食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

春よ来い、、来たのかな?

1週間前の月曜の朝はこんなでした。

f:id:casse-pied:20180424104251j:plain

こういう風になるってことは、気温が0度前後で雨が降り、その後零下で落ち着いてる、っていうことなので、特にめちゃくちゃ寒い、というわけではないんですが、四月も半ばになってこういうのはやっぱりうんざりしますよね。

歩道もツルツルになっていましたので、用事のない人は外出を控える日、学校はことごとく休校になっていました。

 

1週間経って、昨日も今日も朝からプラス8度くらいと幸先よく、帰宅する時はTシャツの上に綿のパーカを羽織って、手袋なし、耳カバーなしで自転車を漕ぎましたよ。

信号待ちで停まったら、横に停まった車の窓が開いていて、運転席のおじさんと目が合い、「あらこんにちわ」なんて。笑 (バイクパスが交差点では右折車線と直進車線の間にあるのでドライバー側と自転車の私がとても近かったのです。)

 

もう春なんでしょうか、、、、そうであってほしい。。。

 

 

Falafel Avenue(Metro McGill)

 

falafelavenue.com

 

ダウンタウンにある新し目の店でヴィーガン外食には便利なお店、Falafel Avenueです。

特に美味しくてたまらん、ということは一切ありませんが、McGill University近辺に用があるときに小腹が減ったら便利なお店。

このお店のメニューは、チーズ入り、とあるものを除けば全てヴィーガン。

オフィスビルディングがわんさとある界隈にあるせいもあって、昼時はいつも繁盛していらっしゃいます。

 

別にね、Vegan専門のお店に行かなくっても、Falafelならヴィーガンに安心のお手軽ランチなのですけれど、最近ことごとく、昔っからあるレバニーズのお店のfalafelの質が落ちてるように感じます。

 

特にダウンタウンのフードコートなど、家賃が高そうなところなどは、コストを抑えるために質が落ちてるような、サイズも縮んでいるような、そんな感じです。

だいたい、カウンターにすでに揚げてあるfalafelが並んでるところってダメですね。

すごく回転が良くて、揚げてあってもそれがどんどんはけて行ってて、次々フレッシュなのが揚がっている場合は別ですけど。

 

そういうわけで、ちょっと今までの普通のfalafel屋よりは値段が張りますけれど、こういうちょっと気取った系のfalafel 屋の方が却って美味しかったりします。

何でしょう、日本で言えば、「昔っからある小さくて狭くてちょっとこ汚いラーメン屋で、でもそういうところの方が却って美味しかったりするよね、、、と思ってたんだけど、ここんとこ入る店入る店、どこもイマイチで、、、」という状況に似てると言えます。変な説明でしょうか。。。笑

 

f:id:casse-pied:20180424211510j:plain

このお店のfalafel,普通のは普通なんですが、Big faというのを頼んでみたら、falafelがボール状に揚げてあるのではなくて、スクープですくったのを2玉分だか3玉分、ピタに塗って、それをオーブンでこんがり焼いてくれるのです。

 

ピタは普通のレバノンの薄いピタではなくて、ギリシア系の分厚い感じのあれが、全粒粉ぽく茶色っぽくてもっと大判になったような感じのもの。

その上にレタス、トマト、カブのつけもの、などなどを乗っけて丸めて出してくれるのです。

これ、結構いいアイデアかも、と思いました。

 

falafelってヴェジだからヘルシー、と言いつつも、下手な店で下手に揚げたものは脂っこいですし、上手に揚げていたってやっぱり揚げ物ですので、あまりばくばく食べられません。

オーブンで焼くfalafelというのもあり得ますが、でもやっぱり揚げたものよりもちょっと何か不満が残るんですよね。

 

 

このお店、フランチャイズを募集しているようですが、ここの店以外の支店を知らないので、まだ拡大するには至ってないのでしょうか。

正直、そこまでびっくりするような特徴があるお店でもないから、ここが成功しているのは立地のせい、、って大きい気もします。立地だけ良くてもダメな店はすぐ消えていきますから、このお店がダメってことじゃないですけれども。

レストランとか食べ物屋ってやっぱり難しい商売ですよね。

ヴィーガンのお店は積極的に応援したいと思いますので、この店も機会があればまた寄らせていただきたいと思います。

 

とは言え、外食は滅多にしないきゃすぴえですので、falafelも家で作ります。

次はこの、揚げないでピタに塗りつける方式を家で試してみたいと思います。

  

 

Falafelの中に入れてもらうピンクに染まったカブの漬物がかなり好物なのはやっぱり日本人らしい嗜好ってことでしょうか。


ヴィーガン ブログランキングへ

キャンディード・ヤムとEarth Day 2018

A Chef's LifeというPBSの番組で、Vivian Howardさんが紹介していた、「おばあちゃんのキャンディード・ヤム」を先日作ってみました。

f:id:casse-pied:20180422054002j:plain

洗ってから丸ごと400℉のオーブンで1時間ほど加熱します。中までしっかり火を通さない程度に。

ヤムはそのままちょっと放置して温度を冷まし、それから皮をむきます。

剥いたら1インチくらいの厚さに切って並べます。

f:id:casse-pied:20180422054539j:plain

後から考えたら、こんな写真じゃなくてせめてスパイス類をかけた後とか、出来上がりの写真を撮っておけばよかったんですが、、、。

この上に、ナツメグをすりおろし、シナモン、塩少々、ブラウンシュガーをたっぷりとふりかけ、レモン汁とオイルもタラ〜り振りかけてやります。

そして再び400℉のオーブンに戻し、砂糖がブクブクと加熱されてキャラメルっぽくなるまで焼いてやります。

うちのオーブンはへなちょこなので、最後にブロイラーで上から焼き目をつけてやりました。

で、出来上がりの写真はございません。笑

でも美味しいですよ。

ヤムは、スイートポテトとも呼ばれているので、日本から来た方はよく「でもこれさつまいもじゃない、べちょっとしていて美味しくない」と、サツマイモと比べてガッカリされるようなのですが、別物だと思えば別にこれを美味しくない呼ばわりする必要はないと思うんですよね。

私は甘いものが特に好きではないので、砂糖は要らないと思うほど甘みたっぷりでしたよ。

 

今回の反省点は、輪切りにしたのを並べる際に、ヘリのピース二つを丸い方を上に(切り目を下に)して置いたので、振りかけたスパイスや砂糖がのっからず、ハラハラと周りに落ちてしまうので、次回は切り目を上に置いてやろうと思います。

細い方の端っこは細いだけに火の通りが良すぎて、皮を剥いてるうちに潰れてしまったので、味見として口に放り込んでしまいました。笑

 

Vivianさんを見てると、調理中にしょっちゅう材料を口に放り込んでいらっしゃいます。

つまみ食い、って言ってしまうと悪いことみたいですけれど、料理人はあらゆる段階で味見して確認する必要がありますから、私も見習ってもっと味見しようっと。笑

 

世界中のEarth Dayと職場のEarth Week 

さて、二十二日の日曜日はEarth Day。

End Plastic Pollutionのテーマに多くのイベントが繰り広げられたのではないかと思いますが、うちの職場では月曜から金曜まで毎日、昼時にちょっとしたイベントを繰り広げました。

 

木曜日には市の環境関係の事務所、Éco Quartierの職員の人に来てもらって、市のゴミ処理やリサイクリングの現状についてワークショップをお願いしました。

自分がワークショップをやるより、よそから誰かに来てもらう方が、大丈夫かな、忘れないかな、ちゃんとやってくれるかな、とちょっと不安が伴いますね。

実際、元々は火曜日にお願いしていたのに、前の週になって電話で「火曜は別の団体とダブルブッキングしてしまったから行かれません」ととんでもないことを言われ、大慌てで「じゃあ木曜は?」と木曜に予定を入れてもらったのですよ。

そして火曜は別の日に予定していた、ビデオを見てみんなで話し合って問題を広めるポスターを作る(小学校のイベントみたいですけど)に変更したのですが、なんと、電話してきた人とは別の職員がポスターを持ってやってきて、「火曜にワークショップの予定でしたから」と。

「別の職員の方から電話があって、木曜に予定変更になったんですけど」と言ったらその方「彼は何も言ってなかった、、、、」とちょっとショックだったようでしたが、すごすごと帰って行かれたんです。

大丈夫なのか、Éco Quartier! と大いに不安が高まりました!笑

 

でもそんな心配は無用で、大変興味深いワークショップになりました。

当初の予定では最長1時間という話だったので、まあ1時間枠を設けておけば、早く終わって文句を言う人はおるまい、と言う感じで予定していたのですが、質問が飛び交い、話が盛り上がり、なんだかんだ言ってるうちに1時間半。

参加者が途中一人も抜けることなく(飽きたり疲れたりしたらみんな遠慮なく帰ってしまいますから)最後にはその職員の方が建物を出て行くのを追うように一緒に歩いて行ってお話をする参加者もいたりして、参加者の皆さんもゴミ問題や個々での取り組みと言うことに関心を持っていただいた様子でした。

 

モントリオール市のリサイクリングの現状では、やはりプラスティック#6(polystyrene ポリスチレン)はリサイクルをやってもらえないようですが、すぐお隣のCôte St-Luc では収集してオンタリオにある処理場まで持って行っているそうです。

今回来てくれたÉco Quartierはモントリオール市のCôte des Neiges地区のオフィスなのですが、そちらに持ち込めばそこの職員がCôte St-Lucまで回収した#6のプラスティックを持って行ってくれるそうです。

#6のプラスティックは主に、肉などが乗っかっているトレイ、テイクアウトの食べ物の容器、など食品関係のものや、コンピュータやテレビなど家電が入っている箱に入れられているクッション材など。発泡スチロールが多いですが、プラスティックのフォークなども#6だったりします。

 

知らない人が結構いたのですが、モントリオール市のリサイクルビンに入れるべきプラスティックは#6を除く#1 から#7までの全て。

https://en.wikipedia.org/wiki/Resin_identification_code

プラスティックの素性がはっきり印字されていないものについてはリサイクルされない可能性が高いそうです。

 

また、使い捨てのボールペンのように、プラスティック部品とインクが入っている細いチューブのように先っぽにメタルがついている部分やメタルのスプリングが入っているものなど、複合素材のものはリサイクルされずゴミに回されるそうです。

職員の方によると、そう言った複合素材のものは分解できる部分は分解して入れるなどすればリサイクルされる可能性はあるとか。

 

スーパーの買い物袋として使われるプラスティックバッグについては、中にはリサイクルできると印字してあるものもありますが、大体がリサイクル可能だそうです。

ただ、袋のままリサイクルに出してしまうと、処理場でフワフワと飛び交ってしまい扱いに困るので、袋はそのままでなく、他の袋状のものとまとめて一つの袋に入れてくださいとのこと。

なお、リサイクリングのアイテム全てを袋に入れてからビンに入れる人もいるそうですが、それは処理場でコンベヤ・ベルトに乗せて選別する時に誰かが袋から出さなければいけないので帰って迷惑なので、全てのアイテムをバラバラにビンに入れてくださいということでした。

 

 

モントリオール市内のどの地区のÉco Quartierでもこう言った細かいことを市民に伝えることは使命の一つですので、お住いの地区のÉco Quartierに質問をしに行ったり苦情を伝えたりするといいと思います。

 

Éco Quartierレベルでは答えられないような質問などは、Recyc Quebecというのが州政府の窓口だそうなので、そちらに直接連絡すると良いそうです。(サイトには英語のページはありません。)

www.recyc-quebec.gouv.qc.ca

 

火曜日に急遽催したポスター作りでは、プラスティックゴミ問題についてのビデオを見た感想を話し合いながらの作業だったこともあり、皆さん思い思いに自分でできそうなことを発言し、その中に「テレビで見たんだけど、ジョギングしながらゴミ拾いするPloggingっていうのがあるんだって」と早速ポスター作りが終わった後でPloggingに出かける有志が集まり、30分ほどでしたがみんなで外へ出かけて行きました。 

www.cbc.ca

 

 Ploggingに出かけた皆、持って行ったゴミ袋がすぐにいっぱいになったのでびっくりしていましたよ。自分が吸ったタバコの吸殻や飲んだドリンクのカップをきちんとゴミ箱に捨てるくらい、できない人がいるのが不思議です。


ヴィーガン ブログランキングへ

加工肉を子供に食べさせる?

日曜のEarth Day まであと数日となりました。

職場でのEarth Weekの催しも明日でお終い。

今日は市のÉco Quartierという環境保護関連の窓口のような事務所の方を招待して、ゴミ問題やりサイクリングについてプレゼンテーションをしていただきました。

これについては後日書きたいと思いますが、今日はこちら。。。

 

こんな記事見つけました。

 

「(市議会)議員たちはニューヨーク市の公立学校からBaloneyを排除しようとしている」とでも訳せましょうか、、、。

 

nypost.com

加工された肉が体に悪いというのはすでに誰もが知っている話ですが。

加工された肉、中でもBaloney とか spam とか、悪の代名詞みたいなものが、今でも子供達の口に入っています。

 

料理のブログを見ていて、たまにスパムを使ってるレシピを紹介されてる方がいたりして、びっくり仰天するのですが。

 

スパム食べる人って、塩分が好き?脂が好き?

 

Baloney(Bologna)は日本語会話の中でカタカナで聞いたことがありませんので、きっと日本には普及していないんだと思い(たい)ますが、スパム同様、ゴミ肉です。

ソーセージというか、いろんなくず肉をペースト状にした(以前北米ではpink matterと言われて騒がれました)ものに、添加物てんこ盛りして固めてスライスしてパッケージされたものが加工肉コーナーに並んでいます。

f:id:casse-pied:20180402051412j:plain

アメリカの食生活は乱れていて、子供たちが口にするジャンクフードも恐ろしいものが多いですけれど、アメリカにはその一方で、それを変えようという運動を推し進める人たちもしっかり存在しますし、地方自治体レベルで改善の動きがみられますから、何年かしたら「うわー日本の人って食いしん坊だけど栄養や健康の害については皆無視しててひどいねえ」とアメリカの人たちから言われることになってたりして。

 

この記事で書かれている「Baloneyを学校給食から排除」という決議案は可決されても法的拘束力があるわけではないようですけれど、そうなるといいですね。

 

“We cannot continue feeding our children substances that are scientifically proven to increase their chances of cancer later in life,” Adams said.

 

市議会議員アダムス氏の発言を要約すると、発がん性物質だと科学的に証明されていて、将来がんになる可能性を高めるような食品を子供達に食べさせ続けることはできない、と。 

 

他にも「子供達にタバコを吸わせようとする大人は居ないのだから、同じように子供達に加工食品を食べさせるなどという、毒を盛るのも同然なことを続ける理由はない。」

 

本当に仰る通りです。

 

スパムとか加工肉を食卓に載せるお母さんたちは、多分加工肉の害についての認識が不足しているせいなんだろうと思うんです。

体に害があるようなものをお店で売ってるわけないじゃないの、発がん性があるようなものを政府が野放しにしておくわけないでしょう、と政府や企業を信頼しているのかもしれません。

 

加工肉を食べたからと言って即病気になるわけではないし、たま〜にちょっと食べるくらい大したことはない、とは思いますが、こういう加工食品を食卓に乗せる方はやっぱりどちらかといえば、加工食品を食べることが習慣になっていると思うので、「加工肉」そのものはたまに食べるだけにしても、インスタントラーメンとか、健康に有害な加工食品の摂取量と摂取頻度はやはり、大したことはない、では済ませられないレベルかもしれません。

 

子供の頃に食べ慣れたものは大人になってからの食習慣にも大いに影響するでしょうし。

 

ジャンクフードたっぷりで育って大人になって、医者に「そういう食品は毒だからやめなさい」と言われたって急にはやめられません。

いや、そういう食品は中毒性があるから、一生やめられないかも。

 

 

自分で食事内容を決められない子供達に食べ物を与える立場の人は、やっぱり責任重大ですよね。


ヴィーガン ブログランキングへ

マイクロファイバー汚染を減らす15の手段

四月二十二日(日曜日)はEarth Day

 

今年のEarth Dayのテーマは、End Plastic Pollution,プラスティック・ポルーションを終わらせよう、です。

世界中でEarth Day を盛り上げるべく、プラスティック汚染についての知識や使い捨てプラスティックの乱用をやめる努力を訴えかける啓蒙イヴェントが繰り広げられると思います。

 

私も小規模ながら、職場でEarth Weekとして、毎日少しずつ、人々の意識にプラスティック汚染の現実とその問題を知らしめる短めのビデオを上映したり、話し合ったりする機会を設けています。

 

で、その活動の準備をしていてこんなサイトを見つけましたので、このブログを見に来てくださる皆さんにもご紹介。

 

今すぐにマイクロ・ファイバー汚染をストップさせる15の方法

www.plasticpollutioncoalition.org

 

どこもかしこも化学繊維だらけな現実

化学繊維というのは要するにプラスティックでできた繊維なわけですが、今のご時世化学繊維が混ざっていない衣料品というものは見つけるのがかなり大変なようです。

 

ゼロ・ウェイスターのポコ33さんのブログでは、成長し続けるお子さんたちのために古着をリメイクしたり、薄くなったり穴が開いた靴下を補強したりして、ゴミを出さない努力と工夫を続けていらっしゃる様子が記録されていていますが、ポコさんがおっしゃるには、綿100パーセントのシャツでもその縫製に使われている糸まで綿100パーセントということはまずないそうです。

綿100パーセントのミシン糸って切れやすいし引っかかりやすいから、家庭用はおろか工業用でも珍しいようなのです。

 

ヴィーガンの私は冬物衣料で暖かい上着といえばやっぱりフリースとか化学繊維たっぷりの防寒コートに頼ってしまっているので、その点でも化学繊維依存が気になっています。

 

f:id:casse-pied:20180418080205p:plain

写真拝借元は http://rozaliaproject.org/stop-microfiber-pollution/

マイクロ・ファイバー、マイクロ・プラスティックが人々の口に入り始めている現実

繊維は洗濯したり、摩耗したり破れたり、果ては捨てられたりすることで、地球環境に「マイクロ・ファイバー」「マイクロ・プラスティック」になって流出していきます。

 

細かい繊維や、さらに小さなマイクロプラスティックは海水から海の生物の体に入り、食物連鎖を経て人間の食卓に上るシーフードの中からも検出されるようになっていることが報告されていますね。

 

マイクロ・プラスティックの小さな粒子はあんまりにも小さいので、細胞壁を通り抜けて血流に紛れ込んだり、体内のどこまでも侵入していくようなのです。

しかもマイクロプラスティックには、有害物質を引きつける磁石のような性質があるそうで、海水や空気中に存在するあらゆる有害物質にまみれたマイクロプラスティックが混入したボトル入りのミネラル・ウォーターとか、有害物質付きのマイクロプラスティックが検出されるような魚介類、口にしたくありませんね。

 

マイクロ・ファイバーについてはこちらの2分47秒のコンパクトなビデオをごらんください。↓

storyofstuff.org

 

マイクロ・ファイバーを自分が所有する化学繊維から地球環境へ流出させないために

冒頭のサイトの15の手段を簡単に書き出して見ます。

 

15. 先ずはThe Story of Stuff’s microfiber (すぐ上のリンク)を観てマイクロ・ファイバーについて知識を得る。

14. 化学繊維を洗う頻度と時間を減らす。

13. 洗濯機に入れる水量を増やすことで、衣料品同士が擦れ合う度合いを低くする。 

12. 粉石けんは繊維をこするので液体洗剤を使う。

11. 高温で洗うと繊維を傷めるので水温を低く設定する。

10. 脱水時の回転速度を遅くする。

9. 乾燥機のフィルターを掃除する際、繊維の埃は水洗いではなくゴミ箱に入れる。

8. Guppy Friend wash bagという繊維フィルターに入れて洗濯する。(このフィルターは洗濯時に出る繊維ゴミを99パーセントキャッチするそうです) 

7. 洗濯機に繊維クズフィルターを取り付ける。

6. 洋服のデザイナーに化学繊維ではなく天然素材の繊維を使うように働きかける。

5.  Plastic Pollution Coalition に加入して最新の情報を学ぶ。

4. マイクロ・ファイバー汚染について家族や友人に話し、知ってもらう。

3. できるだけ「ファースト・ファッション」の安い洋服類を買わない。

2. 服を買うときはなるべく綿、麻、ウール、絹、など生分解される天然素材を選ぶ。化学繊維は永遠に生分解されません。 

1. この記事(上の元記事です)をシェアして #StopTheMicrofiber を広めましょう。

 

 
 

日本の洗濯機は温度設定がついてなかったと記憶していますが、最近でもそうでしょうか?

環境のためにもお湯での洗濯はやめ、水で洗いましょう、、というのが欧米の環境保護団体などがずっと言い続けているメッセージですが、これは日本の大半の方にとっては何を今更、っていう感じかなと思います。

乾燥機も、日本では日常的に使っている人を知らないのですけれど、最近は普及してきてるよと知人に聞きました。フィルターの水洗いは避けましょう。

洗濯機の繊維クズフィルターは、日本ではどの洗濯機にもついてるもの、という記憶があります。どうでしょう。

化学繊維の洋服を入れて洗濯する特別のフィルター、これは一枚30ドルくらいするようなので、ちょっと気軽に、、はいきませんね。

できればこういうフィルターは市町村など行政が下水道システムに適用してもらいたいものですし、その費用はファーストファッション企業が「マイクロファイバー汚染税」でカバーしてくれるべきですよね。

 

15の提案の全てが日本においでの方に役立つとは言えないのですけれど、水の量とか洗濯洗剤が粉か液体か、洗濯する時間、などでも繊維の流出する量に影響があるというのは知っていて損はないですよね。

 

私個人としては、新品の洋服を買う頻度自体ものすごーく低いのですけれど、現在所有している冬用衣料品は化学繊維の割合が高いです。

特に防寒用のジャケットやフリース素材などは、ウールに転向しますと言って買い換えることにもかなり抵抗があります。

実際カナダの冬はウールのコートではちょっと乗り切れませんから、そこらへんはもうしょうがないと思っているのですよね。

ただ、コートの場合は洗濯をしょっちゅうするものでもないので、今持っている物を大事に大事に、なるべく長持ちさせることで罪を軽減するしかないかなと思います。

 

 シーズンごとに流行りが変わるとか、新しいものを取っ替え引っ替えがオシャレだとか、そういうのはファッション業界がお金儲けするために人々を洗脳してるだけですからね、流行りに関係なく生きていける自分であり続けたいものです。


ヴィーガン ブログランキングへ

芥子菜のアフリカ風煮込みと、野菜の素性

最寄りの中国系スーパーが引っ越して行っちゃってしばらくたちますが、ちょっと足を伸ばせば他にもアジア系グローサリーは実はたくさんあるのです。

ただ、足を伸ばすのがね、、、。

ちょっと遠いとやはりそんなにしょっちゅうは行けません。

しょっちゅう行けないとなると「滅多に来れないから、あれもこれも、ついでにこれも」と買い込みたくなります。

でも、買い込んでも一気に全て使えませんから、野菜類なんかは注意しないと、使うチャンスが来る前にしなしなになってしまいます。

と、自分に言い聞かせて抑えめに買い物して来ると「あ、あれ忘れてた」とかそういうことも。

 

まあそんな次第で、芥子菜を買って来ましたので、冷蔵庫に残っていたfrim tofuと一緒に、アフリカ風煮込みにしてみました。

 

f:id:casse-pied:20180416021742j:plain

アフリカには行ったことありませんが、これはアフリカ(北アフリカからアフリカ由来のカリビアンまで網羅)のレシピを元にしたレシピブックを参考にしているので、とりあえずアフリカ風なんだろうというだけのことです。あしからず。

 

芥子菜のアフリカ風煮込み

材料

  • 芥子菜 500グラムくらい、茎も葉っぱも二分の一インチに切る。葉っぱの広い部分は縦にも切っておく(食べやすいように)
  • 玉ねぎ 中玉二つを角切りに
  • extra firm tofu 400gくらいの塊を二分の一インチ角くらいに切っておく
  • 生姜 親指3〜4本分くらいをみじん切り
  • ニンニク バルブの半分くらいを粗みじん切り
  • トマト 水煮の角切りを14ozくらい
  • ピーナツバター(甘くないもの)大さじ2杯くらい
  • ベジブロス 750cc ほど
  • 塩 
  • カイエンペッパー、ターメリック、クミン、マスタードシード、オールスパイス、胡椒、などなど。

手順

豆腐はオリーブオイルで和えて 400℉のオーブンで15分、上下を返してまた15分加熱

厚手の鍋に油を入れ、マスタードシードを入れ、タネがはぜたら玉ねぎを入れてよくいため、必要なら油を足してから生姜、ニンニク、粉に挽いたスパイス類を入れて香りが出るまで炒め、トマト、ベジブロスを加えて全体になじませ、芥子菜を入れ、蓋をしてグツグツしてきたら火を弱めて20分ほど煮込む。

塩は玉ねぎを炒める時にちょっとふりかけ、あとは味見をして足します。

 

アフリカ風ですが、この日はインドのタリープレート(おかず2〜3種類とご飯の定食のようなもの)にダールとポレンタの揚げ焼きと共に盛り付けました。

ブラウン・バスマティライスと一緒に美味しくいただきましたよ。

 

芥子菜は一体全体マスタードグリーンなのか

マスタードは辛子ですが、マスタードグリーンは中国語でなんというのかグーグル先生に問うと、芥子菜という答えが出てきます。

まあ、カラシ、マスタード、というつながりなのかしら、と思いますが、なんとなく違う気がします。

以前近所にあった中国系スーパーには、店の陳列に値段と一緒に野菜の名前が付いていましたが、野菜が入っている袋やパッケージに付いている値札には全て「vegetable」とあるのみで、家に帰って来ると、すでにその異国の名前は忘却の彼方へ、、、、。

日本の名前で知っている野菜類、例えば大根とか春菊とかは、夫に伝えるときも「daikon」とか、春菊は面倒臭いので調べもせず、chrysanthemum(菊)ということにしてあります。(今調べたら、edible chrysanthemumですって。なんだ。笑)

そんなわけで、日本語で何て言うのかよくわかっていない野菜類に関しては、スーパーの店内の値札の英語名(があることもあった)に頼りきり。

で、今回見つけた芥子菜は、今回行ったお店の陳列棚の命名で、これ、以前よく行っていた店で買っていたmustard greensと、ちょっと違う気がするんですよね。

前の店でこれを芥子菜と言っていたかどうか、それは不明です。

 

ということでちょっと調べて見ましたよ。

 

グーグルでイメージ検索してみると、私が今回買った芥子菜と同じものも出てきますが、以前mustard greensという触れ込みで買っていたものも出てきますし、全然似ても似つかないものも出ています。

f:id:casse-pied:20180416034442j:plain

私はこれを「mustard greens」だとずっと思って生きていました。名前はさておき、菜の花みたいなのと茎がしっかりしていて美味しいので茹でて白和えにしたりカラシ味噌和えにしたり、炒め物にして見たり。

f:id:casse-pied:20180416034541j:plain

今回買ってきたものはこういう感じのもの。味も歯ざわりも色も形も何もかも違いますけれど、芥子菜ってはっきりと表示されてました。

どちらかというと、ボクチョイに似た感じの茎は、白和えなどよりはやっぱり炒め物に向いてるのではないかと。今回煮込んで見ましたが、それもありでした。

 

f:id:casse-pied:20180416034639j:plain

こんな紫がかった葉っぱのものは見たことがありません。これもグーグルイメージ検索で出てきたもの。

wikipediaの記述では、どれもBrassica junceaというラテン名(学名?)で、その系列のファミリーみたいですけれども。

 

f:id:casse-pied:20180416034744p:plain

写真は https://www.meikoandthedish.com/best-damn-greens-ever/より拝借しました。

こちらの写真ではご親切にアメリカ南部でよく使われるCollard Greens, Turnip Greens, Mustard Greens が三つ並んでいますが、このマスタードグリーンの葉っぱは上のグーグルで見つけた写真とはどれとも異なりますよ。

でもきっと、南部で親しまれている種類の野菜はこれですから、南部料理とかアフリカ、カリビアンのレシピなどの材料として指定されている野菜はこれなんでしょうね。

 

とはいえ、別物とはいえ葉っぱの野菜同士、まあ名前繋がりも何かのご縁ということで、アフリカ風煮込みのレシピに無理やり入れて見た次第です。

結果は、南部のマスタードグリーンを知らないので、全然問題なく、ちょっと苦味のある青野菜が入ったピリ辛トマトベースにピーナッツの風味のある美味しい一皿となりましたとさ。笑

 

野菜とか魚の名前って、それがよく使われている地域の言葉で呼ばれている「通称」と、それが訳されたり、別の地域での名前が与えられたり、実際には別のものなのに同じものなように扱われたり、今回の芥子菜の場合は同じファミリーの野菜みたいですけど見かけがかなり違っていたり、と混乱することはよくありますね。

だからあの中国系スーパーは名前を表示するのを避けていたのかな。

 

 芥子菜でもマスタードグリーンでもほうれん草でも、葉っぱ野菜ならなんでもいけると思います。


ヴィーガン ブログランキングへ