食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

目に見えないウィルスと不確実さ

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エコノミーの値段が凄い事に、そして、ビジネスクラスよりもお高い設定です。
 
今だけ!異様な空間
 

ただいま隔離期間中のきゃすぴえです。

まだ二泊しかしていないのに本気で日にちや曜日が分からなくなってます。

 

今回の帰国は、家族の健康状態の変化のため、まだきちんと意識があって会話ができるうちに顔を見ておこう、という意図できめました。

 

準備中から、どのタイミングで帰国するべきか悩み、仕事先のイベントやら細々した状況から、どの時期に休むのが一番迷惑にならずに済むかという点も悩み、ついでにエアカナダのフライトの値段などももちろん考慮し、そして勿論日本政府の水際対策に伴う必要事項にも配慮し、、と、何時もよりも若干不確定要素が多くて落ち着かない状態でした。

 

八方うまく納めるのは難しいので、仕事を持参して帰国して、日本から色々と作業しようと、仕事のパソコンやズームの会議で使用するヘッドフォンやウェブキャムも持参。

去年以来、リモートで仕事が出来ることはわかってますからね、大丈夫、と。

 

ただ、モントリオールで午前十時の会議は日本では午後十一時、モントリオールで午後一時の会議は日本では午前二時です。

隔離先にホテルを選ぶと、多分夜中うるさい客がいると近隣の部屋に泊まっている人々に迷惑にをかけ、苦情の嵐が予測されます。

我が実家なら部屋を選べば割と防音ができているのでその点は大丈夫だろうと実家の滞在を選びました。

 

という次第で、隔離中はどうせ時差ボケと退屈と仕事を合間にする程度で、寝る時間が変になっちゃっても大丈夫でしょう、という無茶な計画でやってきたわけですが、いやはや、自分の中で日本時間とモントリオール時間が混ざり、主にラインでやり取りする隠居してる親くらいしか接触のない日々、時間の流れも自分の存在意識?も、なんだか変な感じです。

 

 

 

異様空間で異様な自分

実家にいるんだから、搭乗前と入国前に二度受けた検査で陰性とでているんだから、隔離とは言いつつも、まあそこまでかっちりした感じではないかもしれないと思っていましたが、一晩寝た翌日に、入国者健康確認センターからのメールで、帰国便に乗っていた乗客から陽性という結果が出た方が一名いらっしゃったので、くれぐれも自分と同居家族の健康状態に気をつけて、マスクして手洗いして云々と知らされました。

 

陽性だった方は私の座席から見て何処らへんだったのかしらと気になるところですが、濃厚接触者と判断された乗客には個別に連絡が入りますとのことで、私には連絡はありませんので、席は遠かったのかもしれません。

でもね、同じ空間で空気をシェアしてたわけですから、やはりちょっと緊張します。

 

家族の健康状態のために帰国しといて自分がコロナを持ち込んでは洒落になりません。

 

大丈だろうという家族には、いややっぱり隔離期間中は隔離しときますと宣言して、滞在させてもらっている和室と、そこから直接出られる庭と、和室の近くのトイレが全世界の生活開始です。

 

風呂場だけは使わせてもらいに行きますけど、マスクして。

あと、食事は上げ膳据え膳で、洗い物もやってもらうばかりで、実際問題自分が感染してたらこれらを引き受けてくれる人にも感染してしまいそうなんですけれど、食洗機を使用して、手洗いを徹底しましょうということで。

 

完全な隔離は無理です。

ホテルに滞在しての隔離であれば、コンビニ弁当などで使い捨て容器ですから、その点は自分の食事の後が感染源になる可能性は低いですから、やっぱりその方が安全かな?

 

 

それにしても、コロナ、厄介なものです。

感染していても無症状で知らずに他人に移してしまう可能性もあります。

去年は子供達や若者層がこういった無症状のスーパスプレッダーになりやすいと言われていましたね。

 

ワクチン打ってたら、仮に感染しても接種していなかった場合よりも症状が軽くすむと言われていますから、接種済みの人たちにワクチンパスポートを持たせて行動制限を減らすという方針をあちこちの政府が打ち出していますが、仮に私も感染してて、無症状で元気でいられるとしても、自分は良くてもワクチンをまだ接種できていない人に移してしまう迷惑野郎になる可能性はあるわけで、だからこのワクチンパスポートっていうのは、良いのか?とちょっと疑問に感じてしまいます。

 

いずれにしても、自分のせいで誰かが病気になったり苦しんだりする事になっては大変です。

家族には、元気そうだよ、あなたは大丈夫でしょう? またまたあ、ちょっと潔癖なんじゃあ?なんていう受け取られ方もしてるようですが、そう思われるくらいは平気です。

 

電話で夫に「同じ機内にポジティブの人がいたんだって」と言ったら「その人はワクチンは打ってたのかどうなのか?」って。

いやそんなこと知らないですよ、当局もそんな個人情報は同乗者にわざわざ言わないでしょう、ていうか、日本の水際対策ではワクチンには一切言及なかったです。

 

 

伝染病ってどうしても感染源が悪の根源と言う印象を持ってしまいがちです。

コロナに感染するのは感染した人が悪い、と思うと回答した人の割合が、サンプルの国々の中で日本や中国などが高い傾向にあるとネットの記事でみかけました。

 

確かに、アンチマスクでcovid なんてでっちあげだと主張して大勢でパーティした挙句に感染した人の話なんかは「ね、トランプ支持者でしょ、まったくね」という受け取られ方をしがちです。

 

感染者は何処かでウィルスを貰って来た人=厄介なものを持ってきた人=災難の元という連想でしょう。

 

らい病患者が差別された過去も、同じ心理が働いていたんでしょうね。

目に見えないウィルスのこと、不安ですし、もういい加減にしてくれーと思いますけれど、感染者差別とか、ワクチン接種をめぐる差別とか、そちらに流されないようにしたいもの、同時に、自分にできることはやって感染しない&させないようにと気をつけていたいと思います。

 

 

 冒頭の写真はエアカナダの予約画面。こんな値段ばかりじゃ帰国は無理ね、と即決させる力を感じましたね。笑 (後に普通の値段の便を見つけました)


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