収穫第二弾
先日まだ青々した時期にカゴ一つ分収穫したのが7キロちょっとありましたが、あの後もっと赤く熟したりんご、リスに持ってかれるかと思ったら、今年はリスたちはなんとなく遠慮がちで、赤くなったりんごがまだまだ木に残ったまましばらく経ちました。
そして最近は庭にくる鳥たちがりんごの木に止まっているのをよく見かけるようになり、上の方の立派に大きく赤くなっているのをもいでみると既に先客が味見済み。
これは私たちの取り分も収穫せねば、と昨日雨の合間にカゴ二つ分収穫しました。
まだ採り切れてなかった分は今朝方収穫し、カゴもう二つ分。
今年は合計でカゴ5つ分採れたことになります。
熟して枝からポトリと落ちたりんごたちも結構あるので、これを入れるとカゴ6つ分、まだまだ若いりんごの木ですが今年は豊作でしたね。
鳥が味見したりんごは枝に残したままにしましたので、遠目に見ると「まだ立派なのが結構ついてるじゃん」という印象。
本当に立派なのを選んで味見してくれました。
収穫していて気がついたのは、さくらんぼみたいに二つの実がペアでくっついて生っているものは、二つの実の接点の部分に虫が食うのかなんなのか、黒っぽく煤っぽく変な感じになっているので、食べる時にナイフで削り取る必要があります。
日本のりんごみたいに大きく育てたいというわけではありませんが、小さいのがあんまりあっても仕方ないし、虫がつきやすい状態も良くないので、来年はくっついてるのは若いうちに間引きしましょう。
あ、間引きじゃなくてちゃんとした用語がありましたね。
忘れてしまいました。
人間の間で山分け
前回収穫したのをお裾分けしたお隣さん、かなり気に入ったようで、顔を見るたびに「毎日ひとつづつ食べてるのよ」「とってもフレッシュで美味しいわ〜」「もう食べ終わっちゃったのよ」と。
これはなんですかね、さりげなくもっと欲しいって言われてるんでしょうかね。
鈍感な私でも気がつくんだからあんまりさりげなくもないかな。
そこまで気に入ってくれてるならまたお裾分けしましょう、、、ていうか、お隣さんにも食べてもらわないと食べ切れません。
去年は一つも採れなかったし、それまでも困るほどの豊作なんて経験がありませんでした。
だからお裾分けできたのは今年が初めて。
この木はこの家に引っ越してきて2年目だか3年目だかに植えたので、13〜14年目の割と若い木ですが、たくさん実をつけるお年頃になったと言うことでしょうか。
こんなに沢山なってくれると、ちょっとくらい鳥やリスが味見してもそんなに腹は立たない(でもできれば味見、同じのを食べ切ってから次に行ってくれと思いますが)のと、収穫する時になんとなく、自然界にあるものを私だけのリンゴよ、と独り占めする人間って欲張りか?なんて罪悪感を感じたり。(とはいえ全部収穫しましたが。)
今年は林檎農家にリンゴ狩りに行けないなあ(家のを食べ切ってからでないと次を持ち込めません。食べ切る頃にはリンゴ狩りの時期は終わってしまいます。)
まあ贅沢な話ですよね。
来年も豊作でしょうかそれとも休息の年になるのでしょうか。
リンゴ仕事も
大きめなのは皮を剥いてタルトタタンか何かにしようかな、小さめなのは齧るだけ(皮剥きやタネを取るのが面倒臭すぎる)変な形のや虫がついてそうなのは部分的にナイフで取ってからジュースにでもしようかな。
お菓子を作ろう!とも思いますが、新鮮なリンゴはそのまま齧るのが一番美味しいです。
でも食べ切れないので、とりあえずアップルソースをば。
アップルソースはりんご、水少々、塩ちょっぴりとレモン汁、シナモン、と簡単ですが、毎年ネットで材料の配合を確認します(毎年忘れてるので。)
どのサイトでも基本的な材料や手順は同じですが、アップルジュースを入れる人あり、ナツメグを入れる人あり、要するに自分好みに好きにすれば良いのです。
今年確認したサイトはこちら
アップルソースの作り方
- リンゴ4リットルの鍋に一杯になるくらい
- レモン汁大さじ1ほど
- シナモン少々
- 塩小さじ半分くらい
- 水1カップ(250mlほど)
サイトのレシピでは砂糖を入れてますが、私はとりあえず砂糖は抜きで作ります。
リンゴは皮を剥いて芯を切り取ってスライスし、レモン汁とシナモン以外の全ての材料を鍋に入れて中火の弱めで調理開始。
沸々してきたら火を弱めて10〜20分、柔らかくなるまで、途中で焦げないように混ぜつつ。
アップルソースは豚肉の料理やソーセージなどに添える人が多いです。
おやつに食べる人もいるし。
我が家のリンゴは小さかったり変な形(球と言うよりそら豆みたいな形状のものもあり)だったり虫食いらしき部分があるものがあったりするので、四分割して芯を取ったら虫食い部分だけよけて、あとは皮のまま調理。
だってね、こんな小さなりんごの皮を剥き続ける根気はありません。
皮は舌に触るとちょっと嫌ですからフープロで細かくしました。
りんごのお菓子なども、だいたいのレシピでは皮を剥くことになってますが、小さなりんごだと結構これだけで疲れてしまいます。
それで皮のまんまでタルト・タタンを作ったら、やっぱり舌に残る皮が邪魔っけで、味そのものは美味しいですけれど、次回はやはり皮を剥こうと思いました。
で、小さなリンゴを目の前に「タルトタタンはやめとこう」と逃げてしまうわけです。
それにしてもお店に出回ってるりんごはどれも完璧な形をしています。
形が悪いものはジュースなどに加工されるってことでしょうけれども、それでも一本の木から美しく球状に近いリンゴがどれだけ採れるのか、プロは何か工夫をしているのでしょうか。
モントリオールからちょっと田舎へ行くと林檎農家がたくさんありますが、田舎にもリスはいるし鳥も飛んでます。
彼らはどうやってリスや鳥にリンゴを味見されるのを予防しているんでしょう。
もう秋ですね〜