粒々の感じがちょっと違うスリランカ米のフライドライス。
食べ物は口に合うかどうか
旅先で食べ物が合わないと結構辛いですね。
味覚的に合わない場合もありうるし、お腹がしっくりこなくて食べることが楽しめないこともあり得るし。
今のところ旅先で食べ物がダメ、と言う経験はありませんが、それでも段々と外食にも飽きがきます。
日本の家族に元気ですよー、とラインしたら、カレー味に飽きがきてないかときかれました。
いやあ、カレー味って、、、。
日本にいる人から見たらスリランカってインドの南だし、カレー風味な雰囲気を感じますかね。
実際はそんなにカレー味っていう感じでもないんですけども。
ライスアンドカリーを頼むと、確かにダールは出て来ますが、いわゆるカレーっぽいスパイスの味はそんなにしないと思うし、インドのダールとは若干違う感じです。
ご飯にかける何種類かのおかずも、ポテトカリーと言われるやつこそ黄色っぽいソースだけど、ココナッツミルクの味が強くて、甘めです。
スリランカのオカズで好きなのはココナット・サンボルですが、これはココナットの内側の白い果肉をすり下ろしたものとチリペッパー,
塩、ライムジュースなどを合わせたもので、全然汁っぽくない。
多分南インドやスリランカ北部のジャフナなどでは汁っぽいものが一般的なのではないかと思うんですが、スリランカではそぼろ状です。
後はインゲン豆やオクラのおかず、そして青物の和え物?みたいなの。
この和物はどう作るんだろう、ちょっと興味津々です。
総じて、スリランカでライスアンドカリーと呼ばれている食べ物は実際にはカリーって呼んで片付けちゃってはもったいない気がします。
旅の途中、道端で野菜を売ってる小屋や大きな袋に収穫物をまとめたものを運ぶ人々、トラックの荷台いっぱいに野菜が詰め込まれた袋を積み上げて運んでるトラックなどを見かけました。
島の中央部の山間部では鮮度が良くて美味しそうな蕪を一杯みかけまして、きっと蕪の旬だろうから今夜か明日の野菜メニューには蕪が入ってるかも、、と期待してたんですが、結局食べ物屋では蕪とはお目にかかれずじまいでした。
あんなに大量に収穫したのに売り物には回さないってどういうこと?
と不思議に思いまして、お昼を食べに行った店の人に聞きましたら、蕪は調理する時に匂いがキツイからじゃないかと。
そんな出鱈目なことで納得はできませんけども、本当にあちこちで聞いても出てこなかったんですよ。
南部のビーチタウンで西洋人観光客にウケてる感じのヴィーガンのレストランのお兄さんに聞いてみたら、蕪というよりは大根の話になってしまい、私が後で食べに来るなら大根仕入れとくよ、という流れになりまして、口から出まかせだろうとは思いつつその日の夕飯に伺いましたら、本当に大根を用意してくれてまして、大根のおかずを一品作っていただきました。
チーズおろし器みたいなのでおろしてちょうりするようです。
詳しく質問したかったんですが、蚊がわんわんたかってくるし、他のテーブルのお客さんは長く待たされてるしで、早々に引き上げて来た次第です。
美味しいお店だったけど、店の回転のさせ方が遅すぎてお客さんがこなくなっちゃうんじゃあ?とこちらが心配するほど。
お店のお兄さんが作ってたのと若干違いますが、スリランカの大根レシピで検索して出て来たいくつかがこんな感じだったので、後は自分で好みに味つけて、ってことでしょうかね。
あと、スリランカの米が小さくて丸っこくって、なんと言い表して良いやら、食感が違うだけかもしれませんが、楽しすぎる。
赤い繊維が一本入ったようなレッドライスという米もありまして、それも美味しいです。
他にも色々な種類のコメが食べられているようですが、私が気に入ってる二つがどのコメなのか、全く不明です。
店の人に質問しても、知りませんっていう返事が返ってくればラッキーで、割と皆さんデタラメなこと言って誤魔化そうとなさる。
まあね、コメの種類とか野菜のこととか、それが普通に日常的に出回ってる世界にいて、よそから来た人にそれ何よ、って聞かれても困るでしょうけれども。
基本的には好みの味だし、ヴィーガンには大変外食しやすい国です。
でもちょっと夫が飽きて来た模様。
その気になればピッツァハットとか大きな街にはあるし、観光地にはバーガーあります、みたいな店もあるんですけどね。
魚や肉を食べたくなれない夫の事情は次回に、、、