食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

チュニジアの炊き込みご飯、Rouz Jarbi を目指して

先日作ったファラフェルは、当然残りましたので、残り物サパーとして再度食卓に登場します。

でもね、揚げたてじゃないので、これをメインにしてはちょっとガッカリ。

いや、街のファラフェル屋で揚げてあって注文されてからサンドイッチを作ってホットサンドイッチプレスで加熱された、あの悲しいファラフェルよりは美味しいですよ。

 

でも、やっぱり揚げたてのほかほか熱々とは若干違いますから、今日はチュニジアの炊き込み蒸しご飯、Rouz Jarbiと一緒に出してみましょう、、と初挑戦しました。

 

Rouz Jarbiというのはフランスでの名称。

チュニジアはフランスに占領されてましたし、今でもフランスの領地なのかな?

北アフリカの美味しい食べ物はフランスに移住した人々によってフランスに紹介され、フランスの美食家の皆さんが美味しく食べていらっしゃいますが、美味しいものは北米でだって食べさせていただかなきゃね。笑

 

作り方は、炊き込みご飯とクスクスの作り方を合わせた感じです。

そうです、蒸すのです。

 

炊き込みご飯に似て、調理前に全ての材料を合わせて加熱するだけ、という作業は楽チンそうで。

クスクスに似て、水をたっぷり入れた鍋の上に蒸し器を置いて、そこに調理したい食材を混ぜて入れて蓋をして、、、という部分は、、、「うちの蒸し器でも大丈夫かな?」とちょっと不安を感じましたが、Youtubeビデオを確認したら、うちにあるステンレスの蒸しカゴ風のものと似たのを使って作ってらっしゃって。

 

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我が家の蒸し器は、下は鍋、真ん中が蒸しカゴというか、ステンレスの容器の下に穴がポコポコ空いてるもの、その上に蓋。それだけ。

このどれもが別々に我が家にやってきたものたちなのですけれど、偶然全ての直径が同じで、一緒に使えるのです。

もち米を蒸す、、なんていう機会にはこれで対応するのですけれど、同じ原理でチュニジアの人気炊き込みご飯が作れるとは!

と興奮してレシピを大まかに真似してみたのです。笑

 

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作り方は簡単で、ご飯と一緒に混ぜ込む材料を刻んだら、ご飯にオリーブオイルとトマトピュレをまぶし、他の材料も混ぜ、スパイスも混ぜ、蒸し器に入れて、真ん中に穴を開けて(写真でも穴が見えますでしょうか)25分蒸し、全体に混ぜ合わせてからさらに25分蒸す、、、、、、。

そんな簡単でいいのでしょうか。

と思ったら、落とし穴が!

 

私はいつも、バスマティライスはブラウン・バスマティを使うのです。

そうです、バスマティ玄米です。

玄米って中粒米というか日本のご飯の場合は炊き方もかなり色々と工夫されてるような感じですが、バスマティの場合は炊く時の水の量を倍近く入れる、それだけです。

カップ3倍の米なら水5杯、という感じで。

前もってつけておくことも入りません。

 

ということで、私、玄米をなめてました。笑

上の写真のようにレシピに従ってあらゆる野菜やスパイスを一緒くたに混ぜて蒸し器に入れ(真ん中に穴を開けて)時間通り蒸して、中程に天地を返し、小一時間蒸したのですが、さすがにブラウン・バスマティは生煮え!!

当たり前か、と思いつつ、夕ご飯食べたいですから、蒸し器の穴からスパイス類や野菜の出汁が滴り落ちたお湯を半分ほどボウルに入れて、鍋に蒸しカゴの中身をどかっと移して結局は炊き込みご飯風に炊きましたけど。水加減は適当に。笑

 

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出来上がりはこちら。ファラフェル、ファトゥーシュサラダ、フムス、が脇に控えておりまする。笑

 

中東風炊き込みご飯よ、と言われたら誰も文句を言わない程度に美味しかったですが、蒸し器で蒸し通してないので、野菜の食感とか、本当はこんなんでいいのか、やっぱり本物のRouz Jardiそのものを食べたことすらないので決めかねますが、きっとこうじゃないはず。笑

 

次回はブラウン・バスマティなら軽く茹でてから使うか、もしくは白いバスマティを使うか、、、とにかく、まっとうなのを作りたいと思います。

 

 炊き込みご飯を蒸すって、入れてる具の旨味が穴から下に落ちていってしまうんではないの、勿体無いじゃないの、とついつい思ってしまうのですが(だから失敗して出汁っぽくなってる水を使って調理しても後悔の念はあまりなかったんですが)蒸すからこその良さってのがきっとあるんでしょうね。

次回はきっちり成功して美味しいのを作って、こちらにレシピを載せたいと思います。

 

チュニジア出身の知人にお弁当に持ってって見せたら、喜んでくれてましたけど(失敗したんだ、ってちゃんと申告しましたよ。笑)


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