食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

ヴィーガン・チリと、報道とMr. Jones

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ブラックビーン・レンティル・スプリットピー混合チリ

 

ブラックビーン+レンティル+スプリットピー・チリ

休みの日は普段より時間をかけて食べたいものを仕込んで、、と思いますが、休みの日はご飯の支度以外にもやりたいことが沢山あって、どうしようかねえ〜なんて言ってるうちに夕食時になってしまいます。

 

この日もそんな感じで、「おおっと、もうこんな時間、どうしましょう」

で、簡単にパッパッパっと作る、いかにも平日の時短メニューに落ち着きました。

 

 

普段はゴミもコストも塩分も減らしたいので基本は乾燥豆を水につけておいて茹でてから使いますが、この日は急に思い立ったので缶詰を利用しました。

大急ぎの時はやはり缶詰もありがたいですので否定はしません。

 

この日はキドニービーンはなくて、ブラックビーンの缶詰のみでした。

あとは乾物のレンティルとスプリットピーも残っていたのでついでに残ってる分を入れてみました。

 

メモ書きレシピ

  • 玉ねぎ中くらい二個 粗みじん切り
  • にんじん細めの一本、サイコロ
  • レッドベルペッパー拳二つ分くらいの大きなの、サイコロ
  • ニンニク 半玉 微塵ぎり
  • 乾燥レンティルとスプリットピーの残りを合わせて1カップくらい
  • 水2カップ半ほど(トマトの缶詰の中を濯いでから入れますよ)
  • ダイスト・トマトの缶詰 (28オンス)
  • 18オンス入りのブラックビーンの缶詰 2つ
  • クラッシュト・トマト(ピュレ状のもの)24オンスの瓶半分ちょっと
  • 塩、クミンパウダー、コリアンダーパウダー、スモークト・パプリカ、カイエンペッパーなど好みの量

 

玉ねぎ、ペッパー、にんじん、ニンニクを順番にインスタントポットの炒めモードで炒め、スパイス類を入れたら缶入りのトマトを入れて炒め、残りの材料を入れて蓋をしてチリのモードで調理する。

 

注)

以前、炊飯器がわりにどうかと購入してしまったインスタントポット、これで炊き上がるご飯のモチモチ具合がどうも好みではないので炊飯に使わなくなってしまったインスタントポット、これを宝の持ち腐れ家電にしてしまうのは罪悪感がたまらないので、煮込み系の調理の時はすかさずインスタントポットを使っていますが、別にこれじゃなくて厚手の普通のお鍋でコトコトと小一時間煮込んだのだって美味しく作れます。

消費活動促進ブログではないので、いらぬ世話と知りつつ書いてみました。

 

 

報道とプロパガンダ

ロシアのウクライナ攻撃に関する報道、重苦しい気持ちで連日目が離せません。

我が家はテレビがない生活をずっと20年以上しているので、テレビでの報道は何か問題があってみんなが話題にするのを聞いてからyoutubeで探してみたりする程度で、テレビ局のどこの誰がどういう話し方をするのか、などほとんど知りません。

報道はオンラインで新聞読んだり、ジャーナリストのツイッターを見たり。

ツイッターはどこの誰だかわからない人も専門知識のある人たちも混ぜこぜに発言できる場所だけに、テレビ以上に衝撃的な映像や写真などをガンガン見せられることもありますし、作り話がまことしやかに流れてくることもあります。

一方では大手の新聞社だって問題がないとは限らない。

 

なので、受け取る方も慎重にならなきゃ、と思っています。

 

何しろプーティンによる西欧諸国の選挙への介入作戦の大きな柱はSNSなどネットにフェイクニュースを流したりマヤカシのアカウントを作ったりしてプロパガンダを広めたりすることだといいますから。

冷戦時代のソヴィエト連邦が国家権力による暴力が75%、プロパガンダ25%だったとすると、現在のロシア政府は暴力25%プロパガンダ75%なのだという指摘もあるそうです。

 

Mr. Jones

ウクライナ情勢が盛んに報道されるようになった今年の初め頃にオンラインでみた映画です。

恥ずかしながら、こんな歴史があったことは知りませんでした。

ソ連の穀物庫とか、映画の中ではスターリンのゴールド、とか言われていたウクライナは、大恐慌で世界中が財政難で緊縮財政を強いられていたのと対照的に”発展”を遂げていたソヴィエト連邦の輝ける栄光の影で、酷い飢餓状態に置かれていました。

 

Holodomorと呼ばれる1932〜1933年の飢餓は、クレムリンによる意図的な政策で、ホロコーストと同様に、特定の人種に対する殺戮行為だったという主張があるそうです。

ウィキペディアによると、この飢餓でおよそ3.5~5ミリオンもの人々が亡くなったそうです。

Holodomor - Wikipedia

 

クレムリンが隠し通そうとしていたこの飢餓の現状を初めて記事に書いたウェールズ出身のジャーナリストGareth Jonesが当時のソヴィエトに赴いて現状をその目で目撃し、記事にする過程を描いた映画です。

 

映画の中では主人公Gareth Jonesとジョージ・オーウェルが出会って交流があるのですが、実際にこの二人が出会ったという記録はなく、制作チームが「オーウェルと出会っていたら意味深いだろう」と想像して組み込んだエピソードだそうです。

Gareth Jonesの詳細はこちらなど↓

www.garethjones.org

 

今回のロシアによる攻撃と当時のソヴィエト連邦の政情とは別の話ですが、共産主義とか冷戦とか、そういうこととは関係なく、為政者や政府上層部の権力争いや国家間の紛争の犠牲になるのはいつでも人民だというのは変わりません。

 

プーティンの政策とロシアに住む人々の考えが同一なものではなく、たとえロシア国民であっても反戦の意思を表明すると逮捕勾留されてしまうということを考えると、国籍がウクライナでもロシアでも、一般市民は誰も安全ではありません。

戦争は国家によるテロリズムでしかありません。

反戦の意思を表明する人々を嘲笑する政治家はリーダーではなく、危険な権力者でしかないとつくづく思います。

 

主人公が雪深い森の中を走り続けるシーン、足が濡れて凍傷になっちゃうよ、ちゃんとしたブーツ履いてるのかな、とそれが気になって仕方ありませんでした。


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