食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

トスカニー風シェパーズパイと、お急ぎで豆を炊く

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シェパーズパイと言っていいのやら

先日Eブックで図書館から借りたForks over Knivesと言うヴィーガンのクックブック。

色々と眺めていたら、トスカニー風シェパーズパイというのを発見。

 

うちにある材料でできそうな夕飯に良さそうなレシピ、ということで作ってみました。

 

トスカニー風かどうかはさておき。

 

いやいや、トスカニー風ってどう言うものを指すのかなと思ってググって見ましたら、

バターではなくてオリーブオイルを使用し、ヘビーなクリームなどは使わず、豆類も多用され、、だそうです。

 

ならまあ、これもトスカニー風といっても間違いではないのかな。

 

ただ、シェパーズパイと呼ぶのがね。

肉やコーンの上にマッシュポテトを乗せて焼くシェパーズパイの、中身の順番を入れ替えてある(芋が中身に、マッシュポテトの代わりにポレンタ=コーンが上に)ためだとは思うのです。

一方ベジタリアン・シェパーズパイっていう名称は、個人的には「ヴェジタリアン・ステーキ」って言ってるみたいな気がして、嘘ついてるような気分になるので、何か別の名称がないものか、、と余計なことを考えて見たり。

 

Forks over knivesを参考に作ったトスカニー風シェパーズパイ

材料

  • ポレンタ(コーンミール、野菜だし、豆乳、塩少々)
  • ジャガイモ 二つほど
  • グレートノーザン・ビーンズ 炊いたものを4カップ(*)
  • 玉ねぎ 中くらいのを二つ
  • にんにく
  • マッシュルーム 8オンス
  • 人参 小さいものだったので2本
  • Firm Tofu 一つ 
  • タイムとローズマリー 小さじ一杯ずつ
  • 塩 
  • 野菜だし(昆布だし使用)
  • オリーブオイル

今回は家にあったのでグレートノーザンビーンズを使いましたが、Forks over KnivesのレシピにはCannellini Beansとありました。

オリジナルのレシピには豆腐とマッシュルームは入っておりません。あくまで参考。

 

手順

  1. オーブンは350℉に予熱、ポレンタは沸騰した野菜出汁4カップにカップ1杯半のコーンミールを入れて炊き始め、最後に豆乳1〜2カップを入れて滑らかにする。
  2. 厚手の鍋で玉ねぎ、にんにく、マッシュルーム、人参を順にじっくり炒め、ジャガイモを加えたらタイムとローズマリーを入れ、野菜出汁をジャガイモがかぶるくらい入れる。
  3. 蓋をしてジャガイモに少し火を通したら豆を入れ全体に混ぜ、塩胡椒などして味を整え、グレートノーザンビーンズを加え、ざっと混ぜ、上にポレンタを均等になるようにかぶせる。
  4. オーブンで表面にこんがり色がつくまで、20〜30分くらい焼く。

 

こう言うキャセロール系、私はいつも直径26センチの厚手の鋳物鍋で中身を調理し、上にマッシュポテトやパイクラストを乗せてオーブンにそのまま入れてしまいます。

鍋の側面に焦げ付きができやすいですが、洗い物が一つで済むので、オーブン使用可能で色が変わっても惜しくない使い込んだ厚手の鋳物鍋がある場合はこのやり方はオススメです。

 

味は優しいと言うか少しぼやっとしてましたので、ハーブのペストをかけて食べましたが、 入れる野菜を変えてもうちょっとぐっとくるレシピを模索したいもの。

ケールを入れると良さそうかも。

 

お急ぎで豆を炊く

値段も安いしタンパク質も繊維質もたっぷり取れるし、何しろ味も舌触りも好きなので、私は乾燥豆全般が大好きです。

夫は面倒臭がって缶入りのものを何種類かパントリーに入れてあって、「今日はチリを作る」とか言っては缶を開けて中身をすすいで、、ってやってますけれど。

缶入りのものは塩分が添加されてたり、缶の匂いがついてたりしますからね。

 

乾物の豆はよく使うチックピーやキドニービーンズなどは5キロ入りの大袋を買ってあり、茹でる時にはちょっと多めに茹でておいて残りはさっと使えるように冷凍しておいたりします。

 

茹でる時はいつも前の晩からたっぷりの水につけておいて、翌日水を換えて圧力鍋で茹でます。

 

なので、前日から予定していなかったレシピに「豆」がある場合、問題がなさそうな場合はレンティルで代用したり、豆は諦めて豆腐で代用したりしていますが、調理開始まで2時間くらいある場合なら、前の晩から準備しておいた豆がなくても大丈夫なお急ぎの方法をつい最近知ったのですよ!

 

お急ぎ乾燥豆の戻し(たき)方

  1. 必要な量の乾燥豆をすすぎ洗いし、たっぷりの水を加えて火にかけ、沸騰させる。
  2. 沸騰したら火を止め、そこから1時間放置する。(急いでいる時は15分以上放置すればそれでもなんとかなるそうです)
  3. 1時間後、豆が浸かっている水を換え、水から再び炊き始める(通常通りに炊けば良い)

このやり方は図書館でパラパラと立ち読みした本に書いてあったのですが、実際にForks over Knivesのレシピで豆が必要になった時にお急ぎで試して見たら本当にちゃんと柔らかく炊き上がったのです。

 

実際には豆は浸水していないものを水から炊き始めても、時間はかかるけれど炊き上がることは炊き上がると言われていますが、職場で過去何度か浸水をうっかり忘れていきなり乾物豆を炊くハメになったことがあるのですが、焦ってる時ってなかなか豆も柔らかくなってくれないんですよ。

乾燥豆を炊くのに必要な時間は、その豆が乾燥されてどれくらい時間がたったものなのかによっても変わりますので、古い豆をそうと知らずに炊いている場合はなかなか柔らかくならずに焦ることもあります。

 

お急ぎの戻し方、万能ではないかもしれませんが、缶詰に手を出さずに豆を楽しむ上では知っておいて損はないと感じます。

 

乾燥豆は浸水さえしておけば、ジャガイモを茹でられる人なら誰でも簡単にできます。


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