食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

小豆を買いに行って思うこと、超加工品を知る

久しぶりに食べました、ぜんざい
小豆、ぜんざい、店に置いてある食材

久々に母手作りのぜんざいを食べました。

いやあ、懐かしい。

あまり甘くせずに豆の味わいも楽しめるように作ってくれる母のぜんざいですが、餅と小豆と砂糖と塩ですから、やはり運動して消化する予定がないと、ちょっと中高年には危険な食品な気がします。

久々に食べました。

最後に食べたのは下手すると二十五年か三十年前くらいかも。

雑煮は正月に帰省すれば必ずいただきますけどね。

 

小豆はぜんざい、餡子、赤飯くらいしか使わない我が母ですが、ぜんざいに使い終わったので、スーパーに行ったらまた買っておいてと言われ、先日買い出しに赴いた折に探しました。

 

なかなか見つけられなくて、店員さんに聞こうかなと思った矢先、見つけましたよ。

乾物の豆コーナーを想像していたのに、そこには餡子コーナーが。

そして、缶詰や袋詰めの餡子がどどーんと陳列されてる脇に、冗談かと思うような小さな小袋入りのササゲのパッケージが二種類と、これまたふざけてるのかと思うような小さなパッケージの小豆の袋。

母には500グラムほど、と聞いていたのですが、こんなちっこい袋だったら五袋くらいかき集めなきゃいけません。

こんなチョッピリな豆、コビト用ですか?

プラ袋のゴミが気になるし、、、と途方に暮れつつ棚を隅々まで見ていたら、別の商品の袋を誰かが置いていったのか、それを退けたら250グラム入りの小豆が二袋隠れていました。

二つとも買いましたけど、なんだかシュリンケーションが激しくありませんか?

それとも世の人々は赤飯も餡子もぜんざいも小人サイズで足りてしまう?

いやいや、缶詰や袋入りの餡子は割とたっぷりだから、小豆のパッケージが異様なんでしょうやはり。

それにしてもこの店だけなのか、小豆以外にも乾物の大豆、黒豆、金時豆など、豆類をバーンと並べてないんですねえ。

 

乾物の豆は常温で長期保存が効くし、調理済みの餡子などで買うより安価だし、栄養もたっぷりだし、もっと大々的に売ってくれてもよいのに。

 

加工品は便利で助かりますけど、甘さの加減など、自分の好きな様にこしらえる自由度が高い「原材料」の食品も選択肢にしれておいてくれなきゃ。

 

加工食品、超加工食品

食の安全や食費に回せる予算という面でも、プラゴミの出方や栄養という面でも、加工されて店に並んでる食品は不透明で不経済で、全て避けなきゃいけないわけではなくとも、それしか選べないというのはやはり異常だと思います。

 

加工品には保存料、香料、着色料、安定剤、防カビ剤、乳化剤、増粘剤、、などなど色々なものが使われていますが、日本の食品の原材料表の表示にかんする法はどういうものなのか詳しくしりませんが、かなり大まかな表示だけで済んでいる様に感じます。

欧米の食品の表示では薬品名や甘味料ならそれぞれの名称を表示しなければいけないので、砂糖不使用とあっても、砂糖の代わりに使用されている五十種類くらいあると言われている甘味料の個別の名称が列記されるので、そこをきちんと見れば、砂糖が入っていないからヘルシー、というわけじゃないことは容易に想像がつきます。

また、添加物の中の*#@$という薬品に発がん性が認められてEUでは使用禁止になったらしいよ、なんて報道を耳にしたら、自分の国では禁じられていなくても、原料の添加物リストを見て、この製品には入っている、これには入っていないなどと個別に確認することも可能です。

日本の製品の場合は「増粘剤」「安定剤」などと一括りでおしまいなので、消費者にも情報を開示して透明度を上げたら良いのにと思います。

 

日本の食品添加物についてチラッと買いてあるサイトを見つけました。

なぜか子供向け?な文面で、ちゃんと調べてやってるので安心してね、という様な、消費者を心配させないようにという意図を強く感じる、やはり若干不透明な感じのサイトですけれど。

www.jafaa.or.jp

 

加工品や超加工品は避けられないけど

全てを1から手作りするのは現代人には無理ですけれど、自分の選ぶ食品に何が入っているのか、どう作られるのか、それを知った上で選ぶ、もしくは避けることを可能でなければ、やはりその国の食品安全基準とか信頼性とかに関わる気がします。

 

食品会社が膨大な政治的影響力を持つアメリカでも、食品原材料表は日本のものより細かく表示されています。

日本の加工品がアメリカやカナダに輸出されて販売される際には、日本語の原材料表示の上にベターっとアメリカやカナダの法で規制された通りの詳細な原材料リストや栄養価の内訳が記載された紙が貼り付けられますが、そこで中身の現実を知って食べるのをやめた食品がいくつかあります。

国内のスーパーでは今でも相変わらず普通に陳列されてるし、知ったからと言って全ての人が買うのをやめるわけではありませんけれど、なんだかこのメーカー、消費者を騙してる?という気がしないと言ったら嘘になります。

 

加工食品、超加工食品、自分は見分けられるのか

原材料表を見たからって、自分にはよくわからないかもしれない、という可能性もあります。

わからないなら学べば良い、というわけで、NYTの健康欄?で超加工品などについての五日間のシリーズ、The Healthier Eating Challengeが始まりました。

初日は、自分がどれくらい加工品を日常的に買っているのか、そして同じ加工品、たとえばアイスクリームや冷凍ピザなどの複数の商品の中でも超加工品とそうではないものとを識別できるのかどうかのクイズもあります。

www.nytimes.com

 

欧米に比べると食いしん坊のアンテナが鋭くて旨いものが一杯ある日本ですから、もっと食に関しての情報が透明度を増して広く普及すれば良いと思います。


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