合わない組み合わせ発見
休みの日の昼に、お蕎麦を作りました。
ちょっと寒い日だったので暖かいそばに。(いつもはざる蕎麦派なんですが)
材料が品薄なので、具が海藻、海藻、海藻だらけ。
青ネギもないので薬味にならないかと生姜を入れてみたら、、、合いませんでした。
スプラウツを入れるというのも脳裏をよぎりましたがあ、それは実行せず。
笑
失敗があるから美味しい時に喜びもひとしおなのです。笑
ミルクウィードの効用(人間は消費すべからず)
去年くらいからうちの前庭の端っこに出てきた雑草、いや、それまでも生えてたのかもしれませんが、気がつかなかったのかも。
「雑草だらけでみっともないからそろそろ草むしりしなきゃ」と言ったらば、お隣さん「これはミルクウィードと言って環境に良いからそのままにしておいて」と。
なぜ環境に良いのか、全く説明抜きでしたが「抜かない方が良い雑草?ならそうしましょう」
と面倒くさがりのきゃすぴえはそのままにしておきました。
そして、つい最近になってその理由を知ったので、今日は主に北米にお住まいの皆さんに向けてお送りします。
や、ひょっとするとヨーロッパにも生えているのかもしれませんけれど。
モナークバタフライ
蝶々がひらひら飛んでいくのを見て嫌な気持ちになる人はあんまりいないと思いますが、私は実はゴキブリよりも蝶々が苦手です。
飛んでいるのを見る分にはいいんですが、近くで見ると粉っぽくって、ちょっと気持ち悪いと感じます。
モントリオールにある昆虫博物館では毎年四月ごろに室内の展示会場内でたくさんの蝶々を放して見物客の頭や肩やリュックの上などに自由に蝶々が飛んできて止まったりするイベントがあるのですが、そのポスターの写真なんか見ると寒気を感じます。
とは言え、別に蝶々が嫌いというわけではありません。
皆さんがミツバチに刺されたくはないけれどミツバチは花粉を運んでくれる大事な生物だと認めるのと同じような気持ちでしょう。
この蝶々、実は物凄い勢いであらゆる種類が絶滅しているんですって。
ミツバチも危機に面してると聞きますが、蝶々も。他の昆虫類も。
蝶々に関して言えば、モナークバタフライは本当に減ってるようで、北米のあちこちでサンクチュアリがあったりしてみんなで絶滅しないようにサポートしようとしているようですが、このミルクウィードが実は意外なことに、モナークのためになるんです。
モナークバタフライはミルクウィードに卵を生むそうです。
生まれた幼虫はミルクウィードを食べて成長します。
しかし、このミルクウィードは実は猛毒を含んでいて、そんじょそこらの生物が口に入れたら大変なことになるのだそう。
ミルクウィードの毒を体内に取り込んで自分も有毒な生き物となるモナーク幼虫、天敵が自分を食べたら死んでしまう=こいつは有毒だから食べちゃいけないと判断されるようになり、身を守れる、、、と言う仕組みなんですって。
すごいですね。
自然ってうまくできているもんなんですね。
それ以外にも、その土地に元来生息していた動植物はうまく連鎖されているので、これ以外にも我々の想像を超えた素晴らしい自然の連携ができる組み合わせってたくさんあるのでしょう。
だから、一般人の私たちが自然環境保護のために何か協力したいと思ってできる有効な手段といえば、ネイティブ・プランツをたくさん庭に植えることなんだそうです。
ネイティブって「北米インディアン」のことじゃなくて、その土地固有の生物、植物、人、などなど。
日本語で言えば「地元の」っていう感じでしょうかね。
世間にはネイティブ植物を専門に扱う園芸店のようなものもあるそうです。
そう言えばうちのお隣さんは庭に植える植物は全て北米のうちの界隈のネイティブ植物なんだと言っていたんですよね。
それで去年はネイティブ植物をフィーチャーした庭賞というのを市から与えられて、庭の一角にパネルがたったんでした。
今までは「ネイティブ植物の方が強いしいいよね」、程度の理解でしたけれど、それ以上に地元の昆虫たちや鳥たち、いろんな生物の営みを助けることに貢献するんですね。
もう一つ、一般人の我々にできることで、住んでいる地域の環境を守る行動の一つは、「どんなに日本の野菜や草花が懐かしくても、日本からタネを隠して持ち込んで植えたりしないこと」
やってる人結構いるみたいですけどね。
日本の葛やそのほかの植物が北米に持ち込まれて大変な迷惑になったりしています。
日本にも外国からの種が入り込んで蔓延ってる雑草とか魚とかありますしね。
外来種は天敵がいないから蔓延るのか、そこらへんはよくわかりませんけれど、運び屋にはなりたくないもの。
地球は使い捨てできません