先日、夫の布袋を修繕した時、久々に木綿糸を切って縫い針に通そうとして、、、
大変ビックリいたしましたよ。
だって、見えないんですもん。
あれえ?ピンボケ?
なぜ?
光が足りない?
ああ、そうそう、
子供の頃、祖母や母に「ちょっとちょっと、この糸をこの針に通してくれんね?」(祖母と母は九州弁)
依頼され、手渡された糸を同じく手渡された針にホイホイ、っと通して「はい、どうぞ」と依頼主に手渡すと、決まって、
「あああ〜、あんたは若いね〜、いいねえ〜」
などと言われ、「これが見えないの?どう言うこと?なんで見えないの?」と思ったものでした。
その時の祖母や母の答え、覚えてますとも。
「あんたも歳とったらそうなるのよ。歳とるとね、こういう小さいものが見えなくなるんよ。」
正確に言えば、細かいものはピントが合わない、、、
文字は読めるんですよ。
でも、針穴に糸を通すのは、文字を読むよりも難易度が高いようで。
そういえば編み物も濃い色の毛糸だと編みにくいと感じるし、夜は編みたくないなあって最近思ってました。
そうかー、私もとうとう、孫とか子供がそこらへんにいたら糸通しを依頼するような視力になったってことかー。
これは年齢に伴う眼球の筋肉の柔軟性の劣化、っていうことですよね?
これを日本語では(ゴニョゴニョゴニョ)と呼びますが、英語では、Presbyopiaと呼びます。
プレズビオピア、、オピアの部分の音程がちょっと上がります。
でも実際に「私はプレズビオピアなの」というよりも、「読書用のメガネが必要になりつつある(なった、持ってる、度が強くなった)」などと言います。
友達の読書用眼鏡(reading glasses)をかけて文字や編み目を見てみたんですが、私には1.5 だとちょっときつい感じで、1.0ぐらいがちょうどかなあ、、と。
でも、「これかけたらグンと見やすさがアップした!」と言うほどでもなく。
と言うか、友達のいろんな度の違う眼鏡をアレコレ試してたら乗り物酔いみたいに気持ち悪くなってしまいました。
友達のは薬局で20ドルくらい出して買った「安物」なんだそうですが、私は試しにダラーストアで1ドル25セントで一つ買ってみました。
夫はまだリーディング・グラッセズ未使用なんですよね。年上なのに。
私も今の所は、リーディング・グラッセズ無しでも普通の読書や書類を読む程度なら大丈夫ですが、そのうち、、、、。ため息。
文字は読めるのに、針穴に糸を通すのは本当に不可能なのは不思議です。
ミシンの針穴に通すに至っては、糸通し用の針金のあれ、あれを使わないとどうにもならないです。
春が来そうなのに防寒の話
週間天気予報を見ましたら、来週はものすごく暖か苦なりそうですよ!
春ですね。
この日曜には時計を1時間進めて夏時間(サマーセービングタイム)が始まりますし、一気に春の気分が盛り上がります。
こんなに気温が上がるから、そろそろ冬のコートや防寒衣料をしまって、薄着に切り替えどきかな、と。
今年の冬は、温暖な日本の冬を味わってきたこともあり、また職場の暖房が故障して日中かなり冷えるところで過ごす日々が続いたこともあり、一月下旬からずっと、久しぶりにズボンの下に薄手の防寒着を履いて過ごしました。
モントリオールで初めての冬を迎えた時、ルームメートの友達に強く勧められて購入したロング・ジョンズです。
写真(?)と説明はウィキにお任せしましょう↓
まだ20代だったので、ちょっと恥ずかしいなあなんて思いましたけど、夜中にルームメートが彼の部屋から出てきて台所でちょっとおしゃべりした時にふと見たら彼もロングジョンズ(だけ)履いてましたから、そうか、若者が履いてても恥ずかしくはないのか、ここはカナダだし、と思った覚えがあります。
ルームメートに妙齢の女性(当時の私のこと)がいるのにロング・ジョンズ姿でアパート内ウロウロするってのもカナダだから、、、。
カナダ関係ないか。笑
あの時買ったロング・ジョンズ、そのうち冬の気温に慣れてくるとあえて使う必要を感じなくなりました。
特に学生時代、アパートに自分んたちの洗濯機なんかないのが当たり前で、通りのあちこちにはランドリーがあって、客寄せに「洗剤も無料!」が当たり前だった当時。
洗濯機が1ドル25セントだったんですけれど、そのクオーター5枚をケチりたかった私は、シャワー浴びる時についでに洗濯をして過ごしておりました。
だからロング・ジョンズまで洗わなきゃいけなくなるのは嫌だったんですよね。
住んでいるアパートの室温はケチって低めに設定していても、カフェだの学校だのモールだのに行ってしまえば室内はどこも暖かいカナダ。
暖房代込みで建物ごとガンガン暖房を入れているアパートに住んでいれば、それこそ外を歩く時以外はどこでも暖かなカナダ。
なので、ロング・ジョンを履いて出かけると、室内に入るやいなや暑くて大変なのです。
昔は母が手編みの厚手のウールのセーターを送ってくれたりもしたのですが、着る機会がないことを力説して辞めてもらいました。
防寒処理がされた化学繊維のジャケットを着て、下は半袖のTシャツとちょっと羽織る薄手の何か、、程度がちょうど良いのです。
化学繊維は最終的にプラスティックゴミになるから不本意ですが、この気候で防寒着で天然素材のみとなると、毛皮や革ですが、毛皮はともかく、革のジャケットなんか冬本番には向いていません。
毛皮を着るのはヴィーガンじゃなくてもゴメンです。
ゴミを増やさないように私ができることは、実用的で丈夫に作られたものを買って大事に使い続けることだと思っています。
今年は、ロング・ジョンズ復活で洗い物が増えた冬でしたが、例年ならマイナス20度でもそんなもの履かなくても平気。
でも一旦使い始めてしまったら、今年はマイナス10度でもこれを履かないで出かけるのはなあ、、と肌がへなちょこになった感じでした。
けどね、もう0度超えるくらい暖かくなるのです。
来週からはロング・ジョンズなしで軽快に出かけます。
最近は街角にランドリーを見かけなくなりました。モントリオールも景気が上がって家に洗濯機がない学生なんていなくなったのでしょうか。