食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

ハミングバードならぬ、りんごケーキ

 

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おやつの時間に焼き上がりました。
名前に釣られて選んだレシピ

去年の春のロックダウンのころ、毎朝近所を1時間ちょっと散歩するようになりました。

 

春先だったので、だんだん暖かくなり朝もどんどん明るくなり、爽やかな気分で1日を始められるし、毎朝同じ角を曲がる時に同じ鳥を見かけるようになり、ちょっと鳥について興味が出てきたり。

 

友人に野生動物&植物博士みたいな人たちが数人いるので、散歩の途中で写真を撮ってはメールして「この鳥は何?」なんて。

写真や声から鳥の名前を見つけるアプリを教えてもらったりも。

 

でもね、うちの近所で見かける鳥の種類なんてたかがしれてます。

すぐに興味は薄れていきましたとさ。

 

鳥を目にすれば嬉しいんですよ。

鳥博士になる素養がないだけ。

 

そんなわけで、近所で目撃できる鳥ではありませんが、名前に惹かれてレシピをじっくり眺めてみたのがハミングバード・ケーキ。

 

www.seriouseats.com

 

Wikipediaによると、ジャマイカ発祥のケーキで、ハミングバード(別名ドクター・バード)はジャマイカの公式な国の鳥なんだそうです。

このケーキのレシピが1968年にジャマイカの観光局が配布した広報キットに掲載されてアメリカに。

アメリカからの観光客を目当てにしたもので、キットの中には他にもジャマイカのレシピがアメリカの人々に馴染みやすいようにアレンジされたものが色々あったとか。

どんなレシピが含まれてたんでしょうね。

 

このハミングバード・ケーキのレシピは現在でも南部で人気のケーキらしく、1978年のSouthern Livingという雑誌にこのレシピが最初に登場し、ケンタッキーのステート・フェアでFavorite Cake Award という賞を受賞しました。

Southern Living誌ではその後も人気のレシピとして取り扱われ、同誌史上最も頻繁にリクエストされたレシピとされています。

 

 

リンクのサイトではフライパンで焼いてて一層だけですが、一般的には2段か3段のレイヤーケーキ。

特徴はマッシュしたバナナとパイナップル、ピーカンかウォルナッツが入っていること。

 

面白そう、作ってみよう、と思ってレシピをブックマークしましたが、なかなか材料が揃わないまま時間が過ぎて、、、

 

 

 

バナナは元々好きではないので家にはないし、パイナップルは季節じゃないのか店でも見かけないし。

 

 

というわけで、ハミングバードケーキのレシピを見ながらも実際に作ったのは、去年作ってあったアップルソースで代用したりんごケーキでした。

 

 

パイナップル見かけたら今度はちゃんと作ってみようと思ってますよ。

りんごケーキも美味しかったので材料の配合をば。

 

 
ハミングバードにインスパイアされたりんごケーキ(10インチのキャストアイアン・スキレットで焼く)

 

*砂糖 150グラム (リンクのレシピより気持ち減らしました)

*ベーキングパウダー 小さじ1

*ベーキングソーダ 小さじ1

*コーシャーソルト 小さじ4分の3(コーシャーソルトは粒が大きいので食塩の場合は小さじ半分くらいで)

*シナモン(粉末)小さじ半分

*ナツメグ(粉末)小さじ4分の1

*オールスパイス 小さじ半分 (リンクのレシピではクローブでしたが、、、)

*フラックス・シード(粉末)大さじ3杯を水135mlでふやかしたもの

*バニラエクストラクト 小さじ1杯半

$溶かしヴィーガン・バター 170グラム

$アップルソース(砂糖が入っていないもの)225グラム

#小麦粉 155グラム

くるみ(トーストして大雑把に切ったもの)115グラム

レーズン1カップほど(バナナがないので甘さを足してみようと思い立ったので)

 

 

*印のついた材料を大きめのボウルに入れ、ハンドミキサーで混ぜ、$溶かしバター、アップルソースを加えまぜたら#小麦粉を加え速度を落として混ぜたらくるみとレーズンを入れてざっくりと混ぜ、型に入れて華氏350度で45分ほど焼く。

 

焼き型は10インチのキャストアイアン・スキレットを使用しましたが、ケーキ型でもなんでも良いです。

 

大元のハミングバード・ケーキはフロストだかアイシングだか白いものを上に被せて美しくするのですが、私はこのダメおしの甘さが苦手なのでここは無視します。

 

 

バナナが入るから甘そうですが、パイナップルの酸味もあるから、どんなんでしょうね、興味津々です。次回はきちんとハミングバードに挑戦しましょう。

 

 

食事と健康の結びつき

昔の自分は気が向いたらなんでも好きに食べていましたが、幸いなことに、食べ物のせいで糖尿病になってしまうとか、セリアック病だとか、そういうこともなく、ありがたい限りです。

 

でも、ヴィーガンだからと言って「ヴィーガン・ダイエットしてれば健康である!」という主張をする気持ちはありません。

ヴィーガンやってても癌になる人はなるし、健康って食べ物だけの話じゃない。

 

人間の体の仕組みはわかっている部分もありますが、わかっていない部分も大いにあって、だから不思議なこともたくさんある。

 

先日見かけたこの記事が興味深かったのでちょっとご紹介。

www.halifaxtoday.ca

 

体が必要とする栄養素の摂取量を制限したら、体が反応してより「健康に」なるという話。

 

これは新しい発見ではなくて、研究者の間では知られていた現象だそうで、イースト、ショウジョウバエ、ミミズ、猿、などに見受けられ、ハツカネズミの場合は抗体が強くなり寿命が伸び、脳の認知機能も向上したとか。

ただその理由というかその仕組みは解明されていなかったそう。

そこにはH2S(硫化水素)が大きな役割をになっていることは90年代からの研究で知られていたものの、人間の体ではどうなのかを明らかにしたのが上のリンクの記事のYork University のRui Wangさんと研究チーム。

詳細は記事↑をどうぞ。

 

臭くて危険なH2Sってどんなガス?↓

ja.wikipedia.org

 

紹介しておいてなんですが、こういう仕組みを解明するのは興味深いですが、動物実験してまで解明するほどのことかな、という気持ちもないではない。

人間の健康は大事ですけれど、一方でタバコ吸ったりマスクせずにマスク反対デモに集まったりする人間たちの健康、そんなに大事なのか、、なんて。

  

 

 

知の追求をする科学もマスク反対デモもそれぞれの立場で人間の環境を向上させようという試みをしてるだけ、とも言えますが。


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