食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

何もしない連休と、泥棒に入られない方法とは

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ぬか漬け、しょっちゅう漬けすぎて自分の好み通りの味を通り過ぎてしまうんですが、今年は何度かちょうどいい塩梅で取り出せています。うまいぬか漬けを食べられることが嬉しいなあ〜としみじみ思う、安上がりな私です。

 

 

夏の終わりの三連休

北米はレイバーデイのため三連休でした。

レイバーデイが終わると学校が始まるところも多く、「夏が終わる」直前に、キャンプ場が満杯になったり、最後の夏の外出をする家族連れが増えて高速道路が渋滞したり、そんな時期です。

 

我が家も、レイバーデイにどこか行く?なんてのんびり話していたんですが、諸処の事情で夫はオンタリオに一人で出かけ、きゃすぴえは一人でお留守番になりましたよ。

 

三連休一人ですかー、つまらないわー、と思いつつも、編み物がはかどりましたし、普段夫が嫌うので遠慮していたものを食べたり、夫が嫌がるので遠慮していた笛の練習をガンガンやったり、好きなことをして過ごしました。

 

そして月曜日は連休最終日、あっという間だったなー、と思いつつ昼ご飯を食べて片付け物をしていましたら、玄関のブザーが。

 

ドアを開けるとお隣さんが、 

「MJ(うちの斜向かいの方)のうちにまた泥棒が入ったよ」と。

このMJさん、とっても朗らかで活動的な方で、自転車やクロスカントリースキーなど共通の趣味もあり、好感度高いんですが、黒いキャップをかぶって赤いジャケットを着て黒いブーツを履いて馬に乗って障害物を乗り越えるあの競技もご趣味なようで、正確には我が家とは何かが違う感じではあります。

 

でもうちの近所に住むんだから、そんなにお金持ちってこともないよね、とは思ってたんですが、どうも本当にお金持ちだったみたい。

 

 

MJさんのお家に泥棒が入ったのは、これで二度目なのです。

 

最初の被害は大体一ヶ月半くらい前でしたか。

夜中の11時くらいから早朝四時くらいの間に何者かが塀を乗り越えて裏庭の物置に置いてあった自転車二台、総額9,000ドルを盗んで行ったと。

 

 

泥棒に入られるって怖いし嫌な気持ちになるし、気の毒にも思いましたし、そういう輩がこの近所を狙ったとは、、、とそれも気持ち悪かったです、、、、が、自転車2台で9千ドル、、、それもすごいなー、うちの自転車とはレベルが違うなー、と、そっちもちょっと印象に残っておりました。

 

 

で、お隣さんによると、MJは金曜に出かけて、日曜に帰宅するまで連日留守だったそうで、泥棒がいつ入ったのか確定しにくいとか。

 

今回、泥棒は二階に上がって彼女の宝石類をごっそり盗み、台所に置いてあったコンピューターには手をつけずに去っていったそうです。(プロでしょうか)

 

うわー、彼女の家、狙われてる?

お金持ちって知られてしまってる?(私もそれまで彼女が二台で9千ドルもするような自転車に乗ってるとは知らなかったですし。)

 

しかも、同時に彼女のお隣の家にもお勝手口を壊して侵入しているのです、その犯人。

チャンスがあればどの家でも入るよ、って言ってるようなものです。

 

うわー、気持ち悪い。

 

たまたま夫は友人が運転する車で出かけて行ったので、うちのドライブウェイにはいつも通り車があり、夫不在とは誰も気が付かない状況でしたが、もしも夫がうちの車で出かけていたら、「三連休でここんちも留守かも」ってついでに入られた可能性もなきにしもあらず。

 

 

MJの家に入った泥棒、前回は物置に押し入りましたが、今回はバスルームの窓を外して家に侵入したそうです。

 

うちのバスルームの窓もMJ宅と同じスタイルの窓で、私は「バスルームの窓は庭からだと手が届かない高さにあるから大丈夫」と夏の間はいつも10センチくらい開けっ放しにしてあるんです。

 

MJも、留守にしている間もちょっとだけ窓を開けておいたそうなのですが、そこを狙われたんですね。

 

前回MJのお家に泥棒が入ったと聞いた時、うちにあるものを見回して、泥棒が盗んでお金にできるもの、一体何があるだろう、と考えたんですが、私のパソコンは7年もの、重いし、盗む価値はないでしょう。

宝石類も、宝飾品を身につけること自体が好きではないので、母が昔くれたジュエリー・ボックスには髪のゴムやヘアピン等が放り込んであるのみです。

15年くらい前に買ったアイポッドとコードでつなげてあるスピーカーシステムも、今更誰が盗んで転売できるものか、と思いますし。

CDがしょっちゅう盗まれるアイテムだったのは20年くらい前の話ですし。

 

我が家にあるものは、どれもこれも、盗まれたら困りますが、盗まれるほどの価値があるものではありません。

 

泥棒、立ち入っても見回して馬鹿らしくなって手ぶらで出て行くと思います。

でもね、それは入ってみるまでわかりませんからね。

 

 

お隣さんたちは防犯カメラを取り付けようか、と言っているようです。

もう一方のお隣さんは前回の泥棒騒ぎの後、センサー式のライトを裏庭への通り道のところに取り付けました。

 

 

ひょっとしてその泥棒、セキュリティ会社や防犯ビデオ業者と繋がってるんじゃないの?とひねくれた発想をする私。

 

 

我が家の両隣は家と裏庭の通路の部分に6フィートくらいの木のフェンスを取り付けてありますが、我が家はフェンスなし。誰でも出入り自由です。

 

フェンスを取り付けるべきかなあ、とも思いますが、泥棒が入ったお宅にもフェンスがあり、泥棒はそれを飛び越えて侵入して居ますから、フェンスごときで防犯効果は期待できないということ。

 

いや、フェンスなんかつけちゃったら逆に泥棒が人目を避けて隠れる場所を提供するのも同然なような。

 

盗まれるようなものもろくにないのに、カメラとか設置しちゃうのもなー。

大げさな防犯装置を施してあると、ここんちには金目のものがあるぞー、って言ってるみたいなもんだという気がするんですけどね。

 

防犯、泥棒よけ、でググったら、

  1. 侵入経路をきっちりと施錠する(施錠忘れに気をつける。)鍵を二重にするなどして押し入るのに時間がかかりすぎるようにすると良い
  2. 防犯ガラスにする
  3. 侵入経路近辺の見通しをよくする(高い塀、目隠しのしっかりしたベランダ、生い茂った植え込みなどが泥棒に隠れ場所を提供するのを防ぐ)
  4. センサー式のライトやアラームシステム、防犯カメラを設置する

などとありましたが、こういうサイトはどれも防犯を商売にしている企業のものばかり。

隙のない家にしておけというのは理解できますが、恐怖感を煽ってるようにも見えるのです。

 

なんだかね、アラームシステムとか防犯カメラとかに手を出したくないなあと思ってしまうのですよね。やれやれ

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猛暑が去り、靴下を編み終えました

九月になりましたね。

 

八月に入るとうちの界隈ではだんだんと秋らしくなってくるのですが、今年は日中はやっぱり暑くて、八月中旬にも猛暑の続いた時期があったりで、夏が長い年でした。

 

とはいえ朝晩はぐっと涼しく、素足で家の中を歩き回ると冷えるようになりました。

夏は靴下、履きたくないんですけどね。

 

あ、夏は終わったんだった、、、まだ夏のままでよかったのになあ、、、。

 

 

ということで、ずいぶん前に編み始めては休憩していたあの靴下、そろそろ仕上げてしまおうか、と思い立ち、チマチマと編み始めました。

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やっぱりこの糸の配色、ピンクの部分が好みじゃない、、と再確認。

 

ふと気がつくと毛糸もそろそろおしまいに近づいて来ましたので、どこらへんでやめにするべきか、、、と考え始め。

 

つま先から編み始める靴下は、どこまで長く編むかは気分次第で決められます。

 

初めて編む靴下ですから、あんまり活用しなさそうな予感もしますし、かかとのやり方を習得して覚えている間にさっさと仕上げてしまって次にもうちょっとマシなのを編み始める方が得策な気もしたのですが、手編みの靴下を履くのはやっぱり冬かなと思うので、くるぶし丈の靴下では寒いだろうという気持ちと、ゴム編みのバインド・オフの仕方を調べてからやらなきゃ、、というおっくうさとで、延々と編み続けてしまいました。

 

でも毛糸が終わる前に決着をつけなきゃ。

 

ゴム編みというのは一目か二目ゴム編みのことだけなのでしょうか、万年初心者の私には謎ですが、初心者のくせに気まぐれな私は、履き口のところを四目表目二目裏目の変則ゴム編みで進めてしまいまして、日本の編み物の本にはゴム編みどめ、二目ゴム編みどめ、というのは説明がありますが、きゃすぴえ変則ゴム編みどめはどうすれば良いのやら。

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ということで、図書館で借りて来た本で見てみましたら、一目も二目もゴム編みもそうでないものも関係なく「伸縮性のある止め方」というのが二つ紹介されていて、その中でも難しくないという、Russian Lace Bind Offというのに挑戦することに。

 

ただ編み物の本の解説って日本語でも何語でも、はたまた図でも、なんとなくわかるようなわからないような、、、不安な感じですので、やっぱりYoutube先生にご登場願いました。

 

今回参考にしたのはこちらのユーチューブ先生です。

youtu.be

 

簡単そうです。

 

さて、バインド・オフのやり方の目処は立ちましたので、ではバインド・オフに必要な毛糸量はどれくらいかな、と調べたところ、こんなブログを発見しました。

jenniferdassau.com

バインド・オフしなきゃいけない長さの2.5倍から3倍程度必要になるものらしい、、ふむふむ、、。

 

 

最初は日本の靴下編み物作家、大内いづみさんの本を参考に編み始めた私の靴下ですが、実際は大内さんの本から大幅に脱線してYoutubeでGerman Short Rowを、そして止め方もRussian Lace Bind Offを採用、、と、なんだかフラフラしたものになりました。

 

casse-pied.hatenablog.com

 

 これを見ると、編み始めたのは今年の3月だったんですね。

「この調子だと編みあがるのは夏」って、夏も終わりましたけれどね。笑

casse-pied.hatenablog.com

 

糸の始末もまだ終わってないのに、またしても恥ずかしげもなく写真を載せますよ〜。

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恥ずかしげもないですが、それでもやっぱりガタガタで恥ずかしいので全体像が見えにくい配置にしてみました。笑 履き口のバインド・オフ、確かに伸縮性はすごいんですが、これはひょっとしたら靴下がズルズルっと落ちてくる感じかも。

 

それにしても、同じ毛糸を2玉同時に使い始めたんですが、水色の方は残り毛糸こんなにギリギリで終わりましたが、緑の方はまだあと一ラウンドは編めそうな長さが残りました。1玉50グラム、152メートルって書いてありますが、多分計量したら若干の誤差はあるんでしょうね。

 

 

両足一度に編み進めて来たので、これが出来上がった後「さあもう片方」という事にならずにすんで良かった。この靴下はもうお腹いっぱいです。笑

 

次はヴィーガンで天然素材のソックヤーンを探して、もうちょっと出来の良いのを目指したいと思います。

 

それにしても、たまに編み物ブログをあちこち拝見するのですが、みなさん靴下のかかともつま先も、綺麗なカーブが出てて、靴下以外の作品も、素敵なものばかり、、うっとり、ため息。


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vegan koftaと停電でエンターテインメントは

夏場は人が集まった時の食事は大概BBQで楽しているのですが、先日の夫と友人の誕生日宴会の食事は久々にキッチンで調理しましたよ。

 

何が受けるかなー、と考えた末、

Vegan Koftaに決定。

インドとかあちらの方の雰囲気のココナッツミルクやカシュウ・クリームを入れたソースをかけて。

 

レシピはこちらの本を参考にしました。(P216 Chandra Malai Kofta)

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参考に、、と言いつつレシピは2倍に、その上カシュウ・クリームをイマージョンブレンダーでなめらかにしていた途中、ちょっと手を離した隙にブレンダーの重みでカップが倒れて半分以上こぼれてしまい、クリーム対ココナッツミルクの比率がレシピとは別物になったり、コフタそのものも、チックピーが若干足らず、チックピー・フラワーを加えたりしたため、若干舌触りというかそこらへんがレシピとは別物になったと思います。

 

まあ、アイデアをいただいたと思えば、ね。笑

 

団子ものは便利だと気がついた 

インドに限らず、中近東系にもひき肉の肉団子っぽいコフタ、カフタ、カフタカバーブ、、などといったものが存在します。

肉じゃなくても団子状で美味しいものは作れますから、コフタは喜ばれる確率高いですよね。よしよし 笑

 

中身は主に粗く潰したチックピー、チーズグレーターでおろしたズッキーニ、パン粉、スパイス各種、コリアンダーの葉っぱたっぷり、、、、という感じです。

これを合わせてちょっと寝かせた後、丸い団子を作って油多めのフライパンで焼き揚げしておきます。

 

ソースは、野菜各種を炒め、スパイス各種を加え、カシュウ・クリーム、野菜だし、ココナッツミルク、などなどを加え、ちょっと火を通す、、、、。

ここにもコリアンダーの葉っぱをたっぷり加えます。

 

これをブラウン・バスマティの上にコフタを置いた上にかけてさあ召し上がれ。。。

 

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コフタがソースに隠れてよくわかりませんが、、、。

 

レシピにはありませんでしたが、ペッパーとマッシュルーム、も入れてソース自体も具沢山にしました。

 

 

五分少々のテンペスト

昨日、お休みで、しかもちょっと体調が優れなかったので家でちまちまと片付け物をしたり編み物をしたりしてご隠居さんか病人か、というような時間を過ごしておりましたら、午後になって、予報通りに大風と雷雨が、、、あれ、雷はなってなかったっけな、それにしてもすごい強風で、全開にしていた窓を閉めに二階に上がったら、降り出してすぐに上がったというのにすでに床がべっちょべちょに濡れてまして、あちこちの窓を閉めてから雑巾で床を拭いて回りました。

病人かご隠居さんの予定が、、、。

で、雑巾を持って二階の部屋を出たところで、天井の扇風機が止まっていることに気がつきまして、下に降りたら見事に電気系全てが消えています。

そう、停電ですよ。

 

強風と雨が始まって、本当に五分もしないうちに、停電ですよ、それって、ちょっと酷くないかい?

 

と思いつつ、雑巾を洗ってハイドロ・ケベックの停電関係のホットラインに電話して見ました。

そういう電話番号を設置してあること自体、どれほどしょっちゅう停電しているのかが窺い知れて情けないやら。

 

電話は「通常の許容量を大幅に超える問い合わせ量が殺到しているため電話回線がつながりません」というアナウンスと、「この際、ハイドロ・ケベック・停電アプリをダウンロードして見ませんか、停電状況や復帰予定などがパッと調べられて便利です」という案内が流れ、停電してるのに何をダウンロードだなんだって神経を逆なでするようなメッセージを流すのさ、、、と苛立ったり。

苛立ちつつ、ああそうか、スマフォでデータも契約している世間の人たちはこういう時もデータを使ってダウンロードとかできるのか、そうか、と気がついたり。笑

 

そんなこんなで、停電が始まったのが2時過ぎくらいだったとしたら、うちのあたりは夜中までサービスは復帰しませんでした。

 

日本では停電した記憶って、数回あるかないかくらいですけれど、ケベックではしょっちゅうです。

しかも、日本なら停電してたら「暗いねえ」と言いつつガスでご飯を料理したりできますけれど、ここでは電気が途切れたら夕飯の支度もできないし、冬なら暖房も切れます。

夏だからまだそこらへんはまし、、、とはいえ、扇風機が止まってしまったのでちょっと蒸し蒸ししましたけれど。

 

冷蔵庫もいつ電気が戻るかわからないのであけず、夕飯は外食しよう、と心に決めつつ、窓辺に座って編み物をしつつ、スマフォにダウンロードしてあったポッドキャストを聴きながら時間を過ごしました。

 

夕飯の支度なんか無理でしたので、夫が帰宅した後近所のFalafel屋に食べに行きましたが、いつもよりもかなり混んでいて、これは電気難民が食べに来ているな、と。笑

 

本当はインド料理屋に行きたかったんですが、電話しても出なかったんですよね。

うちの電話は2000年になる前の旧式タッチトーン電話ですので停電しても電話が使えますが、近代的なコードレス電話はベースに電気が通ってないと電話機そのものがオフになるので、そういう近代的な電話を使ってる商売のところは停電したら電話も使えません。

今朝職場に行ってみると、職場の近所の木々の枝が太い部分からごっそり折れて地面に落ちていたり、どこかの建物の屋根が根こそぎ吹き飛ばされたものが路上に散乱していたりして、うちの近所よりもかなり強い風が吹き去ったようでした。

どうもやら、大風というよりも竜巻みたいな風だったとか。

うちの近所では短時間の横殴りの大雨でしたが、町中のあちこちでかなりな被害が出ていたらしく、そのせいでハイドロ・ケベックも復活させるための技術者をあちこちに送って大変だったらしい、、、と。

 

なるほどね、日本では竜巻で被害が出て停電、ていうのは確かに記憶がないし、日本と比べてはいけなかったかしら、、なんて思いつつ。

 

それにしても、真っ暗になってコンピューターも使えず、DVDも見られず、インターネットも使えず、、、暗いから読書だってままならず、、今家にあるラジオは全て電源からパワーを供給しているので停電だとラジオも聞けず、、、と、エンターテインメントがなくなって早寝したのでした。

 

キャンプ用のヘッドランプを使って30分ほど編み物しましたけれどね、意地になって編み物して電池を消耗するのもバカらしいかなと思って、、


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食べ物を他人に無理強いすることについて

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夕方友達が遊びに来て、二時間ほどビールを飲んでヤイヤイおしゃべりして帰って行きまして、ああ、ビール飲んだしご飯作る気力ないわー、面倒臭いわー、(友人は家に作り置きのパスタソースがあるのでパスタを茹でるだけだ、と言って帰って行ったのです。ずるいですねえ。)と冷凍庫を探したら、以前作りすぎて余ったので冷凍してあったペスト・ソースが。我が家の手抜き料理です。一緒にインゲン豆をパスタの長さに切ったものを茹でて、炭水化物過多にならないように、、、それだけちょっと工夫してあります。笑

 

なんでも食べることが良いとされる価値観

今でこそヴィーガンですといって植物性食品だけを選んで食べている私ですが、子供の頃は「なんでも好き嫌いを言わず、綺麗に食べ終わる」ことが正しいこととして育てられ、嫌いなものを食べたくない、なんて選択肢はありませんでした。

 

私くらいの世代の人とお話ししてると日本に限らず大概どこの国の人もこういう経験多かれ少なかれしていらっしゃる様子です。

 

親に世話してもらっている間は、子供はやっぱり親の判断というか、指導というか、管理の元にあるから、基本的にはそうなりますね。

 

文句を言わずにありがたくなんでも食べることが正しい、という考え方は、日本に限らず、やっぱりどこの文化圏にも見受けられる普遍的な考え方でしょうね。

100年前や千年前の食卓では選り好みなんかしてる余裕はなかったでしょうし。

 

 

子供の頃のきゃすぴえが苦手だった(嗚咽しながら涙を出しながら流し込んでいた)食べ物といえば、

  • ほうれん草(特に白和えになったものが苦手でした。舌触りのせいでしょうか?)
  • 豚肉や牛肉の薄切り(ステーキも苦手でしたが頻度は低かったので。笑)
  • 「粗挽き」ソーセージ(魚肉ソーセージより高級というか美味しいと言われているやつですが、ダメでした。)
  • 鳥の皮のブツブツっとしたところ(今でこそ皮を避けて調理する人も結構多いですが)
  • 目玉焼き(なぜ?自分でも理由は覚えておりません)
  • スクランブルエッグ(くるくるっと巻いた日本の卵焼きは好きでしたが、スクランブルエッグはダメでした、、、なぜ???)
  • 温めた牛乳(表面にうっすら膜が張るのがもうどうしてもダメで)
  • 冷たい牛乳(牛乳は何れにしてもダメでしたが、冷たいものは一気飲みして口をゆすいだり他のものを食べて味をごまかすことはできました。)

 

結構ありますね。今は動物性食品以外はなんでも食べますよ。笑

 

 

抵抗する子供への対応は、、、

 

我が親は基本的には食べ終わるまで許してくれない人たちでしたけれど、やっぱり親だからある程度は子供の嗜好を理解していて、無理なものがあんまり続かないように配慮してくれていたと思います。

 

逆に学校とか幼稚園とかで出てくるものが食べられない時の恐怖はすごかったです。

 

何しろ当時は教育者が「文句言わずに全部食べなさい」という時代でしたから。

 

 

自分以外にも、しくしく泣いててずっと食べられない食品が乗ったお皿を前に座らされて休み時間もじっとしていた同級生の姿を覚えています。

私は吐き気と戦って飲み下して給食の時間内で決着をつけていましたけれど、それでも吐き気がするのに飲み下すのって体が反応してますから辛かった。

 

ああいうの、今では多分日本でもありませんよね?

食べたくないものを人に強制することって危険もはらんでいます。

 

どこかの小学校でお蕎麦のアレルギーがあるという生徒に教師が「食べないと席を立たせない」と強制して、アレルギー反応で亡くなってしまった、、、というニュースを聞いた記憶があります。

そういう事件があった頃から、徐々に、食品アレルギーとか不耐性のある人もいるんだ、ということが広く認識されるようになったんだと思います。

 

嫌いだから、わがままだから、だから食べない、という受け止め方ではなくて、食べられない理由があるかもしれない、というふうに受け止め方が変わりましたよね。

 

もちろん、食べ物はお百姓さんや漁師さんが日々大変な思いをして育てたり採ってきたもの、粗末にしてはいけませんし、ありがたくいただくべきもの、という考え方は大事だと思います。

でも、どうしても苦手なものって強制されて無理やり飲み下しても体に良いとはあまり思えません。

野菜を作ったお百姓さんだって、無理やり呑み下す人よりも、美味しいと思ってくれる人に食べてもらいたいんじゃないでしょうか、、、。

 

ありがたい、と思って美味しくいただくことができる時まで、そっとして置いてもらう、という選択肢があっても良いと思うんですよね。

 

 

 

食べ物はおもちゃじゃないけど、義務でもない 

 

苦手な食べ物を前に表情が硬くなっていた私に、祖父は「子供にはまだ美味しさがわからんのじゃ、この美味しさがまだわからんってことは、まだまだお子様ってことじゃ」

と子供の私に子供子供とバカにしたようなことを言って笑っていたのですが、まあそういうことですよね。

 

考えてみれば、匂いが強烈な珍味とか、子供にはどうせわからないんだしもったいない、というようなものが酒のツマミとして祖父と父の席のところにだけ置いてあった場合は興味津々で「それ何?」と言って分けてもらってたり。

 

子供にはわからないよ、無理だよ、と言われると逆に「わかるかもしれないし」と口にして、強烈な匂いに「やっぱり無理だ、もう要りません」とギブアップしたものもあれば、「これは美味しい」と言って大人を驚かせたものもあったり。

 

無理強いされて飲み下したものよりも、そうやってワクワクして食べたものの方が美味しくなくても心も体もリラックスして楽しめます。当然といえば当然ですが。

 

 

苦手なものを無理に食べさせないからと言って、食べ物を粗末にするというわけではないと思うのです。

 

 

世間に存在する食べ物すべてが、有毒物質とかプラスティックとか環境汚染やエネルギー浪費、貧富の差の拡大につながる経済構造とか、そいういうものと無縁だったら良いのですけれど。


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Vegan Chocolate Cake作りました

土曜日、夫と友人の合同誕生日宴会をやりました。

誕生日は二日違いですが、とても仲の良い二人。顔は似てないんですが、双子ですかと聞かれることもたまにあります、、、、似てないのに。

他人の顔なんかろくに見てないってことでしょうか、世間の人たちって。笑 

 

誕生日ですので、じゃあケーキでも焼いてあげようか、

ということで、万人に受けの良いチョコレートケーキを焼きました。

 

ココアの在庫がなかったかなーと仕事帰りに寄り道してココアを買ってきたら、使う予定だったレシピにはアップルソース、、とあり、アップルソースなんか在庫にないわ、ときっぱり諦めて別のレシピで。

 

急遽探して使ったのは、以前ヴィーガン・チーズのレシピでお世話になったこちらのブログのレシピ、、、↓

itdoesnttastelikechicken.com

 

ケーキそのもののレシピはものすごく簡単で、混ぜるだけ。笑

ただ、生地を半分ずつ同じサイズのケーキ型二つに分けて入れて焼き、それで二段重ねのケーキにする、、、という部分がちょっとね。

だって、同じサイズのケーキ型を二つも持ってませんから。

二つも同じサイズの型を持ってる人が世間にどれだけ存在するのだろうか、、、なんて考えながら、一つに全部入れて焼くべきか、二回に分けて焼くべきか迷いました。

 

一つに全部入れて焼く場合は焼き時間がレシピの指定時間より若干長めになりますが、嵩が2倍ということは、焼き時間的には2倍ではないでしょうけれど、どれほど長めになるのか、、経験不足の私には予測できず。

ただ、焼きすぎてしまったり、何度もなんども取り出してはまだ生焼けだわーとオーブンに戻して焼き続けた挙句、火は通ったけど周りがぽそぽそに、、なんていう失敗のパターンはいろいろと予測され。笑

 

では半分焼いて、残りの半分は最初のができてから速攻型を洗って拭いて、それから焼くか、、、、このやり方だと、ベーキングソーダとビネガーの化学反応が終わってしまってから焼くので、ふくらみが悪くなります、、、、、。

 

ちょっと悩んだ結果、今回は、失敗の性質も程度も予測できる時間差焼きで行くことにしました。

 

結果:2度目に焼いた方も、まあそんなに悪くはなかったようです。

 

あとは、北米のレシピにありがちな膨大な砂糖の量を減らしました。

レシピには2+2分の1カップとありましたが、1カップだけ。

これで私も食べられるケーキに。笑

チョコレートの風味が効くので必要以上に甘くしなくてもちゃんと美味しくなりますよね。しかもフロストにも甘みがあるし。

ということで、甘さが足らないという反応は誰からも出ませんでした。

 

ヴィーガン・ショートニング

そして、フロスティングの材料には、ヴィーガン・ショートニングを使うと。

ヴィーガンバターと何が違うのか、と思って調べましたら、要するにショートニングと同じような質感でパイ生地などの材料に使えるようなものなようで、風味とかそういうのを求めるヴィーガンバターよりも作るのは簡単でした。 

www.veganbaking.net

 

ただ、夏場は室温が暖かいので、ココナッツオイルが柔らかすぎて、出来上がりのフロスティングも柔らかすぎる感じでした。

まあ、これは冷蔵庫に入れて少し硬くして使うとか、工夫すればよかったんですが、ケーキにかけてしまってからさっと冷蔵庫へ入れればそこで落ち着くだろうと判断し、とろーーーっと流れるようなフロスティングでしたがそのまま続行。笑

ココナッツオイルは24〜5度で液体になりますが、それ以下の温度になるとすぐに固まり始めますので問題はありません。

 

フロスティングのレシピの砂糖の量はケーキのレシピのように半分以下に減らすことはせず、カップ一杯と4分の1とあったところをカップ一杯に控えたのに留めました。

これだけ舐めたら甘すぎると感じますが、甘さ控えめのスポンジと一緒に食べるのでちょうどよかったです。

 

庭で食べたんですが、暗かったので写真も真っ暗。笑

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ケーキにろうそく2本立てて差し上げました。一人一本ということで。

 

バースデーボーイズはふた切れずつ食べてました。


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