食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

延期になったフライトとバケットリスト その1

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のっけから訂正です、Queen Victoria's Collarでは無くQueen Anne's Laceでした。どちらかと言うとQueen Elizabeth's Collarと言う名前がぴったりな花ですけれど。
 
今思うとちょっとだけ悔やまれる

新型コロナウィルス が中国で人間に感染し、広まっているらしいよ、、、と言う報道を耳にし始めたのは今年の一月中旬くらいだったと思います。

 

私はちょうどその頃週末を利用してニューヨークの友人のところに遊びに行ってきたりして、その翌週割とひどい風邪を引き、「嫌だなあ、コロナウィルス じゃないの、なんて疑われるようになる前に直さなきゃ」と思ったのを覚えています。

その当時はまだ北米では対岸の火事的な捉え方でしたからね。

 

日本への帰国も、早めにチケットを手配してよりお得に計画したい、、と思っていましたので、オリンピックで人々がドドっと押し寄せる前に、そして、夏が始まる前に、と言う思いで、実は六月のフライトを予約したのもこの頃。

 

日本の親には「今年は見送った方がいいんじゃない?コロナで大騒ぎで飛行機が飛ばなくなるかもしれないよ?」と言われていたのですが、2009年のH1N1の時にも帰国したことだし、大丈夫じゃない?とかなり甘く見ていたのでした。

 

2009年の頃には成田に到着した飛行機の中に、完全武装?のPPEを身につけた検査官が2、3名、遠隔操作で人々の体温を測るマシンを手に入ってきまして、ゆっくりと座席に座っている乗客一人ひとりの体温をチェックしながら通路を歩いていらっしゃいまして、全員分を検温するまで乗客は座って待機するように、と言い渡されたのでした。

 

その後飛行機を降りて入国の手続きをする際に、黄色い紙を渡されまして、そこにはYou were quarantined(あなたは検疫されました)と印刷されていて、もし体調に変化があったり熱が出たら速やかに電話するように、などと言う連絡事項が載っていたと記憶します。

 

このQuarantineのプロセス、多分全部で30分くらいだったと思うのです。

H1N1もSARSも、感染したらすぐ発症したと思いますし、発症した人の生存率は低かったと思うので、ウィルスが拡散するチャンスがコロナよりも低かったわけですね。

だから帰国しても特に問題もなくて、それほど怖いものだと言う記憶もなかったんでしょう。

 

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見えますか、柵の向こうの建物。空港内のエアカナダの建物です。

キャンセル手続き

予定していたフライトはエア・カナダ。

直接エアカナダのサイトで購入していたので、手数料なしで、そのまま向こう二十四ヶ月以内なら変更可能、と言う連絡がきました。

 

仕事の都合上夏休みか冬休みの時期しか帰国できないので、二十四ヶ月となると、この年末年始、来年の夏、もしくは来年の年末年始か再来年の春、と言う感じです。

 

 

日々いろんなことが移り変わるコロナ・ワールド。

あんまり細かいことを考えたくないと思いまして、キャンセル手続きはとりあえず予定が近付いてから、としばらく放置していました。

するとエアカナダから「あなたのフライトの変更通知」がたまに入るように。

 

直行便自体が無くなったので、乗り継ぎ便に振り替えましたよ、と言うお知らせがまず最初。

 

その次は、モントリオールから乗り継ぎのヴァンクーヴァーまでのフライトの時刻の変更のお知らせメール。

キャンセルするつもりでいましたから、気にせずに放置。

 

フライト変更メール、結構頻繁に入っていたんですよね。

座席変更メールも。

 

五月に入ってから届いた何度目かのメールを見て、「そろそろ今のフライトをキャンセルして変更すると言う手続きをしておいた方が良いかな」と重い腰を上げたのが五月半ば。

 

「あなたのリクエストは受理されました。下記のファイルナンバーを保存しておいてください」と言うメッセージを見て保存して一安心。

 

 

と思ったら数日後、届いたのですよ、またしても「あなたの日本行きのフライトのスケジュールが変更になりました」のメールが。

 

 

え?キャンセルしたのに?

 

先日やったあの手続きは何?と言うお話です。

 

 

長時間待たされるのを覚悟してエアカナダに電話して問合せたところ、やはりキャンセルしたと言う事実は確認できない様子でした。

最初は電話に出てくれた方にキャンセルをお願いするつもりだったのですが、キャンセルしたら変更は二十四ヶ月以内なら可能と言う条件の、この二十四ヶ月、キャンセル手続きをした日にちから二十四ヶ月以内に「旅を終えなければならない」と言うことだったそうで、電話対応してくれていたエージェントさんに「だから今キャンセルすると損ですよ、ギリギリまで待って、フライト出発の二時間前までキャンセルできるから、その方が良いですよ」と。

 

面倒くさいですが、電話はそれほど待たされなかったし、フライトギリギリまで待ってても大丈夫ならそれで良いかな、と電話を切って、損しなくて済んだらしいことを喜んでいたのは、そうです、次のメールが届くまで。

 

届いたメールは「あなたのキャンセル手続きが受理されました。云々」

なーんだ、ギリギリまで待ってなるべく損しないようにしようと思ったら、やっぱり最初の手続きは受理されていたのか、、、。

 

まあそのつもりで自分でやったことですから、文句は無いわ、とそのメールもファイルして一旦落ち着きました、、、、、そうですよ、次のメールが届くまで!

 

キャンセルが受理されたお知らせのメールが届いた十日くらい後に届いたエアカナダからのメールには「あなたのフライトの時間が変更になりました、、、」

 

ああ、一体どっちやねん、と言うお話です。

 

このメールが届いたのが五月最終週の金曜くらいでしたので、月曜になってから電話をかけて再び確認してみよう、キャンセルになってなかったら電話でやってもらおう、、、まあ処理数が普段の何千倍もあるのだろうからしょうがないよね、、と思っていたのでした。

 

 

 

二十四ヶ月か永遠か

実はその週末、近所に住むお友達を裏庭に招待して、2メートルの距離を確保しつつ、彼は持参したビールを、私と夫は家のビールを飲みながらお喋りする会をやったのです。

 

彼は英国出身なので毎年夏と冬は英国に帰国していまして、なので話題も今年はどうするの?と言う帰国話に。

 

そして私が上記の話を延々と(本当に長いですよね、すみません)しましたら、友人曰く「知らないの?エアカナダはカナダ政府の指導を受け入れて、変更チケットの有効期限を無くして、永遠に変更可能にしたんだよ。電話した時に確認してご覧」と言うのです。

 

本当にこんな前置きみたいな話が延々と(現時点で2,600文字以上)すみません。

まだ続くので、続きは次回に書きますね。

 

 

 

簡潔に書くって難しい


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