このオレンジの蝶々はモナークバタフライでしょうか(違うかも)
今年もアースデー
四月二十二日はアースデー。
例年はこの日に「環境を考えるイベント」が催されたりコンサートがあったりしましたが、去年はパンデミック突入のあと間もなくて、記憶がありませんが、多分イベントはなかったような。
職場でも毎年何かするのですが、去年は多分そんな余裕ありませんでした。
今年はどうするかなと思ってたら、毎日ズームで会っているクライアント諸氏が「今年はアースデー、環境について話あいましょうよ」と提案されました。
近所のゴミを一緒に拾って歩くなどのイベントができないので、今年も無理かー、と思っていただけに、話し合うだけでも何かしましょうよという提案が嬉しかったです。
ということで、アースデーのサイトをチェックしたら、今年は特に一つのテーマではなくて、近年扱われたテーマをまとめて、「地球の再生を」可能にするために市民の力を集めましょう、というような感じでした。
気候変動に限らず、現在の地球環境はこのままでは子供達、その子供達の世代が大人になる頃にはどうなっちゃっているんだろう、いや、あるのかな、人類が生活できるような環境であり続けられるのかな、と大変不安です。
多くの問題が人類の発展に伴う破壊行動によって引き起こされてきたか、もしくは状況が悪化しているか、だと言えると私は思いますが、人類の発展に大いに貢献してきた資本主義経済を担う企業の人々はそういった見方に必ずしも同意していません。
経済活動を拡大することで人々に富が行き渡るという構造が基本な資本主義、市場拡大、生産拡大を続けなければならないという考え方自体を方向転換するのはかなり大変なことだと思うのですが、資本主義がここまで突き進んでいる現在、実際にその経済活動で得られた富は、大勢の人々に配分されてはおらず、封建時代に舞い戻ろうとでもいうのかと思うほどの貧富の格差が広がっています。
環境破壊の影響により引き起こされる災害で一番被害を被るのはそういった破壊行為で富を蓄積してきた富裕層ではなくて、貧しい人々や貧しい地域に住む人々ですから、環境問題は貧困問題でもあります。
他人事だよとはっきり思っている人は少ないかもしれませんが、そんなこと言われても自分は暮らしに精一杯、個人にできることなんかないよ、と感じている人は多いように思います。
環境に比較的ダメージを与えない選択がいつもお金がかかる選択となるとやはり現実的にそれを選ぶのは難しいということはありますけれど、現実的に選択可能で、なるべく環境に負担をかけない方を選ぶ、という習慣が広がると良いと思います。
ただ、その「地球環境に優しい」という判断自体が難しいことも多く、また、グリーン・ウォッシング(環境に配慮している消費者の価値観に漬け込んだマーケティングで実際は環境に良くもないものを売りつける)などの商法が存在することも気をつける必要があります。
アースデーが、継続的に無理なく自分が続けられることはなんだろう、と大勢の人たちが考えるきっかけになる日になるといいですね。
The Beauty
このアニメーション、4分ほど(そのうち1分近くはクレジットなので、内容そのものは実質3分ほどです)の短い映像ですが、「美しい海中」の世界とプラスティック汚染の現実を両方しっかり見せつけてくれる作品です。
必見!
The Beauty - Animated Short (2019) from Pascal Schelbli on Vimeo.
プラスティックの海洋汚染だけではなく、種の絶滅、ミツバチなど昆虫の個体数の減少、森林伐採の問題など、色々な問題があります。
壊すのはそれほどの時間を要しませんが、我々が住む地球環境が整うには長い時間を要するので、これ以上の無茶苦茶が進まないようにしなければ。
Jack Johnsonが歌う The 3 R's 歌詞のビデオです。さあ一緒に歌いましょう〜
Jack Johnson - The 3 R's (Unofficial Lyric Video).mp4 from Soundsbad Music on Vimeo.
今年の自分にできそうなこと
プラスティックフリーJulyに毎年参加してなるべく減らすぞー、と思っていますが、なかなか難しく、毎年悔しい気持ちになります。
今年ももちろん頑張るつもりですけれど、それ以外にちょっとやってみる気になったのは、北米の、ケベック州原産の植物を庭に植えること。
ヴィーガンなので蜂蜜は食べないですというと、たまに「でも蜂蜜は受粉に必要な ミツバチの飼育の副産物、養蜂を応援するためにも蜂蜜を食べた方が環境には良いはずでは?」と言われます。
ミツバチの個体数を増やすことを目的とする養蜂っていうのは不可能なんでしょうかね?
別にミツバチが作り上げた蜜、人間がもらわなくても良いような気がしますけども。
もちろん蜂蜜の売り上げが収入にならないぶん、環境保護基金みたいなものがその活動を支援するなどしなきゃいけませんけれども。
とにかく、ミツバチをはじめとする、花が受粉して実をつけたり種を作ることにつながる、大事な大事な昆虫類の個体数が激減しているということで、これを盛り返すには、その土地に昔から自生している地元原産の植物を植えることが有効なのですって。
地元原産の種類は、元々自然に存在できる強いものなので、例えば北米にいながらイングリッシュ・ローズを育てるような手間や保護は不要で、強く逞しく育てて昆虫類が暮らす環境を提供することができるのですって。
うちは雑草をきっちり抜いてゴルフコースみたいな芝生を青青させるような庭ではないのですけれど、蜂・蝶々、その他地元の昆虫たちが喜びそうな植物をもっと積極的に植えてやろうと。
雑草という植物はないと言いますし。