日食鑑賞の集い
十月十四日の土曜日、夫の職場でパワフルな望遠鏡を持った有志が集まって日食を見る集まりを開催してくれました。
真っ黒な専用のサングラスみたいなのをもらって直接太陽を見ますが、やはり望遠鏡はすごいですね、太陽の黒点とかフレアもちゃんと見えるのでワクワクしました。
日食が始まるのが十二時くらい、一時十五分くらいにピークになるということで、十二時過ぎに到着したのですが、三〜四十分くらいは太陽が雲のかげにいて、たまに出てきて「太陽だ!」とみんなでメガネをかざして「見える見える」と言ってるうちにすぐにまた雲に隠れて、というのを繰り返し、雲はどっちの方向へ流れているんだろう、なんて言いながら世間話をしながら待っていましたら、ちょうど一時くらいから太陽の周囲の雲がなくなり、設置してある望遠鏡に並んでのぞいてみたりして楽しみました。
パックマンみたいです。
望遠鏡はのぞいてる人1人しか楽しめないから、大勢集まるとみんなで並んで自分の番を待ちますが、そうこうしているうちに雲に隠れちゃったり、前の人がちょっと動かしちゃってピントがずれたり真ん中に見えていたはずのものがずれてしまったり、残念なこともありがちですが、この↑望遠鏡の持ち主は、ビューファインダー(っていうのかな)に筒を当ててシャワーカーテンをあてがって、複数の人たちが同時に同じ様子を鑑賞できるようにしてありました。
写真では分かりませんが、黒点も二つほど見えてました。
もっとパワフルな望遠鏡では太陽のフレアの様子が見えて、かなり楽しめましたよ。
日食自体はモントリオール界隈で見られるのは、太陽の半分までもいかないくらいの部分日食ですけれど、来年の4月にはうちのあたりからも皆既日食が見られるようです。
フリーランチ
フリーランチというものはない、と言いますが(日本だと、無料ほど高いものはない、って言いますね)金曜日には職場で新しく雇った方2名と古参のスタッフとで親睦と役割分担の確認やスケジュールの打ち合わせで午前中特別会議がありまして、職場持ちでランチをいただきました。
私は普段は出前とかでウーバーイーツを使ったことはないのですが、ヴィーガンの私とナッツアレルギー持ちの同僚と卵がダメな人と、と色々なニーズがあるため、ウーバーイーツのアプリで何箇所かから出前をとりました。
ということで私が注文したのはレバニーズのチェーン店のヴィーガン・ボウル。
本当はファラフェルとかで良かったんですが、ファラフェルだと付け合わせがしょぼい店が多いからなあ、と思ってたら誰かが「このヴィーガンボウル前に食べたけど美味しいですよ〜」と教えてくれたので。
偽肉だなあ、なんだろう、どうしようかなあ、と一瞬思いましたが、たまには試してみようと。
偽肉はなんだか食感がふわふわでなんだか不思議なものを食べている気持ちになりましたが、付け合わせのじゃが芋の代わりにブルグルを選んだら、これが美味しく炊けててとってもおいしかった。
でもね、追加トッピングとか何もつけないのにこれ、$17なんですよ。
えええ〜、フリーランチだから頼むけど、自分では絶対こんなのに17ドルなんて、、とケチな自分は思いましたけど、最近は本当になんでも値段が上がってますからね、材料費、光熱費、家賃、何もかも上がればこういうものも値上がりしないわけにはいくまい。
チップはいくら払うか、という話になった時に、みんなそれぞれに「15%?」「私なら18%は出しますよ」なんていう会話になったんですが、新しく入ったスタッフでレストランを経営しているという方がいて、なんと彼女が「デリバリーでしょ、10%でいいですよ」と。
ええ?レストラン経営者がそんなこと言う?と笑ったら、いやこれはレストランじゃなくてウーバーのドライバーに払われるんだし、ドライバーはちゃんとペイをもらってるんだからチップだけじゃないんだからいいんだ、とか色々な意見が飛び交ってて面白かったです。
でもね、何年住んでてもこのチップというのが毎回面倒臭いな〜という気持ちがあって、だから外食も面倒くさいと感じます。
それでもね、理由もなく10%なんて額にしてしまうと後味が悪いし、最近は相場が上がってて20%くらい出すのが普通だとか言います。
ね、面倒臭いでしょ。
デビットカードやクレジットカードで支払うとき、端末で支払いする過程でチップをいくらにするのか選択する画面になるんですけど、今までチップなんか発生しなかったような商売でも最近はチップの画面を設定してあって「え?こんなのにチップ?」と戸惑うことも増えました。
そう思うのは私だけではなくて、便乗チップ画面が問題になっているというか、こんなものは無視すれば良いのだ、なんていう記事をネットで書いてる方もいらっしゃいました。
支払いはさておき、このヴィーガン・ボウルですが、好奇心のある方は試してみると良いかと思いますが、私はこの偽肉の不思議な食感、これは正直なところ、次はいらないなあと思いました。
他のものは全部普通に美味しかったですけどね。
ヴィーガンになったテキサスの牧畜業カップル
テキサスといえば畜産ですが、畜産牧場を経営していたカップルがヴィーガンになり、牧場をアニマル・サンクチュアリに変えたというお話です。
牧場経営者の間ではヴィーガンは「裏切り者」みたいな感覚で受け止められるので、アニマル・サンクチュアリに切り替え、屠殺するはずだった牛たちを寿命がくるまで飼うことにしたカップルは、友人を失ったりあれこれ大変なこともあったみたいですが。
興味深い記事です。
グルメ雑誌(ステーキとか肉メニュー万歳な)ボナペティが掲載しているっていうのもなんだか面白いなあと。
牛は20歳くらいまで生きるんだそうです