食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

ネパール初体験、その2: ご飯

餃子大好きだから、モモも、、と滞在前半で機会を見つけては食べていたモモですが、飽きました。

 

ヴェジ・モモの具は細かく切ったキャベツ、人参、、、後なんだろう、?

ネパールでヴェジなんとか、とされているメニューで一番ベーシックな品々に使われてるヴェジって、そりゃあ野菜なんだけどさ、いつもキャベツと人参細切れだけなんじゃないの?という、、、野菜という食品分類をつまらなくしてるんじゃあ、、。

 

旅で一番大事なのは

ご飯、それに尽きるでしょう。

とは言え貧しい国ネパール、しかも山間の村で宿泊するのは、物資の調達が基本ロバなティーハウス。

 

食事はかなり質素

 

山間部に赴いたのは、数日間かけて村から村を渡り歩いて山岳地帯の景色の良い上の方へ歩いていくトレッキングというのをやっていたため。

 

北米各地のトレイルをキャンプしながら歩き続けるスルーハイキングと違い、ネパールのトレッキングはテントや食料を担いで行かず、合間にある村のティーハウスに宿泊して寝床と食事を提供してもらうため、歩けさえするならば達成しやすいと言われます。

 

泊まったティーハウスでは夕飯と朝食をいただき、朝ごはんのあと出発したら、昼はトレイルの途中にあるティーハウスでランチ。

 

次に宿泊するティーハウスに到着したら、夕飯。

毎日、歩いて、景色を愛でて、歩いて、休んで、食べて、歩いて、食べて休んでの繰り返し。

どこのティーハウスも同じメニューなので、こちらもすぐにメニューを覚えて、朝ごはんはいつもオーツ麦のお粥とりんごとミューズリというのをお願いしてました。

 

お粥ってすぐにお腹が空くイメージでしたが、結構腹持ちが良くて、これは帰宅後の朝食新メニューになりそう、。

 

昼と夜は、ダルバート、モモ、たまにフライドライスかフライドヌードルというローテーション。

ダル、ジャガイモのカリー、菜っぱ、漬物、パパダム、ご飯

ダルバートはおかずやご飯の追加がいくらでもできて、お腹いっぱいになります。

 

ダル(レンティル、タンパク源)とおかずが二種類くらい、ご飯、漬物一品、という感じの構成で、お代わりし放題ですが、タンパク源がほぼダルだけなので、炭水化物を減らしている方などには恐怖の食事かも。

 

基本的にはガイドやポーターの皆さんの活力源というか、食事の基本という感じで、ダルバートの支度をしないティーハウスはないみたいで、夕飯にダルバートをお願いするとすぐに出てくるし、宿の人も簡単で良い感じでした。

ダルをご飯にかけちゃったので見かけは悪いですが、ここのが一番美味しかった

 

逆にモモを頼もうとするとガイドに「モモは時間がかかるから、、、」と渋られることが多く、ランチでお願いするのはほぼ無理で、夕飯の時は二時間前くらいにお願いするとか、我々以外の客がいない晩とか、ガイドに牽制されて思うように選べませんでした。

 

(メニューに載ってるんだから良いじゃないか、という話と、料理上手なスタッフのいない宿では時間も人手も限られてるから確かに迷惑だという話とありますが、あんまりにもガイドが毎回煩いのでガイドの目を盗んで宿の人にそれとなく聞いてみて、モモ?ぜーんぜん問題ないよー、と言う返事の時は遠慮せずにモモを注文するようにしてました)

 

フライドライスとフライドヌードルも大量に盛られて出てきますが、ヴェジでお願いしてるからそうなのかもしれないけど、タンパク源が皆無なんですよ。

しかもヴェジはキャベツ、にんじん、玉ねぎ、くらいが細かく刻んだのが合間に入っているけれど、皿の九割はご飯またはヌードル、と言う感じ。

 

そんなこともあろうかと、日本からプロテインパウダーを持参してて、1日に必要なタンパク質は摂取できるようにはしておりましたが、なんせどのティーハウスも同じメニューを出してくるので、同じものばかり一週間以上、長いトレッキングだと二週間以上、飽きが来るのは避けられないかも。

 

夫はある時、チーズパスタというのをお願いしてましたが、ネパールの食べ物じゃないメニューは頼むべきじゃない、不味い、とがっかりしていました。夫は食べ物のことで文句を言う人じゃないんですけども、本当に不味そうでしたから。

 

 

ガイドとポーターの食事

どうもガイドやポーターさんたちは各自の好みのものを注文するのではなく、ティーハウス側がその日そこにある材料やたくさん作った料理を適当に組み合わせて提供してくれるのだそうです。

だから、ティーハウスに滞在している顧客(ガイドが連れてきた顧客や、ガイド無しで飛び込みで来ているトレッカー達)に食事が供された後初めて彼らの食事が出てくるようです。

 

別に後回しだからと軽んじられてるわけでは無いようでしたが、お腹減ってるのに待たされるのは嫌じゃ無いわけはないですよね。

 

皆同じ質素なティーハウスに滞在していても、ガイドやポーター、宿の主たちネパール人同士と、お金を払って泊まってるゲスト(多くが欧米からの訪問者)とで何となく別れていて、ダウントンアビーじゃないけれど、アップステアーズとダウンステアーズみたいな区分を感じる晩も何度かありました。

 

トレッキング中、二泊目のティーハウスで出てきた食事でお腹をこわしまして、その状態で翌日七時間近く歩くのは結構きつかったんですが、昼ごはんは本当に食べたくなくて(お腹を悪化させたくなくて、何かを口に入れたくなかった)、でも何も食べずに残りの行程を歩くのは無理と思い、野菜スープをお願いしたのですが、後から考えたらこれ、クノールとかのインスタントスープの粉を使ったスープに炒めた野菜(キャベツ、にんじん、)を入れただけのもので、多分所謂チキンストックとかも入っていたと思われます。

 

お腹壊してトレッキングは本当に辛かったー。

お腹が痛くならなかったのは不幸中の幸いですけれど、山道を歩いてる時にトイレに行きたくなるだけでも面倒なのに、それが、、、、ですからね。

 

休憩できるティーハウスを通り過ぎる時はすかさずトイレへ走りましたが、そんなに頻繁にないし、お腹は要注意です。


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