食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

陸路でアメリカに入国するときは

今日の記事は日本にお住まいの方には面白くもないかもしれませんが、以前 期限が切れたI-94Wをパスポートの中に発見して焦ったときに、経験者のブログ記事などが参考になった覚えがあるので、ちょっと長いですが書いておきます。

ただ、アメリカ政府の方針や手続き内容は時とともに変化することもありますので、詳細は必ず政府のサイトなどでご自分で確認なさってください。

 

陸路でカナダからアメリカに入国する

 

 

日本国籍所有者は、国境で一旦車を降りて入国の手続きをしなければいけません。

 

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日本の高速の料金所じゃないですよ。

これはカナダへの入国時の国境写真。

料金所のおじさん入国審査官が待ち受ける小窓の前に車を止めて、パスポートを渡し、質問に答え、パスポートを受け取り、車を発車させて国境通過は終わります。(カナダ市民、アメリカ市民、カナダ永住者の場合。それ以外もカナダ滞在許可がきちんとしていれば多分同じはず。)

 

入国審査の内容は、空港で入国する場合と同じです。

犯罪歴とか入国を拒否された経験があるとか、そういう場合を除けば、基本的には正直に質問に答えていればすぐ済みます。

 

陸路でアメリカに入国する場合は手数料をUS6ドル支払う必要があります。

空の旅では現在は使用されなくなったI-94Wの紙をホッチキスで留めてくれるので、その紙切れ代なのか。

何しろ、6ドル支払い制度が始まって以来25年くらいですけど、ずっと料金は6ドルのまま。

 

I-94Wは、ビザなしで観光目的で90日間入国させていただける許可証です。

I94 - Official Website

日本は観光目的でのアメリカ入国に際してビザを免除される国々のうちの一つです。

これらの国々のパスポートで入国する人々は皆国境で車を降りて手続きに並びますので、連休前日などは混み合うんですよね。

 

数年前からビザ免除プログラム加盟国の国民は、空の便でアメリカに入国する場合はESTA の申請及び許可を取ってからでなければ入国できなくなりました。

 

申請はインターネットで。

https://esta.cbp.dhs.gov/esta/

 

陸路の場合はESTAは不要ですけれど、2年間有効なESTA、実はこの有効期間中に陸路でアメリカ入国を試みた場合は、入国審査の時間も手間もググッと短縮されるんですよ。

 

ESTAが切れちゃってる場合は、自分で緑色のカードに色々書き込んで、お役人がそれをみながら質問するのに答えるわけですが、ESTAがあると、まず自分で書き込む手間はなく、ESTAの情報からI-94W形式に印字したものを使って、質問の数もぐんと減ります。

 

2年間有効のESTAは、申請するときに「訪問の目的と訪問中の連絡先」を記入する必要がありますが、2年間の間にはそれとは関係ない目的で別の訪問先に行くことだってありますが、ESTAの申請ページには、次の入国で別目的で別滞在先なら新たに申請せよ、とあります。

でも陸路での入国にはESTAは不要なわけなので、新たに申請などするはずもなく、そのまんまで楽させてもらっております。

 

また、2年の間には「あれ、前にESTA申請したのって、いつだったっけ」と忘れてしまうこともありますよね。(ESTAが期限切れになる通知メールを受け取ることもできますが、それでも忘れることがあるのは私だけでしょうか。)

 

陸路での入国の際、審査官に「ESTA持ってますか?」と聞かれた場合は、正直に忘れたけどあるかもしれないと言えば、ちゃんとパスポート情報を入力して「**まで有効ですよ」なんて言って処理してくれるので、問題はありません。

 

 

I-94Wを持ったままアメリカを去ってカナダに戻る場合

冒頭の写真のカナダ国境通過の時点で、カナダの入国管理官に「これ返却します?まだ持っておきますか?」と聞かれます。(聞かれないこともあります。

 

90日間はこれを所持していれば国境で車を降りることなく何度でもアメリカに入国できるはずなので、近日中にまたアメリカに来る可能性がある場合はまだ返却しない方が楽です。

 

要らないから返却してくださいと言えば、その場でカナダ側のお役人がアメリカ政府の書類を取り外してくれて、返却してくれます。

聞き忘れてる役人に「それを返却してくれます?」って言ったらやってくれるのか、親切でやってることなので忘れてる人にそれを言ったら「それはカナダ側の義務ではない」とか言われちゃうのか、そこらへんは不明です。私はカナダの入国管理官で嫌な人に当たった経験はないのですが、フランス国籍の友人は、毎回嫌な人に当たると言うので、こういうのは運かもしれません。

 

私はたまに「また訪米するかもしれないから、まだ持っておきます」と答えることがありますが、予想通りに90日間の間にまた訪問することは、あったりなかったり。

 

90日以内に利用しなかった場合は、アメリカのCBPのサイトを見ると、滞在許可期間内にアメリカを出国して別の国にいた証拠とともに返送するように、と書かれています。

 

返送先はアメリカ大使館でも領事館でもありません。

 

返送先のアドレスなどの詳細は下のリンクでどうぞ。

I still have my I-94

 

例えば、カナダに戻っていた場合はカナダでの仕事先の給料の明細とか、カナダで利用したことがはっきりわかるクレジットカードの請求書やカナダに住んでいて利用・支払いをしたとはっきり証明できるような電話やハイドロの請求書など。

バスや電車で出国した場合は、そのときの旅程がわかるチケット(グレイハウンドバスのNY-Montreal間の日付付きのチケットとか)などがあれば簡単です。

 

 

本当にこれにいちいち人間が目を通して処理してるのか、という疑問を毎回感じますが、郵送しろってサイトに書いてありますからね、そうしておけば問題はないはずと。

面倒ですけど、これで問題になったことはありません。

 

 

I-94Wはカナダに戻るときにカナダのお役人に返却してもらうべきかどうか

こう言った面倒を考えると、90日以内にまた遊びに来るかもしれないけど、国境で車から降りて待たされて6ドル払って入国処理する方がまだマシだわ、という気持ちになります。

 

だってね、

I-94Wがまだパスポートにくっついたままだ!

と気がつくのって、目的地がアメリカであれ単なる乗り継ぎであれ、とにかくアメリカの入国審査に再び並ばなきゃいけない予定がたってから、、っていうことが多いのですよ。

 

入国審査で引っかかったり、無駄な時間を取られたりして、乗り継ぎ便に乗り遅れたり、入国拒否されたりしたくないですからね。

 

入国拒否は一回されちゃうと、あとあとずっと面倒臭いみたいですし。(未経験ですが、経験者の話を聞くと、是非とも避けたいと思います。)

 

なので、私は基本的には、I-94Wはカナダに戻るときに返却派です。

 

でもね、私がアメリカに行くのは、3連休など世間もお休みな時期ばかりなので、税関が混むことが多いんです。

待たされるときは長いですからね。

そうすると、ああ、この面倒を避けられるのならば、、、っていう気持ちも出てきてしまうんですよね。(滞在期間中のI-94Wがくっついたパスポートを見せれば、車を降りることなく冒頭の写真のような高速の料金所のノリの入国で済みます。)

 

 

で、今回入国審査を待っている間に見つけたのが、とても魅力的な小さなチラシ。

 そこにはこんな文字が、、、

 

Apply and Prepay for Your I-94 Online

 

あああ、インターネット様って素晴らしい、と思う瞬間です。

 

その文字の下には 

 

Go to     https:/I94.cbp.dhs.gov    と。

 

 

入国予定の七日前から申請及び支払いができるそうですよ。

これは、使わない手はないですね。

 

ESTAと同じように、申請しても許可されるという確約はないでしょうけれど。

申請して支払いしておいても、入国の際には車をでて入国審査のカウンターに行かなければいけないみたいですけれど(じゃあ意味ないじゃんとも言えますが)多分処理のスピードが上がってて待ち時間が短縮されるのではないかと。

 

ぐっちゃぐちゃの1ドル紙幣の使い道が一つなくなるのは残念ですけど、次回はオンラインで申請して挑みたいと思いますよ。

 

 

 

カナダの紙幣はモノポリー・マネーみたいだと笑われますけれど、私に言わせればアメリカの紙幣の方がよっぽどモノポリー・マネーですよ、サイズも質も。1ドル紙幣なんてぐっちゃぐちゃで汚らしくて、これで支払われる店員さんは嫌じゃないのかなと感じます。全部が似たような色合い&デザインの米ドルだからこそクレジットカードが普及したに違いない、なんて思いますよ。


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年末・年始は何食べた?ゴミの話も

年末年始の週末、4泊で出かけた中、3食は友人たちが作ってくれた食事をいただきました。

一日運動をしてお腹が減ってる時に、誰かが作ってくれた食事が出て来るってすごく嬉しいですよね。

 

うちを含めて3カップル参加でしたので、各カップルが一回ずつ夕飯を担当しました。

 

全行程が4泊でしたので、初日はみんなで材料を分担して、みんなで何か簡単なものを、、という大雑把な方針だけで出発。

 

国境を超えてすぐの街で見つけたスーパーで手に入る材料で、その場でみんなで話し合って、ブラックビーン・ブリトーにしましょうと。

 

自分ちで作るなら、豆も乾燥したのを前の晩から水に浸けて置いて、、と、いろんなものを手作りできますが、出先でパパッと作りたいので、缶詰の豆、出来合いのグアカモレ、出来合いのトルティヤで。

美味しくできましたが、ゴミはやっぱりね、、、。

 

二日目はうちが担当して、パスタです。

めっちゃ手抜きです。

いや、手抜きというより、材料を全部揃えなければいけない(調味料やオイルなども)ことを考慮すると、あんまり材料の多いものは無理だな、と思ったため。笑

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トマトソースには、玉ねぎ、マッシュルーム、なす、そしてケールをたっぷり入れてみました。

 

三日目はAさんFさんカップル担当の、トルティエーという、ケベックのミートパイのヴィーガンバージョン。

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肉入りバージョンとヴィーガンバージョンを作ってくださり、私は一人でヴィーガンバージョン独り占め!と思いきや、みんなもヴィーガンバージョンを食べたいというので、独り占めならず。笑

中身はにんじん、じゃがいも、パースニップ、玉ねぎ、マッシュルームなどなど。

トルティエーは、ケベックのクリスマスや年末料理で、中身は基本的には肉なのですが、地域や家によっていろんなレシピが存在するので、なんでもありなパイ料理、、という雰囲気もなきにしもあらず。

Tourtière - Wikipedia

 

四日目は、S&Cカップル担当で、スロークッカーで作るヴィーガン・パエリヤでした。

写真をうっかり忘れてしまったので、ここにお見せできないのが残念ですが、ものすごく美味しかったんですよ。

アーティチョーク・ハートの酢漬けが入っていて、それがまた美味しかったのです。

レシピをくださいと言っておきましたので、そのうち我が家でも真似できるかも知れません。

 

 

短期滞在で自炊した時に出るゴミ

今回滞在したのは、きちんとした台所のあるキャビンでした。

 

初めて泊まったところだし、台所にはどんな調理道具や調味料が置いてあるのか未知でしたので、何を作るにせよ、何かが足らなくても作れるようなメニューで、運動してお腹が減ってる大人が6人ちゃんと食べて満足できるものを、運動して疲れて戻ってきてもきちんと作れることが大事です。

 

その上、年末年始は日本ほどじゃないけれど、開いてる商店や品揃えに若干の制限がつくかも知れない、田舎だから、もともと品揃えがよくないかも知れない、、などという未知の条件が付いていました。(蓋を開けてみれば、国境近くのスーパーは巨大スーパーで割となんでも揃いましたが、田舎の最寄りの村にはガソリンスタンド付属のしょぼいジェネラルストアしかなくて、生野菜やフルーツ類は見当たりませんでした。)

 

というわけで、上記のようなメニューになったわけです。

 

 

台所には、40リットル入りくらいの黒いゴミ袋が入るゴミ箱が置いてありました。リサイクルのビンは台所のお勝手口を出たすぐのところにあり、コンポストはありませんでした。

こういうレンタルのところにはコンポストを置いても、きちんと管理しきれないのだろうと思います。

泊まる人たちの中には面倒臭がる人もいるだろうし、やる気はあってもうっかりする人もいるだろうし、だいたい、バケーションに来てまでコンポストの世話なんかしたくないわよと感じる人が大半でしょう。

 

コンポストがないため、ゴミ箱には野菜クズがじゃんじゃん放り込まれ、気持ちはちょっとスッキリしませんでしたけれど、無い物はしょうがない。

 

以前のあさんがブログで書いていらっしゃったような、「だから滞在先の家の庭に埋める事にしたゼロ・ウェイスターのブロガーさん」のような行動に出ることは全く頭をかすめず(外は雪で埋もれてますし、地面は凍っていますので、穴を掘ることなど無理)家に持ち帰る、ということも一切考えられませんでした(国境通過の際にコンポスト持ち込みは無理。)

 

コンポスタブルな食品クズ入りの台所のゴミは、だいたい40リットル入りのゴミ袋の半分くらいまで溜まったかな、という感じでした。

大人6人で、4泊五日。どうでしょうか、やっぱり多いですかね。

自宅でならコンポストできるもの、自宅でならいちいち買い揃えなくても家にあるものや置いてあるかどうかわからなかったから買った小さいパッケージ入りのもの、など、やはり旅先ならではな無駄は出てしまいましたね。

 

リサイクルのビンの方は、酒類のボトルを除いても、やっぱりシリアルの箱、ミルク(植物性も牛のも)のカートン、などなどざっと二箱くらいになりました。

どちらかといえば、リサイクルゴミの方が多かったかな。

ビール瓶はバーモント州の瓶回収システムがあるので、空き瓶を返却すれば1本あたり5セントのデポジットが戻ってきます。

 

回収された瓶は再利用されます。

これは日本にもあるシステムですよね。

回収した瓶をそのまま瓶として利用するので、無駄が少ないシステムだと思います。

 

ワインボトルなどはモントリオールではデポジットシステムはなく、市のリサイクル回収に出しますが、ワインボトルなどもデポジット制の自治体はあるにはあるようです。

バーモント州がどうなのかは不明。

 

最近、リサイクルとして収集したアイテムを先進諸国から買い取っていた中国が、もうゴミを買うのは辞めますと表明したため、各国のリサイクルプログラムは一大危機に面しているという報道を耳にしました。

 

リサイクル収集したものは、実は中国に押し付けてるんだよっていう噂は聞いたことがありましたが、本当だったんですね。

 

アメリカ、カナダ、ヨーロッパ各国、日本、あらゆる国で処理しきれなかった再利用できるゴミが、中国で処理されて別のものになって、さらに各国に安価に輸出されていたという話ですが、ゴミなんか買わなくても原材料を入手できるなら、誰も他人のゴミなんかに手を出したくないですもんね。

 

ゴミ問題、やっぱりあちこちで無理がきかなくなっていますね。

見えないところに押しやって、忘れてしまえば問題にならなかった時代はもう終わったんだと思います。

 

 

当然ながらゴミ生産活動はゴミ処理活動よりも気楽です

食料買出しをしたのは、アメリカ入国してすぐの街、ニューポートにて。

そのスーパーでこんなものを見かけました。

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写真ではよく見えませんが、2段目左から3つ目は人参をスティック状に切ったもの。

これ、表面が乾燥してしまってて、嫌だわ〜と思ったんですよね。

それでも、パッケージのゴミ増、鮮度悪化、値段上昇、という悪条件にもかかわらず、「便利、時短」に惹かれてこれを買う人が少なからず存在するってことですよね。

 

まあね、お金持ってて時間持ってない人って結構いらっしゃいますからね。。。。

 

ついでにこんなものも見ましたよ。

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こういうもの、日本にもありますか?

ひょっとしたらモントリオールにもあるのかな?

 

初めて見たので驚愕したんですけれど、「剥いてあるグレープフルーツ」「剥いてある柑橘類色々」です。

 

怠慢なんだか忙しくて魂抜かれちゃったんだか、ゴミが増えることなんかどうでもいいと思ってるんだか、どんな人がこれを買うのだろうか。

 

 

便利さっていうのは強烈な魅力なんだろうと思います。

 

慣れると、それなしではいられなくなるというか。

 

でもそういうのを追求してるうちにこういう世界を作っちゃった我々人類の存在価値って一体何なのか、と思ってしまいましたよ。

 

こういうパッケージ類はビール瓶なんかと同じように、デポジット制にして、生産者が回収して使い回すなりなんなりしてくれたらいいと思います。

 

世の中のパッケージ全てが回収されたり、利用者が空容器を持ってリフィルして中身だけ買って帰ることができるシステムに変わって行ったらいいなあ、、、夢の世界でしょうかね。


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雪国、ヤッホー。

雪国〜雪国往復して、帰宅しました 

 

トンネルを抜けると、そこは雪国であった、、、

 

って、とっても日本らしいなあと最近思います。

あ、ヨーロッパにもそういう状況はありますね。

ということは、山がちな土地らしい、、ということでしょうか。

 

ケベックあたりでは、トンネルを抜けて運転(電車も)するっていう体験はあまりありません。(市内でトンネルと呼べるのは二箇所くらいしかないような、、、、)

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12月29日(金曜日)行きの高速で渋滞してる時に見かけた、アイス・フィッシング用の小屋を積んだトラックです。この小屋を氷が張った湖の上に置いて、氷に丸い穴を開けて、そこに糸を垂らして魚釣りをする人たちがいるんですよ。寒そうですけどね。笑

 

トンネルなしで、平らなケベックの土地をまっすぐ突っ切って、

国境を越えたらぐんと丘陵地帯なバーモントに入り、

丘や湖の脇の曲がりくねった道を進み、坂を登ったり降りたり、ふと気がつくと標高が上がって気温が下がり、、、。

 

確かに南には行きましたが、標高が高い地域へ行ったので、出かける前の勘違い(あったかいかもという期待)は外れ、気温はどっちもどっちで。

 

たまたまこの週末自体が、若干普段より寒い週末だったため、滞在中はいつもよりも多めに重ね着をして挑みましたよ。

 

重ね着は重要なのです。汗をかく前に余計なレイヤーを一枚脱ぎ、さらに温まってまた汗をかきそうになったらもう一枚脱ぎ、、と玉ねぎのように余分なレイヤーを脱いでバックパックにしまって進むうちに、寒い寒いと思っていた冬の空の下、気がつくとTシャツ一枚になってることもあります。

クロスカントリーって要するに雪の上でスキーを履いてジョギングしてるみたいなもんだから、そうなるんです。

でも、山間のトレイルだと、降り坂で距離を稼げるので、あんまり汗をかかない(あまり運動になってない)区間もありうるので、そういう時にはバックパックに突っ込んだ一枚を取り出して再び着込みます。

 

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泊まっていたキャビンの向かいにはダウンヒルのスキーリゾートが見えます。

上の方はダウンヒルで、麓のあたりにはぐるぐるとクロスカントリーのトレイルのネットワークが張り巡らされていて、こちらの丘の方までトレイルが続いています。

 

ダウンヒルはお金になる商売ですが、クロスカントリーは全然儲からない中、地元の人たちが運営している地味なトレイルから、きっちりした州立公園みたいなところまで、大小様々なネットワークがあります。

 

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こういう景色はうちの近所にもあるんですけど、やっぱり嬉しい。

ナルニアか八甲田山か、、、って感じですけど、ナルニアってことで。笑

 

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休憩所の片隅にはこんなものが。

 

ゴミの区分けを「リサイクル」「コンポスト」「埋め立て行き」と表示してあるのはそれほど珍しくありませんが、投入口にも「それ綺麗に洗ってある?=リサイクル、汚い?=ゴミ」などというメッセージが貼ってあったりして、利用者にもゴミ区分を積極的に行うように呼びかけていました。

そしてここはトイレもコンポスト・トイレでした。

 

自分ちでゴミの区分けをするのも頭がいたいのに、こういうところで利用者個人個人がきちんと区分に参加するようにするのは結構大変なのではないかしらと思ったり。

まあ、でもこんなところにわざわざやって来る人たちは、やっぱり自然を愛でる気持ちがあるだろうから、みんなで自然を守らなきゃ、ゴミもきちんと区別しなきゃ、って思ってる人たちが多いのかもしれません

 

 

今回滞在したのは、エアB&Bで借りたキャビンだったのですが、6人で4泊、みんな国境を超えてから食料品を買い出ししたせいもあり、ゴミは家で過ごしている時よりもやはりたくさん出てしまいました。

 

ヴィーガンなのは私一人ですが、みんなヴィーガンの夕飯を作ってくれて、自分が作った一晩以外は誰かが作ってくれたご馳走を楽しめたので、とても嬉しかったですよ。

 

詳細は次回、書いてみたいと思います。

 

 

 

出かけた先は雪国だったが、帰宅したところも雪国である。

ならなんでわざわざ出かけたのか。楽しかったからあまり深くは考えますまい。


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もうすぐ2018年・国境の北と南

日本の皆様は師走で大忙しでしょうか。

この忙しさを乗り切って、ゆったりとしたお正月を迎えるわけだから、メリハリがありますね。

年末に除夜の鐘をついて、年始にあけまして、、というあたり、もともとが、メリハリつけましょうっていうことなんでしょうけどね。

 

うちの界隈で、メリハリはなくて、今週末もロング・ウィークエンド(連休などで週末が3日になったりすることをそういうのです)だよ、程度です。

 

という次第でこの週末は国境を超えてバーモント州の田舎に行きます。

友人たちと一緒に山小屋を借りてスキー三昧の予定です。

 

私がするスキーはダウンヒルではなくて、クロスカントリーですが、この週末はケベックはスキーするにはちょっと寒い感じなのですが、バーモントはちょこっと南だから、少しは温かめかなあ、、、。

 

この週末の天気予報を調べて見ましたよ。まずはうちの界隈、、、

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これがモントリオールの予報。みんな寒い寒い騒いでますけど、これくらいは実は大したことない。

ではバーモントはどないや、

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だいたい5度くらいずつ温かめみたいですね。

 

 

マイナス14〜17度くらいなら大丈夫です。

あんまり寒いとほっぺや鼻の頭が紫になってしまいますし、運動ですから顔を覆ってやってると、汗だくになってしまうんですよね。

数年前の年末年始はちょうど寒波到来っていう感じだったのか、マイナス27度(ウィンドチル入れるとマイナス40度とか)なんていう気温の中連日スキーしましたけど、肌が痛かった。笑

そのあとの週末にマイナス20度の中をスキーした時は「あら、ー20度って暖かい」と本気で思ったほど。

人間ってとことん順応性がある動物なのだと。笑 

 

 

これを書いているのは29日の朝、出勤前なんですが、時間設定で投稿されるようにしておいて、、、(でも成功したことがないのであまり期待してません。)

 

4泊(火曜も休みをいただいたので)する先の山小屋にはWi-Fiもないので、日中はスキー、夜は編み物しながら友人たちとワイワイ、、、という感じで過ごして参りたいと思っています。

 

結局、食料品は一切持ち込まないことにしたので、香辛料がどこまで手に入るか不明な中、メニューも不確定なまま乗り込みます。

食料持ち込み諦めに至る思考はこちらを参照ください↓

casse-pied.hatenablog.com

 

どんなご飯を食べたのか、、、乞うご期待!

 

私以外はみんなカナダ国籍なので、うちの車以外は国境で車を降りることなく通過します。なので他の人たちはきっとこっそりスパイスやハーブを持ち込んでるんじゃないかと。

うちは、国境で車を降りなきゃいけないので、その間にトランクの中を調べられる可能性がありますので(通過する国境により若干事情がっことなります)下手なものは本当に持って行きたくない。

 

ちなみにカナダからアメリカに陸路で入国する場合は入園料は米ドル6ドルです。笑

90日間有効な I94ーWというヴィザ免除の紙切れをもらえます(期間が切れるまでに返却する義務があり。忘れた場合は、、、興味のある方はググると色々出てきます。)

これ、6ドル課金が始まったのが25年くらい前だったかと思うのですが、金額がまったく変わってないんですよね。なんでお金取るんだろう。。。

 

 

話があっちこっち飛びますしたれど、、、

 

このブログを読んでくださっているみなさま、のんびりと楽しく暖かい年末年始をお過ごしくださいませ。(これが投稿される頃は日本はひょっとして新年でしょうか?予定では北米で31日の昼頃投稿されるはず、、、はず、、、、)

 

 

9・11前はパスポートなしで行き来してた国境ですけれど(私は外国人なのでパスポートは必要でしたけれど)今はアメリカ人もカナダ人もパスポートを忘れちゃいけません。


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ボクシングデーの朝、春の訪れ

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朝8時40分くらいのメトロです。普段はちゃんと人が乗ってるんですよ。


クリスマスも終わり、今年のボクシングデーは休日出勤扱いになると新任(でもベテラン)のアカウンタント氏から知らされ、春の訪れを感じているきゃすぴえです。

 

過去数年のボクシングデーの出勤ぶんは平日扱いだったので、それはどうなるのかという疑問もちらっと脳裏をかすめますが、所詮は組合のないノンプロフィット・オーガナイゼイションですので、そこらへんはまあ深く追求しないでおきましょう。

なにしろ、当てにしてなかったものがもらえるだけで嬉しいのです。

 

日本では年末は忙しい時期ですよね。

こちらは、なんでしょうか、松の内の所謂正月気分に似たような気分でしょうか。

出勤途中の通りも、メトロも、とても静か。

 

メトロは私が乗った時は車両には私一人っきりでしたが、写真を撮ったあとで一人乗ってきて、私しか居ないのに、なぜかぶつかってきてすぐそばに座ったおばちゃんが。笑。 酔っ払いじゃないようでしたよ。 

 

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先日の写真とどう違うんだと言われると返す言葉がございませんが、嬉しいのですよ、朝日が!こういう日差しの時は決まって寒いんですけれど、春だなあ、と感じるのです。


SAD (seasonal affective disorders)なんていう言葉も知られるようになって久しいですが、季節の変化が人の心に与える影響は馬鹿にならないのですよね。

 

北国の冬は日照時間不足で、鬱気味になる方が増えます。

SADじゃなくとも、朝起きると暗闇、仕事を終えて外に出ると暗闇、なんて生活は気が滅入りますよ。

 

クリスマスもとい、冬至のお祭りがひと段落したこの時期は、来年の夏へ向けて、日照時間が日に日に長くなっていく嬉しい時期なのです。

ふざけてるんじゃありませんよ、本当です。

日本ではお正月に迎春だなんて言いますけど、まさに春を感じます。

 

寒さはこれからもう一息深まりますけれど、明るさが増していくので、私はこの時期、嫌いじゃありません。

夏の真っ盛りが日曜日だとすると、今はちょうど木曜日の仕事の後って頃合いでしょうか。

後一日仕事したら週末だ!というような。笑

 

この勢いで、冬を思いっきり楽しむには、やっぱりウィンタースポーツを野外で楽しむ、これが一番です。

日光浴にもなりますからね。

 

先日、チルルさんのコメントで、雪の反射による日焼けというものがあるんだった、と思い出しましたけど、そういうことをこの土地で聞いた覚えがありません。

私は森の中でクロスカントリーをするので、そのせい?とも思いますが、たぶん緯度的に 冬の日光の強さ加減がそこまで強くないんだろうと思います。

日焼け自体、夏でもあまり気にしません。(肌は白いよりちょっと焼けてる方がいい、という感覚なんですけれど、、日本では白いのがとことん宜しいようですよね。)

むしろ、北国に住む人々は、ビタミンD不足対策が必要なのです。

 

ビタミンDが豊富な食品をググると、魚とか動物性食品が多いので、うちでは冬の間はビタミンB12と共にビタミンDもとっています。

他には、天気のいい日中はなるべく日光に当たるようにする、、、。

でもこれは、寒い時はなかなか難しいんですよね。

スキーやスケートをしに表に出ても、防寒着で肌を覆ってしまいますからね。

そういうわけで、ビタミン剤に頼りたくないとは思うものの、背に腹はかえられません。

 

春が来て、気温が氷点下からプラス一桁台に上がるといきなり半袖Tシャツに着替えてテラスで日光浴する人たちが出没するのは、北国の人々は基本的に太陽に飢えているからなんですよね。

 

ソーラーパワーの腕時計のバッテリー残量が減ってることが多いのはやっぱり冬場です。時計を外して日中窓辺に置いておかないとチャージするチャンスがないんです。


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