモも、、と滞在前半で機会を見つけては食べていたモモですが、飽きました。

 

ヴェジ・モモの具は細かく切ったキャベツ、人参、、、後なんだろう、?

ネパールでヴェジなんとか、とされているメニューで一番ベーシックな品々に使われてるヴェジって、そりゃあ野菜なんだけどさ、いつもキャベツと人参細切れだけなんじゃないの?という、、、野菜という食品分類をつまらなくしてるんじゃあ、、。

 

旅で一番大事なのは

ご飯、それに尽きるでしょう。

とは言え貧しい国ネパール、しかも山間の村で宿泊するのは、物資の調達が基本ロバなティーハウス。

 

食事はかなり質素

 

山間部に赴いたのは、数日間かけて村から村を渡り歩いて山岳地帯の景色の良い上の方へ歩いていくトレッキングというのをやっていたため。

 

北米各地のトレイルをキャンプしながら歩き続けるスルーハイキングと違い、ネパールのトレッキングはテントや食料を担いで行かず、合間にある村のティーハウスに宿泊して寝床と食事を提供してもらうため、歩けさえするならば達成しやすいと言われます。

 

泊まったティーハウスでは夕飯と朝食をいただき、朝ごはんのあと出発したら、昼はトレイルの途中にあるティーハウスでランチ。

 

次に宿泊するティーハウスに到着したら、夕飯。

毎日、歩いて、景色を愛でて、歩いて、休んで、食べて、歩いて、食べて休んでの繰り返し。

どこのティーハウスも同じメニューなので、こちらもすぐにメニューを覚えて、朝ごはんはいつもオーツ麦のお粥とりんごとミューズリというのをお願いしてました。

 

お粥ってすぐにお腹が空くイメージでしたが、結構腹持ちが良くて、これは帰宅後の朝食新メニューになりそう、。

 

昼と夜は、ダルバート、モモ、たまにフライドライスかフライドヌードルというローテーション。

ダル、ジャガイモのカリー、菜っぱ、漬物、パパダム、ご飯

ダルバートはおかずやご飯の追加がいくらでもできて、お腹いっぱいになります。

 

ダル(レンティル、タンパク源)とおかずが二種類くらい、ご飯、漬物一品、という感じの構成で、お代わりし放題ですが、タンパク源がほぼダルだけなので、炭水化物を減らしている方などには恐怖の食事かも。

 

基本的にはガイドやポーターの皆さんの活力源というか、食事の基本という感じで、ダルバートの支度をしないティーハウスはないみたいで、夕飯にダルバートをお願いするとすぐに出てくるし、宿の人も簡単で良い感じでした。

ダルをご飯にかけちゃったので見かけは悪いですが、ここのが一番美味しかった

 

逆にモモを頼もうとするとガイドに「モモは時間がかかるから、、、」と渋られることが多く、ランチでお願いするのはほぼ無理で、夕飯の時は二時間前くらいにお願いするとか、我々以外の客がいない晩とか、ガイドに牽制されて思うように選べませんでした。

 

(メニューに載ってるんだから良いじゃないか、という話と、料理上手なスタッフのいない宿では時間も人手も限られてるから確かに迷惑だという話とありますが、あんまりにもガイドが毎回煩いのでガイドの目を盗んで宿の人にそれとなく聞いてみて、モモ?ぜーんぜん問題ないよー、と言う返事の時は遠慮せずにモモを注文するようにしてました)

 

フライドライスとフライドヌードルも大量に盛られて出てきますが、ヴェジでお願いしてるからそうなのかもしれないけど、タンパク源が皆無なんですよ。

しかもヴェジはキャベツ、にんじん、玉ねぎ、くらいが細かく刻んだのが合間に入っているけれど、皿の九割はご飯またはヌードル、と言う感じ。

 

そんなこともあろうかと、日本からプロテインパウダーを持参してて、1日に必要なタンパク質は摂取できるようにはしておりましたが、なんせどのティーハウスも同じメニューを出してくるので、同じものばかり一週間以上、長いトレッキングだと二週間以上、飽きが来るのは避けられないかも。

 

夫はある時、チーズパスタというのをお願いしてましたが、ネパールの食べ物じゃないメニューは頼むべきじゃない、不味い、とがっかりしていました。夫は食べ物のことで文句を言う人じゃないんですけども、本当に不味そうでしたから。

 

 

ガイドとポーターの食事

どうもガイドやポーターさんたちは各自の好みのものを注文するのではなく、ティーハウス側がその日そこにある材料やたくさん作った料理を適当に組み合わせて提供してくれるのだそうです。

だから、ティーハウスに滞在している顧客(ガイドが連れてきた顧客や、ガイド無しで飛び込みで来ているトレッカー達)に食事が供された後初めて彼らの食事が出てくるようです。

 

別に後回しだからと軽んじられてるわけでは無いようでしたが、お腹減ってるのに待たされるのは嫌じゃ無いわけはないですよね。

 

皆同じ質素なティーハウスに滞在していても、ガイドやポーター、宿の主たちネパール人同士と、お金を払って泊まってるゲスト(多くが欧米からの訪問者)とで何となく別れていて、ダウントンアビーじゃないけれど、アップステアーズとダウンステアーズみたいな区分を感じる晩も何度かありました。

 

トレッキング中、二泊目のティーハウスで出てきた食事でお腹をこわしまして、その状態で翌日七時間近く歩くのは結構きつかったんですが、昼ごはんは本当に食べたくなくて(お腹を悪化させたくなくて、何かを口に入れたくなかった)、でも何も食べずに残りの行程を歩くのは無理と思い、野菜スープをお願いしたのですが、後から考えたらこれ、クノールとかのインスタントスープの粉を使ったスープに炒めた野菜(キャベツ、にんじん、)を入れただけのもので、多分所謂チキンストックとかも入っていたと思われます。

 

お腹壊してトレッキングは本当に辛かったー。

お腹が痛くならなかったのは不幸中の幸いですけれど、山道を歩いてる時にトイレに行きたくなるだけでも面倒なのに、それが、、、、ですからね。

 

休憩できるティーハウスを通り過ぎる時はすかさずトイレへ走りましたが、そんなに頻繁にないし、お腹は要注意です。


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ネパール初体験 その1: 印象と言うかなんと言うか

ご無沙汰いたしました。

ネパールでぶらぶらしておりました。

 

電力不安定な地域から戻り、都市部?に滞在しておりましたが、そうは言っても停電がちょこちょこあり(ケベック州もしょっちゅう停電があって怒っていましたがその比ではない)それより何よりバケーションだしぃ、とのんびりブラブラ。

 

でもそろそろ飽きてきました。

 

先日カフェで後ろに座ってた若いアメリカ人二人連れが、お互いのノマド歴について語り合っていたんですけども、旅先から旅先へ、ふらふらと自由に生きるのが性に合ってるという女性が、その生き方以外のライフスタイルを、学校行って、卒業して、仕事して、結婚して子供作って、、ああ退屈私にゃあできない、と語ってましたが、ノマド以外の生活にもいろんなパターンあるし、自分の今の生き方以外全否定ってのは若いってことか、想像力の欠如か。

 

旅ってまあ色々な面で日常を離れられて、刺激をもらえるし、好きですけれども。

旅に出られない日常か、日常に戻れないノマドかでは、どちらが辛かろうか。

 

まだこれ書いてる時点でネパールにおりますが、初訪問のネパール日記始めてみようと思います。


ネパール最初の食事はモモ。

Mo:Moと表記されることがあるのですが、何故?

見た通り餃子みたいな、でも具とソースの構成が中華じゃないダンプリング。

メニューには大概ヴェジモモ、チーズモモ、ポテトモモ、チキンモモ、バフモモ(バッファローの肉)とあり、蒸したのと焼いたのと選べて、焼く方が若干高めの値段設定。

一皿10個にソースが付いてきます。

 

 

入国直後の印象

暑い暑いスリランカから来たので、気温が20度くらいで爽やか!

 

カトマンズにはトゥクトゥクのタクシーが存在しないので、歩いていても誰にも声をかけられずにまっすぐ進むことができて快適!(この後観光客が集中するタメル地区で、タクシードライバー、力車ドライバー、よく分からない物売り、などなどに声かけられまくってこの印象は覆されましたが。)

 

気温が低めなせいもあるでしょうが、道端でゴミや汚水の臭いがウワーッと漂って来ることもなくて、良いんじゃないここ?

 

で、ホテルに荷物を置いて近所を散策しようと表に出て五分くらい歩いて気がつきましたよ。

ゴミや汚水の匂いはしないけど、排気ガス臭はスリランカ同様だし、未舗装の道や工事現場がやたら多いので、土埃がものすごい。

道端に点在する小さな何でも屋さん?でマスク買いました。

 

スリランカでは、カトマンズの空気汚染の方が酷いらしいとは聞いていましたが、どんなもんやら想像がつかなかったんです。

そうか、排気ガスと土埃かー。

 

スリランカでは土埃のかわりに人々がそこら辺でゴミを燃やしたり焚き火して調理したりで煙が上がって、それもかなり空気汚染に貢献してましたが、カトマンズに関しては、街中では煙は匂って来ませんでした。

 

車に乗ると人が変わると言うけれど

スリランカでは自分たちもトゥクトゥクを運転するので道の掟というか、様子を見つつ、こう動けば相手はこう出てくる、、みたいな感覚を掴みましたが、道を渡る際にスリランカのノリで動いて見ても、車もバイクも反応が違っていて、一瞬にして、このジャングルには別の掟があることを学ぶ。

 

スリランカもカトマンズも信号機のないジャングルなのは同じなんですが、押しの強い車両のその押し方のルールと言うか、無言の法則が若干違う感じです。

 

カトマンズに二泊した後、ジープで田舎方面へ向かったのですが、信号機とか停止サインとか一切見かけず。

 

スリランカもですが、英国の影響のせいか、大きな道が交わる所にはラウンドアバウトがあったりしますが、信号で止まることがないから、十時間運転するとしたら十時間ノンストップです。

途中で事故現場付近の渋滞で止まったり、トイレ休憩や食事休憩をしますけど、それ以外はノンストップ。

私は運転しっぱなしよりたまに信号で止まって、その間にお尻の位置を正して見たり地図確認したり窓の外を見たり、そう言う時間も欲しいんですが、夫は普段の運転では信号を避けて目的地まで行くルートを探したりします。

そう言う好みって個人差ありでしょうけど、何時間も信号なしって私は疲れそうで嫌だなあ。

 

とにかく、ネパールの人々もスリランカ同様とても優しい人が多いのですが、ハンドルを握ると押しが強くてグイグイ来る感じです。

反対車線にはみ出したり斜めに逆行して行ってUターンしたりなんて当たり前。

交通ルールってものがあるのか、どこかでそんな事を習う人っているのか、警察官は何か基準があって何かしているのか、

 

食べ物、ドンキー・トレイン

インドの南のスリランカと北のネパール、どちらもご飯たっぷりにおかずニ〜三種類を添えた定食が日常食。

スリランカでライスアンドカリーだったものがネパールではダルバートと呼ばれていて、ダルはレンティルなど豆類のスープ、バートはご飯の意。

 

ネパールのダルバートはダールの濃度がスリランカのよりも水っぽく、塩がきつめ、辛くない。

スパイスにはクミンに似たジーラというのと、山間部ではニンニクみたいな風味のハーブというか植物を入れて風味つけているようでした。

 

ヴィーガンですので、貴重なタンパク源のダールはお代わりをして積極的にいただいてましたが、味的に美味しいからもっと欲しい、と思ったのは苦味の効いた青菜(多分マスタードグリーンと思われる)と、炭水化物追加してどうする、と思いつつもジャガイモのスパイス炒めみたいなの。

ジャガイモはどこのお母さんのも美味しかったです。

 

ヴィーガンだから食べ物に気を使うだろうか、と思って挑んだネパールですが、山合いの村には冷蔵施設がないため、地元のバクテリアに馴染みのない外国人は肉を避けるべしと言われてて、ヴェジメニューもちゃんとありました。

 

私の場合はミルク、チーズ、卵、バターを避ければ済むのですが、ギーやバターは高価なので調理にはまず使われず、チーズも卵も肉同様にメニューに明記されていたので避けるのは簡単でした。

 

ネパールには鉄道は無く、道路もかなり悪いので、直線距離でいくら近くても移動は大変、しかも山間部の村への物資の運搬は、ヘリコプター(一般庶民の手が出る手段ではない)か人力若しくはロバの背中に頼る事になります。

 

何度もそんなロバのキャラバンと行き交いました。

米、プロパンガスのタンク、小麦粉、ありとあらゆる物資がロバの背中に括り付けられていました。

 

それにしても、ロバの様子を見ていると気の毒で、厳密に言えば米だってロバを搾取して運搬してるんだから、山間部でヴィーガンって言うのはありえないよなあなんて。

 

食べ物は1日の楽しみでありエネルギー源ですが、質素でした。


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ネパールに来ました。ちょっとお休みします。

写真のリサイズが上手くできなくて、無意味に大きな写真ですが、飛行機の車窓から。
飛行機の窓は機窓でしょうか?

 

スリランカで暑い二月を過ごしたら、次は一気に涼しげなネパールにやって来ました。

スリランカも貧しい国でしたが、ネパールよりは比較的羽振りが良い国らしく、じゃあネパールはどんなんや、とちょっとドキドキですが、初ネパール、どうなることやら。

 

スリランカではあっつい日中、冷房の効いているホテルの部屋でブログを書いたりしましたが、ネパールでは電力の不安定な地域へ行く予定なので、ちょっとブログはお休みします。

桜が咲く頃には再開の心づもりです。

 

美味しいものをいろいろ食べて来ますねー。


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