食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

久々に夫作の夕ご飯 & 紙の本、紙の地図

 
夫が作った夕ご飯

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ヴィーガン・シェパーズパイ。(かかっているのはケチャップではなくて、Srirachaというホットソース)この名前はシェパーズパイに失礼かとは思いますが、肉食時代から夫が作り始め、肉入りと区別するためにそういう名前になってしまったのだからしょうがない。

 

 

家具の配置換えみたいな感じで、気分が変わるかな、と家事の分担の仕方を若干変えてみました。

春の気配も感じることですし。

という次第で、火曜日と木曜日は夫が夕ご飯を作る日になりました。

 

早速今週の火曜は、夫お得意のヴィーガン・シェパーズパイ。

カナダ人が作るシェパーズパイは、イギリスの方のレシピとは若干違うようで、挽肉とコーンとマッシュポテト、という三つの組み合わせが基本です。

夫は挽肉は入れず、野菜を数種類。

でもコーンは欠かせません。

 

職場で作る時に、コーンが切れていたのでグリーンピーズで代用したら、「今日のランチ、これ何?」と。笑

コーンが入ってないとシェパーズパイと認識されないようです。

 

ちなみにケベック州ではシェパーズパイ(英語名)=パテ・シノワ(フランス語名)ということになっています。

フランス語名の意味合いは、中国風パイ、というような。

なぜケベックフランス語ではそういう名前なのか、という話をしていましたら、歴史の先生の娘だという同僚が

「昔カナダで鉄道を敷く大工事が真っ盛りだった当時、中国人移民がたくさん労働者としてその仕事に関わっていて、労働者に支給された『肉・芋・コーン』という組み合わせを、ヨーロピアンの労働者はそのまま別々に食べていたのに対し、中国人労働者たちはそれを一緒に調理して今のパテ・シノワのようにして食べていたので、おお、それは美味しそうじゃないか、とみんなも真似して人気が出て、それ以来その料理のことを中国風のパイ、というようになった、、、」

という話です。

確かに、肉の焼いたのばーん、芋ばーん、コーンもばーん、と並べて塩かけて食べるだけ、工夫をしなくても飽きもしない人たちを尻目に、それじゃ美味しくないでしょ、と細かい作業をして美味しくしそうですよね、アジア出身者。笑

 

ちなみに、シェパーズ・パイであれパテ・シノワであれ、これに使うコーンが「クリーム・コーンでなきゃダメだ」とか、マッシュポテトのなめらかさ加減とか、色々とこだわっている人たちも存在します。

 

 肉を入れないシェパーズ・パイのレシピはこちらに書いてありました。

casse-pied.hatenablog.com

 

 
紙の本

冬の間は通勤で片道、メトロ3駅乗ります。

合計6分の道のりなので、車内で読書といっても2〜3ページ程度しか進めませんし、しおりを挟んだ見開きの、右側を読んでたんだったっけ、左側だったっけ、中ほどのパラグラフだったけ、下の方だったっけ、、、、と、それを見つけるのにも時間が取られてしまうと、読み始めたと思ったらすぐに到着してしまうことになります。

 

慌ただしいので、本当に楽しい本はもったいなくて通勤では読めません。

面白すぎて、のめり込んでしまって乗り過ごしてしまう可能性もありますし。

でもあんまりのめり込めないような本も、全然面白く読めない。

 

乗ってる時間6分というのは変えようがありませんので、苦肉の策で、しおりは表裏がはっきりしているものを使い、表と裏、模様の方向でどこらへんを読んでいたのか判断できるような独自のシステムを開発しました。

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例えばこのしおり、裏は白いのでこちらが表です。このように置いて、表側が見える方のページである右側のページの、鳥の頭の方、ページの上の方を読んでいたんだな、、と判断します。左側のページを読んでいた場合は、下の写真のようにしおりの表を左側に、ページ下の方を読んでいた場合は頭が下側に来るように置きます。

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たまに夫が私が読んでるものに手を出して、知らずにしおりの方向を変えちゃうこともありますけれど、それ以外はこのシステム、結構良いです。

 

メトロに乗って周りを見回すと、本を読んでいる、もしくは駅前で配られてるフリー・ペーパーを読んでいる人たちと、スマートフォンで何かを読んだりゲームをしたりしている人たちと混在していまして、比率でいえばどちらかといえばスマートフォンの人の方が多いかな、という印象です。

 

スマートフォンでダウンロードした本を読んでいる人や、新聞記事を読んでいる人たちもいますから、「彼らは本を読まずにスマートフォンに釘付けだよ」というのはちょっと変ですが、何となく批判的に言及されることが結構あるような気がします。

 

私は紙に触りつつ物を読むのが好きなので、自分のスマートフォンに何かをダウンロードするつもりは今の所ありません。(画面に出てくる文字のサイズを見ても、何かを読もうというつもりになれない、、、、。)

 

キンドルなど電子書物はどこまで読んでいたのか印をつけるのも簡単で、すぐに続きを読み進めることができるというし、私の栞システムよりもやっぱり便利なのかしら、などと気になることはあります。

 

でもまあ、家の近所に図書館があって、世間で流通している間は、私はずっと紙の本を読み続けるでしょう。

 

 
紙の地図

日本ではカーナビって言われていますが、GPS、これが普及して以来、出先で地図を手に入れるのが大変困難になってしまいました。

 

以前は、ガス・ステーションや高速の休憩所、観光案内所、スーパーやコンビニのレジ前など、いたるところに有料・無料の道路地図がありました。

よく行くところの地図は何度も広げては折り曲げ、今自分たちが使う部分がパッと出るように折り曲げ直したりして使い込んで行くうちに、折り目が破れてきたり。

 

それをテープで留めて、何年も使い続けるうちに、テープだらけになったり。

 

うちにはそういう地図を入れたシューボックスがあります。

神戸とか長崎とか、夫が地図を頼りに一人で行動したところの観光地図(縮尺がめちゃくちゃだし道が省略されてたりでひどいですが)も入っていてたり、30年前に入手したので開発が進んであてにならなくなった地図などもあります。

 

そういうのを「場所を取る」と捨ててしまうこともできますが、うちはまあ、それくらい置いておく場所があるので捨てずにたまに引っ張り出して楽しみます。

 

古い地図を古いと気付かずに自転車の遠乗りに持参し、新しく建設されたハイウェイが小さな田舎道を分断している場所に行き当たり、その時点で8時間くらい自転車に乗っていたのですでにクタクタだったのだけれど、ハイウェイを横断するわけにいかず(高い柵というか塀がありまして)、地図の発行年を確認しなかった自分たちの間抜けさを呪いながらぐるっと回り道をしたこともありましが。笑

 

 

旅の印象が残る気がするんですよね、紙の地図の方が。 


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