食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

Cabin Feverでマフィン焼いて、” Yell”を考える

Cabin Fever-ishです

冬の長いケベック。

暖かい季節ならバルコニーに座って本を読んだり、庭仕事したり、「出かけよう!」と思い立ったらさっと靴やサンダルを突っかけてささっと表に出られますが、冬場はまず「この寒い中、雪が降ってる中、吹雪いてる中、バス停まで、メトロまで、**まで、出かけて、そして」と考えて、「うむ、そうしよう」と決めて、さあ防寒着を着込んで、毛糸の暖かい帽子をかぶって耳を隠して、マフラー巻いて、雪道でも暖かな(でも若干重たい)スノーブーツを履いて、手袋して、さあドアノブに手をかけて「いざ、寒い外気の中へ!」と出かけるのです。

説明に何行かかったでしょうか。

実際にはいちいちこんな事考えるわけじゃありませんが、それでもやっぱり冬場の外出はちょっとした重さを伴うのは事実です。

そんなわけで、冬場は狭い室内に同居人(家族でも恋人でもルームメートでも)と共存し続けるわけなので、閉塞感というか、お互いの個人的なスペースに進入し合ってしまって、お互いに鬱陶しく感じる時がどうしても避けきれません。

 

そんな状況をCabin Fever と言います。 

花粉症のことはHay Feverというのと似てて、何かのせいで熱が(不具合が)出てくる、という感じのニュアンスでしょうか。

Cabinとは小屋、住んでる場所のこと。

豪邸に住んでいようが狭いアパートに住んでいようが、二人暮らしだろうが四人暮らしだろうが、長い時間室内にいて、空間が限られていれば誰もが(多分)経験すること。

 

 

普通は冬の半ばすぎ、2月半ばくらいに感じるんですよ、うちの場合。

あー!イライラする〜!って。笑

バレンタインデーっていうものは、そんなイラつきやすい同居カップルがちょっとお互いに努力するための日なんじゃないかと思ってみたり。笑

 

今年は、コロナのことを気にしていて、あれれ、あれれ、と言ってるうちにこちらにも拡大してきて、通常のキャビン・フィーヴァーを感じる暇がなかったのかもしれませんが、最近ちょっと感じてます。

 

多分、時期外れのキャビン・フィーヴァー、感じてる人たちは多いでしょう。

キャビン・フィーヴァーで済んでいる家はまだマシですけれども。

世間には家庭内暴力、パートナーからの暴力や言葉の暴力などで深刻な状況にある人たちもいます。

 

コロナで自宅に軟禁状態になった時、州のヘルスケアのネットワークが定期的に発信している情報には、感染したかもしれないと思う人たちのための電話番号と並んで、軟禁状態で精神的な助けが必要な人たちへの番号、パートナーからの暴力などの相談の番号、低所得者対象のフードバンクや援助のための番号などが提示されます。

こういう緊急時には社会の弱者が一番被害に遭うのです。

弱者を放っておかず、何かしらの援助体制を整えてこの街に住む全ての人が置いてきぼりにならないようにできる社会でありたいもの。

 

昨日は今年初めて最高気温が18度まで上がりました。

早速洗濯物を庭に干して、庭に椅子を出してビールを一本。 

夫も出てきて一緒にビール飲んで世間話。

 

 

クランベリーマフィン焼きました

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ヴィーガン・クランベリーマフィン

 

 

冷蔵庫やパントリーに残ってる食材で捻り出す夕ご飯。

それだけじゃやっぱり楽しみがないかな、と、冷凍してあったクランベリーの残りを使ってマフィン焼きました。

 

例え残り物処理メニューでも、やっぱり甘いものだとご褒美っぽい感じになりますからね。

 

焼いた後のクランベリーにはどれくらいビタミンCが残ってるんでしょう。

ググってみたら、クランベリーのサイト発見。

クランベリーの90%は水分で、残りは繊維質だとか。

 

で、焼いた後のビタミンCは、、、?(このサイトには記載なし)

 

www.healthline.com

 

 

 

応援してます!のエールはYellだった?

日本に帰省したときに親の家に置いてあったティッシュの箱に、Yellと書いてあったのを見かけたのを覚えているんですが、「え?ティッシュが何をYellしてるの?」とちょっと笑いながら聞き逃していました。

日本にいると文脈とつながらない変なアルファベットの繋がりや外国語の単語を見かけることは多いです。

最近は英語圏にも「スーパードライ、急速乾燥せよ」なんて印刷された洋服やバッグが出回ってたりするので、日本に限ったことじゃないようですが、なんか妙。

 

で、Yellです。

 

辞書で引いたわけじゃないですが、この単語は普通に会話するときの声量よりもかなり大きめな声を出して何かを言うことを意味します。

日本語で言うなら、喚くとかがなるとか叫ぶとか、そんな感じでしょうか。

 

あんまりポジティブな雰囲気はありません。

ネガティブとは限りませんが、誰かが自分にyellしてる(がなってる)としたら一瞬「え?何事?」「酔っ払いに絡まれる?」とか、そう言う感じがすると思います。

 

例えば誰かが不注意で川に落ちそうだとか、車があっちから来てるから危ないぞ!とか、そう言う風に注意を促すために大声を出すときもYell を使えますから、ネガティブなことばかりではないでしょうけれど、でもやっぱりポジティブな状況はあんまり想像できないかな。

 

なぜこんなことを書いてるかと言うと、最近気が付いたんですが、日本語で、応援してますよ、と励ます言葉を送ることを「エールを送る」って言いますが、あの「エール」はどうやらYellから派生してるらしい、、と昨今のコロナ関連のネット記事などをみていて気が付いたものですから。

 

言葉は生き物で、派生して変化して発展していくものですから、それはそれでいいんですが、仮に英語を身につけたいと思ってる日本の方が、身につけた語彙を駆使して英語圏で、心から誰かを応援したくて「yell」を使った場合は、多分通じないと思うので、老婆心ですが書いてみました。

 

 

 あのティッシュの箱は、叫んでるのではなくて応援してくれてたんですね 


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