再び空港へ
今度はカナダへ戻る便へ乗るために空港へ。
空港って長距離列車の駅、バスターミナル、などなど同様、自分が乗り物に乗る場合はちょっとドキドキしますね。
しょっちゅう飛行機にのる人はそれほどでもないかもしれませんが、私は何度行ってもちょっとドキドキします。
なにしろ乗り遅れたくないですし、手荷物の中身でひっかかってハンドインスペクション待ちに回るのも、金属探知機を通るところでピーっと何かが鳴ったりするのも、はたまた荷物の中からパソコンやカメラ、液体やら鍵類を取り出してトレーにのせ、後でそれを忘れものの無いように回収して鞄にきちんと収納しなおすとか、何しろいろいろと気がかりがあります。
成田行きの便は30人くらいしか乗っていなかったけれども、カナダへ戻る便は満席でした。
航空会社は乗客の陰性証明なども確認しなければいけませんので、以前はオンラインチェックインでボーディングパスがもらえましたが今回はもらえず、これは全員がカウンターを通過しなければいけないということですから、行列を予測し、普段より早めに空港へいきました。
ふたを開けてみればそれほどの混雑ではありませんでしたが、チェックイン後に送りに来てくれた家族とちょっとお茶を飲みながら時間を過ごした後でゲートへ行ったら、座る場所がなく立って待っている人たちが多く居ました。
一人置きに座るようになっているから、椅子が足らないんですね。
ちなみにこの、チェックイン後にお茶するというの、私は嫌いなんですよ。
時間が気になるし、お別れ前の会話ってあんまり得意ではありません。
陰性証明書とワクチン接種証明書
ところで先日受け取った陰性証明ですが、受け取った証明書は紙一枚で、しかも手書き。
デジタルバージョンはないんですね。
お願いしたらもらえたかもしれません(到着国の指定する形式を申し出れば対応してもらえる)けれど、紙をもらえるにせよ、当然メールで電子バージョンがくるんだろうと思い込んでいましたので、「あれれ?これだけ?てことは、これを落っことしたり誰かに回収されたあとでまたあれ見せてくれ、と言われたりしたら手元に控えがないってこと?」(回収されることはなかったのでこれは杞憂に終わりました。)
というわけで、携帯でスキャンしておきました。
スキャンしたら手書きだけになおさら怪しげに見えるんですけれど。
手書きってカジュアルな印象がありますよね。
ハンコがあるから正式書類だとはいえ、こんなもの誰でもつくれちゃうじゃないですか、偽札作るより簡単そうです。
こういうものって要するに、信用ベースですよね。
疑い始めたらすべてが疑わしい。
ちょっと前にはモントリオールの空港で偽造書類で入国しようとした人が見つかって、かなりな罰金を課されたという報道をみました。
あれはPCR陰性証明書だったかと思います。
そういうのを作る闇業者が存在するとか。
でもこれを偽造だと見つけることができたのは何がポイントだったのだか興味があります。
カナダ入国の際には、二度のワクチン接種済みの証明書を見せれば、入国後の自主隔離義務から免除されますので、州政府の社会保健省からメールで受け取っていたワクチン済みの証明書を印刷して持ってきていました。
証明書にはQRコードと接種した人のフルネーム、生年月日、ワクチンを接種した日付と接種した機関名、ワクチンの種類やロット番号、その他が記載されています。
あとケベック州の社会保健省のロゴが小さく載っています。
わりとそっけない書類なので、これでよいのかしら、という気もしていましたが、これも一切問題なしでした。
カナダの入国の際にはArriveCanというアプリもしくはサイトで個人情報や体調、入国前の14日間に訪問した国、などの質問に答え、ワクチン証明もアップロードします。
これをフライトの前に行ってレシートをもらっておく必要があります。
空港ではレシート画面を見せただけで「はい結構」という感じで通れました。
日本の入国の際に比べると、コロナ対策による関所通過にかかる時間はものすごく短くて、普通の入国の時にかかる時間プラス10分くらいだったと思います。
飛行機を降りてからコロナ関門を通過するときに気が付いたのですが、到着した乗客が「アジア方面からのフライトで到着」した人たちであるという表示がありました。
ということは、ヨーロッパからの到着便、アメリカからの到着便、アフリカから、、、、などと区別しているということだと思われます。
感染危険地域からの入国だと、この関所ももうちょっと時間がかかるということなのでしょうか。
それにしても疲れました。