食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

虫食いも不細工も、アップルバターに

 

夏の終わりに収穫した8パウンドの林檎たち。

 

 

収穫した翌日にはそのうちほんの800グラムだけがタルト・タタンに。

その後、残り(計量せず)はアップルソースに。

 

虫食いじゃなければ、そのまま食べればいいんですが、あちこち虫食いなので、かじったところが虫食いだとやっぱり嫌だから、切って、虫の食った部分を取り除いて、、、

りんごが全体的に小さめなのもあって、結構手首が疲れました。日本で普通に売られてるりんごって、カナダの普通のサイズから見るとグレープフルーツ?と思うくらいに巨大ですが、うちのはカナダ標準サイズよりもさらに小ぶりなので、、、。

 

うちの林檎はマッキントッシュなので、調理しても美味しい。

そういうわけで、まずは加熱してアップルソースになりました。

 

アップルソースは、肉料理に添えたりすることが多いのですが、我が家はそれはなし。

おやつやデザートに使えますけれど、りんごがフレッシュに美味しく食べられる期間中はあえてアップルソースになったものを食べたいとも思えず。

古くなってしまってはいけないので冷凍してしまいました。

 

 

冷凍すると、長持ちしますが、うっかり忘れてしまうこともありますね。

と言う次第で、うちのアップルソースも、すっかりうっかり忘却の彼方へ、、

 

 

解凍したアップルソースをそのまま食べてもいいんですが、結構な量のアップルソースを必死に食べ続けるよりは、とアップルバターにしました。

 

アップルバターって? 

りんご狩りに行くと、売店にアップルバターが陳列されてたりして、「アップルバターってなんだ、バターが入ってるの?」なんて思った方もいらっしゃるのでは。私だけでしょうか、そんなこと考えるのは?

 

  

要するに、アップルソースをさらにじっくり長時間煮詰めて、濃くした、そう言うことです。

カサが減ります。

濃厚で美味しいです。

 

何より、煮詰めて煮詰めて嵩がうんと減るため、りんご農園の売店などで瓶詰めになってるものはちょっとお高いですよね。オーガニックのものだともっとすごい金額がついてたりして。

うちで取れたりんごはオーガニックですし、嵩を減らしたい私にとってはもってこいです。

 

調理には、スロークッカーを使うのが一番確実ですが、うちのスロークッカーの容量は6リットル、今回のアップルソースに使うにはちょっと大きすぎるので、4リットルくらいの縦長の厚手の鍋で、ストーブトップでコトコトとやりました。

ストーブトップで、水分が飛んで甘みが濃縮されつつあるものを調理するわけなので、弱火で、煮詰まるほどにかき回す頻度が上がって行くと言う、結構面倒臭い作業となりました。

休みの日に、台所の整理やレシピやメモ書きの整理をしながらやりました。まあそんな時間の過ごし方もいいかな、と。

 

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一番弱火の設定で、最初は10分ごと、次第に6分ごと、4分ごと、3分ごとに鍋の底から混ぜ合わせつつ、焦げないようにじっくりと、合計で6時間くらい煮詰めたでしょうか。

砂糖など一切入れていないので、こげ茶色がそれほど深くないのですが、鍋をかき混ぜる時のヘラの重さ的にも、味も、十分濃くて満足です。

250ml入りのジャムの瓶に二つと三分の二くらいになりました。写真では見えにくいですが、ぶちぶちっと細かい粒があるのは、リンゴの皮です。皮も入れたまま煮詰めましたので。

 

 

先々はリンゴの収穫量がもっと増えて、スロークッカーでアップルバター作りができるようになるといいんですが。 

 

 


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