こんな記事を見つけました
人生の半分(50年)をヴィーガンとして過ごしている今年100歳の元心臓外科医、Dr.エルズワースのインタビュー。ビデオも見られます。
インタビュー当時は98歳(2年前)だそうですが、それより数年前、95歳の時に、もっと家族と一緒に過ごすため、心臓外科医を退職なさったとか。
心臓外科医として、いろんな患者を見てきたんでしょうね。アメリカですから、肥満の度合いもものすごいし、食べ物の選び方のなってない輩、座ったまんまで運動のかけらもしない輩、色んな人達と話した経験からだと思うのですが、患者にヴィーガンダイエットを進めるなんていうのは欲張りすぎであって、できるだけ植物性を選ぶ方がいいんですよと説明するにとどめていた、と語っています。
曰く、「人々は自分が何を食べているかについてとてもセンシティブです。運動した方がいいとか、リラクゼーションについてとか、心構えについてとか、そう言ったアドバイスは受け入れることができますが、食べているものについてはあまりに個人的なので、アドバイスするのは難しい。」
これは本当ですよね。
「食に関するアドバイスを聞く気がある人に対しては、科学的根拠に基づいて、植物性の食事が彼らにとって有益だと判断する理由を説明します。」
全て意訳です。
詳しくはビデオと記事を参照あれ。
可愛い動物の写真、殺されて血まみれになっている動物の写真、ひどい扱いを受けている現場のビデオ、などといった、人の感情に訴えるものを使って動物愛護やヴィーガニズムを提唱することとは正反対の考え方だと思いますが、喧嘩腰にがなり立ててる人よりも、穏やかに一言一言を伝えようとしている人の方に、聞く側は向いていくと思います。
それにしても、100歳で、50年前からヴィーガンっていうと、50年前のアメリカで肉のみならずチーズ、クリーム、卵も不使用の食事を、自宅でも出先でも取るためには、周囲の理解も必要だから、結構大変だったのではないかと思います。サンドイッチ持参して外食を避ける、など地道な工夫も必要だったとは思いますが。
こういう記事を見かけるとなんというか、勇気をもらえたような気持ちになりますね。