食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

ネスレ、ピュアライフ事業売却とP'tit Train du Nord(プティ・トラン・デュ・ノー)

ネスレ、カナダでのボトルド・ウォーター事業を売却 

Environmentalistsが喜んでいるニュースと言う触れ込みのこの記事。

日本語に軽く訳してみましょう、と思ったんですが、日本語でこのEnvironmentalistsってなんて言うの?と不思議に思ってググってみたら「環境保護論者」って。

本当にそんな言葉ですか?

環境保護について真面目に受け止めて、社会情勢や経済情勢の動向を眺め、例えば自然破壊してパイプライン建設とか、政府の動きに対して問題意識を持って発言したり運動に参加したり、ただデモに参加するレベルだけだったり、参加の度合いは人それぞれですが、「環境保護論者」って言われるとなんかニュアンスが違うような気がします。

www.thestar.com

いずれにしてもこのニュースは、ネスレがオンタリオに構えていた水のボトリング事業を地元の企業に売却してカナダでの事業から手を引きました、と言うお話。

ネスレはスイスを本拠地とする世界的な大企業で、日本でもネスレの製品はお馴染みですが、この会社のやり方はかなりアコギと言うかえげつないものがあります。

 

地元の企業が買い取ったからと言ったって、その地元企業だって大企業で、自然界に存在する湧き水をただ同然で汲み上げて、飲み終わった後はただのゴミとなるプラスティックボトルに入れて販売するわけですから、やっぱり環境保護論者(笑)としては単純に喜ぶ話じゃありませんけれども。

 

自然界に存在する水を彼らがボトリングするために汲み上げる際にオンタリオ州に支払う金額がこの記事の終わりに書いてありまして、1000,000リットルあたり$503.71だそうですよ。

 

え?いくら?と思いますよね。

 

100リットルあたり5セント(日本円に換算すると三円くらいでしょうか?四円くらい?)

 

これが小売店で2ダースパックなどになって四ドルとか、安売りの時は多分もっと安い値段で売られるのですが、元々100リットル5セントですからね。

こう言うのをHighway robberyと言わずしてなんと言う。

 

人類みんなの資源である水を地球に迷惑なゴミになるプラスティックボトルに詰め込んで販売して利益を得る会社は、ゴミとなったプラスティックの処理代金や海洋汚染処理の資金の足しになるような料金を支払うべきです。

それを値段に反映させるのではなくて、一般社員の何十倍(何百倍?)もの収入を受け取っている上層部の給料から支払うべきですね。 

 

 

 

週末のお出かけでLe P'tit Train du Nord

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Ste-Agathe駅舎
 

週末はお休みなので人出が増えますが、自分のお休みでもあるので、この時間を使って何処かへ行きたい!でも人混みは避けたい!

 

と言うのはパンデミックが始まる前からの私のテーマ。

 

何しろ人混みが苦手で。

 

若い頃は東京ロンドンNY、大都会大好きでしたけども、年々都会の喧騒が疲れるようになり、今は日本に帰ってもなるべく東京や大阪を避け、英国もロンドンじゃなくてマンチェスターの空港を選んでみたり、NYもなるべくマンハッタンを避けたり。

老後は森の中に篭るか。

 

この週末は、市内はグッと混雑しがちな公園や水辺のバイクパスを避けて、車に自転車を積んで島を出て北上してきました。

 

昔は鉄道がもっと盛んで、毛皮の交易も伐採した木材も鉄道で運搬していましたが、鉄道の時代が去ったあと、使われなくなった線路を外し、その平で延々と続く土地を利用してバイクパスのネットワークにしたのがケベック州の自転車道ネットワークであるLa Route Verte #2, その名もLe P'tit Train du Nord、北の小さな鉄道、、、とでも訳せましょうか。(もっといい命名がありそうですが。)

 

バイクパスの幅は決して広々と言うほどでもなく、路面は砂利道がほとんど(舗装してある区間もありますが)と、ツールドフランス的なスパンデクスのバイクギアを着用したチームがシャッシャッシャッと通っていくにはちょっと不足な道。

 

だからこそそうじゃないバイシクリスツが楽しんで各々のスピードで進めます。

横に広がってのんびりいく人たちはやっぱり迷惑ですけれど。

混雑というほどの人出もなく(日曜の午前中)のんびり楽しめました。

 

基本的に街並みからは離れているので途中でパンクしたら自分で直さなきゃ行けませんし、お腹が減っても食べ物屋などはありませぬ。

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長い長いバイクパスなので区画によってはハイウェイのすぐ脇だったりもっと山道っぽかったり

この日私たちが楽しんだ区間は、三分の一くらいハイウェイのすぐそばで、車が通る騒音が耳に入る分若干落ち着けないのですが、たまには水際もあったり。

区画ごとに雰囲気も若干違います。

南の方はやっぱり街に近い部分が多くて車道を渡る場面も比較的多めです。

 

 

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1キロごとに看板が出ていて「ああもう5キロ進んだんだ」「後ちょっとで10キロだ」

何せ基本的に砂利道ですし、パンクしてしまったりバイクが故障する可能性だってあります。パンク修理くらい誰でもできると思っていたら、できない人もやっぱり存在するようだし、道具を持参していない人もいるみたいです。

そんな人たちが使える修理器具と空気ポンプセットが駅のそばに設置してありました。

親切ですね。

でもこのツールセットにたどり着くまで10キロとか、壊れたバイクを引っ張って歩くのはきつそうですからやっぱり修理キットは自転車に装着しておきましょう。

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修理キットと空気パンプ

 

要所要所には駅舎があって、普段ならその駅舎のなかにトイレやちょっとしたカフェがあったりするのですが、現在はパンデミックのため全て閉鎖中。

 

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パンデミックですので施設全部しまってますの看板の下に誰かが「そしてきっと全てがよくなるよ」と落書きを。

 

 

皆さん安全に夏を楽しみましょう


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