日本への帰国便をキャンセルするーキャンセル後の選択肢
前回の続きです。
キャンセルと言うと、返金してもらうみたいですが、そうでは無く、
「予定していたフライトに乗らないことにする」のをお願いするのが「フライトのキャンセル」
キャンセルのあと、返金かフライト変更か、と言う選択肢がありますが返金可能なチケットを買わなかった場合は返金のオプションは無し。
二十四ヶ月以内にその変更便を予約する際、新しい便のチケット価格がキャンセルしたチケットの価格より高額だった場合は、差額を支払うことになります。
コロナ後の世界で私が支払ったチケット代金よりも安いチケットが出てくる可能性は低いので、差額を払う可能性は高いです。
それよりも、キャンセル続出でキリキリ舞いのエアカナダ、また倒産なんてことになったら、いくらクレジットが残っていてもそんなものは空想上のコンセプトでしかない、と言うことになります。
その場合はチケット二人分の金額を失うことに。
返金の方が安全かも、とも思いましたが、本当に返金されるのはチケット代から**手数料や**税などを細かく差し引いた残りだけ。
どの選択肢にも不安が伴うのは避けられません。
二十四ヶ月か永遠か、あなたならどちら?
六月一日、月曜日の午後のズームミーティングを終えた後(まだ仕事時間内でしたけど)エアカナダに電話しました。
30分待ちと言うことだったので、単純作業をしながら待ち、やっとエージェント氏の声を聞いたのは結局1時間近く経った頃。
やっとゴタゴタが解決するはず、と期待を込めて「数日後のフライトをキャンセルしたい」と。
すると例の友人が言っていたように、「無期限でフライト変更をできるバウチャーに切り替えると言う選択肢がある」と言われたのですが、そのエージェント「そして、二十四ヶ月以内に変更しなければいけないクレジットと言う選択もある」と続けたのです。
無期限と二十四ヶ月、どっちがいい?
と聞いてるんですかね?
そんなの無期限に決まってる。
選択肢を両方残しているってことは、二十四ヶ月のクレジットと無期限のバウチャー、何か条件が違うってことですか?
それがね、このエージェント氏、めちゃくちゃ説明が下手な人だったのですよ!
質問の意図を理解したのかどうか、今考えるとそれも怪しい。
彼が想定する例え話のシナリオも値段設定で「チケットが1200ドルだったとすると」と始めるのに途中で100、200、と桁を間違えてから言い直したりして要領を得ないし最初は「クレジット」と「バウチャー」と区別して使い分けていたのに途中から混同したり。
この人ひょっとして新人なのか?
本当に理解しているのか?
とどんどん不安に。
途中で「必要ならあなたのスーパーバイザーに確認するために保留にされても全く構わないんですよ」と優しく(責任者を出せ!と言う口調では無く)伝えてみたんですが、頑張り屋の新人なのか、同じような意味不明な説明を繰り返すばかり。
先生に当てられて、答えを知らないのにごまかそうとしている小学生みたいな雰囲気なんですよ。
聞いてるうちに可哀想になるくらい。(時間もかかった)
彼の説明まで無期限に続くんではないかと恐ろしく感じ、早く会話を終わらせたい気持ちに。
とりあえず、無期限だけど実は変なところで損するとか、そう言うことはないんですね?と確認して(意味ないですけど)無期限バウチャーを選択。
すると彼「バウチャーは4週間後に届きます。今日はエアカナダに電話してくれてありがとうございます。他に何か用件はありますか?」と電話を締めくくり始めました。
いやいや、そうは問屋が卸しませんよ。
キャンセル手続き成立という確実な証拠がないうちは電話をきりませんよ。
この新人(じゃないかもしれませんが)にどこまで要求できるのか不安はありましたが、これまでの経緯をかいつまんで説明し、手続き受領証的なものをくださいと言いました。
そんなものは出せない
新人エージェント:「そんなものはない。2週間後にバウチャーが届くまで待ってて。」
さっきは4週間後って言ってたけど?と言うのはグッと我慢。
「でも私のフライトは数日後で、その後バウチャーも届かなかったらどこにどう確認すればいいんですか?今までの経緯を考えると、エアカナダのシステムを信頼できない気持ちはわかるでしょう?」
新人:「でもそんなもの、どこの航空会社だって出しませんよ」
説明の下手な新人のくせに航空業界を語り始めましたよ。(新人とは限りませんが。)
お前じゃあラチがあかねえ、、、と言いたい気持ちをググっと堪え、「でも今あなたが手続きをしてくれた、と言う確証が必要です、上司に面倒な客がゴネてるって言って回してくれてもいいから」と、穏やかに「上司に替われ」と言ってみましたら、
「いや、大丈夫です」と。(何が大丈夫なのか?)
新人「では、変更手続きの内容をメールであなたに今ここで送信します。送信しました、すぐに届くはずです。」
手元のiPadでメールを確認すると、本当にエアカナダからpdf添付のメールが。
新人「3ページ目にある****と言うコード、これがバウチャー発行処理済、と言う意味ですから」
そのpdfは「フライト変更の詳細」と言うタイトルのドキュメントで、本当にそのコードが彼が言ってる通り処理済と言う意味だと言う確証もないんですけど、これ以上のことは彼にごねても仕方ない。
とりあえず丁寧にお礼を言い、「これで不安なく夜も眠れるってことですよね?」とちょっと軽口を叩いてみましたら、ほっとしたのか新人くん
「安心して眠ってください。このバウチャー、行先も変更できるから、日本に行かなくても良いし他人に譲ることだってできるんだから、パーフェクトですよ、4週間後に届きます。」
最初に聞いた時になぜ言わない?とは言いませんでしたけれども。
しかもまた4週間に戻ってるし。
電話を切ったら二時間半くらいたってました。
本当に処理されてるなら良いですけれど、キャンセルした(はずの)フライトの当日の朝、夫にはエアカナダからフライト情報のリマインダー・メッセージが届きました。
私には届いてないので、多分キャンセル扱いなんでしょう、、、、。
エアカナダの倒産歴とバケットリスト
エアカナダは過去に一度倒産してるので、無期限とは言え帰国できるチャンスが来たらすぐにこのバウチャーを使わなければいけません。
物価だって年々上がりますから、十年後に日本へ行くとなればこのバウチャーの金額では一人分のチケット代にもならないかも。
いつ海外旅行ができることになるやら不明ですが、行けるとなったらこのバウチャー、素早く使ってしまうべきかな。
どこへ行こうか。
行き先を想像してウズウズしてきましたよ。
まだバウチャー届いてませんけれども。
今日も長くなりましたので、バケットリストはまた後日。
バウチャーが届くまで待つべきかしら。笑
今日も長々とお付き合いありがとうございます。