先日夫の誕生日にスーパーに並んでいるロティセリー・チキンを買ってきました。
ご馳走風なものをメインにあとはポテサラとコールスローでしたが、私は何食べようか、とちょっとググったら、面白そうなヴィーガン・チキンドラムスティックのレシピ発見。
面白そうでしたが、お初のレシピって時間が余計にかかるので、これは今日はやめとこ、とその日は適当に車麩のカツにしておきました。
で、後日作ってみましたよ、、これ↓じゃないんですが。
基本はジャックフルーツの缶詰を身とみなして、皮になる部分を湯葉で包んでからカリッと調理してソースを塗る、という手順のもの。
ヴィーガン肉レシピの開発を精力的に続けてるSauce Stacheというチャンネルの Markさんのレシピです。
このビデオでMark氏は豆乳から湯葉を引き上げて生湯葉で包む作業をしてますが、これは面倒臭いしせっかくの生湯葉をカリカリにしちゃうの勿体無い、と思ってしまうので、私は乾燥湯葉もしくは半生の冷凍品を使おうかなあと。
数日たち、さて今日こそ作ろう、と思って再びYouTubeを開けてみたら、おすすめのところに別のヴィーガンYouTuberによる別バージョンのヴィーガンチキンドラムスティックが出てきました。
YouTubeってよくありますよね、似たようなのがガンガン出てきておすすめがそればっかりになっちゃいます。
一回見たらもう他のは要らないんですけどね。
と言いつつなんとなくみてみたら、この方のは乾燥湯葉だけでできるレシピです。
ジャックフルーツの缶詰を開ける手間なし。
それで路線変更して急遽こっちにしました。
youtu.be中国の精進料理レシピで大判の湯葉と海苔を数枚重ねて作る偽鴨レシピがありますが、それも湯葉だけなのに、その層が鶏肉の繊維を思い起こす感じでとても美味しいのを思い出しまして。
大判の湯葉は半生の冷凍で一パック5枚入りで10ドルくらい。
大判なので保存しにくくて、2回作ったっきりなのですが、棒状の乾燥湯葉なら買い置きして置けるし手が出しやすいです。
棒状になってる乾燥湯葉は折り曲げてある部分がギュッと固く、水で戻してもなかなかそこの部分が柔らかくなりにくく、そのためあんまり使いこなせてなかったんですが、熱湯かけて下味つけたお湯で柔らかくなるまで(10〜20分)茹でるというの、良かったです。
ヴィーガン・チキンブイヨンなど持ってないので昆布だし、ニュートリショナルイースト、塩、オニオンパウダーとガーリックパウダー、紹興酒、水、スモークトパプリカなど入れた水に水を切った乾燥湯葉を入れて沸騰させ、火を弱めて10分ほど茹でました。
MarkさんのもEdgy Vegの Candiceさんのもドラムスティックですから、骨の代わりになる何か棒状のものを中心に、そこに肉になるものを巻きつけていくんですが、私は骨の代わりになるものを探すのも面倒だし、別に形状はなんでもいいと思ったのでドラムスティックではなくてナゲットってことで、ただ湯葉をぐるぐると丸めてからライスペーパーで包みました。
ライスペーパーで丸く包んだものには、スパイス類を混ぜ込んだ片栗粉をまず最初に塗し、その後でその片栗粉に水を混ぜたものをあえてからオーブンに。
5分くらいして表面が乾いた状態になってから油をブラシで塗布してから再度オーブンで15分くらい。
油で揚げたら本当に唐揚げっぽい表面になって美味しかったでしょうけど、ちょっと揚げ物をする(片付けをする)エネルギーがなかったのでオーブンで。
出来上がりは、私は美味しいと思ったんですが、つい先日まで連日ロティセリーチキンを食べてた夫には大した感動はなし。
でも良いんです、私は美味しかったから。
なぜ偽肉かという問い
肉を食べないって言っときながらヴィーガンやヴェジの人はなぜあえて肉もどきを食べるのだ、という問いをたまに見かけます。
その問いへのお答えというか私の視点は何度か書いてますけれど、しつこくない程度にたまに同じこと書きます。
ヴィーガンですけれど、サラダだけでは満足できません。
カリッとしたもの、歯応えのあるもの、ふわっとしたもの、いろんな食感や風味を楽しみたいし、栄養もちゃんと取っとかないといけませんしね。
肉や魚はそういう欲求を満たしやすいアイテムだから、ご馳走になるし、時間がない時はチャチャっと焼くだけでも美味しくできますし、誕生日や人が集まる時のメインになりやすい。
そういう時には私もやっぱり雰囲気的に似たような組み合わせの一皿を用意したいですので、肉や魚の代わりのタンパク源として、何かあると便利です。
調理法が基本同じで中身が豆腐とかテンペとかでも良いんです。
でも豆腐だったらやっぱり冷奴や揚げ出し豆腐みたいな、豆腐の味が一番美味しく感じられるものが食べたいですけどね。
がんもどきとか厚揚げとかも、ちょっと焼いただけでもいいし、味付けて煮付けてもいいし、日本の伝統的ヴェジ代替肉ですね。
この辺ではガンモとか厚揚げが手に入らないので、代替肉といえばヴェジミート的製品を使うか、自分で作るかします。
面倒臭いのでセイタンを小麦粉やウィートグルテンから作るというのはもう何年もやってませんし、セイタン製品を色々試すのも、うちの近所で手に入るものは試し尽くしたので好みのものをたまに買うけれど基本は豆腐、テンペ、湯葉製品各種、乾燥ソイミート、市販のヴェジ肉製品各種を使い分けています。
個人的にはビヨンドやインポッシブルのような、肉そっくりな偽肉製品は肉っぽすぎて味も食感も好みではありません。
値段も高いし体に良い気もしないし、肉の味そのものを求めてないので、何度か試したあとは、ずっと前からある「明かに肉じゃないけど形式はバーガーやソーセージやウィンナー」なものを選んで、みんなでやいやいBBQしてる時に同じ形態の食べ物を一緒に食べて盛り上がります。
形態以外で偽肉が便利なのは、タンパク質も摂れること。
肉みたいな食感や風味は叶えられるけど栄養はそれほど、、という偽肉レシピはだからあんまり使えないと個人的には思います。
ジャックフルーツやバナナの花などで作る偽肉や偽魚のレシピは、面白そうだから作ってみたことはあれど、何度も繰り返すことはないですね。
世界には美味しいもの色々