食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

あんこを炊きました

 

炊き上がったのをバットに広げて冷ましている図。美しく無いですけど美味しいんです。
粒あんが好き

最近しばらくあんこ食べてないな、とちょっと食べたくなったので作ってみました。

 

あずきは日本だけでなく、東アジアの近隣諸国で食べられているようなので、日本産とか北海道産にこだわらなければモントリオールでもすぐに手に入ります。

 

あんこは日本に住んだことのある西欧人の間というか、私の知り合いに限っては、あんまり好かれていない食品の一つです。

 

なぜなら、豆が甘く煮てあるから。

アンパンみたいに外からは普通の丸いパン(ディナーロールとか)に見えるため、ふいをつかれて黒いものが中から出てきて「何これ?チョコレート?」と思って口に入れたら全然違う味と食感のものだから。

 

まずいものじゃ無いんだから、好きになってくれても良さそうなものですが。

 

 

アジア近隣諸国のあんこに似た食べ物

随分昔、インドネシアでバリ島からジャワ島へ深夜バスとフェリーで移動していた時に、真夜中なのにバスが高速のサービスエリアみたいなところに泊まり、乗客みんな下ろされて「ランチだ」と言われて食事をサービスされたことがあります。(食事はビュッフェ形式で、料金はバス料金に含まれていたのか、お金は払わないまま。)

 

食いしん坊なので夜中で眠かったのにちょっとずつおかずを取って食べたんですけどね。

 

で、そこで食後のデザートに有無を言わさずみんなの前にボウルに入ったぜんざいみたいなものが配られまして。

 

お店の人たちは英語を話さないようだったし、私もインドネシア語はありがとうとか基本的な挨拶しか知らなかったし、そのぜんざいがなんだったのかはいまだに謎です。

 

お餅は入ってなかったんですが、味はぜんざいっぽい。

夜中に食べて良いものか迷いましたが全部食べてしまいました。

 

 

フランスから来た家族連れとテーブルを相席していましたが、その一家は誰一人としてそのぜんざいに手をつけず、怪訝そうな感じだったので「日本にはこれに似たものがあるので私は慣れている。美味しいですよ。」と言ったらば、その家族のお父さん、

 

「フランスにはこれに似たものがなくて何よりです。」と。

 

そのお父さんはその後、食後のコーヒーを口にして「これはカフェじゃない」とも。

 

そんな高慢ちきな態度するならなんでこんな遠くまでバカンスに来たのだ、と思いましたが、ここんちの子供じゃなくって良かったと思うことにしたのでした。

 

 

まあそんなわけで、インドネシアにもぜんざいっぽいものがありましたし、中国のお粥にもあずきやその他数種類の豆を甘く炊き合わせたもの(八宝粥)がありますね。

www.chinasichuanfood.com

 

ということで、餡子は西欧人ウケは悪いけれど、案外普遍的な食べ物なのです。

 

mi-journey.jp

作業の手順とレシピは上のリンクを参考にしましたが、300グラムの大豆に対し、200グラムの砂糖で私は十分甘いというか、もっと甘くなくっても大丈夫かも。

 

レシピでは砂糖は乾燥大豆の100%から90%くらいを推薦しているようなんですが、梅干しじゃあるまいし、砂糖が少なすぎて保存が効かない、とかそういう意味もないでしょうから好きな量で。

 

半分は冷凍し、半分は餡子トーストなどにして楽しみます。


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