先日作ってみた中国の乾燥湯葉の一品は、最初に水で戻した湯葉を油で素揚げっぽく焼くため、カリッとした部分がまるで北京ダックの皮のような食感でした。
と、思うのは私だけではないようで、ちょっとみたら中華のヴィーガン、素という漢字がついたレシピで素鴨なんとか、、みたいなのが目に入ってきましたよ。
こちらのスーパーで手軽に買える湯葉は大概が中国の湯葉ばかり。
https://www.thekitchn.com/ingredient-spotlight-dried-beancurd-sticks-175469
日本にも乾燥湯葉ってあるのかな?
日本では湯豆腐屋さんや和食のお店で出てくるものを食べたくらいで、スーパーで買ったことはなかったので、生湯葉しか知らないのですが、どうなんでしょう。
素鴨を作るために買ってきたのは、大きな半円状のシート半乾燥半生湯葉。
Wikiによると、日本でも巻いた状態で市販されているらしいですね。
生の湯葉が巻いた状態で売られているのでしょうか。
京都のスーパーでは普通なんですかね。
中国の乾燥湯葉(腐皮とか腐竹とか呼ばれる)は水で戻して調理するので、牛乳の上に浮いてくる膜を連想したりとろっとしてて気持ち悪く感じることもなさそうですが、日本の湯葉の柔らかさを期待して食べるとかなりガックリします。
数年前に近所のアジグロで台湾なんとか、というパッケージの生湯葉を見かけるようになり、たまに買って刺身みたいにして楽しんでいますけど、最近しょっちゅう使っている、小さく結んで乾燥された腐皮結というのが、乾物なので長期保存に耐える上戻さなくてもスープに入れるだけで食べられるし気に入っています。
北米のアジグロで販売されているものですので、英語名がついてます。
英語ではTofu skin, Soybean curd などと呼ばれます。
フランス語ではなんだったっけ。
湯葉を作る、湯葉を使って作る
Duolingoで日々頑張ってますけど、そんなんじゃあ聞き取れないよ、と再確認するのが中国語のYouTubeを観てる時。。。
この方のビデオ↓は一昔前の農村風?でいろんな食べ物を、野菜を収穫するところから始めてたりして、すごく手間と時間がかかってる工程をのんびりと楽しげに見せてくれます。
こんなに手間をかけた食事を毎日作ってるのか、ドキュメンタリーなのかドラマなのか、よくわかりませんが、興味深いので要チェックです。
ヴィーガン・ダックの作り方、中国語だけで説明してますけど、字幕で内容が理解できます。
割とシンプルで作る気になればできそうな雰囲気。
大判の生湯葉というか腐皮さえ手に入ったらできますね。海苔は常備してあるし。
うちの近所のアジグロに置いてありました!いつもの腐竹よりは柔らかく、生よりは若干乾燥された(生そのものだったらシート状で運搬できまい)巨大な製品。
商品名の上に「急凍」右下には「保持冷蔵」
英語(Keep frozen )とフランス語(Garder congele)も冷凍されてるという立場ですが、冷蔵売り場に陳列してあり、どう見ても冷凍はされていない状態でうちに来ました。
どっちだろう。
出来上がりの断面↓
本当に、皮はカリッとパリッと、北京ダックを連想させると思います(でも北京ダックを最後に食べたのは10年以上前だから、昨日食べたばっかりという人がこれ食べたら全然違う、っていうかも?)
すごいのは、皮はカリッと美味しいのに、中の層はしっとりしていて、まさに鶏肉系の肉の筋肉の繊維がいくつか並んでるような感じで湯葉の層がしっとりむっちり存在するんですよ。
私は海苔を挟むだけの簡単なレシピでしたが、それで十分食べ応えたっぷり。
こちらはTaroという山芋や里芋に似た感じの野菜や春雨、人参などと一緒に巻いてます↓
この方の↓は最初のビデオと基本は同じで、中身を巻いたあと蒸して、冷ましてから油を敷いたフライパンで両面パリッと焼き上げます。
違うのは中身が海苔ではなくてエノキなこと。
エノキだけ、海苔だけ、ってどちらもちょっと寂しい気がするので、人参やら椎茸やらを炒めた具を撒きたくなる人たちの気持ちがわかりますが、最初のとこの方のとは両方とも湯葉をケチってないので、湯葉の味にフォーカスされた感じなんでしょうかね。
この大判の湯葉シート、うちの近所の店に置いてあったのは中国製みたいですが、一番最初のユーチューブで作り方を見せている方が使っているのはパッケージにカナダ製と見られる文字が見受けられましたので、できればカナダ製のを見つけたいと思います。
シート状で、もっとガチガチに乾燥された製品もあるんですが、それではクルクル巻くことができないので、できないそうです。
でもちょっと湿らせたらできるんではないのか、と言う気もしないでもないですけどね。
とにかくこれは美味しいと感動しましたよ〜