食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

個人で環境のためにできる園芸・2021

 食べたい野菜を作りたい

今年もそろそろカナダの園芸シーズンが始まります。

 

冬場はお庭に冬野菜、、なんて優雅なことができない北国.

庭の土に直接何かを植えてあれこれ育てるのは、地面が解凍し、霜が降る危険が去り、日夜の気温差がある程度落ち着いた頃、、、で、オンタリオやケベックの南部では、五月のヴィクトリア・デーの週末にシーズン開始、、と言われます。

 

カナダと言っても地域差はあります。

以前ニューファンドランドへ行った時には家々の庭の菜園の具合がうちの界隈よりちょっと遅めな印象でした。

もっと北の方は夏がうんと短いですし、園芸できる期間も短いでしょうね。

 

モントリオール界隈の園芸シーズンは、うまく行っても五ヶ月くらいです。

短いです。

ご近所の園芸好きな人たちは小型のグリーンハウスを庭に設置したりして、四月くらいから種まきやら何かしら準備して、来週あたりには庭に植え替え!などと作戦を立てている模様。 

 

 

うちは素人で片手間園芸なので、そこまで準備周到なことはせず(意図的にせず、というよりも毎年気がついたらご近所さんが色々やってて、おお〜、今年も出遅れた、ま、いいか、という、、、)時期が来たら苗買ってきて、まだ遅くないよとお隣さんに励まされたら種蒔いて、という感じです。

 

今年も予定では、トマト、バジル、豆、、、、あとはどうしようかな。

 

過去にはリーク、ほうれん草、なす、赤しそ、大豆、きゅうり、ズッキーニ、ケール、スイスチャード、、などなど挑戦したのですが、ズッキーニは知らぬ間に巨大化してたり、きゅうりは食べるのが追いつかないほど豊作だったり、と色々ありましたが、成功したものを2年目にも期待すると外れたり(同じ土を使ってるわけではありません)知らぬ間にリスや身元不明の動物たちに食べ尽くされていたり。

 

鮮度の良い美味しいものを庭で収穫できたらいいなあ。

成功したら嬉しいですし、うまくいかなかったら残念ですが、ダメならダメでまあしょうがないかな、という気合の入らない園芸家です。

 

昆虫応援作戦・近所の園芸店へ

ミツバチや昆虫、鳥たちが飛び回る庭を達成すべく今年は庭にケベックのネイティブ・プランツを植えようという野望がありますので、休みの日に近所の園芸店へ出向きました。

インターネットでどんなものが存在するのか下調べして、メモ書きを持って。

 

すると、園芸店のおじさん「これも、これも、これも、まだまだ来週か再来週ですね」と。

夫も「そうだよ、ヴィクトリア・デーはまだ先」と。

 

気が早かったようです。

 

いつも出遅れるのでなんとなく今年は四月二十二日のアースデーのあと「忘れないようにしよう」と気合を入れていたというか、気になっていたというか。

 

というわけで、また来週にでも出直しますが、ついでなので種を買ってきました。

昆虫応援作戦から、フード・プリント削減作戦へ変更です。

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買ってきた種たち・2021

豆は夫が担当。

夫は蔓が上に伸びていく豆を育てるのが好きなんですが、私はそら豆が食べたくて、蔓は伸びないらしいんですがついでにお願い。

大根は以前挑戦して、あんまりにも小さいものしか育たず、大根の葉っぱばっかり立派になって、大根葉のおにぎりや混ぜご飯をたくさん食べておしまい、という過去があるのですが、種が違えば育ちも違うかも、、、と再挑戦。

ターニップは、なぜかうちの界隈のお店には新鮮なのが並んでる試しがなく、それすらも稀にしか遭遇できないという、ターニップ砂漠状態なので、これはもう自宅で栽培するしかあるまい、と初挑戦です。

 

 

食料自給率は低い

北国に住んでますから、どうしても野菜、果物など輸入物の割合が高いのが現実です。

なるべくカナダ、ケベック産のものをと思いますが、地元産のものだけに絞ると食べられるものがジャガイモ、玉ねぎ、キャベツ、その他根菜類、かぼちゃ、りんご、ブルーベリーにクランベリー、、、などに限られ、夏場だけもうちょっとサラダ系が増えるかな、、、とかなり貧相になります。

 

モントリオール近辺でも道端にラズベリーのブッシュとかあるんですけどね、農家が作って販売してるものというわけでもないので、地元産のラズベリーはお店じゃなくて道端のもの。

 

地産地消と消費者が思っても、流通に乗ってない地元産のものは、ファーマーズマーケットとか田舎の農家のスタンドとかに気軽に立ち寄れる人たちのもの、というような構図があります。

市内でスーパーに買い出しに行く暮らしでは、地元の食べ物は本当に限られてしまいます。

 

かといってわざわざ車で田舎の農家まで買いに行くのはカーボンフットプリントを減らしたいという目的を考えると本末転倒。

ファーマーズマーケットはありますが、自転車だと30分くらい、メトロだと乗り継ぎしてやはり30分くらいと、日常的に買い物できるところにはありません。

 

CSA (Community Supported Agriculture)で週に一度の野菜のバスケットを買うというのもやったことはありますが、基本的には無農薬農業をする地元農家をサポートするということなので、受け取る野菜はシーズン中の野菜が連続しがちで、夏の盛りはレタス、トマト、きゅうり、そのうちビーツ、ビーツ、またビーツ、ということになるので、かなり難しい。

 

 

なかなかうまくいかないものです。

 

 

自分の庭で育てた野菜だけで夏だけでも自給自足できたら、、、と思いますけれど、それは夢物語だし、冬もありますし、なのでフード・プリントを減らすことにどこまで効果があるのか、正直あまり大きな顔はできないと思っています。

 

でもね、カリフォルニア産の、、、メキシコ産の、、、というものを手に取る回数が少しでも減るならば、、とやっぱり毎年下手の横好きで頑張ろうと思います。

 

 

フード・プリントって何?

食料生産、流通、消費、廃棄、という流れに伴うカーボンフットプリントや環境、人、動物などへのインパクトをひっくるめてフード・プリントという言い方が広まっている模様です。

解説ビデオは1分22秒です。


 

 

今年のヴィクトリア・デーは五月二十四日


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