暖かいスープの季節
風邪気味であんまり台所に立って作業したくなかったこの日。
連日暖かくてサワドースターターが使わないのは申し訳ないほど元気はつらつで、そろそろ生地を仕込もうかな、と冷凍庫を見るもパンパン(偶然です、ダジャレじゃありません、決して)で焼いたパンを入れる隙間はなし。(何日も置いとくとカビるので焼いたパンは冷凍庫で保存しております。)
冷凍庫の中にはまだ前に焼いた時の端っこたちが鎮座しているわけで、これはもうスープ作って添えてくれって端っ切たちが願っているに違いないと。
冷凍庫の在庫一掃にはスープが一番ですが、連日の猛暑の頃はやはりそんなもの作りたくもなければ食べたくもありませんでしたので、涼しくなったこの頃がチャンス。
凍って寂しく忘られていたものは、
- ほうれん草
- リークの根っこや緑色の濃い部分(いつも捨てずに出汁用に冷凍してます)
- 鍋用にとぶつ切りにしてあったリークの白い部分(以前鍋の時に探したけど見つからなかったんですが、隠れてたわけですね)
- コーンブロス(とうもろこしの季節に12本とか大量に買うので出汁をたっぷりとってあった)
- 玉ねぎ半分(夫が冷蔵庫に入れたつもりで冷凍庫に入れたと思われる)
- 薄切りにしたマッシュルーム(多分旅行前に慌てて冷凍庫に入れたと思われる)
冷蔵庫にしばらくあったにんじんも使い切ろうと二本(こちらのにんじんは日本のほど太くありません)とセロリ、スプリットピーとバーリーをそれぞれ1カップずつ、小さめのじゃがいも三つ、玉ねぎみじん切り一個分も入れました。
リーク出汁(冷凍玉ねぎもそのまま入れ)をとったら、その熱々の出汁を凍ったコーンブロスを入れたボウルに注いで解凍しつつ混ぜて今日の出汁完成。
みじん切りした玉ねぎをインスタントポットの炒め機能で炒め、にんじんを入れ、炒め機能を一旦キャンセル(ここ重要)してからすすいだスプリットピーとバーリーを入れ、出汁の半分ほどを注いでインスタントポットは一旦休憩。
ジャガイモの皮を剥いたり半分解凍しかけたほうれん草を一口大に切り分けたり冷凍に使ってあったジップロックバッグを洗ったり(プラごみを出したくないから再利用しますよ)しながらインスタントポットの底の面の熱が引くのを待つ(そうしないと焦げる場合や焦げる警告が出て調理が続けられなくなることがあるのです。)
しばらく待った後でほうれん草以外の材料をインスタントポットに全て入れ、塩胡椒スパイスハーブ類を好みで入れて蓋をしてプレッシャークックで5分くらい加熱し、加熱が終わったらキャンセルボタンを押してやる(そうしないと保温状態に入るのか、自然に圧力が落ちるのに時間がかかるので)
圧力のピンが落ちた頃合いに蓋を開けてほうれん草を入れてから蓋をして食べる時まで待つ。(ほうれん草は加熱に時間がかからないので)
食べる前にちょっと味を整えて出来上がり。
インスタントポットのこと
インスタントポットは何年か前にご飯を炊く目的で購入したものですが、結局炊飯にはほぼ一切利用しておらず、でもせっかくだから結構しょっちゅう使っております。
説明書を読むのがどうにもこうにも集中力が続かない(目次すら読み切らずに放り出してしまいます)ので、毎回スープだからスープのボタン、豆料理だから豆ボタン、という感じに使っておりましたが、最近どなたかのレシピでチックピーを柔らかく煮るコツと称して圧力で17分、とあったのに従ったら自分には柔らか過ぎたので10分に短縮(それでも柔らか過ぎ)5分に短縮してみて、5分で良いことを発見したのです。
5分で良いのに17分も加熱し続けるなんて時間と電気の無駄。
てことはスープの設定(大概14分とか)なんかも時間の無駄かと気がついて、それ以降はなんとなく5分とか7分とかでやってます。
豆とかスープの設定だと大概15分前後なので、かなり時短です。
日本の母の家にもインスタントポット紛いのというか、ほぼ同じ機能の日本のメーカーの鍋がありまして、ほぼ同じものだからと同じように使おうとすると、説明書をしっかり読む母に「それは違う、こうやるべし」とダメ出しを喰らいます。
母の場合はほぼ炊飯専門にしか使ってないようで、豆を煮たりしすぎるとご飯が豆臭くなると嫌かなと思って帰省時に豆の調理はあまりしないでいますけど。
日本のメーカーのは炊飯器と同様に蓋の内側に内蓋というか、内釜の上にフィットするけど蓋から取り外しが可能なふたがついていて、炊飯器を作ったメーカーならではな発想だと感心しました。
それにしてもインスタントポット、普通の圧力鍋と基本は同じで、圧力調理は短時間なんだけど、圧がかかるまでの時間と、調理後に圧が抜けるまでの時間も入れると、そんなにすぐに調理が終わるとは言い切れないんですよね。
だからインスタントっていう名称はちょっと言い過ぎ。
この会社、カナダのオタワのスタートアップだったんですけど、インスタントポットの成功の後に開発販売した調理器具たちはパッとせず、その後倒産したみたいです。
インスタントポットだけ作って売り続けてても良かったんでしょうけど、やっぱり一つだけだったらその商品の売れ行きが落ち着いたら商売上がったりだから、あれこれ手を広げてしまったんでしょうね。
ちなみにインスタントポットは圧力鍋のみならず、スロークッカーの役割も果たすというのが確か売り文句だったと思うんですが、スロークッカーとして使ったことはありません。
冷凍庫のスペース
これで冷蔵庫も冷凍庫もスッキリ。
冷凍庫には、白ワインのボトルをそのまま入れても余裕なくらいな隙間ができました。
ほんの少し残っているジンのボトルも入っていて、これどうにかならないのかと思うんですが、ジンはジン&トニックにしか使わないのですが、これを飲むためにトニックウォーターを買ってきたらトニックウォーターが残ってしまう。
そうするとまたジンを買ってこなきゃいけなくなるからまた冷凍庫にボトルが鎮座することになります。
ジンを料理に使っちゃったらバチが当たるでしょうか