食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

Absorption Pastaと暖かい春の夕方

Absorption Pasta というのは、Chocolate and Zucchiniというブログで有名なClotildeさんの記事を読んで知って以来、何かと我が家で活躍している手抜き、いやいや、水抜きパスタです。

 

パスタを大量の水で茹でてからソースに絡めるのではなくて、ソースを調理してる鍋にパスタも投入してしまうというやり方です。

 

その後、美味しそうな料理&レシピブログのツジ飯さんのところでも、手抜きフィデウアという名称で、基本的には同じ、ソースを準備してる鍋に麺を投入するレシピが色々と紹介されているのを知りました。こちらはスペインのレシピから来てるみたいなんですが、ツジさんの創意工夫があふれていてみていて楽しいです。


 

大変美味しくできたんですが、早速食べてしまったので写真なし。笑

 

どのみち見た目は普通のトマトソースのパスタですので、写真なしでも別に支障ないですけども。笑

 

今日は、ものすごく久しぶりにいいお天気だったのです。

仕事が終わって、自転車で帰ってきて、あー、晴れ晴れ、ああああ、寒くない!

これを祝うには、庭でビール、それしかない!と。笑

 

夫と二人でまあくだらないおしゃべりしながらビール一本(小瓶です)飲みまして、

さて、夕飯どうする?と。

夕飯どうする?という会話になると大変控えめになる夫。

 

お店でメニュー見て、どれ食べる?というのとは違いますからね。

 

たいそう面倒くさそうなものを希望すれば「じゃあ手伝って」と言われますし、まあ簡単なものを希望しても「じゃあ手伝って」が出てきますから、何が食べたいか、という問題と、どんな労働なら大丈夫か、というのも出てくるんでしょう。

でも毎回、手伝ってもらうのはタマネギや人参やジャガイモをむいて刻んで(ジャガイモは刻みませんけども)くらいですけどね〜。

 

そんなわけで、今日はなんとなく夫に手伝ってもらうのもかわいそうなので、一人で作りましたよ。

 

でも手抜きで。

 

一人で作ってる時は、なんとなく作りながら、「これこうしてみたら面白いかも」という具合にポンポンとインスピレーションが湧いてきて、最初に材料を切ってる時の予定と出来上がりの、なんというか、「話が違うじゃん」ということが結構あります。

でも大体インスピレーションに従って作ってまずい、ということはありません。

 

Absorption Pasta

というわけで、途中までソースとナスとパスタでキャセロールでもしようかなーなんて思ってたんですが、久しぶりにAbsorption Pastaに路線変更。

 

切ったのはタマネギ、ニンニク、なす、、、、

大きめの厚手の鍋でタマネギをじっくりきつね色になるくらいまで炒めつつ、その合間にオーブンを450度くらいに予熱開始し、ナスを輪切りにして塩を振って水を出しておき、玉ネギが焦げないようにシャカシャカとかき混ぜ、ニンニクをみじん切りにして加え、シャカシャカと。蓋も利用して蒸し&炒めの両方で。

合間に人参をすりおろし、それも鍋に入れて一緒に炒め。

トマトの水煮の缶詰もしくは生のトマトを刻んだもの、どちらか(もしくは両方)も油を加えてからじゃじゃっと炒めてあげましょう。

 

野菜の炒め具合がいい感じになってきたら、好みのスパイスやハーブを足し、飲み残したワインなりなんなり足して、好みの味付けをしたらば、ちょっと水を足して水っぽいソース状態にしてから、パスタを入れます。

パスタはスパゲッティなどのような長いものより、短いものの方が扱いやすい。

パスタを入れたら、全体に混ぜ、乾麺が水面上に飛び出てる状態にならないようにヘラで全体を調整して、蓋をして、火を弱めてパスタの調理時間に合わせてタイマーをかけます。

 

オーブンでローストしていたナスが’いい感じにローストできたらば、鍋にグイグイと押し込んで、また蓋をして麺が柔らかくなるまで弱火でじっくり火を通します。

 

麺を入れてから出来上がりまで、麺次第ですが大体10分程度です。

 

超楽チン。

 

洗い物も少ないし、お湯を大量に沸かすこともないので夏場にもいいです。

 

この調理法だと、乾麺から炭水化物が水分に溶け出るため、ソースがトロッといい感じに濃くなるんですよね。最初に入れる水の分量は、なんとなく目分量なんですが、途中で見て水がもっと必要な感じだったら足せば良いのです。何しろ、パスタが水面から飛び出てると芯が残りますので、それだけちょっと気をつけます。

 

薄くてシャバシャバしたトマトソースにお悩みの方にはうってつけ。

トマトピューレとか、そんなもの入れなくっても十分濃くなります。

 

大体麺に火が通りそうだなあという頃合いになったら、鍋の底からぐいっと混ぜ合わせてあげましょう。

底の厚い鍋だと焦げ付かずにできますが、薄い鍋だとこげてしまう可能性もあります。

 

ソースの水分を麺が吸収して柔らかくなるので、最初に水分を多めに入れてあげること、それと、火力は弱めにしてやること(焦げないように)、でもくつくつと鍋が沸いてる状態にしてやること。 

 

 水を大量に沸かさなくていいから、キャンプの時などにも使えるレシピかも。