食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

Aquafabaで作るVegan Cheeseに挑戦しました。

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材料は水に浸けておいたカシュウナッツ、aquafaba、寒天、それに塩、レモン汁、ニュートリショナル・イースト、タピオカ・スターチ、、、、です。分量の詳細は下のリンクでご確認あれ。

 

Aquafaba

以前にもAquafabaでマヨ、などちょっと試したことはありますが、私は今のところあんまり活用できていないAquafaba。

でもすごいよ、っていう話はオンラインのveganの世界であちこちで見聞きします。

Aquafabaメレンゲとかね。

甘いものをあんまり焼いたりしないせいもあり、ふ〜ん、って思うだけで。笑

Aquafabaとは、チックピーなどの乾物豆を茹でた時に出る茹で汁のこと。自分で乾燥豆から戻さなくても、缶詰に入ってる液体でも使えます。

 

 
ヴィーガンチーズ

先日はMiyokoさんの発酵させるVegan Cheese にも挑戦しましたが、今年の夏は暑くて暑くて、台所の室温がいつもよりかなり高めなため、スプラウト系はうっかりしてると水が腐ってしまうような気がして躊躇してしまいます。

 

casse-pied.hatenablog.com

 

casse-pied.hatenablog.com

 

 

普段チーズが食べたくてたまらない〜、と思ってるわけでもないので、動機そのものが弱いというのもあるんですよね。

あえて言えば、美味しいヴィーガンチーズを自作できれば、家でピッツァを作るのも気軽にできる(市販品のヴィーガンチーズは割高な上、プラスティックのバッグに入ってるので買う気になれない)と思うのです。

 

 

なんてことを思っていましたら、こんなサイトを発見しまして、発酵させなくていいし、簡単そう、と。笑

www.youtube.com

レシピはこちら

avocadosandales.com

 

レシピでは、kappa carrageenanなるものが使われており、なんだろうこれ、と調べて見たら、海藻系の凝固剤というか、ゼラチンの代替品として使われている海藻パウダーらしい。

 

ネットでオーダーできますけれど、パッケージはプラスティックだし、寒天ではダメなものか?と調べてみましたら、代替可能だろうけれど、kappa carrageenanの方が舌触りとか凝固具合とかが優れているような感じでした。

それもこれも、寒天はまず水でふやかして溶かさなければレシピに加えることができないから、寒天とともに余計な水が入ってしまうからのよう。

 

でも煮詰めるんだから水分はかなり減らせる気がするし、自分がどれほど使いこなせるものか不明な材料を買うより、家にあるものでとりあえず作ってみる方が安いしてっとり早いし、、ということで、私は寒天で挑戦しました。

 

うちにある寒天は粉末ではないので、何グラムで小さじ一杯に相当するものか調べました。

 

前にMiyokoさんのチーズで寒天を使った時は、コーヒー・グラインダーで粉砕して使いましたが、粉末状とまではいかなくて、せいぜいフレイク止まりだったので、厳密にはレシピとちょっと違うかもなと思っていたんです。

 

今回の調査の結果、寒天5グラムがAgar Powder 大さじ一杯に相当すると判明しました。

大さじ一杯は小さじ三杯ですので、レシピが小さじ一杯の場合は5グラムの三分の一で良いということですね。

 

上のレシピではkappa carrageenanは小さじ2杯、とありましたので、寒天で水が入るためちょっと緩めになるかもしれないことを考慮して、、、と、面倒臭いのもあり、寒天は5グラムで行こうと決めました。

使う寒天が増えれば溶かす水も増える、とも思いますが、あんまり少量すぎると計量するときに出る誤差も大きそうだし、面倒くさがりなので、パッと出てくる数字でががっと、、がやりやすいんです。

 

寒天とふやかす水の比率とか、ちょっと調べて見ましたよ。

いま家にある寒天が、中華系のもので、この「糸寒天」に形状が似てるので、そういうことなのかも、と思い、このサイトを参考に、、、、(結果的にはあんまり参考にしてなかったんですけど)

www.itokanten.jp

長野で寒天のご商売なんですね。寒天ってテングサだから、海辺のもの、っていう印象ですが、、、。

 

 

仕込みは寒天から始めるべし

このサイトでは、二時間以上たっぷりの水につけてから、5グラムの寒天につき500ccの水で煮る、と。

が、この日は午後出かける予定があったので、二時間?それは無理よ? とちょっと躊躇。

30分つけた段階でチェックしたら良さそうだったので見切り発車で調理開始しました。

しかも、5グラムに水500ccって、それはあんまりにもあんまりな、、と思ったので、勝手に250ccにして。笑 

使った鍋に入れたふやけた寒天がひたひたになる程度でした。

調理開始してから十分もしないうちにもう完全に溶けた感じになったので、これはこれでよし。笑

全てどんぶり勘定でしたが、結果良ければ全て良いのです。

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寒天とは別に、残りの材料は全てフードプロセッサーで滑らかに混ぜ合わせておきます。

 

そこへ溶けた寒天を熱いまま加えてしまって良いものかどうか、、、と思いながら、とりあえず寒天以外の材料ミックスを鍋に移し、フープロの底やヘリにくっついてるぶんに寒天の溶けたお湯を半分くらい入れてがガーッとすすいで鍋に入れて混ぜ、そこに残りの寒天を加えてヘラで混ぜながら調理開始しました。

 

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最初は水っぽいんですが、だんだん煮詰まってきます。まあ、当然っちゃ当然ですが。

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途中から、なんとなく胡麻豆腐を練ってるみたいな感覚になってきます。

そうか、ヴィーガン・チーズってタピオカ・スターチが入るものが多いみたいだし、要するにチーズ風味の胡麻豆腐みたいなものなのかも、、なんて思いながら汗かきながらひたすらグルグル混ぜましたよ。笑

 

参考にしたサイトの写真と比較しながら、ふむふむ、そろそろかも、、なんて思ったんですが、そこから「温度が170度に達したら出来上がり」のその域に達するまでがちょっと長かったです、、、というか、時計を見たら出かけなきゃいけない時間が迫ってることに気がついて、焦りが入ったのでそう感じただけなのかもしれませんが。

 

鍋に温度計を差し込んで、170度か、まだか、まだ160度か、イライラ、なんてしながらひたすら混ぜ続け、、、、

温度計の先が鍋底にくっついてしまったらエレメントにくっついてる鍋の温度を測ってしまうから、鍋そこからは浮かせつつタネの温度を正確に計らなきゃーなんて思いつつ、ガシガシと胡麻豆腐のように練り混ぜつつ、写真撮りつつ、待ち合わせに間に合わなくなるー、と焦りつつ、、、いやー汗だくでした。笑

 

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170度ちょっと怪しい感じでしたけど、ここで手を打ちました。これ以上作業してたら待ち合わせに遅れるので。笑  

サイトの指示通り、泡がぶくぶくっと出てきてましたし。タピオカも寒天も入ってるんだから固まるでしょきっと、、という甘い夢を見ながら。笑

 

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容器に入れて粗熱が取れたところ。これを冷蔵庫に入れて、固まるのを待ちます。

出来上がり報告は後日いたします。

 

 

ヴィーガン・チーズのレシピは色々試しましたが、味としてはこれが一番好みかな、、、


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レジ袋禁止その後、、、2018 八月

始まりは。。。

モントリオール市では、今年の一月からスーパーや小売店でのプラスティックのレジ袋の使用が条例により禁止されました。

 

レジ袋禁止の動きは世界中のあちこちで見られたことだし、禁止になる以前に、ずいぶん前から有料化していたし、そのうちプラスティック袋がこの世から消えることを前提として、買い物には布袋や再利用できる袋を持参し、レジ袋を使っていた家庭内のゴミ袋は、そう言ったものがなくても済むように、生ごみを家でコンポストすることで対応できるようにして来ました。

 

なので、この一月の禁止で、町中からレジ袋が消えていくのかなあ、、、と素朴で単純な私は思い込んでいました。

 

ところが、、、

どっこい、大手スーパーチェーン店が出たのは、袋を使いません、ではなくて、規制されているプラスティックの厚さよりも分厚いものを作って、ちょっと経費がかさばるからお客へ請求する金額もちょっと上げてやりましょう、っていう姑息な手段でした。

 

「以前作って使い切れずに倉庫に残っていた厚手の袋をたまたま見つけて、条例に触れないし、これを使い切ろう、としているだけ」

 

なんていうわけのわからんとってつけたような言い訳も出て来ました。

でも、そんなのは嘘八百、だって、八月下旬の今だってその分厚い袋は出回ってますし。

 

それどころか、大手じゃなくて、小規模なお店や市内に二、三店舗あるくらいの小さなチェーン店までもが、分厚いプラスティック袋を使い始めているのですよ。

 

袋代は痛い出費か、便利を買うか、ゴミ問題は無視するか

分厚いプラスティックが登場した時の反応は、

「これって、プラスティック袋禁止の意味ないじゃん?」というのと

「これは良いわ、以前の薄っぺらい袋じゃ使い物にならなかったけど、分厚いから再利用できるし」というのと。

 

再利用できる、という点では確かに丈夫な方が再利用できますから、そうなんですが、再利用するったって、ゴミ袋にするんなら所詮はゴミの包みになるだけですし、その分厚さは要するに無駄が増えただけ。

別の買い物の時にこの袋を持って言ってなんども買い物に使えば良いのよ、っていう考え方もありますが、再利用できるエコバッグをカバンに忍ばせて行動していればぶ厚かろうと薄かろうとプラスティックバッグなんか無用です。

レジ袋はそういう袋を忘れてしまった時や、持参したバッグでは収容し切れないほどの買い物をした時に便利なわけですが、それだったら、エコバッグの代わりに分厚いプラスティックバッグを忍ばせていたところで、また分厚いプラスティックバッグが増えるだけですから、ね。

 

でも、レジ袋を5セントなり10セントなり支払うっていうことは、消費者の財布に響くから、それを支払いたくないばっかりに毎回一生懸命エコバッグまたは以前もらった分厚いレジ袋を使うようになるのか、、、、、

 

いや、持ってくるのを忘れちゃった、買いすぎてしまった、などの理由でレジ袋を家に持ち帰る、ってのは、繰り返されますよ、そこにレジ袋がある限り。

 

我が職場では、買い出しに行ってくれるボランティアさんに再利用できるエコバッグをいくつも渡して、レジ袋を買わなくてもいいようにして送り出しますが、それでもなぜか、エコバッグの中にレジ袋に入ったものを入れて持って帰ってくる人もいます。

そうやって集まってきた分厚いレジ袋が、すでに沢山たくさん溜まっています。

 

エコバッグを持って行ってるんだから、レジ袋を買わないで、ってたまに念を押してるんですが、人によってはなぜか、エコバッグに直接野菜を入れるのは良くないからプラスティックバッグに入れなきゃ、と思い込んでるような人もいるんですよね。

 

中には、発泡スチロールのトレイに入って上からラップがかかってるような野菜のパッケージを、さらに野菜のバルクを入れる薄〜いプラスティック袋に入れて、さらにレジ袋を買ってそこに入れて、、、っていう過剰包装の人もいます。

あれ、過剰包装って日本だけじゃなかったのか、と驚いた瞬間でした。笑

 

もうね、何セントか支払う程度じゃダメなのね、って思いました。

なくすしか方法はないですよ。

だってなければないで、自分でどうにかしますよ、どんな消費者だって。

 

分厚いレジ袋はスーパーだけではなかった

それにしても悲しいのは、プラスティックバッグにものを入れて売買するのはスーパーくらいかと思っていたら、デリバリーとかテイクアウトの料理も、プラスティックバッグに入ってくるんですよね。

すっかり忘れていました。

疲れてた日に、久々にフラフラっとそのデリバリーに頼ったら、分厚いプラスティックバッグに入った発泡スチロール入りのご飯が届いたのですよ。

がーんがーんがーん、これはひどい。

楽しようとした自分が恨めしい、、、、、

 

別の日には、ファラフェルのテイクアウトを買い、出来上がりを待ってたら、紙に包まれたファラフェル・サンドイッチを分厚いレジ袋に入れてくれたお兄さん。

夫が世間話をしながら支払いをしてる横で、私はファラフェルを取り出して、「この袋はうちはいらないから、次のお客さんにでも使ってあげて」とお兄さんに返しましたよ。

分厚い袋、すでにかなり蔓延してるみたいです。

 

人々の習慣を変えようとしたこの条例、結局は中途半端な抜け穴のせいで、プラスティックゴミの量を増やしただけに終わってしまうのか。

情けないというか腹立たしいというか、、、。

 

自分ちからエコバッグ持って出かけることくらい、大した苦労じゃないでしょうに、、、と言いたい。

 

 条例の改定を求めます!


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I, Daniel Blakeを観ました。(Ken Loach 作品)

週末のエインターテインメントに、I, Daniel Blake (Ken Loach 2016) を観ました。

公開された時から、観たい観たいと思っていたんですが、映画館に足を運ぶ習慣、頻度が落ちると本当に足が遠のくと言うか、、、ふと気がつくと公開から2年たってしまっておりました。

 

youtu.be

 

ケン・ローチといえば貧困、労働者の権利、ホームレス、などと言った社会問題を扱った作品で知られています。

 

この作品では、色々な意味で悪名高いイギリスの社会保障システムへの批判が、そのシステムによって踏みにじられている人々の姿を通して描かれています。

 

私はこの作品を観るまで知らなかったんですが、現在のイギリスの社会保障システム、政府に委託されたプライベート企業が運営しているんですね。

しかもアメリカ資本の。

 

ずいぶん前に、行政が供給する水道水を私営化する動きが日本にあるようですと書きましたが、水、ヘルスケア、社会保障、税金、、などの運営って、利益追及をすることが存在理由である「企業」に代行させてはいけないと思うんですけれどね。

 

病気、怪我、その他の理由で失業した人々が政府の保護を申請し、書類審査や面接などを経て保護を受給すると言うシステムはイギリスだけではなく日本にもカナダにも、平和な近代国家ならどこの国にでもありますよね。

 

保護の受給者が仕事に復帰するのを応援するために、無料で仕事に就くために必要な技能を身につけるコースを受給できるようなシステムがあったり、大学や専門学校の授業料への援助を出すシステムなどもあります。

 

どれも税金を使って行うことなので、システムが有効に機能して、受給者がきちんと生活でき、かつ就職して保護を必要としない状況に戻っていくのが理想ですが、受給者の中にはすぐには仕事に戻れない人もいるし、車椅子や特別の装置がないと仕事ができない、もしくは様々な理由で仕事には二度とつけない人たちもいます。

 

 

ずいぶん前にイギリスで人気だったテレビシリーズ、Shamelessでは、社会保障制度の裏をかいて働かずに上手いことやって生きている「怠惰で嘘つきで恥知らずな」社会の底辺に住む人々が面白おかしく描かれていました。

youtu.be

 

あそこまで酷い人ばかりではないかもしれないけれど、ああいう人たちが存在するのは確かで、私と夫の知り合いにも一人、ウェルフェアで生活する人生しか知らない人が一人います。 

 

でも、そうじゃない人たちだって当然たくさん存在します。

仕事に戻りたくても戻れない人たちは、経済的にも苦労しますが、自尊心というか、システムを通して社会から卑下されていることを身にしみて感じては悔しい思いをします。

 

ウェルフェアや各種手当の受給者は皆嘘つきで怠け者で、国家予算を圧迫している社会のゴミだ、、、という見方は、保守派や富裕層の人々に多く見られる視点ですけれど、富裕層でなくても一生懸命働いて税金を払っている人から見たら、ウェルフェアや失業手当を受給して生活している人たちが疎ましく感じられる瞬間っていうのはないとは言い切れないと思います。

低賃金労働者で過酷な労働環境の中働いてるのに生活が楽にならない、というような状況の人々ならなおさら、そういう気持ちになるのも自然な流れかも。

 

でも、ワーキング・プアはウェルフェア受給者など手当をもらっている貧乏人を憎むのではなく、貧困から抜け出すことが困難な、現在の不公平な制度を作り富を独り占めする富裕層や政治家のやり方に疑問を持つべき。

貧富の差や、公正さに欠ける社会の制度などを改善するような政府を選ぶことができれば民主主義は機能するのでしょうけれど、選挙も民主主義も機能しなくなっているのかと思うような現象があちこちの国々で巻き起こっています。

 

Daniel Blakeのような、ずっと真面目に働いてきたのに心臓疾患を抱えてしまい仕事ができなくなってしまって、社会保障制度のお世話になることになった、、という立場に、自分がいつなるかもしれません。

それまでずっと税金を支払い続け、真面目に生きてきたんだから、こういう急場にシステムが機能して払い込んだぶんはせめて保証してくれるんだろう、と思いたいじゃないですか。

 

それなのに、システムはことごとく機能せず、理不尽な状況に陥る主人公やその周辺の人々。

 

この作品は問題を大げさに誇張しすぎているとか、真実とは程遠い、などという批判もありますが、それは主に保守派政治家だったり、Jobcentreのマネジャー(映画の中のマネジャーのモデルとなった方だとか)とか、まあそういう主張をするのも当然かなという人々。

 

The Guardian と The Independent 両紙に この映画は誇大妄想か現実を反映しているか、という記事がありましたので貼り付けておきます。

 

www.theguardian.com

We showed I, Daniel Blake to people living with the benefits system: here’s how they reacted | The Independent

 

 

申請手続きがオンラインのみ、、、とか、コンピューター世代でない受給者にとってハードルが無意味に高いというのも避ければ避けられるはず。

何かと折につけ「それはオンラインで」って言われることで、どれだけの人たちがそのプロセスから除外されているか、気がつかないほどお役所の人たちはコンピュータ世代なのでしょうか。

 

私の職場には映画の中でDaniel Blakeがやったみたいに、マウスを持って画面に当ててしまうような方とか、緊張してしまってクリックができない(手がブレてしまう)人とか結構多くいらっしゃいます。

彼らに、リラックスして、こうやればいいんですよと教えようとしても、慣れてない人にとってはかなり大変な操作なんですよね。

なれてない人っていうのは、高齢な人たちだけじゃなくて、若くても社会の主流からはみ出してしまった人たちって、貧困の中で、コンピュータに接するチャンスなく、インターネットを契約するようなお金もなく暮らしてきた人たちって結構存在します。

 

あと、高齢の方になればなるほど、画面に表示されているページのその部分しか目に入らず、スクロールダウンとかできないんです。

 

そんなことを言ってる私だって、自分の老後には最先端なガジェットの扱い方がわからなくて若い子に教えてもらわないとどうにも手も足も出ない、、ってことになってしまうのかもしれません。

 

社会保障は、それこそ文盲の人だって盲目の人だってきちんと救われるシステムでなければ意味がないわけですから、コンピュータが使えないだけで排除されるようではダメですよね。

 

この作品、英国の実情は実際には知り得ませんけれども、自分の周囲にも当てはまることがなきにしもあらずだし、、、身につまされます。

でも良い作品だと思います。

 

老後、怖いわー。いや、まだ老後は先ですが、失業だって怖いですわ。


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庭の木の剪定と、コーンの皮を剥がさないで

平日のお休みに時間が取れたので、週末だと激混みになるちょっと遠くの中華系スーパーまで買い出しに行ってきました。

そこのお店、ちょっとよそより安いんです。

 

なので週末は駐車場もいっぱい、入り口に置いてあるカートもカゴもなくなり、棚の前の人混みで買い物どころじゃないと察知、さらにお会計の長蛇の列を見てやる気をなくしてさっさと退散、、、。実話です。笑

 

久々にお豆腐が食べたくなったので、平日に時間が取れたら行きたいとずっと思ってたんですよね。

豆腐以外には紙パック入りのココナッツミルクとか、大根を見かけたので大根も。

 

 

そして、大根の隣に積んであったコーンの山。

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4本で1ドルですよ奥様。

 

ね、先日私が田舎の農家のスタンドで買ってきた1ダースで5ドルよりも2ドル安い。

でも良いんです、この店にコーンを買いに来たつもりはないし、、、きっとこのコーンはまだ酸っぱいに決まってるぜ、、、笑

 

でね、この値段の隣の黄色い紙切れに笑ってしまいましたよ。

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コーンの外皮を剥かないでください。剥いたら2倍の金額を請求しますよ!と脅し半分のお願いです。

上がフランス語、次にはフォントサイズ小さめで英語、ここまでは法律で決まってるんです。

英語から書き始めたりしたら言語ポリスに摘発されて面倒くさくなりますから。

で、一番下に中国語も。

中華スーパーだけに中国系のお客さん多いですから。笑

 

でもこんな張り紙をいちいち読んじゃいないと言う感じのおじさんが、私が写真撮ってるすぐ横でコーンの皮をちょっと剥いては良さそうなのをカゴに放り込み、あんまり良くなさそうなものは棚に返したりしてましたよ。笑

 

 

 

庭の木の剪定

この日はお休みだったので、ちょっと朝ゆっくり寝坊しておりましたら、通りに大きなトラックというか、クレーン車みたいなのと、大仰なトレーラーみたいなのが二台やって来て、我が家の前で止まりました。

 

なんだなんだ、とこれまた家にいた夫が表に出てみると、前庭の木の枝の剪定に来た業者でした。

 

モントリオールの住宅街は、だいたい家の前の芝生の歩道に近いあたり、家の敷地と市の管轄する土地の境界に木が植わっています。(注:見た目そこの家の庭に見える部分も、歩道と芝生の境目から2フィートくらい入ったあたりまでは市の管轄する土地なのです。従って木が植わってるスポットも家の持ち主の土地ではない、、ということ。根っこは勝手に張りますし実際は私有地にも入り込んでると思いますが。)

これは、家の住人の木ではなくて、市の管轄の木々です。

うちのはメープル。(剪定は市が手配しますが落ち葉や種の掃除は住民の責任です)

入居する前からずっと植わっており、この家にはメープルがあるね、と知って引っ越して来ました。(落ち葉掃除がこんなに大変と知らなかったばっかりに、、、。笑)

うちのお向かいさんは、前の住人が売りに出した家を見に来た一家が、中を見て、売買の交渉をして、購入を決めて、、と言うプロセスの間はずっと木がない前庭で、なんと、引っ越してくる前日に市が若い木を植えていきました。

すごいですよね、家という高価な買い物をするときには、いろんなことをじっくり検討しますが、さあ買って、引っ越しだ、と来てみると、買うときにはついて来てなかった木が一本植わってるんですもん。

モントリオールでは、木は気に入らないからと言って勝手に伐採することはできないのです。

たとえ自分の敷地内にあっても。

 

木々の枝が伸びて茂り始めると、電線に触れてしまい、大風の吹いた時などに電線が切れて停電になるなどの不都合を引き起こしかねません。

そのため、市が定期的に住宅地の木の枝の様子をチェックして、必要と判断された木の枝の剪定を、契約している業者に委託して行うのです。

 

これ、住人には一切お知らせがないので、以前にも、仕事から帰って来て、家の前まで来て木の枝がすっきり剪定されているのを見てびっくり、と言うことがなんどもありましたが、家にいるときに剪定が入ったのは初めて。

早速見物しましたよ。

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電線の間を器用に移動してあっちからこっちから枝を切っていくおじさん。

や、おじさんなんて言ってますけど同じくらいの年齢かも。笑

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高枝切りばさみっていう名前で日本のテレビの通販で見たものと同じような原理の柄の長いハサミ、これを上から駆使して切っていますね。

高枝切り鋏のみではなく、チェーンソーに持ち替えて太い枝を切り取ったりも。

 

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そして地上には四人の若い衆が、落ちてくる枝を拾ってはウッドチッパーに挿入したり、下から高枝切り鋏で別の枝を切ったり、ドライブウェイに散らばった葉っぱを熊手でかき集めたり。四人も必要なのか、と思わないでもないですが、市の道路工事の現場みたいに、五、六人がただ立って喋ってるだけっていうことは一切なく、みなさん何かしら絶え間なく作業してました。

市に委託されてるとはいえ中小企業なんでしょう、無駄な給料は出ないんですね。

下にいる若い衆はみなさんヘルメットかぶってます。

私の太ももよりも太い大きな枝がドカンドカンと落ちて来ましたので、ヘルメットは必須でしょう。笑

 

ひとしきり作業を進めた後、空中で作業をしていたおじさんもおりて来て、リーフブロウワーを手にした作業員が登場したので、埃が立って大変なことになるとばかり、夫と私は家の中に退散しましたが、手際よく片づけた枝剪定業者たち、作業が済んだらさっさと消えていました。

 

でもね、電線に枝が触らないように、、が目的だと思うのですが、彼らが去った後の木の枝、まだ電線に触れてるものもあるんですよね。

枯れた枝もそのまんまぶら下がってます。

 

左側の電線のすぐ下のあたりに見える茶色い塊が二つ、これ、小さな枝ですが枯れた枝です。

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なぜそこを切り取らぬ?とちょっと謎。

 

だからたまに停電するのかな?


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今年もコーンの季節になりました

日曜日、田舎の農家からコーンを買ってきました

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この時期、スーパーなどでも1ダース3ドル未満だったりするコーンですが、田舎の道端の掘っ立て小屋で野菜類を売っているところで、1ダースで5ドルのを買ってきました。

 

安さではイマイチですが、安いのを探してあちこち奔走するのも面倒だったし。笑

旬のものですからね。

 

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家の中でやると後片付けが大変だし、台所のコンポストの容器に入りきらないですから、外でやりましたよ。笑

 

 

 

 

コーンは、鮮度の良いものだったらお湯に入れて五分で湯で終わりで良いです。

鮮度がものすごく良い場合は茹でなくっても良いくらいだとか。

まあそこまで鮮度が良いかどうかわからないので、私はやっぱり茹でますが。

 

バーベキューでこんがり焼いて食べる場合は、皮をはがないまんま水にしばらくつけておき、そのまま焼くと甘みが閉じ込められて美味しいですが、コーンは茹でて食べるもの、っていう感じでみなさん湯で派なので、面倒臭いので私もそれに同調しております。

茹でたコーンをBBQのグリルで焼き目をつけて、、、っていうの、日本の河原のバーベキュー大会みたいなところで見かけたことがありますが、こちらではそこまで手をかけてる人は見たことがありません。

 

コーンと米を両方食べると、たんぱく質が余すことなく摂取できるとか言いますので、月曜日のお弁当は、コーンと梅干しのおにぎりにして見ました。

 

コーンって、一本食べると結構お腹いっぱいになるので、おにぎり一個も小さめのを握って持っていきましたが、お腹いっぱいでした。

が、消化が良いのか、午後3時くらいからお腹が減り始めまして、、、キュルルルルー、と。 笑

 

 

12本のうち5本は速攻消化しましたが、残りはいつ食べようか。

どうやって食べようか。

 

鮮度が落ちれば落ちるほど美味しさも減りますので、麺類を茹で上げてから食べるまでの時間と同様に、ちょっとドキドキしております。笑

 

職場の上司は即日全部調理してしまって、食べ切らなかったぶんは冷凍するのが一番という意見な人なのですが、コーンをそのまま冷凍してしまうと、解凍してから再加熱する段階で調理しすぎになってしまう危険があります。

コーンをナイフで削ぎ落としてしまえば、冷凍したままの状態でスープに入れたりサラダに入れて自然解凍するのを待ったりできますが、なんとなくコーンを冷凍することに抵抗を感じる私。

 

冷凍のコーンで作っても十分美味しいものに、コーンとブラックビーンズのサラダがあります。

基本的にはコーンとブラックビーンズを合わせてドレッシングを合わせるだけですが、そこに刻んだコリアンダーを入れて見たり、パセリを入れたり、お好みサラダです。

 

あとは、コーンとビーツのサラダも美味しいですね。

 

 

皆さんはどんな風にコーンを使うのがお好きでしょうか。

ラーメンにコーンなんてのも、初めて見たときは驚きましたが、ひょっとして今は普通になんでもない当たり前なことなんでしょうか、、、。

 

去年もコーンのこと書いたっけ、、と見て見たら、タイトルからしてほぼ同じなこと書いてますね。笑

 

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今の職場、厨房でランチを作る活動があるせいか、食べ物に関する話題が良く上がるので、今の職場で徐々に北米人のコーン熱に感染していた模様です。

 

 

先週数回と日曜日の夕飯、そして月曜のお昼、、、ちょっと飽きてきましたけれども。笑


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