帰宅が遅かったこの日は、大急ぎで、カノウユミコさんレシピの酒粕と春菊のグラタンレシピに玉ねぎとジャガイモを足して、チャチャッとオーブンで焼いたキャセロール。
レシピ2倍にした上、豆腐をextra firmにしたので水分が足らず、結局アーモンドミルクをかなり足しました。材料の比率が変わったわけなので、もうちょっと春菊と酒粕を増やしてもよかったかも。次回はもっとドカンと使ってみよう。
夫の苦手な食べ物
夫はまあ、日本人じゃない人たち一般が総じて受け付けない食品全般がやっぱり苦手なようです。頑張って食べてますけど、続くと嫌がります。
やっぱり慣れの問題というか、これを食べなれて育ってないと、やっぱり厳しいのかな、という感じです。
ダメな原因は味というより、匂いもしくは舌触り・歯ざわりなことが多いのです。
代表格はやっぱり、、、
- ぬるぬる系 (とろろ、もずく、オクラ、納豆、、)だから、苦手なのに無理して食べなくってもいいよ、ちょっと挑戦したいだろうから、一口だけあげるね、と言って、もずくみたいな貴重品は私に多めに、彼に少なめによそってあげます。だっていやいや食べられたらもずくも悲しかろう。
- 内臓系(ぬるっとしてたりコリコリしてたり肉とは別の風味というか臭みがある上、これが内蔵なんだ、という認識がさらに壁になってるような気もします。まあ実際くさくて食べてられない、ということかもしれませんが。)
- コリコリ系(内蔵とかね。)
- もちもち系(餅とか。もち米入りのものも「餅みたいだ」と苦手な顔しました。もっちりしてて美味しい、にならないのですね。)正月に餅を用意しても喜んで食べる人がいないので、我が家は餅は15年くらい食べていません。あ、5年ほど前に友達に試食させるために3合ほどつきましたけど。一人一切れを雑煮にして、残ったのは数年冷凍庫に放置されていたような。
- 磯の風味 (う〜ん、いい香り、と言う私の気持ちが理解できないらしいですが、私こそ、磯の香りを嗅いでおいて『海辺の腐った水の匂いみたい』という夫の嗅覚が信じられないと思いましたね。)
北米やアングロサクソン系のヨーロッパの食にはあまり見られないような匂い、舌触り、歯ざわりのものは、やっぱり本能的に「これはちょっと食べちゃいけないんじゃ?」と反応してしまうのかもしれません。
だってやっぱり、ヌルヌルしてるレタスとか海の匂いみたいなニンジンだったら「あれ?傷んでる?」と思いますもんね。海の匂いみたいなニンジンって思い浮かびませんが。
ただ、内臓を食べるのは日本人だけじゃないですし、アングロサクソン系じゃないヨーロッパ出身の人やアフリカ、カリビアン系そしてもちろんアジア系は内臓食べるくらい平気ですし、「日本人じゃない」からといってみんなが同じ反応するわけじゃないです。
でも、アングロサクソン系はなんだか残念な狭い感じはしますね。特に男性は。ずいぶん昔ですが、豚の三枚肉をきっちり下ごしらえして角煮を作って出したらば、アングロサクソンの友人は揃ってプルンプルンの皮と脂身を残してて、ええ〜そこがうまいのに、と。
もちろん個人差ありですからね、アングロサクソン系でも納豆平気だよ、とかそういう人だってもちろんいるでしょう(会ったことないですが。)
一方、私がダメなもの
- リコリス (義母がオランダの懐かしいおやつとしてたまに分けてくれるので、義理で口に入れることはできる程度に慣れましたが、初めて口に入れたときはなんだこりゃ、と。存在意義のよくわからない食べ物です。)
- ガム(特に子供向けの甘いやつ。でも大人向けの歯磨きガムみたいなのもダメ)
- 子供向けの駄菓子全般(懐かしいという人もいる、都こんぶみたいなものもダメですし、梅飴もダメ、気持ち悪い。。。)
- 炭酸飲料(コカコーラとかスプライトとか)全般、特にルートビアは一滴も口に入れたくないですね。あれを好きだという人の味覚ってどうなってるのか不思議です。
- スポーツ飲料と言われてるやつ全般
- ドリンク剤とか勢力強壮剤とか言われてるやつ(風邪ひいたときに飲むと治るよとそそのかされて試したものくらいしか知りませんが、気持ち悪かった!)
- 落雁
- 最中
私がダメなものの前半は大体において加工食品、加工飲料品の甘味料とか香料とか、ドリンク剤系は薬臭さも加わるのかもしれませんけれども、本来の食品にはないような匂いに反応してるんだと思います。
よく「これはチェリー味だよ」なんて言われる飴ちゃん、ガム、リップバームなどの匂いがどうしても鼻について嫌なんですよね。チェリーに限らず、リンゴ味もブルーベリー味もメロン味も、、全てダメです。大体、ああいう「**味」って実際のそのフルーツの味に似ても似つかないじゃないですか。あれ、どういうことでしょうね?
落雁と最中は、乾いてるので口にくっついてしまって、どうしていいかわからなくって子供心に大変困った記憶があります。
でも両方とも、食べたくなければ無理やり食べさせられるようなものでもないので食べたこと自体、それほどありません。
大人になってから食べたことがないので、ひょっとしたら食べたら食べられるのかもしれませんし、美味しいと感じたりするかも、、、でも、なんだか手を出す気になれずに今に至ります。
落雁と最中以外は、私がダメだと感じるものは基本的に本来の食べ物というよりは、Michael Pollan氏の指摘するような、Food products、商品化された食品というか、まあ加工食品ですかね。
だから、親に「食べなさい!」と叱られたような記憶も一切ありませんし、食べなくても生活上支障は一切ありません。
子供の頃に苦手で泣きながら口に押し込んで飲み下していたのは、ほうれん草、豚肉、卵の白身、鶏肉、、、それくらいでしたが、これらは成長するにつれ克服しましたね。
今も食べてるのはほうれん草だけですけど。笑
夫がダメな日本の食品も、私がダメな食品も、ようは慣れの問題というか、これらをたまに口にして育っていたり、親に「大事な食品だから食べられるようにならなきゃいけない」と躾けられたり(私の世代は強制された、ということですが)そういうプロセスを経て食べられるようになり、そのうち好きになり、するんでしょうね。
夫も私も、食事とともにペプシを飲んだり、ちょっと疲れたからとドリンク剤飲んだり、そういう風にならなくってよかったな、と個人的には思ってます。
個人の好みですからね。ペプシを毎食飲んでようがドリンク剤で元気つけてようが、落雁が大好きであろうが、もちろんそれは人の勝手だと思ってます。