食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

ポテト・パンケーキとオレンジ酢の効果

Jacques Pépinさんの手抜きなポテト・パンケーキに挑戦しました。

手抜きなので挑戦というほどでもないですけれど。

 

f:id:casse-pied:20180612115843j:plain

週末の朝ごはんには、ベイクド・ビーンズとホームフライ、そしてトースト、というのが我が家の定番ですが、たまにはポテトパンケーキもいいかも、と。

 

パンケーキもたまーにやるんですが、二人ぶんだとカップ1杯くらいの小麦粉で作るレシピだと多すぎるんです。

このポテトパンケーキも、レシピ通りに作ったら、多すぎました。

レシピの5ぶんの1くらいでちょうどだったかも。笑

 

でも、材料を全部フードプロセッサに入れてがガーッとピュレにして、それを焼くだけなので、簡単で寝ぼけ眼でも大丈夫。

food52.com

 

Jacques Pépin氏のポテトパンケーキ

  • じゃがいも2カップくらい、皮をむいて四〜六分の一くらいに切る
  • 玉ねぎ1カップ ざく切りにする
  • じゃがいものスターチ 大さじ2杯
  • ベーキングパウダー小さじ1杯
  • 塩胡椒小さじ半分くらい
  • 卵ふたつ(これはフラックス・エッグで代用)
  • 青ネギの刻んだの少々

 

材料を青ネギ以外全てフードプロセッサに入れて全体に滑らかなピュレにする

フライパンを熱し、油を敷いたところにタネを流し入れてパンケーキのように焼き上げる。

 

ちなみに、私、Pépinっていう苗字、うまく発音できないんです。

自分としてはちゃんと発音してるつもりなんですが、知り合いにこの苗字の人がいて、何度も直されます。

頑張ってもなかなかできないのを見て知り合いは何度目かで許してくれるんですが、悔しい。笑

 

 

オレンジ酢でビフォアー&アフター

先日作ったオレンジ酢、職場でも作ってみました。

職場では汚れものを洗う機械は滅多にないんですが、作ったオレンジ酢の残りを、その日使ってからになったサーモスにピャッと引っ掛けて、スポンジでさささっと洗って見たら、それまで食器洗い洗剤とスポンジでゴシゴシやってもなかなか落ちなかった茶渋が見事に落ちたのです。

私のサーモスは縦長で、私の手が底まで届きにくい形態。

届く範囲内はいいんですが、手がしっかりスポンジを擦れないような位置から下には茶渋がこびりついていたんです。

 

それが、スポンジを差し込んでスルスルっと回した程度の洗い方で綺麗になったのですよ。

これは茶渋に強い!

 

で、今度は家で、毎朝ルイボスティーを入れるティーポットの茶渋を落とすことに。

これがビフォアー

f:id:casse-pied:20180612120435j:plain

ポットの側面にもへーんな感じにシミがついていました。

 

こちらがアフター

f:id:casse-pied:20180612120513j:plain

綺麗に落ちました〜。

 

シミ系に強いみたいですよ、オレンジ酢。

 他にはTシャツにターメリック入りのダールの汁がちょっとはねちゃって、小さなシミができたんですが、オレンジ酢からオレンジの皮を取り出した時だったので、オレンジの皮をシミの上にポンポンと置いて濡らしてから洗濯カゴに入れて置いたんですが、洗った後のTシャツ、シミが消えていましたよ!

ターメリックってどんなことしてもシミになると思ってましたが(シミがついてすぐだったせいもあるかも)

 

オレンジ一個ぶんの皮を250mlくらいの酢につけて一週間くらい放置してあった液体です。

お酢だから、腐った匂いもせず、大変嬉しい結果です。

 

 

今度は油汚れにも試して見ましょう。


ヴィーガン ブログランキングへ

La Tasseとミヨコさんのニートボール

La Tasse (The Cup)

Montreal市のVilleray地区のÉco-Quartierと地域のカフェのネットワークが導入した、使い回しできるコーヒーカップシステム、La Tasseが八月三十日から開始されるそうです。

 

どういうシステムかというと、お客さんはネットワークに参加しているカフェやÉco-Quartier Villerayにて5ドルのデポジットを払って使い捨てではないカフェ用のカップを入手でき、これを持ってカフェで持ち帰りのコーヒーを買えるのです。

 

そこまではよくある、カフェで売ってる再利用可能なカップと同じなのですが、違うのは、このカップ、ネットワークに参加しているどこのカフェでも

  • 持参したカップをそのまま使ってコーヒーを買える
  • 持参したカップを返却してデポジットを返してもらえる
  • 持参したカップをきれいに洗ったものに交換してもらえる(カフェはそれを食洗機で洗って次のお客さんに使う)

 

誰かが使ったカップを洗ったやつが自分に回ってくるのはちょっと気持ち悪いわ、、と思ったそこのあなた、ちょっと立ち止まって考えて見ましょう。笑

 

使い捨てカップなどなかった時代は、どこのお店に行ってもお店で飲むコーヒーや食事は普通の食器やカップに入っていて、お店がそれを洗って次のお客に使うのは当たり前でしたね。

 

持ち帰りのコーヒーでもそれをやるというだけです。

 

ただ、お客さんが持って帰っちゃうわけなので、デポジットをもらうと。

 

同じお店のみで使えるというのではなく、ネットワーク内ならどこでも使えて、中を洗う暇がなかった場合は洗ったカップに変えてもらえる。

忙しい消費者の生活に合わせてくれてますね。

 

このネットワークが広がれば、住んでいる地区のカフェでコーヒーを入れてもらって出勤し、仕事の休憩中に職場付近にある別のカフェにカップ持参で赴き、新しいカップにコーヒーを入れてもらって持参したカップは返却する、、、なんていうこともできます。

 

f:id:casse-pied:20180612121056j:plain

 Villerayは北はハイウェイ#40から南はJean-Talon E. まで、西はAve. Casgrainから東はGarnier(1ブロックだけFabreまで)まで。モントリオールは右上がりにぐいっと傾いている島ですが、島の中の地図は実際の方位ではなくて川に平行に走る通りを東西、島内部へ向かって川から離れていく通りを南北に走る通りと見立てて使う習慣なので、住んでいない方にとってはおかしな表記ですけれど、頭を左に四十五度ほど傾けてこの地図をご覧になればわかりやすいかと。笑

 

小さな範囲なのですが、Jean-Talon Marketにも程近いので、近い将来範囲を拡大してもらえたら、利用者もグンと増えそうです。

 

 

詳しくはこちらの記事でどうぞ。(英文記事は見つけられませんでした。) 

www.gaiapresse.ca

 

 
Miyoko Schinnerのニート・ボール!

アメリカのVegan料理人で有名な人は色々といらっしゃいますが、この方はかなり昔から活躍していらっしゃいますね。

PBSで番組も持っていらっしゃるそうだし。

私はYoutubeで見ただけですが。

彼女のチーズ製品、アメリカに住んで入ればお店で買うこともできるみたいです。

 

このミヨコさんの本を図書館で見かけたので、借りてきまして、夕方「ご飯どうする〜?」という会話になったので、冷蔵庫にあるもので作れそうな、このニート・ボールを作って、トマトソースに入れてミートソースパスタのヴィーガン版にして見ましたよ。

f:id:casse-pied:20180610112416j:plain

冷蔵庫に残っていたエノキも刻んでいれて見ました。

 

ご飯とレンティル、オートミールとマッシュルームがどどんと入ったニートボールは、つなぎにパン粉を入れるか粉砕したクルミを入れるかお好みで、、とあり、私はクルミを入れて見ました。

 

クルミじゃつなぎにはならないから、大丈夫かな、と思いましたが、ミートボール状にしてオーブンで焼いたものなので、崩れることはなく、トマトソースに入れてかき混ぜる時にちょっと崩れたものもあったみたいですが、盛り付けてからも一応「ミートボール」の形状を維持。 

 

別にミートボール型に成形しなくても、ベジバーガーとしてグリルしても大丈夫かと思います。

 

ちなみに36個ぶんというこの分量ですが、ゴルフボールくらいかなあ、と適当に丸めていったら29個しか作れませんでした。

これより小さいボールにするとちょっと崩れやすいというか、扱ってるうちにボロボロっと溢れてきて無駄になるぶんが増えるような気がするのですが、、、。

 

 

 ミヨコさんのチーズにも挑戦してみようと思います。ワクワク


ヴィーガン ブログランキングへ

オーガニック・ベジと無農薬野菜

今年もEnvironmental Working Group のDirty Dozenが発表されたようです。

今見たら、Dirty Dozenがトレードマークされてますね。それもちょっと笑える。

Drity Dozenって普通の言い回しだから、誰でも使えると思うんですが、トレードマークがついてるってことは公の場で使うと使用料が発生するんでしたっけ?

ウィンドウズと同じですよね、「窓」の複数形なだけなのにトレードマークだから他の人は自由にその言葉を商売などで使えない、、、。

おかしな世の中ですね。

 

www.ewg.org

それはさておき、Dirty Dozen、これは毎年Environmental Working Groupという団体が発表する、野菜の残留農薬の量を調べた結果の最悪の12種類と、残留農薬がそれほどでてこないので、無農薬を探さなくても普通に売られているものでも問題のなさそうな優秀な15種類のリストです。

 

うちはすべての野菜を無農薬でというわけにはいかないので、なるべく無農薬を探すという時に参考にしています。

とは言えこのグループ、アメリカを拠点としてますので、アメリカ以外の国の農業は若干違うでしょうから、あくまでも参考にするというだけなのですが、、。

でもカナダにはアメリカ産の野菜やフルーツはたくさん入って来ますからね、やっぱり無視はできないかなと。

 

毎年にたような野菜やフルーツがリストに載っていますので、近年はあんまりしっかり見てなかったんですが、今年のリストを見ると、毎年輝ける一位だったりんごが残留農薬の王座から蹴落とされてて、イチゴが一位になってますね。

でもあとは大体同じかな、、、セロリも順位が下がってますし。

あとは、以前は「輸入物のぶどう」がリストに入っていたのが「ぶどう」になっています。

 

アメリカは農業がかなり狂ってるので、ヨーロッパから来た人たちなんかが「何を買えばいいのかわからない、怖すぎる」というのですが、カナダや日本に住んでいるからアメリカよりはマシよね、とは思いますが、残留農薬について調べて発表するグループなど不在だし、農薬を製造する企業は多国籍企業ですからね、どこの国にもしっかり販売してますから、アメリカに住んでないからと油断は禁物。

日本に帰国した時に親の家の近所のハードウェアストアでラウンドアップというモンサントの悪名高き除草剤が大安売りされてましたからね。

あれ買って家の畑に使ってるご家庭が結構あるんだろうか、、、、と思うとちょっとゾッとしました。

 

無農薬とオーガニック

さてここまで私は「無農薬」と書いていますが、これは=オーガニックではないと私は思っています。

 

日本語でオーガニックは「有機農法」と言われていますよね。

その訳語、まさに正しいと思うのですが、この言葉だと「無農薬」ならちょっと高いお金を出して買う人たちもピンと来にくいのかな、とも思います。

 

オーガニック、有機農法という運動が広まったのは今からうん10年前、、何十年前なんだろうと調べて見たら、1900年代くらいまでさかのぼるようです。

第一次世界大戦の頃、爆弾の開発過程で製造されたアンモニアの一種がのちに肥料に使われるようになったのが化学肥料が使われるようになったきっかけだとか何だとか。

 

オーガニック農法の思想が広まったのは、農薬が体に害があるから怖い、というよりも、土のエネルギーというか健康状態というか、持続可能な農業を追求するというもので、世界中のあちこちで農業に従事する人たちの間に広まっていったムーブメント。

 

70年代くらいから「この農法はオーガニック農法で、この野菜はオーガニック農法で作られたもの」という認定をするのが始まり、政府による認定基準などが確立して現在に至るわけですが、毎日食品を買いに走る私たちにとっては、オーガニック=無農薬という感覚だけが先行して定着しているのが現在の実情ですよね。

それってやっぱり50年代くらいから加速した科学技術の発達とそれを実用化した人工的な薬品を製品化して利益を得る企業の市場拡大(=人工的薬品の普及)に伴う公害や公害病などという、人体への恐ろしい影響が知られたこと、そういう状況を背景に「人工的化学薬品は恐ろしい、避けたい」という強い願いがあるせいですよね。

 

その願いそのものは当然ですし、何十年も人工的な化学薬品のもたらす恐ろしい害が知られているのに未だにそれらが使用されている現状って何だろうと思います。

 

でも、オーガニック・ムーブメントってそれだけじゃない。

土の力を大事にするだけではなくて、農業に関わる全ての物、者、を搾取しない、農業の枠組みに関わる全ての人々が継続的にポジティブに関わっていけるようなあり方を追求する、という部分も忘れてはいけないと思います。

 

オーガニック農法の定義、日本語訳を見つけました。↓

https://www.ifoam.bio/sites/default/files/page/files/dooa_japanese.pdf

 

具体的に何かと言えば、例えばコーヒーとかバナナとか砂糖とか、中南米やアフリカなどの発展途上国で収穫されることの多い農産物なら、フェアトレードかどうかとか、遠路はるばる輸送してこなければ手に入れられない農産物は、その輸送にかかるエネルギーや排出される温室ガスを考慮して、地元産の物で換えられるならそちらを選ぶべきだとか、そういうことです。

 

そういうことを全てひっくるめて考えると、北米の私が南米から輸送してもらって無農薬の野菜やフルーツを食べるというのは、オーガニックではありません。

 

カリフォルニアの農家が無農薬で作ったレタスをプラスティックの容器に入れたのをカナダまで輸送してきてウォル*ートなどで割安に売られているのを買うのは、全然オーガニックではありませんし、九州の農家で無農薬で作られた野菜を東京の方が宅配便でお取り寄せするのも、オーガニック・ムーブメントとは相入れない行為です。

無農薬で美味しいでしょうけどね。

 

地元でも美味しく無農薬でいろんな野菜を生産してくれたらそれを買いますけれど、北米の寒い土地に住んでいるので、そういう地元産の野菜が買える時期はとても短いのです。

 

Dirty Dozenを参考にしつつ、なるべく地元産を買って地元の農家をサポートし、なるべくプラスティックの容器などに入っていないものを食べて、自分も地球も健康でありたいもの、、、。

 

 

なかなか難しいですけれど。 


ヴィーガン ブログランキングへ

カリッと揚げるオニオン・バジ とプラスティック袋禁止

揚げ物はあんまりやらないのですが、本来の揚げ物を「揚げない**」のレシピで作ってがっかりしたり、外食でひどく油っこいのを食べてがっかりするくらいなら、たまに自分でやっちゃう方がマシでは、、、と。

 

Falafelとオニオン・バジはやっぱり揚げるほうに軍配が上がります。

以前、揚げないレシピでたこ焼き機で作ってみたこともありますが。笑

 

casse-pied.hatenablog.com

 

肉や魚を食べないヴィーガン、外食でフレンチフライズ続きになる旅先でもなければ油脂はそれほど控えなくても平気なような気もします。

 

揚げるオニオン・バジのレシピ(アペタイザーで7人用で余裕なほど)

  • 玉ねぎ 薄めにスライスしたのを4カップほど
  • チックピーフラワー1〜2カップ(様子を見て)
  • 好みのスパイス(クミン、コリアンダー、カルダモンなどなど煎って碾いておく)
  • 塩 小さじ1〜2(インドの方のレシピなどで大さじ1〜2だったりしますが)
  • 揚げる油

手順

スライスした玉ねぎに塩を振りかけてざっと混ぜ合わせ、水がちょっと出るのを待ってからチックピーフラワーにスパイスを加えておいたのを合わせて全体に混ぜ合わせる。

油を180度に熱してから玉ねぎをゴルフボールとテニスボールの中間くらい(よりちょっと小さめかも)にまとめて揚げる。途中でひっくり返しながら黄金いろに色づくまで。

網などに揚げて油を切っておき、熱いうちに食べる。

高温でカラッと揚げるので油っこくありません。

水分は加えず、玉ねぎの水分だけ。カリッと揚がります。

 

写真を撮るのを忘れていたので探したら、だいぶ前に作った時の写真がありました。

右端で丼にてんこ盛りになっているやつです。笑

f:id:casse-pied:20180606065322j:plain

盛り付け担当は私ではありません(言い訳)笑

 

プラスティックのレジ袋禁止

今年の一月に始まったモントリオール市内の小売店でのレジの使い捨てプラスティック袋使用禁止条例が、6ヶ月の猶予期間を経て今日から本当に始まったようです。

今朝のラジオのニュースで知りました。

そういえば6ヶ月間は猶予期間だから、、って言ってたっけ、と思いつつ、なぜ五日から?とも思いつつ、まあそう言うことなら、しっかり禁止して違反者からは2000ドル徴収、常習犯からは4000ドル徴収してもらいましょう、と。笑

 

考えてみたら、ケベック州のSAQというアルコール販売店ではもう何年も前から買い物した時に袋を出すのをやめていました。

酒屋にできるなら八百屋もできるんじゃ?

酒屋に袋を持参できるお客は八百屋でもそれをやればいいんじゃ?

 

世間の人々は一体何を渋っているんでしょうか。

 

そんなこと言ってる間にも、世界中の海で動物たちが人間のせいで命を失ったり病気になったり、いい迷惑を被っています。

 

こちらは六月三日付のニュースで、合わせて8kgにも及ぶ80枚以上のプラスティックバッグを食べてしまい亡くなった鯨の話題です。

https://www.theguardian.com/environment/2018/jun/03/whale-dies-from-eating-more-than-80-plastic-bags?CMP=share_btn_tw

 

人類の経済活動は他の生命体にとってはまことに迷惑極まりないという話

先日見かけたMother Jonesの記事(元記事は英国のThe Guardianだそうです)には、地球上に存在する生命体の全ての中で、人類はほんの一部に過ぎないのに、あまりにも幅を利かせ過ぎていて、人類の歴史の中で、延々と他の生物を絶滅に追いやってきたその実績はあまりにもひどい上、現在の、人類の影響で野生生物(減少真っ只中)に対しものすごい比率の家畜が存在している様子はあまりにも自然からかけ離れているため、「人類世、人新世 (Anthropocene)」という時代区分と捉えるべきだ、と言われているそうです。

そんなこと言われても何の話?て感じですが、具体的にはどういうことかといえば、世界中で愛されている鶏肉になる家畜としての鶏は現在地球上に生存する鳥類の70%を占めるとか、地球上の全ての動物の中の60%が家畜の動物(主に牛と豚)36%が人間で野生動物はほんの4%なんだとか。

 

地球を人間の都合の良いように細工して道具にして生きてきた人類ですが、科学技術の発展がめまぐるしい近代にはその「開発」という破壊ぶりも加速して、野生の部分がどんどん失われてしまっているということですが、現存する野生すらプラスティック公害でどんどん追い詰めているんですね。

 

詳しくはこちらの記事でどうぞ。(元記事へのリンクもこちらにあります)

Good Job Destroying Wild Plants and Animals, Humans. Only 17 Percent Left to Go! – Mother Jones

 

地球を消費しきったら地球とともに人類も滅んでしまいますからね、もうちょっと周囲の迷惑を考えて行動してみたいもの。


ヴィーガン ブログランキングへ

仕事中や公共の場でのマナー、マナーって何?

f:id:casse-pied:20180604062154j:plain

週末はなるべくなーんにもしないで庭でのんびりBBQとか、日向ぼっことか、そう言う時間の過ごし方を楽しみたい、、、、と切に願います。

 

今週末は両日とも朝は15度くらいと涼しくて庭掃除日和、午後は気温が上がってBBQ・日向ぼっこ日和でした。

 

本当は朝の涼しい時間にバイクライドとか入れたいんですけれど、メープルの木々がタネをばらまく時期だし、畑の支度も進めたいし、、今週は庭仕事優先。

 

f:id:casse-pied:20180604062440j:plain

道路側のうちの敷地には、メープルの大木が一本あり、春と秋には掃除をしてもしても次から次へと落ちてくるものあり。

カナダの通貨をメープルの種に変更してくれたら我が家は大金持ちになるのになあ。

 

土曜の朝 張り切って溜まっていたタネと花びら?を掃除すること2時間ちょっと。

両隣が庭仕事を極めるタイプなので、うちだけいい加減で放置状態だと、タネが隣にも飛んで行って迷惑かなと、頑張って両隣の前の道も掃除しましたよ。ああ疲れた。

 

で、日曜の朝表に出てみると

f:id:casse-pied:20180604062753j:plain

土曜日のあの2時間ちょっとは何だったのか、と天に怒りを投げかけたい。

木の枝を見たらまだちょっとタネが残ってますからね、今日は、これ無視して畑の草むしりに時間を使いましたよ。

 

今これを書いている時点で、右隣さんがブロウワー取り出してきて掃除始めてます。

うるさいなあ、、、(週末はこう言うモーター系を取り出して庭仕事をする人たちがあちこちにいて、結構うるさい)とも思いますが、このタネの掃除、箒でマニュアル・レイバーで処理する大変さもわかりますから、我慢してあげましょう。笑

 

モーター系の道具、夏場はやっぱり草刈機やヘッジ・トリマーとブロウワー、そして大工仕事で使うサーキュラーソーなどが多いでしょうか。

うちは草刈機は手で押して回転式の歯で刈るやつなのですが、エッジを処理する奴は去年電動のを買ってしまいました。 

ヘッジ・トリマーというのは 家の敷地の境界線に植えてある植え込みというやつを綺麗にトリムする機械です。私は今の所バカボンのパパの気持ちになって大きなハサミみたいなのを使って切っているせいか、うちの植え込みはかなりラフなのです。

 

週末になると、これらを使って各々庭のメンテナンスを始めるご近所さんたちですが、こういうモーター音を響かせてメンテナンスをしても良い時間帯は自治体で取り決められており、うちの界隈は多分朝7時から夕方6時とか、そういう感じ。

上司が住んでいる地区では最近週末は夕方4時までになったとか。

休みの日くらい静かに過ごしたい派と休みの日にしかメンテナンスできないんだよ派が熱く議論した結果の夕方4時だそうです。笑

 

 
マナー感覚という感覚

職場には学生がインターンとして常に一人か二人通ってきています。

若くて学ぶことに燃えてて、経験を積むことに喜びを感じている素直な人たちは、一緒にいても爽やかで頼もしく、たまに世代の差を感じるのもまた楽しくて。

日本で成長し、日本で「責任感」とか「公共のマナー」を躾けられた私。

北米に住んでかなり日本的な基準とずれてきていますけれど、やっぱり若い子の感覚と違うなあと感じるときは「これは世代の違いか、文化の違いか、どっちかな」と決めかねることもあります。

移民の多いところだけに、出身地の感覚をそのまま持ち込んできてしまって周囲と軋轢の絶えない方とか、移住先の感覚が理解できなくて悩んでる方とか、いろんな方がいますので、自分の感覚が正しい!と思い込むことも危険だし、自分の感覚はこの土地では否定されてしまう!と思うのもちょっと違うと思うので、このあたりは柔軟に折り合いをつけていくしかないのだと思います。

 

仕事上、あらゆる理由で社会性に欠ける方とか生活力や仕事を保持するスキルに欠ける方などに「良いお手本」を見せたり、社会的に受け入れられるアプローチを提案したりもしなければいけないので、上司や同僚だけではなくて夫や夫の同僚、友人や知人などとも「何が受け入れられるのか、何が求められるのか」はよく話題になります。

 

スマートフォン

北米では学校でも職場でも日本のマナーのレベルよりもかなり許容されていると言って間違いないでしょう。

 

電車の中で携帯でおしゃべりしちゃいけない、っていうこと自体理解できない、そういう環境です。

日本では今でも電車の中で携帯でおしゃべりはマナー違反ですか?

 

職場でのミーティングなどの時に携帯がなると、「邪魔が入った」という印象はあるのですが、その電話に出ること自体はマナー違反ではないと思います。

ただ、ミーティングで大勢いる最中通話をするのは邪魔なので普通の人は大概その場を離れます。

電話が緊急でなければ出ないというのはありますね。

 

かける側は相手の状況がわからず、電話に出られない状況かもしれないから、と電話を避けてテキストメッセージで済ませる、という選択をする人は大勢います。

会話中、ミーティング中、授業中などに、メッセージの着信音があちこちでなっても、スマフォの持ち主は特に恥ずかしそうにしたり申し訳ないと感じたりはしないよう。

メッセージ着信自体をマナー違反だ、と思う風潮はないと思います。

 

病欠などを職場に知らせる時、私はいつも上司の携帯に電話、もしくは上司が仕事じゃない日には同じ日に出勤予定の同僚の携帯に電話して欠勤を知らせていましたが、先日上司から「テキストメッセージで知らせてくれ」と言われました。

 

 

仕事場での私用電話

延々と喋ってて仕事をしない、というなら問題になるんでしょうけれど、職場で家族などと私用電話をすること自体がいけない、という感覚はないと思います。

 

私は電話で喋ること自体があんまり好きではないので、夫から「今日の夕方**にディナーに招待されたんだけど、いく?じゃあ、*時に現地で待ち合わせでいい?」などという電話が来ることはありますが、そこで何か相談して決めなければいけないことがある場合などは電話で延々とああでもないこうでもないと喋るのが嫌なので「じゃあそっちで決めて適当にやってよ」と長電話を避ける傾向にあります。

 

でも上司は堂々と「あら、**へのギフトまだ用意してなかったかしら、それなら***のお店のギフトカードでも買ってあげたらいいんじゃない?**はあそこでよく買い物するし。え?ああ、そうねえ、、、うんうん、、そうねえ、それもいいわねえ、、」などと延々会話してたりします。

でも彼女がどれほど私用電話してようと私には関係ないというか、彼女の業務責任を果たしてくれていればそれだけで十分です。

 

もちろん業種にもよるし、忙しい時期には電話してる暇なんかないでしょうから、そこらへんは自然にコントロールが効くのではないかと。

 
仕事場での無駄話

うちの職場では、上司が一番無駄話好きな人です。

職場での人間関係がギスギスするよりは、ちょっとしたおしゃべりをして仲良く楽しくやってる方がいいですし、まあ仕事してるなら問題ないかと。

そう思うと、買い物に行ってレジでスタッフが無駄話してるところに遭遇しても「客を無視してダラダラと無駄話しやがって」的な発想にはならず、まあ仲良く働いてるんだなと思う程度。

お客のことを覚えていてくれて、顔を見るとよもやま話を始める店員なんかも結構多いです。

急いでる場合などは早めに切り上げなきゃ、と思うので面倒臭いですけど、こういうのはマナーじゃなくて、人それぞれの性格というか、「今日はこれから出かけるので」などと言うとパッと気がついてくれて話を切り上げてくれる人か、「あら、いいわね、どこへ?あら〜私もねえ、、」なんて次の話題が始まってしまう人(こう言うタイプの人の方が多い気がしますが)か、、、。

 

お喋り好きな人って結構多いなあと感じますね。

 

マナーってなんだろう

こうやって書いていると、私が住んでいる世界はダラダラ適当にやっててもいいような、マナー無しなところみたいですけれど。

でも実際に、「こう言うことは禁止」と言う禁止事項はあんまり感じられない。

 職場だったら、業務をこなす、という前提があって、それができているならあとはそれぞれの人の判断に任されている部分が大きいような。

 

マナーと言えるのかどうかわかりませんが、仕事かプライベートかに関わらず、上司か部下かに関わらず、他人には丁寧に、フレンドリーに、敬意を持って接することが求められているというのは、実は日本での社会よりもずっと強く感じます。

 

カナダの人たちにとっては「良い人」であることがかなり重要。


ヴィーガン ブログランキングへ