食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

タイ・スティア・フライ

まだタイには行ったことがありません。

 

本物のタイ出身のかたやタイに詳しい方が聞いたら笑っちゃうような眉唾かもしれませんが、タイに子供の頃住んでいたという友人が夫に教えてくれて、それを夫が作ってるのをみてるうちに私も覚えた、という、なんというか、間違いや勘違いが入り込む隙の多そうなレシピなのですが、でも美味しいんですよ〜。

 

なんせ基本は炒め物ですので、手早いし、ココナッツ・ミルクが入るので、濃厚で美味しいのです。

 

料理の中に、肉っぽいものが混ざっていないと寂しい、という感覚はないのですけれど、肉の存在感が比較的大きいものをヴィーガナイズするときに、一切無視して突き進む場合もありますが、肉もどきもしくは豆腐系を入れて歯ごたえや色合いを添えることもあります。

 そんなわけで今回は生でパッケージされていた偽肉(乾燥ではないという意味で)を肉がわりに使用してみました。

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レッド・ペッパーがなく、しかもグリーンペッパーも少なかったので、キャベツでかさ増し&生のコリアンダーの葉っぱがなくて冷凍だし、、、色がパッとしないんですけれど、味のほどは上々でした。チキンみたいに見えてるのは、大豆とマッシュルームを原料とする偽肉です。

 

「Dのタイ・スティア・フライ」
材料
  • 玉ねぎ
  • 生姜
  • にんにく
  • レッド・ペッパー(今回家になかったのでグリーンペッパー)
  • コリアンダーの葉っぱ(仕事帰りに寄った店が混んでいたので今日は家にあった冷凍で)
  • ココナッツ・ミルク
  • 醤油
  • (ヴェジじゃないオリジナルでは他にオイスターソースとフィッシュソース)
  • ライムジュース
  • 塩、ホットソースか唐辛子を好みで
  • そい・ミートなど肉っぽいもの(もしくはノンヴェジの方は肉をどうぞ)
手順

野菜を炒めていき、肉もどきを入れ、全体に炒めてから調味料を入れ、ココナッツミルクを入れて全体に馴染むまで弱火で加熱します。

出来上がったらコリアンダーの葉っぱのみじん切りをざっと混ぜ、ライムジュースを絞りかけます。

バスマティライスなどをたいておき、出来上がりを上からかけます。ライムウェッジを取っておいて、食べる直前に各々もう一絞りすると気分も盛り上がります。

 

友人のオリジナルレシピでは、バスマティライスは白米で、炊き上がったらココナッツミルクを少々ふりかけるのですけれど、ご飯とスティア・フライの割合が上手くいかない(ご飯が残ることが多い)ので、残りご飯にココナッツ風味がついてると他のおかずと一緒に食べにくいというそういう理由から、うちではご飯にはココナッツミルクをかけず、スティア・フライの方に全部入れてしまいます。

 

以前は缶詰一個使っていましたが、最近は箱入りを見つけたので、そちらを愛用しています。

箱入りの方が缶よりも容量が若干少なめですけど、無理なく使い切れるのでそれでいいです。

 

ものすごーく簡単で、割と万人受けする美味しさです。

 

タイのレシピというと、グリーンカレーだのレッドカレーだの、イエローカレーだのとありますけれど、スティア・フライ、という名前で紹介されているものは見つけたことがありません。

多分、知人がこのレシピのオリジナルを覚えた時に、名前が知人流に変わってしまったんではないかと思うんですけれど、これが何色カレーになるのかは不明。(今回のは写真で見る限り、白カレーですね、美味しそうに見えませんねえ。笑)

 

ちなみに、タイに2年ほど住んで日本語を教えていた友人に「こんなタイ料理ってある?」と聞いたら「そういう感じのあるある」と言われたので、まあタイを思い描いてタイ人じゃない人たちが作ってるもの、と思っていただければ、、、一連のcultural appropriationの騒動でちょっと複雑ですが。。

 

出来合いの「**カレーペースト」など一切使わなくても美味しいので、いらない添加物を摂取せずにご飯を食べられます。