冷凍庫の片隅で、うっかり忘れ去られて何ヶ月も放置されていたものを発見したことってありますか?
私はたまにやります。
見るからに霜がついていたり冷凍焼けしていてダメだな、と判断ができる場合は捨てますが、まだ行けるのか、ダメなのか、判断の付きにくいものの場合はちょっと悩みます。
うちの冷凍庫に入れてあるのは大体こんな感じです、、、
- 一気にたくさん作って、忙しい時に解凍して夕飯にできちゃう料理
- 多めに茹でて使いたい時にパッと使えるように、と小分けしてある乾燥豆の水煮
- 一気に収穫したけど食べきれないトマトとか(今年は不作のため冷凍トマトはありませんが)
- お徳用缶詰を買ってきて、小分けして冷凍したトマト・ペースト
- バジルをたくさん収穫した時に作っておいたペスト
- 焼いたパンは冷めたらスライスして冷凍
- ご飯も食べきらないので、1食分ずつ冷凍
- アジアン・グローサリーで冷凍可能な野菜類やキノコ類を買い込んだ場合
そんなこんなで冷凍庫の中はいろんなものがいっぱい。
1や2は、冷凍してあることを忘れてしまうと、次に発見するまで使わないので、実はあんまりやらないほうがいいのかなと思うようになりました。
たまに、週末に一週間分のおかずをどーんと作って冷凍しちゃうわ、という話など聞きますが、私には向いてないみたいです。
6と7は朝食や昼のサンドイッチにとしょっちゅう使うものなので、冷凍するはしから消費していくので、回転率は大変よし。
8はアジ・グロに行ける時間がないときにもちょっと日本食を食べたい、という場合に大いに助かります。
食品の冷凍保存期間の目安
どれが、どのくらいの期間冷凍してあっても平気なのか、はたまた、美味しいのか。
ググって見たら、やっぱりありました。目安を書いてくれているサイトが。
こちらはThe Old Farmer's Almanacのサイト:
肉、乳製品、魚介類などは飛ばして、野菜とフルーツについての表をこちらに。
How Long Can You Freeze Fresh Fruit (Prepared for Freezing)? | |
All fruit except those listed below | 10 to 12 |
Avocados, bananas | 3 |
Citrus fruit | 4 to 6 |
Juices | 8 to 12 |
How Long Can You Freeze Fresh Vegetables (Prepared for Freezing)? | |
Artichokes, eggplant | 6 to 8 |
Asparagus, rutabagas, turnips | 8 to 10 |
Bamboo shoots, cabbage, celery, cucumebrs, endive, radishes, salad greens, watercress | Not recommended |
Beans, beets, bok choy, broccoli, brussels sprouts, carrots, cauliflower, corn, greens, kohlrabi, leeks, mushrooms, okra, onions, parsnips, peas, peppers, soybeans, spinach, summer squash | 10 to 12 |
Tomatoes (overripe or sliced) | 2 |
アボカドって冷凍できるもんなんですね。それは知らなかった。
ビーツも冷凍できるとは、これも知りませんでした、しかも、10〜12ヶ月も行けるとは!
調理済みのものについてはこちら:
Miscellaneous: How Long Can You Freeze Other Foods? | |
Cakes | 4 to 6 |
Casseroles | 2 to 3 |
Cookie dough | 2 |
Cookies | 3 |
Fruit pies, baked | 2 to 4 |
Fruit pies, unbaked | 8 |
Pastry, unbaked | 2 |
Pumpkin or chiffon pies | 1 |
Quick breads | 2 |
Raw egg yolks, whites | 12 |
Soups and stews | 2 to 3 |
Yeast breads | 6 |
Yeast dough | 2 weeks |
スープやシチューなどは2〜3ヶ月だそうです。
このサイトに掲載されている保存期間はUSDAのガイドラインで、記事のライターもしくはこの雑誌の見解によると、冷凍された食品は、常に0℉(-17.7778℃)かそれ以下の温度で冷凍されていたものならば、安全性は無期限だそうで、長期保存によるダメージは質のみだそうです。
Food stored constantly at 0°F will always be safe to thaw and eat; only quality suffers with lengthy freezer storage. (However, freshness and quality at the time of freezing will affect the condition of frozen foods.)
冷凍庫の温度はマイナス18度以下に設定しなければいけませんね。
北米人の義理の家族や友人知人、同僚、皆々さんは、よく冷蔵庫や冷凍庫の扉を開けっ放しで中味を探したり、扉を開けてから「今夜何食べる〜?」なんて悠長にお話ししたりするのですが、扉はさっと開けてさっとしめるべきですね、やっぱりね。
調理後の食品やパンなど、冷凍するときにはきっちりとラップやフリーザー・バッグに包むか、保存用の容器に入れてしっかり蓋をしますが、それをしっかりやらないと、冷凍庫の中で徐々に乾燥していくのか、水分が霜状態になり、はじのほうが白っぽくカリカリになってしまったりします。
私はなるべくプラスティックのゴミを出したくなく、プラスティック・ラップも使いたくないので、パンを冷凍するときなどは一枚ずつラップで、なんてことは一切しませんが、二週間以内には消費しきっているので、ラップなしでもフリーザー・バーンをすることはありません。
NAVERまとめサイトにもまとめてありました:
こちらは、冷凍する(低温に保つ)ことでなぜ食品が腐敗しないのかを簡単に書いてありますので、なるほど、解凍するときに室温で放置したり解凍後放置したりすることでせっかく冷凍保存した食品が傷んでしまうプロセスも容易に想像がつきますね。
こちらに書かれている保存期間の目安はThe Old Farmer's Almanacに比べるとかなり短いですが、NAVERまとめの情報の出典は色々なようですので、なんとなく、どちら様も下手なことを言わず、早めに食べきるのが一番です、と保守路線を通しているという感じもします。
私が住んでいる州ではたまに1〜2時間ほど停電したりしますので、停電期間が長い場合などに冷凍食品が 解凍され始めたりすると厄介です。
The Farmer's Almanacによりますと、停電などで冷凍庫の電源が落ちた場合でも、庫内が食品でいっぱいで、冷凍庫の扉を一切開けない状態であれば、食品は二日間は冷凍された状態を保つのだそうです。
でも二日も停電したら、動物性食品などは匂い始めるのではないかと思っちゃいますけれどね。
1〜2時間以内の停電の場合なら、冷凍庫の扉を開けさえしなければ、まあ大丈夫だろうという程度に考えております。