食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

賞味期限と保存する心理

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写真はJapanese cuisine - Wikipediaより拝借しました。日本料理っていうとおせちなのかというとそういうわけではなく、ちゃんと定食とか蕎麦とか納豆などの写真も載ってました。写真は内容とは直接関係ありません。

 

貴重な日本の食材

 

日本に帰国するたび、食べ物を買って帰ってきます。

でも実は、日本の食べ物で懐かしいな〜、こっちにいると食べられないよな〜、と思い焦がれるアイテムって、野菜類、山菜類が多いのです。

なので、持ち帰りは不可能です。(フルーツや生の野菜はカナダの国境を越えて持ち込むことは違法です。虫なんかついてたり外来の種が入ってきて自然環境を崩してしまいますからね。)

 

旬にとれたてを食べてなんぼ、持ち帰ることの叶わない野菜や山菜の代わりに私が持ち帰ってくる食材とは、だいたいこんな感じ、、、

乾燥もずく、

酒粕、

味噌、

かんぴょう、

海苔、

昆布、

、、、

 

カナダに入国する際は、食品を持ち込む場合はきちんと申告しなければなりません。

 

肉や肉製品、乳製品などを持ち込むと没収されます。

 

10年近く前ですが、フランスのチーズやバター、美味しいから食べかけのを捨てずにスーツケースに入れて持って帰ったとき、没収されちゃいましたよ。

ケベック州の乳業を保護するためとかいう理由で。(でも、オランダのグーダの真空パックにしてもらったのは大丈夫でした、、あれは何だったのか、、まさかフランスだけ目の敵??)

 

いつもは乾物、海藻がメインなので、口頭で「味噌とか、昆布とか海苔とか〜」と言うだけで大概「あらそうですか、ミソスープ作れるの?」なんてよく分からない世間話になっておしまい。

たまに別のところへ行かされて、中に肉はないね?って確認されたこともありますが、ほぼ口頭でおしまい。

だから、嘘ついてまで避けたいことではありません。

 

 

大事にしまい込まれる食材

 

そんなわけで、うちには遠くからはるばる持ち込んできた日本の食品が大事に大事に保存されております。

これを食べよう、と思ったら材料の一つが不足してる、、なんて場合は「じゃあ今度買い物に行って全て揃えてから」なんてことになるので、なかなか使いきりません。

「あ、これが最後の一袋だ」なんて思うとさらに勿体ないと思ってしまったり。

なかなか日本の食材が手に入らないと思うと、どうしても気軽に使いきれないのです。 

最近ではアジア人人口も増えましたし、日本食材もかなり普及してきているので、冷凍うどんとか冷凍枝豆なんてものも欲しければ手に入るようになりました。

 

でも、基本的に賞味期限なんかは無視しています。

 

そんなもの、食品会社が訴えられないためにやってるだけでしょ、と。笑

そうめんやひやむぎなどは虫が入らないようにきちんと保存し、開封したら早めに(早めといっても所詮6ヶ月以内くらい、、かも。笑)食べきりますが、未開封の賞味期限切れなんか当たり前。

 

もちろん、生のお豆腐一丁買ってきて、開封してないからといって何年も置いといたらダメなのはわかりますけれど、乾物だったら大丈夫ですよ。

味が落ちる、風味が落ちる、などという懸念はあります。

麺類などは虫がつく、海苔は湿気る、などということも考えなければなりません。

でも、日本に比べてかなり湿度も低く寒い時期も長い北国ですので、そこらへんは楽させていただいているのかも。

 

そんな中、先日、ゼロウェイスターのぽこ33さんのブログ記事を読んでいて見つけたリンクに飛んでびっくり仰天。

ぽこさんのブログもいつも読み応えあり(長いってことじゃなくて内容が濃いんです)

gominaikurashi.blog.fc2.com

 

ぽこさんの記事にあったリンクの、佐々木典士さんという方が京都市のゴミ調査に参加した体験について考察されたことを書かれた記事がこちら↓

はじめての「ごみ調査」 | WANI BOOKOUT|ワニブックスのWEBマガジン|ワニブックアウト

 

この記事も読んでいてうわー、うわー、と衝撃(ゴミの中身をボランティアの留学生やアルバイトの方がゴム手袋をはめて分別して分析しているって、、、)

 

 

賞味期限の捉え方

でも、何が一番ショックだったかというと、最後の方で、調査対象の75軒から出された燃えるゴミの袋の中から集められた、未開封の食品ごみというのが、アスファルトの地面らしきところにズラーっと並べられた写真です。

サムネイル的サイズで借用してみました。 

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この写真の真ん中あたりには、そうめんだかひやむぎだかの束が並んでおり、その下にはお味噌が、そのさらに下にはわかめが!

こんなの捨てるなんてありえない!

他にも、パン粉なんてものも。笑

パン粉は最近はわざわざアジア系スーパーまで足を伸ばさなくても普通の店にPankoとして売られています(買ったことないですけど)ので、日本から持ち込むなんてこともありえませんけれど、未開封のパン粉って、傷む要因はないですよ。

乾燥してますもん。

だいたいパン粉の風味なんか気にならないでしょう、揚げちゃうんだから。

それに、真ん中の乾麺の左上あたりには、納豆も並んでるんです。

納豆だって、よっぽどのことがない限りちょっと古いくらい平気ですよ!

他にも瓶入りのジャムらしきもの、ヨーグルト(納豆同様、まだまだいけるはず!)などなど、ビックリするものがたくさん並んでいますから、お時間がおありの方は是非みてください。

 

もちろん、賞味期限を切れていてもいなくても、開封してみたらカビてた、色が変わってた、へんな匂いがしている、どうも違和感感じる、舌に乗せたら強烈な刺激を感じる、、など、そういうことだってありえますから、食べ物は食べる人が責任持って吟味する必要はあります。

この写真に載っている乾麺も、ひょっとしたらよく見たら湿気てるのかもしれませんけれども。

それにしても、これだけ未開封の食品が無駄に捨てられている、ていうのはショックでした。

 

 

たとえ工場で大量生産されるような食品でも、やっぱり作った人はみんなに食べてもらいたいと思ってるんじゃないでしょうか、、、ね。


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