食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

ヴィーガンな編み物の可能性を探って、、、

先日やっとこさ初めての靴下を仕上げたソック・ニッターのきゃすぴえです。

 

 

言ったもん勝ちですから。笑

 

 

靴下用の毛糸の素材

靴下に適した毛糸とは、ウールが7割から8割くらい、残りがナイロンで、強度が付いた物、、だそうです。

履いて歩き回る物ですからね、補強されてないと擦れて破れやすいということでしょうか。

 

ナイロン等、化繊はプラスティック、石油、生分解されないゴミです。

ストロー、レジ袋、使い捨てペットボトルとか、ああいうのと同じ、ゴミです。

できることなら避けたいですね。

 

 

とはいえヴィーガンの私、動物を利用するウールやシルクなど、動物性の毛糸を新たに買い求めることはできません。

母から譲り受けたウールの毛糸がまだ結構あるので、それは使い切るつもりですが、新たに毛糸を買いたいな、と毛糸屋さんへ赴いたら、ヴィーガン糸のコーナーへ一直線の予定です。

 

余談:

でもね、モントリオールってなぜか、毛糸屋さんに置いてあるものはどれも馬鹿高いんです。

日本製の編み針も見かけますが、「これ絶対日本で販売されてる価格の倍以上ふっかけてる」と思わずにいられません。

 

モントリオールなどカナダの街でモノが高い理由は、ズバリ税金。

輸入品が入ってくるときにかかる関税と、消費税です。

そして、やっぱり遠隔地ですから、輸送費とか諸々の経費も。

 

そして、やっぱり東京やニューヨークやロンドンなどと言った大都会に比べれば、モノが溢れている度合いが少なめ。

ブランド品が好きな人に「え?モントリオールって、***(お好きなブランド名を入れてお読みください)の支店はないの?田舎だなー」

などと驚かれたこともあります。

 

そういう状況ですから、編み物界で評判の良い何かが入荷すれば、ちょっとふっかけても知ってる人はお金を出してそれを買う、、、というぼったくり天国な構図ができたのではないかと推測するのであります。

 

 

でも最近はインターネットで何でも買えますからね。

小さなお店は大変です。 

 

ヴィーガン編み糸の可能性 

いずれにせよ、ヴィーガン糸。

 

靴下を編むときに拝見したたくさんの編み物ブログで紹介されていた人気の靴下糸のブランドのあれもこれも、ウールとナイロンの靴下糸です。

素敵な配色だなあ〜、いいなあ〜、と横目で見ながら、素敵なヴィーガン糸を探して見ました。

 

実際に買うことを前提に。

 

以前にもヴィーガンの編み物の素材には何があるのか、ちらりと書いています。ちらりと。 

casse-pied.hatenablog.com

 

上の記事を書いたときに見つけた、カナダでヴィーガン糸を染めて通販しているサイト。時期が来たらここから買い物することになる予感がしておりました。

 

 

画面で見る限り、とても素敵な色合いだし、国内だし。

www.veganyarn.com

が、靴下糸、100グラム当たり28ドルです。

お高いですね。

フェアトレードでオーガニックで手染めだから、安くは作れないのは当然。

 

大量生産で安価な商品がいかにアンフェアでオーガニックじゃなくて、、、なのかが窺い知れますね。

 

うーん、でも、私はこんな高価な糸をホイホイ買うほど上手じゃないし、、悩みます。

しかも、靴下用の糸にはバンブーとコットンと、エラスティックというのが配合されています。

エラスティックは要するにナイロンらしい。

素敵だけどやっぱりナイロン配合は買いたくないです。

 

やっぱりこの毛糸は却下。

プラスティックゴミ入りの糸のためにクレジットカードを取り出すことはできませぬ。(100グラム28ドルも効いてます)笑

 

 

さあ他はないのか他は。 

 

 

ありました。

www.etsy.com

Etsyはたくさんの出品者が出していて面白いんですけれども、それぞれの出品者の記述の仕方やら値段設定やら写真の見せ方に統一感があるようでなく、見ているうちに頭が痛くなってくるので実はあまり好きではありません。

 

店に足を踏み入れないオンラインショッピングって楽でいい、、と思いがちですが、「これはどういう意味?これとそれはどう違うの?」と言った質問を気軽にできないというか、いちいちメッセージを出して質問して回答を待つ、、とか、面倒臭い部分もあります。

 

 

とはいえEtsyの出店者の商品を見る限りは、バンブー100パーセント、ソイシルク100パーセント、など、エラスティックとかナイロン配合でない糸も割と出回っていて、目玉が飛び出ない程度の金額のショップもありました。

 

 

バンブー、コットン、ソイ(豆腐や大豆関連食品の加工段階で出るカスから作られるんだそうです) など、植物性の繊維は、動物を使わないという点でも石油製品でないという点でもありがたいと思いますが、実際の栽培、伐採、加工、の段階でどれほど化学薬品が使われているのか、という疑問はあります。

バンブーの処理はシルクの処理と同じようなプロセスだという記事を読んだこともありますが、大量に行われた場合に環境に悪影響がないものなのか、とか、しっかりと検証されたわけでもないような気もします。

ソイも、大豆製品の副産物を利用するわけだからエコだ、という気がする一方で、糸になるまでの過程を是非知りたいと思います。

 

ちょっと張り切って買って見ました

出店者に問い合わせたり、素材についてググったり、色々と悩むこと一週間。

 

アルバータ州からの出店者が手で紡いだソイシルク(という名称ですが昆虫は無関係です)100グラム22ドルの購入に踏み切りました。

そして一週間後に郵便受けに配達されました。

 

私にとっては高価な糸様なので、これをガンガン大量消費、、はありません。

大事に大事に編み上げたいと思います。

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通販って梱包ゴミが気になりますが、今回は紙の封筒とプラスティック袋が一枚ずつでした。

個人商店へ買いに行けば避けられるゴミですが、まあこんな感じでしょう。 

 

早速これを毛糸玉に巻いて、靴下に取り掛かろう!と思いますが、私の早速はのんびりなので、クリスマスまでに仕上がるかどうか、、、、。笑

 

一方、バンブー糸は、殺菌効果が期待できるらしいので、実は靴下に最適で割と人気の素材になりつつあると言う話も聞きます。

次回はバンブー糸に挑戦したいと思っているのですが、どちらにしても入手しやすさ、編みやすさ、履き心地の良さや強度など、どんな感じなのか興味シンシンです。

 

しつこいですが、高価なのでそんなにバンバン買えませんから、じっくり楽しみたいと思っております。


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